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生理痛は放っておいてもいい?気になる婦人科系の病気、出産について、日本語で診察可能なDrクウォックに話を伺いました!


  • 17年04月18日

生理のたびに生理痛に悩まされている、という女性は多いですよね。仕事や学校、日常生活にも支障をきたす生理痛、過多月経、生理不順、PMS(月経前症候群)……このような生理の悩みはそのままにしておいていいのでしょうか?さまざまな弊害をもたらす更年期障害も気になるところ。

 

妊娠をしたら、出産をする際はオーストラリアにしようか、日本に戻ろうか、悩んでいる女性も多いようです。オーストラリアでの出産のメリットはどういったものがあるのでしょうか?またデリケートな婦人科系、産婦人科は日本語で診察可能な病院に行きたいですよね。

 

日本語通訳サービスがあるDr クウォック(婦人科・産婦人科)に気になる婦人科の病気、オーストラリアでの出産についてのお話を伺ってきました!

 

 

Q) よくある婦人科系の問題について教えてください。

A)年齢によってさまざまですね。若い女性の場合は、生理痛、過多月経、生理不順などの生理に関する問題があると思われますが、いろいろな原因が考えられます。生理の問題としては子宮筋腫、ポリープなどが原因の場合があり、子宮内膜症や筋腫があるとひどい生理痛を起こすこともあります。また、「パップスミア」という子宮頸がんスクリーニング検査で細胞異常が見つかるかもしれません。他によくある病気は卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)で、女性一般に起こる可能性があります。妊娠しにくい、または妊娠中の合併症などの問題もあります。

高齢期にも、生理不順の問題が起こることがありますが、治りにくい子宮筋腫が原因の場合もありますね。50歳前後になると、更年期障害と関連した症状を経験する可能性もあります。主な症状は、生理不順、過多月経、ほてり、睡眠不足、骨のもろさなどですが、場合によっては治療が必要なこともあります。高齢女性の問題として、他には出産が原因で起こる子宮脱出症と尿失禁が挙げられます。

 

Q)最近多くの日本人女性が生理痛に悩んでいますが、医師に診てもらった方がよいのでしょうか?

A)ほとんどの女性にとって、ある程度の生理痛はごく普通のことですので、薬局で購入できる普通の鎮痛剤でおさまります。もし痛みがますますひどくなり、大量の痛み止めが必要だったり、学校、仕事に影響したりするようでしたらGP(一般開業医)に相談してください。GPから超音波などの基本検査の指示が出て、問題があるケースには婦人科医を紹介されることもあるでしょう。

ほとんどの場合は普通の鎮痛剤、または経口避妊用ピルなどの薬物治療で痛みのコントロールはできます。もしポリープのような根本的な原因がある場合には、それを取り除くこともできます。場合によっては、子宮内膜症と診断されるかもしれません。もし生理痛の症状がひどかったり、不妊がともなったりするようでしたら、腹腔鏡検査をする必要があります。これはキーホール術といって、おへそに小さな切開をして骨盤内を検視します。もし子宮内膜症が見つかれば、取り除くこともあります。この処置により生理痛が改善されることもあります。

 

 

Q)医師にはいつ診てもらうのがよいのでしょうか?

A)良いGPを探して定期的に行くことをお勧めします。GPによる定期的なパップスミア(子宮頸がん検査)と乳房検査は、子宮頸がんや乳がん発見に重要なスクリーニング法です。病気の進行を防ぐためにも早期発見は重要です。

パップスミアで、がんに進行する以前の初期細胞変化が見つかれば、一般的には治療をすることで、がんになることを防げます。西洋諸国では政府がパップスミア定期検査プログラムを提供しているので、子宮頸がんはまれですね。

乳房の検診で早めにしこりが見つかったときは,超音波やマンモグラムのような詳しい検査がアレンジされることもあります。早期発見は病気の予後の回復につながります。とにかく何でも心配ごとがあったら、GPに行った方がよいですね。

私は産婦人科なので、患者は全員女性です。ですが、男性も定期的に医師のチェックが必要です。しかし、ほとんどの男性は高齢になるまで行かないようですね。女性も男性もスクリーニング検査でしか見つからない問題をかかえていることがあります。たとえば、高血圧症、糖尿病、コレステロールなどです。このような病気は高齢になってから身体に悪影響を及ぼすおそれがあるかもしれません。そのため、良いGPはとても貴重な存在です。

 

Q)妊娠を計画する前に医師に診てもらうべきですか?

A)ほとんどの人は行きませんが、妊娠前チェックアップをすることは理想的でしょう。医師は患者の病歴をすべて記録し、健康診断を行い、検査などを手配します。妊娠前に管理しておくべき持病、たとえば糖尿病など、異常胎児の原因となる病気が見つかるかもしれません。こういったことは妊娠する前に管理しておけば、リスクを最低限におさえることができます。

他には、サラセミア(地中海性貧血)などのように本人も気がつかない疾患があるかもしれません。サラセミアはアジアの人たちに特に多いので、カップルでスクリーニングする必要があります。もし2人がこの遺伝性疾患を持っている場合は、赤ちゃんに悪影響を与え、悲しい結果をもたらすかもしれません。妊娠前に治療しておけば、健康な赤ちゃんを出産するチャンスが増します。

健康診断では妊娠前に管理しておくべき子宮筋腫や卵巣嚢腫などが見つかることがあります。GPは検診の一環としてパップスミアをするときもあります。異常が見つかれば、妊娠する前にさらに詳しい検査をしておく必要があります。風疹(ふうしん)、はしか、水疱瘡(みずぼうそう)の抗体価を確かめる血液検査、妊娠前の一般的血液検査もしておくといいでしょう。妊娠の初期はまずGPで診察を受け、そこから産科医を紹介してもらうこともできます。特定の状況によってはGPから紹介状をもらい別の専門医に行く必要があるかもしれません。

妊娠能力テストの必要性については、よく患者さんから質問を受けます。年齢が若い場合には通常必要ありません。一般的には不妊検査をうける前に少なくとも1年間は妊娠を試みる人が多いでしょう。30代後半になると妊娠能力が衰え始めるので、こういった検査は早めにした方がよいです。

オーストラリアでの不妊問題の主な理由の一つは高齢になって妊娠を試みることにあります。年齢と共に妊娠能力は衰えますので、35歳までには子づくりを終えるのが理想でしょう。そのほかに、高齢妊娠の問題としては、流産、ダウン症などの障害児のリスクの増加があります。こういったことなどを妊娠前の情報として患者さんに伝えることもあります。

 


Q)読者の中には出産はオーストラリアでするか、日本でするか、迷っている人が多いかもしれません。オーストラリアでの出産の利点は何でしょうか?

A)日本での出産はこちらとかなり違うようで、シドニーで出産した患者さんはここでの出産経験をとてもうれしく感じているようですよ。まず、無痛分娩で使用されるエピジュール麻酔は日本では通常あまり使われません。日本で出産経験があり、こちらに来て次の子どもを産む患者さんを多く知っていますが、その患者さんたちは無痛分娩の利点を聞いていて、早めにエピジュールをリクエストしています。

また、妊娠中の体重増加はここではそれほど厳しくありません。日本では体重を9キロ以上は増やさないように言われますが、私はもう少し寛大で、10キロから12キロの増加でもよいと思います。しかし、体重に関する問題は日本人の患者さんにはほとんどありませんね。

多くの日本人の患者さんは、私どものような専門医で、より個人的なケアを受け、オーストラリアでの出産経験全体をとても喜んでいるようです。

 

Q)日本語通訳について教えてください。

A)日本語通訳者とは綿密に連携して仕事をしています。通訳者は京子さんという人で、私が産婦人科系の専門医になるためのトレーニングを開始して間もない1994年からの知り合いです。京子さんは長年にわたって病院の医療通訳として仕事をしてきた、豊富な経験の持ち主です。今現在はリタイヤの身ですが、通訳が必要な患者さんがいる時には快く手助けしてくれています。少々ですが、通訳代がかかります。

 

Q)最後に読者の方々にメッセージをお願いします。

A)世界は急速にグローバル・ビレッジ化されています。今やシドニーは国際都市です。世界中のあらゆる地域から多くの人が学業、仕事のためにシドニーに来ています。当院の患者さんは婦人科の問題で治療が必要な人もいれば、シドニーで妊娠、出産をするために来る人もいます。患者さんたちができるだけ価値のある経験ができるように心がけています。快適で親しみやすい雰囲気を感じてほしいですね。当然ご本人と赤ちゃんの健康は我々にとって最も重要なことです。

 

お話を伺ったDrエイドリアン・クウォックは経験豊富な産婦人科、婦人科医です。妊娠前のアドバイス、検診、妊娠と分娩、産後のフォローアップを行っています。1994年に産婦人科の分野で仕事を始めました。2000年に専門医のトレーニーングを終了し、2001年から専門医として開業しています。双子も含めた妊娠、婦人科系専門のケアを提供しています。シドニー北部の3カ所の病院で仕事をしています。Drクウォックのクリニックが入っているマータ・ホスピタルと、ノースショア・プライベート。現在はコンサルタントとして、新しく再建された公立病院、ロイヤル・ノースショア・ホスピタルでも診察しています。1990年代に専門医の訓練をしていた病院だそうです。産婦人科の分野において、この3つの病院は最新技術を備えた病院なのだそう。

 

 

特にマータ・ホスピタルは、ワールドクラス級のスペシアルケアナーサリーが設置され、低出生体重児のケアをしています。マータ・ホスピタルは質の高いケアを長い間提供している、私立病院。産科に加え整形外科、形成外科, がん科、泌尿器科などの専門医療で有名です。シドニー市内やノースショアに住んでいる患者さんにとって、便利な場所にあり、行き届いたケアでみなさんから信頼されている病院です。


有給休暇以外はほとんど週7日のオンコールで忙しいドクターですが、一生懸命仕事に従事することに誇りを感じています。
妊婦さんは、分娩はもちろん毎回の妊娠検診もドクターに診察してもらうことになるでしょう。Drクウォックは婦人科系の諸問題である、パップスミアでの異常、過剰出血、ひどい生理痛、子宮筋腫、卵巣嚢腫、なども治療しています。


デリケートな婦人科系の病気や妊娠、出産について日本語で診察可能というのは本当に心強いですね。生理不順など、日々のサインにも気を付けましょう!

Dr Adrian Kwok Obstetrician & Gynaecologist(ドクターエイドリアン クウォック)

所在地:Mater Clinic, Suite 1.07, Level 1, 3-9 Gillies St, North Sydney

電話: (02) 9929-8688

診察時間:月金 8:00-13:30 火水木 8:00-15:00(要予約)

 

Dr Adrian Kwok Obstetrician & Gynaecologist(ドクターエイドリアン クウォック)へのお問合せはこちらから

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