【ゴールデンウィーク休業のご案内】
ゴールデンウィークの休業期間のご案内をさせていただきます。 ========== 4月27日(土) 通常営業 4月28日(日) 休業 4月29日(月 …
子どもを持つ親にとって、教育は非常に大事なことです。
オーストラリアの教育について、知っておくべきこと、注意しなければならないことを、数回にわたって解説します。
いよいよ、Year 7からハイスクールに進みます。
以前にもお話ししましたが、オーストラリアの学校制度は、7・6・3制です。初等教育(プライマリースクール)は幼児部1年(Kindy)を含む7年間の小学校、中等教育(セカンダリースクール)はジュニアハイスクールの4年とシニアハイスクールの2年の合計6年間の中・高校、そして高等教育が3年間の大学(専攻により4年以上)となっています。
義務教育は、小学校1年のYear 1から、ハイスクールの10年生(Year 10)までです。Year 10を終えると、成績証明・義務教育修了証(Record of Student Achivement、RoSA)が渡されます。
Year 11とYaer 12のシニアハイスクールに進学しない生徒は、この時点で学校を卒業して、就職するか、またはTAFEなどの専門学校に進みます。
シニアハイスクールに進学する生徒は、大学入学に向けて、州統一の卒業認定試験であるHigher School Certificate Examinationを受験します。このHSCが成績証明・中等教育修了証になります。
ハイスクール入学に関する詳細は、こちらを参照してください。
Year 7からYear 10では、主に以下の8分野の学習を行ないます。
*美術・創作
*英語
*社会・環境
*語学
*数学
*自己開発・保健・体育
*科学
*技術
Year 7とYear 9では、読み書き計算能力を測るテスト「NAPLAN」が行なわれて、各自の能力が試されることになります。また、毎年2回、教師による生徒の評価レポートが作成されます。レポートには、各自の学習到達度をはじめ、出席率、自己開発度、課外授業への参加意欲、などが記されます。
評価は通常、A、B、C、D、Eの5段階評価ですが、学校によっては、Outstanding(Aに相当。以下同じ)、High(B)、Sound(C)、Basic(D)、Limited(E)と、言葉で表現する場合もあります。
生徒には、CもしくはSound以上の評価が求められます。
評価レポートに関する詳細は、こちらを参照してください。
ハイスクールのYear 7からYear 12までの各学年の学のヒントは、こちら
大学進学や就職に有利なように、有名私立校に入学させたいと願う親は多いようです。当然、倍率が高くなり、競争が激しくなります。多くは、小学校入学前から入学申込をして、空きを待つような状態になります。
私立校の場合、学費も結構かかります。今年はインフレ率以上に値上げされ、高いところでは3万ドルもするほどです。一方、公立校の平均学費は、ハイスクールで1万8000ドルです。
公立校でも特に優秀な成績や能力のある生徒を受け入れる選抜校(Selective High School)があります。州内に17校あり、ほかに普通校に選抜クラスを設けている学校が25校あります。
これらの選抜校への入学は、Year 7の進級の際に英語と数学の入学試験を受けることになります。もちろん小学校での成績も加味されます。詳細は、こちら
その他に、技術、スポーツ、語学、芸術に特化した各専門高校もあります。
■学習の手助け
High School Aceは、ハイスクールの授業に役立つ、様々な学習資料・参考書がアップされているサイトです。
NSW州教育省のサイトには、学生向けの自習に役立つ様々な情報がアップされています。
こちらを参照してください。
NSW Students Onlineは、10、11、12年生向けの学習資料やHSC対策がアップされたサイトです。
次回は、HSCについてです。(来週につづく)
※なお、このシドニー生活情報で取り上げてもらいたいトピックスがありましたら、お知らせください。
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