ビジネス – JAMS.TV https://www.jams.tv オーストラリア生活情報ウェブサイト Mon, 28 Jul 2025 01:36:18 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.2 「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)28 July 2025 https://www.jams.tv/money/272123 Mon, 28 Jul 2025 01:36:18 +0000 https://www.jams.tv/?p=272123   28 July  2025 ◎<ポイント> ドル円下げて(145円台)→買戻し(147円台)は想定内だが―それにしても荒い値動き 今週の予想レンジ:146.00-149.00 先週のレンジ 145.85-148.66 […]

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28 July  2025

<ポイント> ドル円下げて(145円台)→買戻し(147円台)は想定内だが―それにしても荒い値動き

今週の予想レンジ:146.00-149.00
先週のレンジ 145.85-148.66
先週の予想レンジ:146.00-150.00

・先週は与党過半数割れ予想に基づき“ドル円ロング”で越週して、月曜日は1円「下」のギャップオープンで大ヤラレ(汗)。
・旧態依然とした「リスク回避の円買い」にうんざりするとともに、「毒を食らわば皿まで」で?、月曜以降ドテン・ショート志向で木曜日には“夢の145円台”まで取った!―――背後に日銀の利上げ観測や人民元高/ドル安があった模様。
・週末にかけて日米通商合意の進展で日経平均が42千円台に上昇し、リスク選好の円売りとなったのは、方向的には筆者の「足元↓、先々↑」に合致するもので大歓迎!
・結局何度も述べたが、過去のリスク回避の円買いには「巨額の貿易黒字による実需の円買い」が背景にあったが、係る巨額の円買い需要ない中での「リスク回避の円買い」にはやはり“無理がある”のではないか?
・先週も石破首相の退陣観測(後に否定)でむしろ円が急落する局面があったが、リスク増加=円買い一辺倒の過去のパターンから変化が起きつつあると考える。
・今週は米国・日本の金融政策会合、8/1期限前の米国とEU・中国の関税交渉、米Q2GDP(速報値)、米7月雇用統計など先週に続いて材料盛りだくさん。
・米日の金融政策会合では政策据え置き予想だが、日米ともに年後半に向けた政策の青写真が提示される場合には相場を動かすことになろう→オッズとして(うがった見方)①日銀は物価動向及び政局不安定ゆえに、年内利上げに生み切れず②一方FOMCではトランプ大統領の圧力にもかかわらず、根強いインフレ懸念のために年内利下げが行われない、、こんな可能性が頭を横切る。
・まだまだリスク回避円買い派の残党(失礼)が多い中、簡単にドル円も150円は超えないであろうが、いずれ円ショートスクイズ(円のショートカバー)が現実化するように思う。

◎<豪ドル相場>

豪ドルは米ドルが反発地合(ドルインデックスは96台から再び97台に)となる中さすがに66セント台を維持できずに65セント台半ばに反落。一方対円ではドル円の147円台への反発を受けて再び97円台を回復。

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6497-0.6624   AUDYEN  95.63-97.14
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600  AUDYEN  95.00-100.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6450-0.6650    AUDYEN  95.50-99.50


先週豪ドルは米ドルが神経質に振幅する中、米ドルインデックスが96台に下落した際には、一時66セント台と昨年11月以来の高値を付けたが、さすがに66セント台では売り強く、65セント台半ばに反落した。
・対円では与党過半数割れでリスク回避の円買いが強まった折に一時95円台まで下落したが、その後円売り戻し強まり、足元では再び97円台まで反発している。
・今週豪州国内指標としては7/30(水)のQ2並びに6CPIが注目されるが、Q2の予想値は前期比0.8%(前回0.9%)、前年比2.2%(前回2.4%)である。
RBA
も利下げを確信する前に注目している指標であり、重度が増すだろう。予想を下回る場合には、8月利下げ観測が強まろう。
・トランプ関税はブラジルやカナダなど資源国に対して厳しい傾向にあり、特に鉄鋼製品とアルミニウムへの関税は50%まで引き上げられている。関税交渉の一環として豪州は米国産牛肉の輸入に合意したが鉄鋼製品とアルミニウムへの関税が引き下げになるか注目される。もちろん米中関税交渉の行方は豪州にとっても極めて重要であろう。
・今月もイベント目白押しであり、基本的には「豪ドルは米ドルの受け皿」であり、米ドルの動向に注目したい。

 

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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)21 July 2025 https://www.jams.tv/business/271946 Sun, 20 Jul 2025 23:56:07 +0000 https://www.jams.tv/?p=271946   21 July  2025 ◎<ポイント>  自公過半数割れで“円買い”―いつものリスク回避の円買いに疑問 今週の予想レンジ:146.00-150.00 先週のレンジ 146.91-149.18 先週の予想レンジ:1 […]

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21 July  2025

<ポイント>  自公過半数割れで“円買い”―いつものリスク回避の円買いに疑問
今週の予想レンジ:146.00-150.00
先週のレンジ 146.91-149.18
先週の予想レンジ:145.00-149.00

・先週のレンジ146.91149.18
ドルインデックスは前週末の97.53から98.20に上昇し、結果としてドル高・円安に。
・週末の参院選では予想通りに与党敗北(過半数割れ)となったが、月曜日シドニー市場では1円以上の円高ギャップオープン!
日本の政治混迷=円売りを予想していた筆者にとっては、ポジションのヤラレ以上に理解に苦しむ相場の動きであった。むしろ予想より“マシな”与党敗北を囃した円買い?
7/15(火)に発表された米6CPIは、自動車除く耐久消費財が大幅に上昇し関税の影響本格化を印象付け、市場はドル高に反応した。
・しかし7/16(水)のニューヨーク市場でブルンバーグが「トランプ大統領がパウエル議長解任を示唆」と報じたことから、ドル円は一時147円割れまで急落し、「ドル安、株安、債券下落」のトリプル安に→その後トランプ大統領は報道を否定し、トリプル安が短時間に解消されるというドタバタ劇を演じた。
・米国の歴史において未だ米大統領がFRB議長を解任した前例はない。
FRB
議長解任はイランへのミサイル攻撃以上に困難だということだ。
・結局週末にかけては日本の参院選での与党過半数割れ観測強まり、ドル円は再び149円台手前まで反発した。
・参院選での与党過半数割れを受けて本日ドル円は「下窓を開けて」147円台でオープンしたが、果たして「リスク回避の円買い」を行っている余裕などあるのか?石破首相は“比較第一党の責任は重い”として続投のつもりらしいが、二連敗(昨年の衆院選と)で続投した過去の首相はいない→関税という国難を抱えて誰も手を挙げない??衆参共に少数与党として政局運営は極めて困難になろう。
また秋波を送る国民民主党からは早くも「連立No」を突きつけられているらしいが、新しい与野党・野党間の連立の可能性を含めて今後日本の政局は不安定化するだろう。
・筆者が従来から指摘する、歯止めのかからない経済・財政ファンダメンタルズ悪化に、政治を加えた“三種ファンダメンタルズの悪化”であり、特に今後瀕死の与党による財政バラマキ(財政拡大)が顕著となれば、日本の財政赤字の更なる悪化に格付け会社は反応する可能性があろう。
・また国難とも言われる関税問題は、現担当大臣の更迭とでもなれば、更に解決の糸口がほつれ、結局は円安に作用するだろう。
150円をターゲットとする流れが終わったわけではない。

◎<豪ドル相場>

米ドル堅調地合にあって、6月雇用統計の悪化もあり65セントを割る展開に。対円ではドル円の上昇と相殺し合いながらも依然上値テストか。

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6454-0.6587   AUDYEN  95.99-97.43
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600  AUDYEN  94.00-98.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600    AUDYEN  95.00-100.00


先週豪ドルは米ドルが強含む中、7/17()の弱い6月雇用統計発表後は一時64セント台半ばまで下落した。対円では週初豪ドルの堅調とドル円の149円台への上昇の相乗効果で一時97円台に上昇したが、パウエル議長解任の報道と、翌日の弱い豪州6月雇用統計を受けて96円台前半に反落したが、結局97円方向を回復して越週した。
・発表された6月雇用統計では失業率が予想(前回も同じ)の4.1%から202111月以来の4.3%に悪化し、就業者数も2万人増加予想に対して2千人増加に留まった。7RBA理事会での政策金利据え置きとは裏腹に、いよいよ”RBAが懸念した雇用の悪化が現実味を帯びつつあるのか?あるいは単月の結果で終わるのか?来月の数値を注視したい。
・まさに「豪ドルは米ドルの受け皿」であり、米ドルインデックスが最近の安値96台から98台に反発した結果の豪ドル反落であるが、再三指摘するようにトランプ関税の不透明感が依然強く、豪ドルの上値も65セント台止まりということであろう。
・一方対円では今朝は与党過半数割れで「リスク回避の円買い」が先行したが、円の本質的な弱材料はむしろ今回の参院選で増加したと考えるため、依然円安の可能性があり、豪ドル円も100円台を目指す可能性を温存したと考える。

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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 14 July 2025 https://www.jams.tv/business/271697 Mon, 14 Jul 2025 03:40:35 +0000 https://www.jams.tv/?p=271697   14 July  2025 ◎<ポイント>   再び147円台、、ここから↑か下か? 今週の予想レンジ:145.00-149.00 先週のレンジ 144.22-147.52 先週の予想レンジ:143.00-147.0 […]

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14 July  2025

<ポイント>   再び147円台、、ここから↑か下か?
今週の予想レンジ:145.00-149.00
先週のレンジ 144.22-147.52
先週の予想レンジ:143.00-147.00

・結果としてドル円は147円台まで這い上がってきた。
6月下旬の米国によるイラン攻撃時の「有事のドル買い」で148.02まで↑→イラン・イスラエル停戦合意報道で「有事のドル買い」はげ落ち、142.68まで↓→日本への追加関税25%の話=日本いじめの円売りで再び147円台に→先週末は自公民過半数割れ観測も出て、新たな“円売り”で今週初も147円台半ばまで再上昇。
・要は“トランプ関税に日本の政局不安”が加わり「リスク回避の円買い」ならぬ「日本いじめ、政局不安の円売り」が顕著になりつつある。
・明日発表の米6CPIは予想値0.3%(前回0.2%)、前年比2.6%(前回2.4%)と再び上昇の可能性あり。トランプ関税によるインフレ高止まりが懸念される中、むやみにパウエルに利下げ圧力を掛けるトランプは“正に自家撞着、自己矛盾の極み”だろう。
・ただ早晩ドル円↑を見ている筆者も、「トランプによる日本いじめの円安」には疑問を感じざるを得ない。と言うのは、市場でも皆があざ笑う「タコトレード」の存在。TACO=Trump Always Chikens Outの略だが、要は高関税を吹っかけて相手の譲歩を引き出し、最後にビビッて引き下がるのがトランプ・タコトレード、、、
・したがって先週も“トランプの日本いじめ”にも裏があると勘繰り、むしろドル円ショートで流れに棹差してやら得るパターン、、
・ただ、参院選を控えて日本の政局不安定も新要素として加われば、むしろ経済・財政に政治の不安定化み加わり「三拍子そろったファンダメンタルズの悪化」が市場の注目を浴びるのであれば、自身のターゲットである150円に向かうのも悪くないと改めて考える次第。

 

 

◎<豪ドル相場>

予想に反したRBAの金利据え置きを受けて豪ドルは一時66セント手前、97円台まで上伸。

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6485-0.6594   AUDYEN  94.23-97.05
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600  AUDYEN  93.00-97.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600    AUDYEN  94.00-98.00


先週豪ドルは米ドルが前週の強い米雇用統計や新たなトランプ関税による根強いインフレ懸念を受けて堅調推移する中、RBAによる予想外の金利据え置き措置を受けて、対米ドル、対円共に上値をトライする展開となった。
RBAの金利据え置きについては、多分にトランプ関税のよる豪州国内インフレ押上懸念がRBA政策決定にも影響しているのであろう。
・ブロック総裁も「金利の方向性(↓)は決まっているが、変更はタイミングの問題」と述べている。
・ただトランプ関税の豪州へのファースト・リアクションは然程規模しくはないが、銅への関税50%も含めて、最悪のシナリオはこれからという悲観的な見方もある。
・したがって金利据え置きによるポジティブなリアクションが一巡すれば、やはり豪ドル不材料山積の状況に著変はなく、66セント以上への上昇も考え難い。
・一方対円では上述のごとくドル円の上値余地があるとの考えに立てば、100円の大台への再テストも夢物語とは言えないであろう。


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投稿 「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 14 July 2025JAMS.TV に最初に表示されました。

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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)7 July 2026 https://www.jams.tv/business/271505 Mon, 07 Jul 2025 03:18:34 +0000 https://www.jams.tv/?p=271505   7 July  2025 ◎<ポイント> 強い雇用統計で145円を付けたが、145円台を維持できず 今週の予想レンジ:143.00-147.00 先週のレンジ 142.68-145.23 先週の予想レンジ:143.0 […]

投稿 「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)7 July 2026JAMS.TV に最初に表示されました。

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7 July  2025

<ポイント> 強い雇用統計で145円を付けたが、145円台を維持できず

今週の予想レンジ:143.00-147.00
先週のレンジ 142.68-145.23
先週の予想レンジ:143.00-147.00

・先週は月末・月初を控えた独自のドル需給もありドルは神経質に上下動。ただ結局は145円台を維持できず、一方ユーロも高値1.18台から1.17台に反落するなど、ドル自体最近のレンジをブレイクすることはできなかった。
・市場の関心が米雇用に集中する中、発表された求人件数は予想を上回ったが、ADPが予想外にマイナスとなりドル売りが強まる局面も。結局6月雇用統計はnfpr+14.7万人、失業率が4.1%と予想よりも強く、ドル円は発表後145円台に急伸。平均時給は若干軟化したものの影響は見られず。
・ただ買戻し一巡後ドル円はじり安で結局144円台半ばでクローズした。
・全般的にドルの軟調が払拭できなかった一因として、やはり行く先知れずのトランプ関税があるのだろう。週末にかけてトランプ大統領は各国に一方的に関税率を設定した“手紙”を送付すると発表。「7日に送る。おそらく12通だ。関税は1020%から6070%の間」と述べ市場を混乱させている。
・一方べッセント財務長官は「トランプ大統領の手紙は関税を決定するものではない、8/1までに時間がある」と火消しに躍起になっている。
・予想外に強かった雇用統計にもかかわらずドルが上昇し切れない原因として、米景気減速を示唆する米債利回りの低下もあるだろうが、基本的にトランプ相互関税の期限7/9をを控えて相変わらずのトランプ迷走ぶりに投資家が嫌気を差しているのであろう。
・自分もその一人で、米インフレの高止まりや日本のファンダメンタルズ悪化からドル円上昇を予想しながら、足元の馬鹿気たトランプ茶番に嫌気が差してドル円を売り→ヤラレてしまう、、、
・先週一時142円台まで掘り下げたドル円であるが、下値が144円台にレベルアップしたのであれば、まだ上の目は残っていると言えるだろう。

 

◎<豪ドル相場>

先週は米ドルが底固く推移する中、豪ドルも65セント台後半が天井となり反落。対円でも一時95円台まで上昇後94円台半ばに反落。トランプ関税の期限(4/9)の接近も豪ドルの上値を重くしている。

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6522-0.6588   AUDYEN  93.99-95,37
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600  AUDYEN  92.00-96.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600    AUDYEN  93.00-97.00


先週豪ドルはユーロが1.18台を維持できずに軟調推移となる中、65セント台後半のレジスタンスをブレイクできずに65セント台前半に反落した。対円ではドル円の乱高下に引きづられながら94円台から95円台の間で行き来したが、心理的な壁であった95円は結局維持できなかった。
4/9のトランプ相互関税期限を控えてトランプ大統領は一方的に設定した関税率を主要国に通知するとしており、市場の不安心理の高まりも豪ドルを押し下げた。
・発表された5月の小売売上高は前月分のマイナスが±ゼロに修正され5月分も+0.2%となり、やや安ど感を与えたが、5月貿易収支は黒字の22億ドルと予想より半減しており、トランプ関税の影響が懸念される。
・今週はトランプ大統領の“手紙”の内容が気になるが、一方明日のRBA理事会では政策金利を足元の3.85%から3.60%に引き下げ予想が一般的であるが、市場は既に織り込んでいるもよう。
・引き続き「豪ドルは米ドルの受け皿」で米ドル動向が注目されるが、米ドルインデックスは96台で落ち着きつつある。


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投稿 「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)7 July 2026JAMS.TV に最初に表示されました。

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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 30 June 2025 https://www.jams.tv/business/271121 Sun, 29 Jun 2025 23:14:41 +0000 https://www.jams.tv/?p=271121   30 June  2025 ◎<ポイント>「中東の緊張」すらトランプのやりたい放題→木曜日(7/3)はBig Day→6月米雇用統計にも増して注目しているのは“5月米貿易赤字が再び年初の半減”となるか?? 今週の予想 […]

投稿 「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 30 June 2025JAMS.TV に最初に表示されました。

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30 June  2025

<ポイント>中東の緊張」すらトランプのやりたい放題→木曜日(7/3)Big Day6月米雇用統計にも増して注目しているのは“5月米貿易赤字が再び年初の半減”となるか??

今週の予想レンジ:143.00-147.00
先週のレンジ 143.75-148.02
先週の予想レンジ:144.00-148.00

・先週は米ドルが軟調推移し、米ドルインデックスは年初来の安値96台まで下落した。
・理由①イラン核施設に壊滅的打撃を与えたと自ら豪語するトランプ大統領は、イラン攻撃後24時間で「停戦合意」と発表。リスク回避のドル買い剥落。「人を突然ぶん殴って、頭をナデナデ仲直りしよう」―こんなやりたい放題が国際政治にまかり通るというのか?―イランが停戦合意を破れば“米国の再攻撃リスクが高まろう。
②トランプ大統領が利下げをしないパウエル議長に業を煮やし、早期の次期FRB議長指名に言及し、市場では早期利下げ観測が再び広まった。
③関税問題ではトランプ大統領より7/9の相互関税期限を延長する可能性が示されリスク緩和につながった。
・要は”トランプ・フィースト“のごり押しが随所に見られ、市場も半ばあきらめ顔で傍観、、の図だろう(少なくとも筆者は)。こんな茶番相場で、元気で売り買いしている人がいるのだろうか?
・今週はECBフォーラムでパウエル、植田、ラガルド各氏が演説するし、米6月雇用統計に5月貿易収支発表と7/4の米独立記念日休日前に一波乱ありそうだ。
・特に筆者は米貿易赤字の3月値以来の激減に注目している。今年になってからの米貿易収支推移をみると、1月▲1314億ドル、2月▲1227億ドル、3月▲1495億ドル、4月▲616億ドル、5月予想▲710億ドルである。この3月→4月の半減は円にして約10兆円の赤字削減であり、これは日本の年間の変動に匹敵する。この分世界中のドル余剰が減少しているという事実に異論はないだろ(ドルの垂れ流しの終わり)。これだけは”偏にトランプ大統領のごり押し関税の成果“であり(筆者は唯一彼の功績だと考える)、5月分に赤字のリバウンドが見られない場合には、根本的なドル需給を変化されるものではないか?
ムード先行のドル下落にも限界があるだろう。

 

◎<豪ドル相場>

先週は米ドルが軟調推移する中、豪ドルは従来の抵抗線である65セントを上抜けして一時65セント台後半まで上伸し、対円でもドル円の軟調を相殺し合って94円台を維持した。

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6372-0.6563   AUDYEN  93.42-94.85
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.6550  AUDYEN  92.00-96.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6400-0.6600    AUDYEN  92.00-96.00


先週は国内の大きな指標や金融政策関連のニュースがない中、米ドルの動きが豪ドルに反映した→「豪ドルは米ドルの受け皿」。
・週初は米国のイラン核施設攻撃を受けてリスク回避の動きが急激に高まり、豪ドルは63セント台で軟調スタート。
・しかし攻撃直後にトランプ大統領はイスラエルとイランの停戦に持ち込み、あれよあれよという間にリスク回避の動きが緩和し、米ドル安・豪ドル高地合に。
・トランプ大統領が7/9期限の相互関税期限を延長する可能性を示したことも豪ドルをサポートした。
・対円でも豪ドルドルの動きにほぼフォローし、週初のリスク回避の豪ドル円下落は短期的にリバースされた。
・ただ先の読めないトランプ政策を考えると、このまま中東、ウクライナ問題が解決に向かうと考えるのは時期尚早。トランプの奥の手である関税政策を簡単にトランプ大統領が手放すとも思えない。
・したがって足元堅調な豪ドルにもどこかで落とし穴が待っているように思う。


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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 23 June 2025 https://www.jams.tv/business/270890 Mon, 23 Jun 2025 03:31:00 +0000 https://www.jams.tv/?p=270890   23 June  2025 ◎<ポイント>中東情勢の緊張でドル円は↑か↓か? 今週の予想レンジ:144.00-148.00 先週のレンジ 143.63-146.21 先週の予想レンジ:142.00-146.00 ・先 […]

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23 June  2025

<ポイント>中東情勢の緊張でドル円は↑か↓か?

今週の予想レンジ:144.00-148.00
先週のレンジ 143.63-146.21
先週の予想レンジ:142.00-146.00

・先週は日米英スイスの金融政策会合が開催されたが結果は予想通り日米英で金融政策据え置き、スイス中銀はゼロ金利に戻した。
・植田総裁は「関税引き上げの影響を注視する」として当面の利上げに慎重な姿勢を示し、一方FOMCではメンバーは年内2回の利下げの見方を踏襲(一部に見られた利下げ1回への変化はなかった)する一方、パウエル議長は関税によるインフレ圧力の上昇の可能性を指摘し、当面の利下げの可能性が後退した→つまり事前にあった日米金利差縮小によるドル軟化予想は後退しドル円は145円台に上昇。
・更に「米国がイラン攻撃を行うかの決定を2週間以内に下す」とトランプ大統領は表明したが、“中東の緊張からリスク回避のドル高”となり、ドルインデックスは前週末の97台から98台に上昇した。
22日(日曜)に突然米国はイランの核施設3か所を攻撃し、イラン議会はホルムズ海峡の封鎖を承認して俄然中東の緊張が高まった。
・週明けFar East市場においてドル円は「リスク回避のドル買いと円買い」が交錯する展開。一旦146.70台に上昇着146.20台に下落する乱高下で、その後も146円台でアップダウンだ。
・今後の中東紛争の行方は米国とイランの直接対立にイスラエルと他のアラブ諸国の対立が絡み合い複雑な展開が予想されるが、イランの最高指導部がホルムズ海峡封鎖に踏み切れば、原油急騰とない世界経済に与える影響が懸念される。
・一部試算によると、ホルムズ海峡封鎖となれば、原油価格は1バレル130ドル台まで急騰し、米国のインフレ率は再び4%台に上昇し、FRBの次のアクションは「利上げ」との観測すら聞かれる。
・ドル円に関しては当初のリスク回避の円買いから原油急騰による日本経済へのダメージにより“円安”に転換するのではないか?
現在日本は石油の9割以上を中東に頼っている。

 

 

 

◎<豪ドル相場>

新たな中東紛争が原油高→世界経済減速懸念が材料となり豪ドルは64セント台前半に下落。

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6445-0.6552   AUDYEN  93.42-94.84
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.6550  AUDYEN  92.00-96.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.6550    AUDYEN  92.00-96.00


先週は米ドルが堅調推移しユーロが1.15台で頭打ちとなる中、豪ドルも64セント台で上値の重い展開となった。5月雇用統計で就業者数が+2万人予想に対して
-0.25
万人となり、減少要因の大半は非正規雇用の大幅減少(-4.11万人)によるものであり、失業率も4.1%を維持したが、やはり就業者数マイナスの影響は豪ドルセンチメントを悪くした。
・対円では週初にドル円の145円台への上昇との相乗効果で95円台手前まで上昇したが、週後半は豪ドルドルの軟調に引きづられる形で94円台を割り込んだ。
・豪州は天然ガスの輸出大国であるが、一方石油は輸出額8,161百万ドル、輸入5,404百万ドル(いずれも2023年)とやや複雑な構造で、特にガソリンは広大な国土をカバーする上で運賃に採算から輸入原油に頼っている。
・したがって原油急騰となれば天然ガス価格の上昇も含めて豪州優位と考えがちだが、過去の例を見ても世界経済への悪影響が足を引っ張り、むしろ中長期的に原油の急騰=豪ドル安材料視されがちであることは要注意であろう。
・トランンプ関税から中東紛争と、豪ドル65セント台越の上昇に否定的な材料が目立つ。


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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)16 June 2025 https://www.jams.tv/business/270605 Sun, 15 Jun 2025 22:15:39 +0000 https://www.jams.tv/?p=270605   9 June  2025 ◎<ポイント>中東情勢、トランプ政策 +今週は日銀会合、FOMC、BOE理事会、スイス中銀理事会 +G7首脳会談 今週の予想レンジ:142.00-146.00 先週のレンジ 142.79-1 […]

投稿 「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)16 June 2025JAMS.TV に最初に表示されました。

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9 June  2025

<ポイント>中東情勢、トランプ政策 +今週は日銀会合、FOMCBOE理事会、スイス中銀理事会 +G7首脳会談

今週の予想レンジ:142.00-146.00
先週のレンジ 142.79-145.46
先週の予想レンジ:142.00-146.00

・前週の米中閣僚級貿易協議はジュネーブ合意を順守する枠組みを確認したが、具体的内容は伝わらず、依然最終決断は両首脳の胸の内で一抹の不安が残る。
・トランプ大統領は各国に一方的に関税率を決めた書簡を2週間以内に送付し、相手の出方次第ではそのまま高関税を適用すると脅している。
・先週は中東の緊張が一気に高まった―金曜日にイスラエルはイランの核・エネルギー施設を先制攻撃し、週末にはイランも報復攻撃。
・米国とイランの核会議は中止され、トランプ大統領もイラン核協議の難航を口にした。
・今週は日銀会合、FOMCBOE理事会、スイス中銀理事会と主要国金融会合が続く。日銀、FRBBOEはそれぞれ政策据え置き予想。今月のECB理事会での今年4回連続の利下げ後、「ラガルド総裁は当面の利下げ停止を示唆」で先週もユーロ買戻しが活発化した。
・日銀会合、FOMCともに据え置き予想だが、果たして最近ハト派的発言の植田総裁が再びブル転換するか?金曜日の5CPIの結果も当然知っているだろう。
・一方FOMCのドットプロットが注目される。市場予想では年末までに2度の利下げを織り込んでいるが、果たしてトランプ大統領の利下げ要求に対してパウエル議長が持ち前の頑固さを発揮して再びトランプ大統領の逆鱗に触れるか?
・足元当面の利下げ終了観測で堅調推移するユーロと、年内2度ほどの利下げを残して先週も軟調推移したドルであるが、そもそも政策金利絶対値が2.15%となったECBと現在4.5%FRBを同列に論じることはできないわけで、足元の金利差縮小観測からのユーロ高の上値余地は限られると見たい。
・先週も145円台の売り気の強さにたじたじであったが、中東の緊張からのリスク回避の円買いが出ている模様。ただし中東の緊張=原油高=円安要因も忘れてはなるまい。
・今週は表題のごとく材料満載で相場もアップダウンであろうが、リスク回避で買われた円の行き場は、昔と違って乏しいことを忘れるべきではないだろう。

 

 

 

◎<豪ドル相場>

米ドル軟調が豪ドルをサポートする一方、リスク回避の流れで65セント台が依然天井圏

 

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6442-0.6545   AUDYEN  92.31-94.75
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6456-0.6550  AUDYEN  93.00-97.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.6550    AUDYEN  92.00-96.00


先週はユーロが1.15台に上昇する流れが豪ドルをサポートする一方、米中貿易協議での一連の合意事項は大きなインパクトなくむしろ不透明感は払しょくされていない(結局は米中首脳の懐次第)。
・むしろ週末にかけては中東の緊張が高まり、原油高を主因とした商品相場の大幅上昇も豪ドルをサポートできず、リスク回避の動きに引きづられる形で豪ドルは64セント台に反落。
・対円ではリスク回避の円買いを受けて一時92円台まで値を崩した。
・今週は上記のように主要国の金融会合が開催されるが、「豪ドルは米ドルの受け皿」で豪ドルは米ドルの動きに左右されてアップダウンだろう。対円では先週92円台滞在が短期的で再び93円台を回復しており、引き続き“buy on dips”戦略で行きたい。
・豪ドルはリスク通貨としての特色を有しており、中東情勢には敏感に反応することが予想されるため、新たな展開に留意したい。


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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 9 June 2025 https://www.jams.tv/business/270391 Sun, 08 Jun 2025 20:38:11 +0000 https://www.jams.tv/?p=270391   9 June  2025 ◎<ポイント> 先週は曲がりなりにも145円ワンタッチ   ・今週の予想レンジ:142.00-146.00 先週のレンジ 142.38-145.08 先週の予想レンジ:143.00-147. […]

投稿 「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 9 June 2025JAMS.TV に最初に表示されました。

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9 June  2025

<ポイント>

先週は曲がりなりにも145円ワンタッチ

 

・今週の予想レンジ:142.00-146.00
先週のレンジ 142.38-145.08
先週の予想レンジ:143.00-147.00

・先週は週初米国が鉄鋼・アルミ関税を25%から50%に引き上げたことや、米ADP雇用統計の予想外の弱い内容を受けてドル円は142円台前半まで下落した。
しかし、6/5に米中首脳が電話会談を行ったと報じられ、貿易交渉進展への期待感から株高の動きが広がり、ドル円も金曜日には一時145円台を付けた。ユーロはECB理事会で予想通り25bp利下げが行われたが、ラガルド総裁が「利下げサイクルは完了に近い」との認識を示したことからむしろ利下げ後1.14台で堅調推移。
その中でトランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立、ロシアのウクライナへの大規模攻撃再開、米国各地で反移民政策への抗議デモ等々、トランプ政権の屋台骨が揺らぎ出す事態が表面化した。
トランプ政権発足以来、関税などトランプ政策への失望感から下落したドル円(トランプトレードの巻き戻し)は、足元トランプ政策行き詰まりとなれば、むしろ買い戻されるのではないか?
それにも増して注目すベきは、先週発表された4月米貿易赤字の半減!貿易赤字は過去最大の減少を示し、実に前月の▲1383億ドル(19兆9千億円相当)から▲615億ドル(8兆8千億円相当)、予想▲700億ドル)と半減したのだ!
関税急増前の米国への“駆け込み輸出”が終了したためとされるが、赤字減少分だけ世界のドル余剰が減少したことは確かだ!
最近のドル円下落要因とされる「日本の貿易黒字化(3月は5165億円のプラス)」の比ではないだろう。
トランプ政策とん挫の可能性と共に、ドル円上昇要因として米貿易赤字の今後の推移を見守りたい。

 

 

 

◎<豪ドル相場>

米中電話会談を機に再び対立緩和期待高まり65セント台、94円台まで上昇。

 

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6442-0.6538   AUDYEN  92.06-94.13
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6300-0.6500  AUDYEN  91.00-95.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.6550    AUDYEN  93.00-97.00


先週は、ECBの利下げ後のユーロの堅調(上述)及び、6/5にトランプ大統領と習近平国家主席が約1時間半電話会談を行い、両国が追加関税引き下げで協議したことから両国の対立緩和期待が高まり、豪ドルは一時65セント台、94円台まで回復した。
5/20RBA理事会でRBAは利下げを行い、追加利下げの可能性を示唆した。先週発表されたQ1GDPは前期比+0.2%(予想+0.4%、前回+0.6%)、前年比+1.3%(予想+1.5%、前回+1.3%)と軟調ではあったが、7月の追加利下げを担保するには、5月の雇用統計(6/19) 及びCPI(6/25)の結果を見る必要があるだろう。
・豪ドルは65セント台、95円台という重要チャートポイントに接近しつつあるが、米中はじめトランプ関税の各国合意までには依然不透明感が漂うし、トランプ政策の実効性そのものに懐疑的な見方も出始めており、豪ドル上昇トレンド入りと結論付けるには依然時期尚早と言わざるを得ない。
・トランプ政策の成り行きは世界貿易の行方と同時に、主要国の株価動向をも決するものであり、貿易・リスク許容度の両面から豪ドル動向に直結したものであることは言うまでもない。

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◎セントラル短資FX社の「マーケットビュー」(週報-毎週火曜日にアップ)に15年近く投稿しています。(https://www.central-tanshifx.com/market/marketview/column/?morecnt=0&itemtype=1&pdate=20221121
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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda(津田 穣)2 June 2025 https://www.jams.tv/business/270091 Sun, 01 Jun 2025 21:32:44 +0000 https://www.jams.tv/?p=270091   2 June  2025 ◎<ポイント> トランプ関税に振り回される中、底値は徐々に切り上げか?   ・今週の予想レンジ:143.00-147.00 先週のレンジ 142.11-146.28 先週の予想レンジ:142 […]

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2 June  2025

<ポイント>

トランプ関税に振り回される中、底値は徐々に切り上げか?

 

・今週の予想レンジ:143.00-147.00
先週のレンジ 142.11-146.28
先週の予想レンジ:142.00-146.00

・先週は5/29(木)に“米国際貿易裁判所のトランプ相互関税差し止め”という予想外の展開とはいえ、貿易戦争終結期待が高まりドル円も一時146円台まで急伸した。
NYダウも先週末は前週末比+667ドルで、これも「週替わりで騰落を繰り返す最近の傾向」に合致したもの。
・しかし貿易戦争終結期待も長くは続かず。予想通りにトランプ政権は連邦高裁に上訴し関税差し止め期間が一定期間停止された。
・更にトランプ政権の関税迷走は続く→対EU50%関税発動を7/9まで延期。「中国が米国との合意を破った」と非難。「米中貿易戦争の休戦がレアアース問題で破綻」と述べる。「USスチールと日本製鉄の取り引きを支持する」と表明する一方、最終条件に付いてはまだ不鮮明で、同時に鉄鋼の輸入関税を6/4から25%から50%に引き上げると表明。
・今週もトランプ関税の迷走は続き、相場はその都度翻弄されるだろう(不快)。
・その中で米経済指標はCPIの高止まりとISMや雇用の好調が指摘される。今週発表されるISM5月雇用統計はいずれも底堅い予想となっている。6/19FOMCを控えて今週末から早くもブラックアウト期間入り(FRB当局関係が金融政策に関する発言を自粛する期間)となるが6FOMCでの据え置き予想が一般的。
・ドル円は3月に150円を割って以来、主な戻りは5/12の米中共同声明時の148円台と先週の関税差し止め命令時の146円台と徐々に上値が重くなる一方、下値も140円台一時割れと底堅い。
・基本的にトランプ関税問題が終息しない限り150円回復は困難だが、一方係る状況下で米経済が底堅く推移し、同時に月次の米貿易赤字が1000億ドルを割ってこれば、再びドル買いセンチメントとなるのではないか?
・また昨日自民党の森山幹事長は「(赤字国債の発行に関して)日本の国債評価はぎりぎりの所まで落ちている」と発言しているが、対GDP比で米国を大きく上回る日本の財政赤字に対する格付け会社のアクションはある意味で時間の問題であり、潜在的な円売り材料と言えるだろう。

◎<豪ドル相場>

トランプ関税に翻弄されて65セント台が天井圏に。対円でも93円台では戻り売り強まる。

 

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6407-0.6537   AUDYEN  92.01-93.87
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.6550  AUDYEN  91.00-95.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6300-0.6500    AUDYEN  91.00-95.00


先週豪ドルは、迷走するトランプ関税に翻弄されて米ドルがアップダウンする中、64セント台中心の揉み合いとなったが、65セント台では売り圧力は依然強かった。対円でもトランプ関税差し止めを受けて一時93円台後半まで上昇したが、上記のような顛末で買い続かず失速した。
5/20RBA理事会では予想通りに25bpの利下げが実施されたが、次回7/4RBA理事会での追加利下げの有無については意見の分かれるところ。市場は3.70%程度まで利下げを織り込んでいるが、まだ完全に織り込めてはいない。
・今週水曜日に発表されるQ1GDP(予想1.5%、前回1.3%)が予想を下回るようであれば市場の利下げ要求が強まるであろう。
・引き続き米中間の関税合意は容易ではなく、鉄鉱石やアルミ関税についてもトランプ政権から譲歩の言葉は聞かれない。関税問題の終結に至らない限り豪ドルの回復は限定的と言わざるを得ない。

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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda(津田 穣)26 May 2025 https://www.jams.tv/business/269811 Sun, 25 May 2025 22:21:40 +0000 https://www.jams.tv/?p=269811   26 May  2025 ◎<ポイント> ―142円台で底値確認となるか?― ・今週の予想レンジ:144.00-148.00 先週のレンジ 142.43-145.51 先週の予想レンジ:142.00-146.00 ・ […]

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26 May  2025

<ポイント>

142円台で底値確認となるか?―

・今週の予想レンジ:144.00-148.00
先週のレンジ 142.43-145.51
先週の予想レンジ:142.00-146.00

・先週の「戻り売りスタンス」は正解で、ドル円は145円台から週末に向けて142円台まで下落した。
・前週のムーディーズによる米格付け引き下げが尾を引き、週初にはドル軟調・債券利回り上昇(価格下落)・株安の“トリプル安”となった。
・トランプ政権が米国産でないiphoneへ少なくとも25%の関税を掛ける方針を示し、更にEU製品への50%関税賦課を示唆したことも週末にかけて更にドル売り圧力となった。
・ただ4月以来方向定まらないトランプ関税に振り回されて、週替わりに騰落を繰り返している株価(NYダウ)は毎週騰落を繰り返しており、先週は約1000ポイント下げているだけに、順番から行くと今週は↑なのだが、、、
・一方、全般的にトランプ関税のリスク回避色強い中、独(DAX)、カナダ、ブラジルなどの株価インデックスは史上高値を更新しているのは特記事項だろう→(市場は既に悪材料を織り込みつつある?)
・本日米市場はメモリアルデー・ホリデーで休場。はたしてドル円は再び4月後半の140円割れを目指すのか?あるいは悪材用織り込みで反転するか?
・先週ショートで取った自分としては、今週は“反発”と見たいが、、

◎<豪ドル相場>

65セント台は引き続き天井圏か?対円では下値圧力を払拭できるか?

 

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6356-0.6501   AUDYEN  92.74-95.64
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6300-0.6500  AUDYEN  91.00-95.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.6550    AUDYEN  91.00-95.00


先週豪ドルは、米ドルが週を通して軟調推移(ドル円インデックスは100台から99前半に下落)する中64セント台後半まで上昇。一方対円ではドル円の下落にフォローして一時91円台半ばまで下落した。
RBA理事会では予想通りに25bpの利下げが行われオフシャル・キャッシュレートは3.85%となったが、市場織り込み済で大きな影響はなかった
ただ理事会声明で「インフレリスクは均衡を取り戻したと判断」と述べ、ブロック総裁も「必要ならば追加の措置」と述べているのは前回から大きな変化。
・今回の豪ドル反発も「豪ドルは米ドルの受け皿」で米ドル軟調が主因であることやトランプ関税の不透明感を考えると依然65セント台はtoppishと言わざるを得ない。
・一方対円ではドル円次第であるが、上述のようにドル円反発を予想しているので91円台はボトム圏と考えている。

 

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