エンタメ/スポーツ

オーストラリアAリーグの決勝戦をサッカー素人が観戦しました【前編】

好評連載中の「ワーホリお仕事図鑑」にご登場いただいたゴールキーパーコーチの伊藤瑞希さんにお誘いいただいて、5月7日にムーアパークで行われたサッカーAリーグのグランドファイナル、シドニーFC対メルボルンビクトリーの観戦に行きました。

 

 

オーストラリアのサッカーAリーグは、まず10チームで年間27試合のリーグ戦を実施し、上位6チームがセミファイナルに進みトーナメントを戦って、勝ち抜いた上位2チームがグランドファイナルに出場するという仕組み。つまりこの日のゲームは決勝戦中の決勝戦、超・決勝戦というわけです。

 

しかもシドニーFCは27試合中わずか1敗でリーグ選を1位通過、対するメルボルンビクトリーも2位通過と、今シーズンのリーグ戦トップ2チームの対戦とあって、この日の来場者数は4万人を超え、スタジアムはほぼ満席。注目度の高さが伺えます。

 

 

恐縮ながら私が知っているサッカーのあれこれは『キャプテン翼』が全てといっても過言ではなく、サッカー観戦経験は10年近く前に味の素スタジアムで行われた鹿島アントラーズ対東京FCのみ。テレビでワールドカップなんかの話題になっているゲームはなんとなく見るものの、その程度です。

 

そんなド素人の私ですが、この日の試合はとても楽しかったのです!

 

「あの選手は不器用だけど、プレーの一生懸命さが伝わるからファンに愛されてます」

「相手チームの◯番はさっきシドニーFCの◯番に倒されたことを根に持ってるから、今やり返してファールになったんですよ」

「相手チームのあの選手は嫌われ者だからこんなに観客からブーイングが上がっています」

「あ、審判の顔面にボール直撃しましたね(笑)」

 

こんな具合に伊藤さんが選手やプレー中の出来事について解説してくれたおかげで、細かいルールや戦術はわからなくとも、フィールド上の人間模様に思いを馳せることができたのです。いつもはよくわからないながらになんとなくボールを目で追っていたのですが、例えば先程ファールになった因縁の2人に注目してみれば、ボールに絡んでいないときにも押し合いへし合いの戦いを繰り広げているではありませんか。「嫌なことをされてムカッとするのはみんな一緒なんだなぁ」と、名前も顔もまったく馴染みがない選手たちに一気に親しみがわきます。

 

そしてもうひとつおもしろかったのが、観客のテンション。すっかり長くなってしまったので、続きは次回の編集雑記にてご紹介します!

 

>>ゴールキーパーコーチの伊藤瑞希さんのインタビュー記事を見る

 

文:天野夏海(編集部)

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

概要・お問い合わせ

その他の記事はこちら