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オーストラリアで車を運転しよう!日本の免許は使える?ニューサウスウェールズ州の運転免許事情

オーストラリア免許
この記事で説明する準備オーストラリアで運転する方法を知ろう

難易度:★★☆☆☆ | 所要時間:20分間

皆さん、こんにちは。

さて、シドニーでは来週から「Vivid Sydney」が始まります。シドニー市内のビルや建物、オペラハウスにミュージアム、至る所がマッピングでライトアップされますよ。それに合わせて期間中は様々なイベントも開催されます。例年沢山の人が集まり見応えたっぷりなので是非見に行って下さいね。

Vivid Sydney

詳細は、Vivid Sydneyのお洒落なウェブサイトからチェック。

関連ページ:

Vivid Sydney 5月27日-6月18日

URL: http://www.vividsydney.com

オーストラリアでやって欲しい事「車の運転」

さ、今日のトピック。

オーストラリアに来たら皆さんに是非やって頂きたい事の一つ、「車の運転」について。

オーストラリアで車があると本当に便利なんです。

行動範囲が格段に広がるので、バスや電車では行けない街やビーチ、山や国立公園などにも簡単に行けるようになります。毎週末、遠出ができます。

仕事の面でも場所を選べるようになるし、ファームに行く際にも車があると断然有利だと言われてますよね。

ただ単に車を走らせるだけでも楽しいです。市内から1時間も運転すれば何もない広大な大地が広がります。

オーストラリアで運転

牛・馬・ひつじ・カンガルーなどの動物にも出会いますよ。

カンガルー

カンガルーって本当に強そう・・w (Photo: zozomedia.net)

車の値段も、中古車であれば3,000ドルぐらいからあるし、日本に帰国する際に売って帰ればいいですからね。

車の売買の方法については、また後日詳しく書きたいと思います。

 

オーストラリアの免許事情

では、本題の免許について。

オーストラリアで運転する場合、「日本の免許証は使えるのか?」「オーストラリアで免許を取得した方がいいのか?」「国際免許証でいいのか?」とか色々と気になります。

オーストラリアで車を運転する場合は、各州により規定が変わります。日本の免許証を使う場合は各州の規定に沿う必要がありますが、オーストラリアの免許証・国際免許証の場合は国内全域で運転ができます。

  • 日本の免許証 → 各州により規定が変わる(記事最後の各州総領事館ウェブサイトからチェック)
  • オーストラリアの免許証・国際免許証 → 全国で運転可能

ではどんな書類を準備したら良いのか? 今日はニューサウスウェールズ州での運転免許事情について見ていきます。

 

ニューサウスウェールズ州の免許事情

ニューサウスウェールズ州で運転する方法は3つ。

  1.  日本の運転免許証で運転する
  2.  国際免許証で運転する
  3.  現地の運転免許証を取得する

方法① 日本の運転免許証で運転する

実は、日本の運転免許証でも運転できるんです。

運転時に、以下のものを携行する事で運転ができます。

  • 有効な日本の免許証
  • 翻訳証明書(*)
  • パスポートおよび有効なビザ(コピーでも可)

日本の免許証の有効期限分だけ運転が出来ますので、仮に有効期限が2年残っていれば2年間はこの方法で運転できます。

*翻訳証明書について。

この翻訳証明書は、決められた政府機関「Multicultural NSW(旧CRC)」から発行された翻訳証明書でなければなりません。(NSW州のみ)

Multicultural NSW

URL: http://multicultural.nsw.gov.au

住所: Level 8, 175 Castlereagh Street, Sydney NSW 2000

電話: 1300 651 500

開館時間: 08:00−17:00

翻訳料金:

14営業日以内: 77ドル
7営業日以内: 96ドル
1営業日以内: 117ドル
速達便: 14ドル

*NSW州以外の他州では、各州の総領事館発行の翻訳証明書が必要です。記事下部の各州総領事館ウェブサイトより詳しい内容を確認して下さい。

 

方法② 国際免許証で運転する

日本国内の「運転免許センター」や都道府県の「公安委員会」で国際免許証を取得し運転する方法。

運転時に、以下のものを携行する事で運転ができます。

  • 有効な国際免許証
  • 有効な日本の運転免許証
  • パスポート及びビザ(コピーでも可)

国際免許証は、運転免許センターでは即日発行、警察署などでは後日(2週間程)発行になります。取得には、パスポート、運転免許証、写真などが必要になります。詳しくはウェブサイトをご覧下さい。

関連ページ:

運転免許センター

URL: http://www.jsdc.or.jp

余談ですが、日本国内に本人がいる場合は、本人による手続きが必要になりますが、本人がすでに国外にいる場合は代理人申請が可能です。(仮に国際免許証の有効期限が切れた場合でも帰国の必要なく延長手続きが出来ます)

 

方法③ 現地の運転免許証を取得する

最後の方法は、オーストラリア現地(今回はNSW州)の免許証を取得して運転する方法です。

実は、非居住者(留学生やワーキングホリデー)の方でもNSW州の運転免許証が取得できます。

ただし、条件が1点だけあります。6ヶ月間連続してオーストラリアに滞在している必要があります。1日でも出国した場合は、最初からやり直しです。この点だけ注意して下さい。

NSW州運転免許証を申請する際には、以下の書類が必要になります。

  • 有効な日本の運転免許証
  • 翻訳証明書(Multicultural NSW発行のもの)
  • NSW州での住所証明(銀行明細、公共料金の支払書など)
  • クレジットカードや学生証

これらの書類を準備すれば、普通自動車を運転する場合、視力適正試験のみでNSW州の運転免許証を取得する事ができます。(実技・筆記試験は免除)

申請場所は、「Service NSW」です。

Service NSWService NSW

Service NSWのオフィスを探す。ここをクリックしてお近くのオフィスを探して下さい。

 

ServiceNSW-logo-01

以上。NSW州で運転する場合の3つの方法でした。

 

各州の総領事館ウェブサイトリンク

各州により免許の取得条件や必要書類は変わりますので、各州の領事館にて詳しい情報をお尋ね下さい。

各領事館の運転免許証および翻訳証明に関するウェブサイトはこちら。

NSW州 http://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/japanese/life_and_safety/driver_license.htm
VIC州 http://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/consular/reception/certificate/license_j.html
QLD州 http://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/jp/visa/shomei_sub.html
WA州 http://www.perth.au.emb-japan.go.jp/jp/ryojijoho/news/2309proof_id_drivers_licence.html

*VIC州の総領事館発行の翻訳で、ビクトリア州、南オーストラリア(SA)州、タスマニア(TAS)州で運転が出来ます。

 

オーストラリアの道路交通規制

最後に、少しだけオーストラリアの交通規制について。

基本的には、日本と同じです。左側通行、右ハンドル。同じ感覚で運転できるので運転しやすいですよね。それに、道幅が広いのでその点も安心です。(東京のような細い路地はありませんw)

ただ、運転技術でいうと、日本ほど丁寧ではありませんので、周りのドライバーさんにはよく注意を払いましょう。

また、「アルコールに対する規定」やオーストラリア独特の「ランダバウト」と呼ばれる交差点など、日本と違う規定やルールがありますので、その点はしっかり勉強しておいて下さい。

道交法やルールなど「Roads & Maritime」ウェブサイト(英語)から確認が出来ます。

関連ページ:

Roads & Maritime

URL: http://www.rms.nsw.gov.au/roads/safety-rules/road-rules/index.html

以上。ニューサウスウェールズ州で運転する方法について解説しました。

皆さん、運転する時は安全第一でお願いしますね!

 

ツヨシからワンポイントアドバイス

 

・オーストラリアで「運転」は是非やってもらいたい事の1つ

・運転(免許)の事情は州により変わるので、各領事館のウェブサイトを確認

・オーストラリアの道交法は日本と少し変わるぞ。きちんと理解しておこう!

Photo credit: SydneyLens via Visual Hunt / CC BY-NC-ND

Photo credit: Georgie Sharp via VisualHunt / CC BY-NC

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