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大自然の中でヨガを教えるインストラクター/菅又麻未さん(30歳)


  • 17年04月06日
ワーホリお仕事図鑑
「ワーホリだから、限られた業種でしか働けないだろう」なんとなくそう思っていませんか? どんな仕事でもできるのが ワーキングホリデービザのいいところ。オーストラリアでさまざまな 仕事をしているワーキングホリデーメーカーたちに注目してみましょう!

――現在の仕事をはじめるまでの経緯を教えてください。

ヨガ・インストラクターの資格を持っているので、日本でもヨガを教えていたんです。2016年の7月にシドニーへ来て、マンリーの語学学校に3ヵ月間通っていた時、放課後にアクティビティが色々あるのを見て、私もフリーでヨガを教えたいと学校側に交渉したところ、すんなり認められて。そこから、放課後に学校の目の前にあるマンリー・ビーチでヨガを教えていました。初めは日本人の生徒さんが主でしたよ。

そのヨガを聞きつけたチェコ人の友達から、朝にするサンライズ・ヨガを頼まれたことがきっかけで、お金をいただいてプライベートのヨガ・レッスンを始めることに。マンリー・ビーチで、朝から1時間15分くらいかな。口コミやFacebookで告知をしてシェアされる内に、多くの人から声をかけてもらえるようになって、カップルのためのパートナー・ヨガなども教えました。多い時だと10人くらい、プライベートだと1人の時も。チェコやスロバキア、ブラジル、カナダ、イギリス、韓国、中国、オージーと色々な国籍の生徒さんが来てくれて。当時のホストファミリーともいっしょにヨガをしましたし、楽しかったですね。火曜と金曜の朝にサンライズ・ヨガ、他にも呼ばれて教えに行くヨガを週に4回くらい、それを4、5ヵ月続けていました。

 

――オーストラリアを渡航先に選んだ理由は何ですか?

暖かい大自然の中でヨガをしたくて! 2年前、ハワイのビッグ・アイランド最北端にあるハビという町で、ヨガ・インストラクターのライセンスを取得するために1ヵ月缶詰状態で、朝から晩までヨガの生活をしていました。そこが目の前に海がある大自然の環境だったんです。

日本に帰国してから1年間さらにヨガの勉強をしている時、ハワイのような気候と自然があるところでヨガを教えることができたら、本当に幸せだろうなと思っていたんです。日本でヨガというと室内が多いじゃないですか。大自然を身体で感じられることも少なくて、ハワイでのヨガ生活に慣れた後だと、余計窮屈に感じてしまうんですよね。シドニーの中でマンリーに住んだのもビーチが決め手。ビーチでヨガをしたいからって、よく考えると贅沢でしょうか(笑)

 

――仕事を始めてみての感想を教えてください。

オーストラリアは日本よりも健康志向の人が本当にたくさんいて、レッスンのレベルも格段に高いことに驚きました。日本だとヨガのポーズの難易度も低めに設定されて、「今日はコレをやりましょう」と決まっている場合が多いんですが、オーストラリアだと、レッスン中に「余裕があったらこのポーズにもチャレンジしてみて」という風に、生徒さんが自分で選べる幅を広げて、どんどんレベルアップさせていくんですよね。

それにヨガというと女性のイメージがある日本と違い、この国はヨガをする男性の比率もかなり高くて、私のレッスンにも男性がよく来てくれました。ただ、オーストラリアはヨガのレッスン料が大体1ヵ月で約170ドルと決して安くありません。私は学生さんにもヨガを楽しんでもらいたくて、1人1回10ドルまでレッスン料を抑えることを選びました。

 

――仕事をする上での苦労を、どのように乗り越えていますか?

やっぱり英語で伝える苦労というのがありましたね。特に、英語を母語としない学生さんにも伝わるように「ここの肩甲骨をこうして……」といった専門的な骨の話をするのも難しい。より楽しんでもらえるように工夫をして伝えていく、といっても簡単にはいきませんし。そこで放課後は毎日ローカルのヨガ・スタジオに通い、実際に自分がレッスンを受けて、使いたい言い回しを毎日5個覚えました。その言い回しと自分の伝え方が合っているかどうか、帰宅してからホストに聞いてもらい、ひたすら自主練する日々でしたね(笑)

例えば「Open your chest(胸を広げて)」と「Open your heart(ハートを広げて)」。言いたいことは同じなんだけど、ただ「胸を広げてね」と言うより「胸の中の心までオープンにしてね」と伝えたい。ヨガはフィーリングをとても大事にするので、どのポイントでどの言い方を選べばいいのか、よりオージーらしいニュアンスで伝えるためにはどうしたらいいのかなど、いつも考えながら勉強していました。

 

――現在の仕事を通じてよかったこと、成長したと思うことはありますか?

ヨガってサンスクリット語で“つながり”という意味なんです。そのヨガを教えることで、たくさんの“つながり”を作ることができました。オーストラリアは多国籍じゃないですか。この国に来なければチェコの人と仲良くなる機会なんて多分なかったし、せっかく海外に来たからには人々との出会いを大切にしたい。だから、ここオーストラリアでヨガを通してたくさんの人々と出会い、未来へつながっていくことが本当にうれしい。

それにヨガを伝えたいという目標があると、英語の勉強をがんばらなきゃっていうモチベーションになりますね。語学学校でも授業で勉強して終わりじゃなくて、先生に「この動きをしたい時、どんな風に言えば伝わると思う?」など色々と質問していました。小さなことでも、それが言えるかどうかでヨガをする時の筋肉や骨の動きに大きく関わってきますから。

 

――最後に、今後の目標を教えてください!

1ヵ月ほど前に、シドニーからウェスタン・オーストラリアのマーガレット・リバーという小さな町に移動して、今はワイナリーでブドウのピッキングをしています。ここでセカンド・ビザを取得できたら、バイロン・ベイにある有名なマタニティ・ヨガのティーチング・コースを修了したくて。オーストラリアの高度なティーチング・スキルを習得して、ライセンスも自分自身もさらにグレード・アップできたらと思っています。シドニーにある政府認定の学校で、アロマセラピーとハーブとリフレクソロジーについて勉強しましたから、今後はその知識をヨガとセットにして伝えていくことも考えています。

そして帰国したら、女性が自分の身体を大切にケアできる時間を作ってあげたい。日本の女性って特に忙しいじゃないですか。育児しながら仕事もしなきゃいけないし、自分のことは二の次という女性も少なくないし。子どものために身を粉にして自分の骨が産後でガタガタという状態は、おばあちゃんになってから響いてきてしまいます。ちょっとだけでも子どもを預けて、ヨガやリフレクソロジーに自分の時間を使うことで、心を豊かにして次の活力にしていけるお手伝いができたらいいなって思うんです。

      

 

取材・文:武田彩愛(編集部)※写真は菅又氏より提供

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