自動車 – JAMS.TV https://www.jams.tv オーストラリア生活情報ウェブサイト Wed, 14 Jun 2023 00:39:06 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.2 オーストラリアで車を購入・売却するために知っておくべきこと https://www.jams.tv/vehicle/100928 Sat, 08 Oct 2022 22:00:43 +0000 https://www.jams.tv/?p=100928 オーストラリアの毎日の生活に欠かすことができない車。 オーストラリアでは、車を買うにも売るにも、基本的にすべて自分の責任で取り組まなければなりません。車は決して安い買い物ではありませんし、何より自分や大事な家族の命の安全 […]

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オーストラリアの毎日の生活に欠かすことができない車。

オーストラリアでは、車を買うにも売るにも、基本的にすべて自分の責任で取り組まなければなりません。車は決して安い買い物ではありませんし、何より自分や大事な家族の命の安全を第一に考えておきたいもの。

オーストラリア生活において車の購入と売却を、ディーラーと個人に分けて紹介します。

本記事は2020年6月現在の情報を元に執筆しております。情報の取り扱いには細心の注意を払っておりますが、万が一内容に誤りがあり、訂正・追加・削除の必要がある場合、当社で調査の上、速やかに対応いたします。当社の上記請求・お問い合わせ先は下記の通りとなります。
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目次

1. オーストラリアで車を買うには

1.1 新車を購入する

1.2 中古車を購入する

1.3 個人の車購入をする

2. オーストラリアで車を売るには

2.1 車を売却(下取り)する

2.2 個人の車売却をする

3. オーストラリアで車のローンを組む・リース契約をする

4. オーストラリアで登録住所を変更する

5. オーストラリアの車の売買に関するFAQ

6. オーストラリアの車の購入・売却方法のまとめ

1. オーストラリアで車を買うには

オーストラリアでの車購入は日本の購入の流れとほとんど同じ。新車の場合、ディーラーから購入するのが一般的です。中古車の場合は、ディーラーや個人から購入する他に、オークションで購入する方法があります。

1.1 オーストラリアで新車を購入する

オーストラリアで新車を買うには、ディーラー(販売代理店)を回って価格を比較することになりますが、各種オプションもあるので、そうした諸費も計算に入れておかなけばなりません。

新車をディーラーから購入すると、通常12カ月もしくは走行距離20000kmまでの保証がつきます。

また、任意保険、車両総合保険に加入する場合は、月々の保険料支払いが発生します。購入時には車両本体価格に加え、これらの合算価格と該当税を支払います。

①希望の車種を決める

予算や好み、用途などを考えながら希望のメーカーや車種を絞りましょう。

車を探す段階ではオンラインチェックをおすすめします。オーストラリアには、日本ほどたくさんの種類のモデルや色がありません。また、車両はすべて海外から輸入し、車の名前も日本のものとは異なる場合があります。

まずは日本のサイトで目星をつけ、その車や似たものをオーストラリアのサイトで探すと時間の節約になります。

②購入する車をチェックする

希望の車の目星がついたらディーラーへ行き、実際の車をチェックしましょう。まだ新車か中古車のどちらを購入するか決まっていない場合でも、新車と中古車を揃えているディーラーへ行くと乗り比べができます。

大抵の新車ディーラーは中古車も販売していますが、中古車ディーラーは中古車のみ販売しています。

日本では試乗せずに車をオンラインで購入する人も増えていますが、オーストラリアでのオンライン購入はまだまだ一般的ではなく、性能チェックのためにもTest Drive(テスト・ドライブ)は欠かせません。「試乗=購入」ではありませんので納得がいくまで試乗するのがいいでしょう。

車の追加アクセサリー、保険、保証、ローンなども決めておきましょう。車両価格は、メーカーキャンペーンやディスカウントがあるかなどで変わるので、担当の販売員と納得いくまで話し合うといいでしょう。車両価格の他、アクセサリー(ウィンドウ・シールやGPS、特殊カラーなど)を追加する場合、それらの価格が車両価格に上乗せされます。また、延長保証などを選んだ場合も車両価格に追加されます。

その際、総支払い額をローンを使って支払うのか、キャッシュで支払うのか、担当者と相談し決定します。CTP保険は対人賠償責任保険なので、対物さまざまなリスクを考えると、任意保険、車両総合保険に加入しておく方が将来的に安心でしょう。

ディーラーから車を購入する場合、各州政府は販売ディーラーに車両の走行距離、年式によって決められた期間の保証をつけることを義務付けています。ディーラーは上記すべてを含んだ契約書を作成し、購入予定者に渡します。購入予定者が契約書に署名をしていない段階では、まだ契約は成立していません。またローンを組んだ場合、ローンの許可がおりるかどうか待ちます。

③購入する車の契約をする

車の契約に必要な書類

  • 車両名義者のパスポートのコピー
  • 車両名義者の免許書のコピー(国際免許であれば国際免許のコピー、州発行の免許であればそのコピー)
  • 現住所を証明できる書類(車両名義者の氏名と住所が一緒に記載されているもの。光熱費支払い書類が一般的)

※上記は一般的な書類で、州によっては異なる書類の提出が求められることもあります。

④購入する車の支払いをする

契約書に記載された金額の支払い方法は、ローンを組まない場合は銀行振り込みやカード支払いなどができます。カード支払いの場合は、支払い金額に加えてカード手数料がかかる場合がほとんどです。ローンを組んでいる場合は、ローン契約会社よりディーラーへの支払いがなされ、ディーラー側で確認されます。

車両本体価格以外の費用

  • 「On-Road-Cost」として、Stamp Duty(スタンプ・デューティー)と呼ばれる印紙税を納めます。
  • 「On-Road-Cost」として、Rego(Registrationの略で“レジョ”)と呼ばれる車両登録の徴収税を納めます。このレジョは毎年更新します。
  • 約$64,000以上の車両を購入した場合、スタンプ・デューティーに加え、Luxury Car Tax(ラグジュアリー・カー・タックス)と呼ばれる高級車税を納めます。
  • 「On-Road-Cost」として、CTP Green Slip(Compulsory Third Partyの略/グリーン・スリップ)と呼ばれる強制対人賠償責任保険の保険料を納めます。この強制保険は、人身事故の被害者をカバーするものであり、運転者を含めた加害者側の車の同乗者、物的損害などはカバーされません。
  • 「On-Road-Cost」として、Delivery Charge(デリバリー・チャージ)と呼ばれる納車手数料を車を支払います。

※印紙税の税率、徴収税の額、または購入に必要な手続きや書類、あるいはその他の税義務は州によって異なります。

⑤購入した車の納車

ディーラー側で支払いが確認されると、納車になります。下取り車両がある場合は、ほとんどのケースで納車と入れ替えに下取り車両を引き渡します。

ただし、新しく購入した車両の在庫状況によって、下取り車両の引き渡しと新しく購入した車両の納車時期がずれる場合もあります。

⑥購入した車の登録手続きをする

新車または中古車をディーラーから購入した場合の車の登録手続きは、通常ディーラーが代行します。登録証には、車のエンジン番号など詳細が記載されている他、中古車の場合は過去の所有者などの記載があります。

NSW州の自動車登録手続き

  • 登録窓口:免許と同じ
  • 登録料:重量による
  • 車検・所有証明:Pink Slip(ピンク・スリップ)
  • 車検費用:$39
  • 強制保険:CTP
  • 強制保険付保方法・費用:各自で保険会社と契約
  • 強制保険付保証明:Green Slip(グリーン・スリップ
  • 税金:3%($45,000まで)、5%($45,000以上)
  • 名義変更手数料:$32
  • 他州からの車の登録:Test Stationで車検、REVSで盗難車チェックを受ける

 

1.2 オーストラリアで中古車を購入する

オーストラリアには車検制度がありません。

中古車を購入する場合は、車検の代わりにPersonal Property Securities Register(パーソナル・プロパティ・セキュリティーズ・レジスター)またはPPSRと呼ばれる各車両の登録情報を取得し、該当車両が盗難車ではないか、事故車ではないか、ローンが残っていないかを確認します。

①希望の車種を決める

予算や好み、用途などを考えながら希望のメーカーや車種を絞りましょう。

車を探す段階ではオンラインチェックをおすすめします。オーストラリアには、日本ほどたくさんの種類のモデルや色がありません。また、車両はすべて海外から輸入し、車の名前も日本のものとは異なる場合があります。

まずは日本のサイトで目星をつけ、その車や似たものをオーストラリアのサイトで探すと時間の節約になります。

②購入する車をチェックする

インターネットの売買情報などで目当ての車の相場を調べたら、中古車ディーラーを回って価格と質を見比べます。

大抵の新車ディーラーは中古車も販売していますが、中古車ディーラーは中古車のみ販売しています。PPSRのチェックはディーラーが行います

ディーラーから中古車を購入する場合でも、Test Drive(テスト・ドライブ)しましょう。「試乗=購入」ではありませんので納得がいくまで試乗するのがいいでしょう。

車の追加アクセサリー、保険、保証、ローンなども決めておきましょう。車両価格は、メーカーキャンペーンやディスカウントがあるかなどで変わるので、担当の販売員と納得いくまで話し合うといいでしょう。車両価格の他、アクセサリー(ウィンドウ・シールやGPS、特殊カラーなど)を追加する場合、それらの価格が車両価格に上乗せされます。また、延長保証などを選んだ場合も車両価格に追加されます。その際、総支払い額をローンを使って支払うのか、キャッシュで支払うのか、担当者と相談し決定します。CTP保険は対人賠償責任保険なので、対物さまざまなリスクを考えると、任意保険、車両総合保険に加入しておく方が無難でしょう。

ディーラーから車を購入する場合、各州政府は販売ディーラーに車両の走行距離、年式によって決められた期間の保証をつけることを義務付けていますが、走行距離や年式が州政府の基準を超える場合は、保証がつかない車もあります。このルールは中古車の安全性や適正な整備を確保するのが目的で、日本の車検制度に似た性格を持っています。

NSW州の法定中古車保証は、10年以内、走行距離16万km以下の車両状況で、3カ月または5,000kmの保証規定があります。

③購入する車の契約をする

ディーラーから渡された契約書にしっかり目を通し、内容を確認してから署名をします。ローンを組んでいる場合は、ローンの許可が下りてから契約書に署名します。契約書への署名と平行し、ディーラーへ次の書類を提出します。

車の契約に必要な書類

  • 車両名義者のパスポートのコピー
  • 車両名義者の免許書のコピー(国際免許であれば国際免許のコピー、州発行の免許であればそのコピー)
  • 現住所を証明できる書類(車両名義者の氏名と住所が一緒に記載されているもの。光熱費支払い書類が一般的)

※上記は一般的な書類で、州によっては異なる書類の提出が求められることもあります。

④購入する車の支払いをする

契約書に記載された金額の支払い方法は、ローンを組まない場合は銀行振り込みやカード支払いなどができます。カード支払いの場合は、支払い金額に加えてカード手数料がかかる場合がほとんどです。ローンを組んでいる場合は、ローン契約会社よりディーラーへの支払いがなされ、ディーラー側で確認されます。

⑤購入した車の納車

ディーラー側で支払いが確認されると、納車になります。下取り車両がある場合は、ほとんどのケースで納車と入れ替えに下取り車両を引き渡します。

ただし、新しく購入した車両の在庫状況によって、下取り車両の引き渡しと新しく購入した車両の納車時期がずれる場合もあります。

⑥購入した車の登録手続きをする

新車または中古車をディーラーから購入した場合の車の登録手続きは、通常ディーラーが代行します。

登録証には、車のエンジン番号など詳細が記載されている他、中古車の場合は過去の所有者などの記載があります。

1.3 オーストラリアで個人の車購入をする

個人取引あるいはオークションで中古車を購入する場合は、その車の安全性や整備状況の確認を購入者が何らかの方法で行う必要があります。自分の目で確かめたりチェックしたりする人もいますが、整備士や車両保険会社にこのチェック(有料)を依頼するケースも少なくありません。

個人売買の車には消費者保護法の適用がなく、保証もされないので、危険な状態の車を運転しないためにも非常に大切なものとなります。PPSRのチェックも同様に、購入者が有料で行うことになります。不要なトラブルに巻き込まれないためにも、PPSRチェックもまた非常に重要です。

①希望の車種を決める

予算や好み、用途などを考えながら希望のメーカーや車種を絞りましょう。

車の個人売買は口コミ、オンライン、個人売買専用雑誌などで情報を見つけます。ルールに則って車を売買しているDVGのようなディーラーと異なり、個人売買の場合は情報源がしっかりしていることを確認することが望ましいでしょう。

駐在員であれば、前任者や同僚から購入する場合も多いでしょうが、整備や価格について後からトラブルになることも少なくありません。こうしたトラブルを避けるためにも、購入前に一般的な個人売買同様の確認や手続きを行うことが大切です。友人や知人だからこそ、トラブルになった場合はより面倒なことになりがちです。

②購入する車をチェックする

希望の車の目星がついたら個人宅、あるいは指定された場所に行き実際の車をチェックします。購入希望者が車に詳しい場合を除き、車の専門知識を持つ人に同行してもらうことをおすすめします。

また、Service Log(サービス・ログ)と呼ばれる整備履歴をチェックし、今までどのような整備がされてきたか確認しましょう。サービス・ログが本物かどうかもきちんと確認しましょう。

また、個人売買の車両は必ずTest Drive(テスト・ドライブ)しましょう。ディーラー同様、「試乗=購入」ではありませんので、納得がいくまで試乗することも忘れないでください。また、試乗後に購入するかどうかの決断はできるだけ早く販売希望主に伝えましょう。のんびりしていると、他の人に販売されてしまったり、あるいは販売希望主が他の人に販売できなかったり、不都合が起こりやすくなります。

車のチェックポイント

  • ボディ全体の塗装のむらとサビ
  • タイヤの溝が平均に減っているか
  • トランク内のマットの下のサビとスペアタイヤ
  • ドアと窓はすべてスムーズに開閉できるか
  • エンジン全体とバッテリーの汚れ具合
  • オイルの汚れ具合
  • ラジエーターの冷却液(クーラント)
  • ボンネットを開けたままエンジンをかけて車を一周し、エンジンまわりの動作音と排気ガスの色、排気音を確認
  • 交通量の少ない場所で試乗し、何度もブレーキを踏んだりハンドルを左右に切ったりして、アクセル、ブレーキ、ハンドルの具合、左右に曲がらないか、凹凸道の場合はどうかなど、走行性と走行音を確認
  • ライト、ワイパー、メーター類、その他すべてのアクセサリー類の動作を確認
  • プレートの製造年月日とエンジン番号が登録証やエンジン本体と合致しているかを確認
  • ジャッキやレンチなどの付属工具がきちんと整っているか

③購入する車の身元確認をする

購入する車の身元を調べるには、PPSRのチェック(有料)を個人で行います。これは個人売買の場合、非常に重要なチェックです。盗難車、ローンが残っている車両、事故で廃車になった車両などを知らずに買わされてしまわないよう、PPSRで必ずチェックしましょう。

PPSRでは車両点検証明書を発行してくれます。この車両点検証明書があれば、購入した車が後に盗難車であることがわかったとしても、法的な保護が得られます。

PPSR(Personal Property Securities Register)のチェック機関
https://transact.ppsr.gov.au/ppsr/QuickVINSearch

NSW州の管轄機関のRMS(Roads and Maritime Services)でも調べることができます。
www.service.nsw.gov.au

④購入する車の値段を交渉する

個人売買では、販売希望主が販売希望額の後ろに「ONO」と記載する場合が多くあります。これは「Or Nearest Offer」の略で、実質希望価格からの値段交渉はほとんどしないことを表しています。

販売希望主がどのように価格情報を提供しているかを確認し、値段交渉ができれば値段交渉を行い、できなければ値段の確認を行います。その際、レジョがどれくらい残っているのかを確認し、スタンプ・デューティーやレジョをどちらが支払うのかなどを相談して決めます。

通常、車の価格にそれらに必要な金額は入っていませんので気をつけましょう。

⑤購入する車の支払いをする

支払い方法は、ローンを組まない場合は銀行振り込みやカード支払いなどができますが、カード支払いの場合は支払い金額に加えてカード手数料がかかる場合がほとんどです。ローンを組んでいる場合は、ローン契約会社より販売者への支払いがなされます。

⑥購入した車両の引き渡し

販売者側で支払いが確認されると、購入した車を引き取ります。

スペアの鍵も含め、マニュアルや整備記録など、車に付随するすべてのものも販売者から受け取ります。

⑦購入した車の名義を変更する/再登録手続きをする

レジョの名義を販売者から購入者へ変更します。この名義変更は販売者が行ってくれる場合もありますので、販売者と相談しお互いに確認しておくことが大切です。

車を購入した日から14日以内に、車の名義変更の手続きが義務付けられています。

以下の書類をRMSへ持参し、Transfer Fee(トランスファー・フィー)と呼ばれる名義書換料とスタンプ・デューティーを支払います。

車の譲渡証明書を受け取れば、名義変更は終了です。名義を変更した登録車両は、譲渡されたステッカーの期限まで有効になります。

車の名義変更に必要な書類

  • 車両点検証明(e-Safety Check)
  • 車両登録証(Rego)
  • 車と販売者の詳細を記載したレシート
  • 販売者の免許証のコピー

また、CTP保険は継続できないので、自分でCTP保険に加入しましょう。車両総合保険に加入する場合は、車の名義変更とともにその手続きを行う必要があります。CTP保険は対人賠償責任保険なので、対物さまざまなリスクを考えると、車両総合保険に加入しておくのが無難でしょう。

ナンバープレートがなかったり、車両登録が期限切れで3カ月以上経っている場合は、購入した車の再登録申請書への記入が必要です。

また、購入した車が安全基準を満たしていない場合は、検査場で車の安全検査を受けることになります。その際には車の再登録申請書、保険証、適合証明証または失効している車の登録証をRMSに提出します。RMSで古いナンバープレートを返還する場合もあります。

個人で安全検査の必要性の有無を確認する「Safety Check and Inspections
www.rms.nsw.gov.au/roads/registration/inspections

いずれにせよ、その車が州外で登録されていた車か、海外で登録されていた車か、登録の失効期間はどのくらいかといった過去の登録状況によって、再登録手続きに違いがあるので、購入する前に販売者にきちんと確認しておく必要があるでしょう。

2. オーストラリアで車を売るには

オーストラリアでの車売却も日本の売却の流れとほとんど同じです。複数の個人やディーラーから査定を受け、提示額を比較して売却先を決めるのが一般的です。日本のような車検制度はオーストラリアにはありません。個人、ディーラーに関係なく整備の記録が非常に大切となり、定期的に整備を受けていない場合は査定額がぐっと低くなる傾向にあります。

2.1 オーストラリアで車を売却(下取り)する

売却額は個人間売却より低くはなりますが、交渉に費やす時間や不必要な不安などをすべて回避することができます。

①売却する車の査定を受ける

希望するディーラーに連絡して、査定の日時を決めます。予約なしで車を持っていっても査定をしてもらえますが、担当者がいない場合などは査定ができない場合もあります。あらかじめ連絡しておくといいでしょう。その場で査定額が提示される場合と、後日メールや電話などで連絡される場合があります。希望の額と大きくかけ離れている場合は、理由を聞いてみましょう。

よくウェブで販売されている額と比較する人が多いですが、ウェブの販売額はあくまでも販売者の希望販売価格で、実際に販売された額ではありません。販売された車はウェブから販売と同時に取り除かれるからです。希望額を現実的な額とあまりにもかけ離れた額に設定すると、なかなか売却できません。ディーラーが提示する額はマーケットを基準としており、市場に最も近い額を提示していると言えるでしょう。

よくウェブサイトで販売されている額と比較する人が多いですが、ウェブサイト上の販売額はあくまでも販売者の希望販売価格で、実際に販売された額ではありません。販売された車はウェブサイトから販売と同時に取り除かれるからです。希望額を現実的な額とあまりにもかけ離れた額に設定すると、なかなか売却できません。オーストラリアのディーラーが提示する額は国内マーケットを基準としており、市場に最も近い額を提示していると言えるでしょう。

②売却する車の契約をする

ディーラーが提示した額に納得ができたら、売却の意志をディーラーに伝えます。契約の際には、ディーラーへ次の書類を提出します。

車の契約に必要な書類

  • 車両名義者のパスポートのコピー
  • 車両名義者の免許書のコピー(国際免許であれば国際免許のコピー、州発行の免許であればそのコピー)
  • 車両登録書類(各州によって書類の名前が異なり、一般的にはRego(レジョ)ペーパーと呼ばれます)
  • 希望売却額振込口座の詳細(支店番号、口座番号、口座氏名)

※上記は一般的な書類で、州によっては異なる書類の提出が求められることもあります。

③売却する車を引き渡す

車両を引き渡し、通常、車の引渡しと同時に売却額の入金手続きが開始されます。

指定ディーラーに車、すべての鍵、マニュアルなどを持ち込み、引き渡します。

④売却した車の入金を確認する

入金確認には通常数日かかります。車引き渡し後、入金の確認を行いましょう。車を売却した場合、売却額は個人の銀行口座に振り込まれるのが一般的です。入金が遅れている場合は、すぐにディーラーに連絡します。手続きの問題が発生している場合もあります。

2.2 オーストラリアで個人の車売却をする

オーストラリアでは、Private Sale(プライベート・セール)と呼ばれる、車の個人間の売却が日本より一般的です。しかし、個人間の売却にはトラブルも多いので、知らない相手に売却する場合は十分気をつけましょう。車引き渡し後、入金のないまま行方不明になったり、車の状態にクレームをつけ修理代を支払わされたりといったトラブルの例があります。

また、知人や友人に売却する場合も、トラブルがあることを念頭に置く必要があります。売却した車がすぐ故障した場合など、知人や友人だからこそお互い気まずくなったり、なかなか金銭の折り合いがつかなかったりといったトラブルの例があります。

①売却する車を広告する

コミュニティ雑誌やウェブに売却したい車の広告を載せます。売却したい車の写真、詳細、希望売却価格、車のある地域、また連絡先を載せた広告を出しましょう。購入希望者から連絡がきたら、車見学の日時を相談して決めます。広告出稿先はウェブのほか、新聞や地域のコミュニティ雑誌も一般的です。

購入希望者と会う前に、車をきれいに掃除したり、ピンク・スリップや登録証などの必要書類も用意しておきます。車の中の私物を整理したり、キープしたい高価なアクセサリーは交換します。

②売却する車を値段交渉する

購入希望者はできるだけ低く、売却希望者はできるだけ高く、売買額を決めたいものです。あまり市場とかけ離れた希望額を伝えてもなかなか個人には売却できません。整備がきちんとなされている安全な車であることを大前提に、車売却にかける時間や労力、また精神的なプレッシャーなどの要素を鑑み、売却額を決めるといいでしょう。何時間も交渉に時間をかけたり、複数の個人とやり取りしたりといったことは、最終的な売却額に大きな影響を与えるものでもないため、あまりおすすめしません。あらかじめ妥協できる額のラインを決めておくといいでしょう。

③売却する車の売買条件を確認する

購入希望者が提示した額に納得ができたら、車を売却する意志を伝えます。額の交渉時には、同時に名義の変更を誰が行うか、車両登録の残月を確認し延長を行う場合はどちらの負担で行うか、売却額支払い方法も話し合って決定する必要があります。トラブルを防ぐためにも、購入希望者の身分証明の確認や支払い方法、期日の確認をこの時点でしっかりしておきましょう。個人間売却の場合は、売却する相手と相談して支払い手段が決まります。車の購入と同様に、相手の免許証を見て身元も確認します。怪しい点が見つかった場合は、直ちに交渉を中止しましょう。

④売却する車の手続きをする

売買条件を確認したら、決めた通りに以下の手続きをします。

  • 車両名義の変更
  • レジョの延長手続き

⑤売却する車の入金を確認する

よほど信頼できる売却相手である場合を除き、売却額支払い前に車を引き渡すのはやめましょう。引き渡し後に「お金が足りない」などと言われる場合があります。決めた売却額支払い(現金、小切手、口座振込みなど)の方法に則り、支払いを確認します。小切手などで受け取る場合は、本物の小切手かどうかを見極めるなど、特に注意が必要です。

⑥売却した車を引き渡す

売却した車のスペアの鍵も含め、マニュアルや整備記録など、車に付随するすべてのものを引き渡します。その後、Notice of Disposal(ノーティス・オブ・ディスポーサル)と呼ばれる、車両放棄届けを提出します。

車両放棄届けの手続きについて
www.service.nsw.gov.au/transaction/submit-notice-disposal-vehicle

3. オーストラリアで車のローンを組む・リース契約をする

オーストラリアで車のローンを組む場合やリース契約をする場合、必ず自分で利率を確認することが大切です。

リース契約では、契約期間中に帰国などやむおえない理由で解約せざるを得ない時のために、中途解約(Early Termination)の罰則規定も確認しておきましょう。

4. オーストラリアで登録住所を変更する

オーストラリアで住所を変更した際には、電話、郵送、オンラインのどれかによる手続きが必要です。住所の変更手続きをしておかないと、車の保険がおりない場合があるので注意しましょう。

車の登録住所の手続きについて
www.rta.nsw.gov.au/myrta/you-and-the-rta/address-details.html

5. オーストラリアの車の売買に関するFAQ

Q. オーストラリアで車は必要?

A. もちろん、車があれば便利です。

しかし、よほど小さな田舎町に行くのでない限り、必需品というわけではありません。シドニーやメルボルンのような主要都市およびその近郊なら、電車やバスなどの交通手段も充実しています。郊外に住み、都市の中心地へ通勤する人なら、渋滞を回避できる分、公共交通機関の方がスムーズな場合もあるでしょう。休みの日に家族と遠出をする時などには、やはり車を利用するのが便利です。

Q. 州を引っ越したので車のナンバーを替えたい

A. 州ごとに車のナンバー登録の方法は違います。

NSW州で車のナンバーを登録する場合は、CTP保険(Green Slip)と車検(Pink Slip)の書類が必要になります。登録更新日が近くなったら、RMSからラベル(車の窓に張るシール)が送られてくるので、そのラベルと第三者保険と車検の書類の3点をRTAに持っていき、車のナンバー登録を更新します。また、登録料金は各個人により異なるため、各州の道路交通局へ問い合わせてみましょう。

Q. オーストラリアと日本の中古車の価格比較

A. 日本と比べてオーストラリアの中古車の価格は高めです。

この価格を決める要素はさまざまですが、年間平均走行距離が日本の約2倍になるオーストラリアでは、Odometer(オドメーター)と呼ばれる走行距離計が一番重視されるようです。他にも、純正部品を輸入に頼っているオーストラリアでは、古い年型でも出荷台数の多い車ほど補修部品もそろっており、価格も安い傾向にあります。車のどこにも不具合がない割に安すぎるという中古車は、純正部品が非常に高価なだけでなく、手に入りにくいためということも考えられます。州が定めた保証や車の身元の点からいうと、中古車ディーラーからの購入が安心できるでしょう。ただし、この保証にはブレーキ、クラッチ、タイヤ、バッテリー、事故や所有者の不注意による傷や故障などは含まれません。

6. オーストラリアの車の購入・売却方法のまとめ

オーストラリアは車社会だと言われますが、車には経費がかかります。

例えば、車齢5年で年間1万5,000km走行の場合、維持費が1.5リットル車で週に$13程度、V8で$20程度とされています。これに中古価格低価、レジョ、保険料などを含めると、週に$100以上にもなります。

それでもオーストラリアで車を持つ人が多いのは、通勤や業務で必要、子どもの通学、ライフスタイルなどさまざまな理由がありますが、経費が自分の生活レベルに十分に見合うかどうかも考えるべきでしょう。

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オーストラリアで車の免許と運転のために知っておくべきこと https://www.jams.tv/vehicle/109661 Fri, 07 Oct 2022 22:00:07 +0000 https://www.jams.tv/?p=109661 オーストラリアの公共交通機関は、シドニーのような都市部を除けば、決して充実しているとは言いがたいものです。そんなオーストラリアでは、車が毎日の生活に欠くことのできない移動手段であることに異論はないでしょう。 車を運転する […]

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オーストラリアの公共交通機関は、シドニーのような都市部を除けば、決して充実しているとは言いがたいものです。そんなオーストラリアでは、車が毎日の生活に欠くことのできない移動手段であることに異論はないでしょう。

車を運転するためには、運転免許を持っていなければならいないことは日本と同じですが、オーストラリア国内の中でも州ごとに車の運転免許の取得方法や許可条件、交通法規などが異なる場合があるので注意が必要です。

今回はオーストラリア生活において車の免許と運転について紹介します。

本記事は2020年5月現在の情報を元に執筆しております。情報の取り扱いには細心の注意を払っておりますが、万が一内容に誤りがあり、訂正・追加・削除の必要がある場合、当社で調査の上、速やかに対応いたします。当社の上記請求・お問い合わせ先は下記の通りとなります。
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目次

1. オーストラリア国内で運転免許を取得する

1.1 オーストラリアの運転免許取得の手順

1.2 ドライビングスクールとインストラクター

1.3 オートバイの運転免許

2. オーストラリア国内で日本の運転免許を持っている

2.1 オーストラリア長期滞在者の場合

2.2 オーストラリア短期滞在者の場合

2.3 国際運転免許について

2.4 英訳記載事項証明書について

2.5 オーストラリアの身分証明書について

3. オーストラリア滞在中の運転免許の更新・切り換え

3.1 オーストラリアの運転免許の更新

3.2 オーストラリア滞在中の運転免許の失効

3.3 オーストラリアで紛失・破損した運転免許の再発行

3.4 日本出発前の特例更新手続き

4. オーストラリアの車の免許と運転に関するFAQ

5. オーストラリアの車の免許と運転のまとめ

6.オーストラリアでの車購入・売却ができる場所(日本語対応)

1. オーストラリア国内で運転免許を取得する

オーストラリアで運転免許を取得するには、州内に居住してから6カ月後に申請ができます。満16歳以上であることと、最低36カ月の運転経験、4つの試験に合格することが必要です。

1.1 オーストラリアの運転免許取得の手順

①学科試験(DTK)

まず、オーストラリアの交通法規の解説書(Road Users’ Handbook)の日本語版をRoads and Maritime Services(以下RMS)のウェブサイトからダウンロードしておきましょう。その解説書でオーストラリアの交通法規を勉強して、学科試験に合格すると、仮免許が交付されます。

受験料:$45

学科試験は運転免許申請書(Licence Application)に必要事項を記入して申し込みますが、身分証の提示が必要になります。また、オーストラリアに滞在して1年以上経過している場合、1年以上の知り合いの免許所持者1名の署名も必要です。

仮免許期間に交通違反や事故を起こすと、免許停止や免許取得に必要な保持期間が無効になるので、十分に注意しましょう。

②視力検査

学科試験の合格後には、視力検査があります。裸眼視力でも、メガネ、コンタクトレンズによる矯正視力でも、両眼で規定の視力があれば問題ありません。色盲検査はありません。

③仮免許(Learner’s Licence)
5年間有効/最低12カ月の運転実習・120時間のログブックを記入

仮免許は5年間有効です。制限速度は90km、車の前後に「L」マークを運転しなければならず、まだレンタカーは借りられません。

発行手数料:$24

NSW州では24歳以下の場合、正規免許保持者(現地運転経験3年以上)が同乗のもと、20時間の夜間運転を含む120時間の運転実習をします。この運転実習については、実習記録を仮免許と一緒にもらったログブック(Log book)に記録する必要があります。

25歳以上の場合、実技試験の受験に12カ月間や120時間の運転実習は必要ありません。

➃実技試験(Driving Test)

NSW州では24歳以下の場合、仮免許を保持してから12カ月後に実技試験が受けられます。25歳以上の場合、運転実習は必要ありません。

受験料:$56

運転技術を習得したら、試験官同乗のもと実技試験を受けます。受験の際に運転する車は持ち込みできるので、運転し慣れた車で受験しましょう。実技試験では運転技術はもちろん、オーストラリアの交通法規、標識、他車の方向指示を理解し、正しく判断しているかなどが、項目ごとにポイントで評価されます。実技試験中の危険行為や交通違反は、即不合格となります。

合格すると、赤色の初心者免許(P1)が交付されます。

実技試験のポイント

  • 側方・後方確認は正確に死角を見るような首振りをする
  • 滑らか発進、滑らかブレーキが基本
  • 左折時には左端に、右折時には右端にできるだけ寄る
  • 停車時、タイヤは路肩から40cmにする
  • 後退(縦列)駐車、3段階転回は初心者には難しいので、重点的に練習しておく
  • 自分の次の動きを試験管によくわかるよう、メリハリのある動作をする
  • 交通標識、特に規制標識の無視、安全運転違反と速度違反は即不合格なので注意
  • 道路の横断や合流には、他車の速度と距離を意識して練習しておく
  • 緊張しすぎると失敗するのでリラックスして受験する

➄初心者免許(P1)
18カ月間有効/最低12カ月の所持

赤色の初心者免許(P1)は18カ月間有効です。制限速度は90km、車の前後に「P1」マークを運転しなければなならず、まだレンタカーは借りられません。

発行手数料:$57

⑥危険認知試験(HPT)

赤色の初心者免許(P1)を所持してから12カ月後に受けられます。合格すると、緑色の初心者免許(P2)が交付されます。

➆初心者免許(P2)
30カ月間有効/最低24カ月所持

緑色の初心者免許(P2)は30カ月間有効です。制限速度は100km、車の前後に「P2」マークを運転しなければならず、まだレンタカーは借りられません。

発行手数料:$89

➇運転資格試験(DQT)

緑色の初心者免許(P2)を所持してから24カ月後に受けられます。解説書(Driver Qualification Handbook)をRMSのウェブサイトからダウンロードしておきましょう。その解説書(日本語訳なし)でオーストラリアの交通法規を勉強して、合格すると晴れて正規の運転免許が交付されます。

受験料:$46

⑨正規免許(Unrestricted Licence)

1年・3年・5年・10年と4種類の有効期限があります。10年の正規免許は21歳〜44歳に限ります。3年間に交通違反で合計13ポイント以上減点されると、免許停止になるので注意が必要です。

発行手数料:
1年 $56
3年 $134
5年 $180
10年 $334

1.2 ドライビングスクールとインストラクター

オーストラリアの運転免許の取得でも、日本と同様、実技試験の合格への早道はドライビングスクールを利用します。インストラクターは実技試験のコースや重点項目をよく知っているので、合格率も高くなります。

ドライビングスクールは民間運営ですが、日本と異なり、予約をすることでインストラクターが教習車で迎えに来てくれます。車の少ない場所で指示通りに運転しながら、コツをつかみましょう。練習では実技試験に使われる道路を走るので、コースに慣れることができます。

また、受験のタイミングを教えてくれたり、当日も試験場まで付き添ってくれたり、運転し慣れた教習車で試験を受けることができたりするので安心です。

1.3 オートバイの運転免許

自動車と同様、州によって試験の種類、内容、合格基準、費用などが異なります。

学科試験と実技試験の他に、運転実習が必要な場合もあります。その場合、視力検査、学科試験に合格して仮免許を取得した後、さらに3〜6カ月以内の運転実習が課せられ、実技試験に合格して初めて初心者免許が交付されます。

オートバイにも「L」や「P」プレートの装着が義務づけられ、仮免許と初心者免許の期間中は排気量や速度、同乗者の制限があります。

オートバイの運転免許の種類

  • 仮免許(Learner’s License):学科試験に合格したライダー
  • 初心者免許(P1 License):免許を取得してから1年未満のライダー
  • 初心者免許(P2 License):免許を取得してから1年以上3年未満のライダー
  • 本免許(Unrestricted Rider):初心者を取得してから3年以上のライダー、もしくは初心者免許を取得してから1年以上3年未満でも、25歳以上の年齢で自動車の本免許を有しているドライバー

2. オーストラリア国内で日本の運転免許を持っている

日本の運転免許を持っているオーストラリアの一時滞在者の場合、現地の運転免許を取得せずに州内を運転することは許されています。

NSW州では海外の運転免許所持者が住所を定めてから、3カ月以内に現地の運転免許の取得を義務づけています。NSW州でオーストラリアに3カ月以上滞在する場合、日本の免許をTemporary Overseas Visitor Licenseに切り換える必要があります。永住者の場合も、国際運転免許で運転ができるのは3カ月です。NSW州の各地にある、Service NSWの窓口で手続きをする必要があります。

NSW州での車の運転

①日本の運転免許で車を運転する(入国から3カ月まで)
有効な日本の運転免許
翻訳証明書(Service NSW)
パスポート
ビザ(コピー可)

②国際運転免許で車を運転する(入国から3カ月まで/レンタカーは最長1年まで)
有効な国際運転免許
有効な日本の運転免許
パスポート
ビザ(コピー可)

WA州での車の運転

①日本の運転免許で車を運転する
有効な日本の運転免許
翻訳証明書(NATTIに依頼または自動車免許証抜粋証明を領事館にて申請)

②国際運転免許で運転
有効な国際運転免許
有効な日本の運転免許
パスポート
ビザ(コピー可)

QLD州での車の運転

①日本の運転免許で車を運転する
有効な日本の運転免許
NATTIによる日本の運転免許の翻訳
パスポート
ビザ(コピー可)

②国際運転免許で運転
有効な国際運転免許
有効な日本の運転免許
パスポート
ビザ(コピー可)

VIC州での車の運転

①日本の運転免許で車を運転する
有効な日本の運転免許
日本の運転免許の翻訳
パスポート
ビザ(コピー可)

②国際運転免許で運転
有効な国際運転免許
有効な日本の運転免許
パスポート
ビザ(コピー可)

2.1 オーストラリア長期滞在者の場合

永住者以外で、日本の運転免許を所持し、オーストラリアで同じ車両タイプの運転免許を取得する場合は、原則として、学科試験の後に仮免許なしで実技試験が受けられ、それに合格すると本免許が交付されます。オーストラリアのNSW州・WA州・SA州・ACTに3カ月以上滞在する長期滞在者や永住者の場合は、学科試験と実技試験も免除されます。

申請先はService NSWです。手続きをしたその場で免許用の写真を撮られ、申込後5日以内に申請した住所に運転免許が郵送されます。発行される運転免許の条件欄には「Q」が付き、「Evidence of permanent residency status not provided」との説明書きが記載されます。

NSW州の運転免許への切り換えに必要なもの

  • 有効な日本の運転免許
  • 英訳記載事項証明書(Multicultural NSW発行のもの)
  • パスポート
  • 住所を証明する書類が必要
  • クレジットカードや学生証
  • 手数料(1年有効$56/3年間有効$134/5年間有効$180/10年間有効$334)
  • ※日本で運転免許の取得から3年以内だと、本免許は取得できません。

運転免許の車両タイプを日本とオーストラリアで変更する場合、初心者と同じ手続きになります。上記の「オーストラリア国内で運転免許を取得する」参照。

2.2 オーストラリア短期滞在者の場合

オーストラリア短期滞在者は、日本の有効な運転免許とパスポートを所持していれば運転可能ですが、何かあった時には証明が必要です。トラブルを防ぐためにも、オーストラリアで運転を考えている場合は、国際運転免許(国外運転免許)を取得しておきましょう。もしくは、英語の証明書は携帯しておいた方が安心でしょう。

2.3 国際運転免許について

オーストラリアで有効な国際運転免許(国外運転免許)を取得する場合は、日本の免許に基づいて住所地の公安委員会に申請しましょう。

国際運転免許は、発行から1年以内で日本の運転免許が有効期限内であれば、何回海外に行ってもそのたびに使用が可能です。ただし、国際運転免許の有効期間が短くなったので、新たに申請する場合は警察署または運転免許センターに必ず返納しないと、新しい国際運転免許証が交付できない場合があります。

また、本人がすでに国外にいる場合は代理人申請が可能です。仮に国際免許証の有効期限が切れた場合でも、帰国の必要なく延長手続きができます。

国際運転免許証の申請の際に必要な書類

  • 日本の運転免許
  • 写真1枚(縦5cm×横4cm)
  • パスポートなど渡航を証明するもの
  • 古い国際運転免許を持っている場合、その国際運転免許

申請場所や受付時間、手数料などの詳細は、各都道府県警察の運転免許センターなどに問い合わせておきましょう。

国際運転免許証の取り扱いについて

  • 日本の発給する国際運転免許は、ジュネーブ条約加盟国(日本を除く)内においてのみ運転できます。
  • 国際運転免許の有効期間は、発給の日から1年間です。有効期間が満了した時は、最寄りの警察署または運転免許センターに必ず返納してください。
  • 国際運転免許に更新制度はありません。1年以上外国に滞在する場合は、その国の運転免許を取得する必要があります。
  • 渡航中に日本の運転免許の有効期間が切れる場合は、渡航前に期間前更新ができます。
  • 渡航中に日本の運転免許の有効期間が切れた場合は、帰国後1カ月以内であれば試験の一部免除で運転免許の再取得ができます。

2.4 英訳記載事項証明書について

英訳記載事項証明書は、オーストラリアの各州の運転免許管理当局が指示する機関で発行してもらえます。

NSW州の場合、最寄りのService NSWに日本の運転免許とパスポートを持参するか、オンラインから予約して、定められた政府機関「Multicultural NSW」に翻訳を申請できます。

翻訳料金:
・14営業日以内:$77
・7営業日以内:$96
・1営業日以内:$117
・速達便:+$14

他州の場合、NATTIの資格を持つ翻訳家による翻訳証明もしくは各州の総領事館発行の翻訳証明書が必要です。以下の各州総領事館ウェブサイトより詳しい内容を確認してください。

各州の総領事館

2.5 オーストラリアの身分証明書について

オーストラリアで免許申請の際には、2種類の身分証明書(内ひとつは署名のあるもの)を提示します。パスポートの他に、クレジットカードや預金通帳、電気、ガス、賃貸料金の支払い通知書、学生証などのどれかひとつが必要です。ちなみに、国際運転免許は身分証明として使える場面がほとんどありません。

3. オーストラリア滞在中の運転免許の更新・切り換え

オーストラリア滞在中に運転免許を取得し、その後3カ月以上オーストラリアに滞在していたことが証明できれば、適性試験だけで日本の運転免許も取得できます。ただし、運転免許取得から1年未満の場合、日本の運転免許は初心者扱いとなります。

運転免許の取得先は、運転免許記載の住所地を管轄する日本の公安委員会、または自動車運転免許試験場です。

手続きに必要なもの

  • 有効なオーストラリアの運転免許
  • オーストラリアの運転免許の翻訳文(JAFで受け付け)
  • パスポート
  • 本籍の記載のある住民票(コピー)
  • 写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
  • 印鑑
  • 手数料

3.1 オーストラリアの運転免許の更新

オーストラリアの運転免許の更新も、日本と同様、誕生日の1カ月前後の期間に申請することができます。

有効期限が1年間・3年間・5年間の運転免許を所持している優良ドライバーは、オンラインで更新申請ができます。

オンライン申請の条件

  • 有効期限が切れるまで、6カ月以下であること
  • 21歳〜75歳の年齡に属していること(クラスMCは70歳まで)
  • 交通法規制や取り締まりを受けていない優良ドライバーであること
  • 現在の運転免許の署名と写真が、更新後の運転免許の有効期限から10.5年以内であること
  • 視力検査の基準を満たしていること

オンラインでの運転免許の更新に必要なもの

  • 有効なオーストラリアの運転免許の詳細
  • 車両の登録番号(本人名義)

オンライン更新申請は、以下のサイトから可能です(要アカウント登録)。
https://www.service.nsw.gov.au/renew-driver-licence-login

オンラインでの申請完了後、運転免許レシート(Driver Licence Receipt)をプリントアウトして署名し、車を運転する際には常に古い運転免許と一緒に携帯しておきます。新しく更新された運転免許は、登録住所に10日間ほどで郵送されます。

有効期限が10年間の運転免許を所持している、もしくは申請条件に満たないドライバーは、Service NSWを訪問して更新申請を行う必要があります。

Service NSW窓口での運転免許の更新に必要なもの

  • 運転免許更新のお知らせ
  • オーストラリアの有効な運転免許
  • コンタクトレンズもしくはメガネ(視力検査用)
  • コンセッションであることを証明するもの(コンセッションの場合、料金が割引される場合あり)
  • 現金もしくはクレジットカード
  • 運転免許更新申請書(Licence Renewal Application)

Service NSWを訪問する場合、事前に運転免許更新申請書(Licence Renewal Application)をダウンロードして必要事項を記入しておきます。その後、上記の必要なものを持参して手続きを行います。

更新手数料:
・1年間 $56
・3年間 $134
・5年間 $180
・10年間 $334

3.2 オーストラリア滞在中の運転免許の失効

オーストラリア滞在中に日本の運転免許が失効した場合は、失効6カ月以内ならやむを得ない失効による手続きが可能です。また、失効6カ月以上3年以内なら試験の一部を免除されて再取得できます。

失効した運転免許の手続き・再取得先は、運転免許記載の住所地を管轄する日本の公安委員会、または自動車運転免許試験場です。

やむを得ない失効による手続き(失効後6カ月以内)

適性試験(視力・聴力検査)だけで失効前と同じ運転免許を再取得できます。新しい運転免許は、手続きした日から3年後の誕生日まで有効。

手続きに必要なもの

  • 失効した日本の運転免許
  • 住所を証明する書類が必要な場合は当該書類
  • 戸籍抄本など
  • 写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
  • 手数料
  • 海外滞在の事実を証するに足りる書類

失効から6カ月以上(3年以内)経過した場合

日本帰国後の住所が確定してから1カ月以内に手続きすれば、学科試験および技能試験が免除されるので、やむを得ない失効による手続きと同様、適性試験(視力・聴力検査)だけで失効前と同じ運転免許を再取得できます。

失効3年以内でも、日本の住所確定から1カ月以上が経過した場合、学科・技能・適性試験のすべての試験を受けなければなりません。失効した運転免許の手続き・再取得先は、運転免許記載の住所地を管轄する日本の公安委員会、または自動車運転免許試験場です。

手続きに必要なもの

  • 失効した日本の運転免許
  • 住所を証明する書類が必要な場合は当該書類
  • 戸籍抄本
  • 写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
  • 手数料
  • 海外滞在の事実を証するに足りる書類

3.3 オーストラリアで紛失・破損した運転免許の再発行

オーストラリア滞在中に日本の運転免許を紛失した場合、日本帰国後に再交付申請を行う必要があります。代理申請はできません。再交付申請先は、運転免許記載の住所地を管轄する日本の公安委員会、または自動車運転免許試験場です。

手続きに必要なもの

  • 当該運転免許または紛失証明書類
  • 写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
  • 住所を変更した場合は当該住所を証明する書類

3.4 日本出発前の特例更新手続き

海外滞在中に日本の運転免許の有効期限が過ぎると、事前にわかっている場合は、運転免許の更新期間(誕生日を挟んだ2カ月間)に入っていなくても、特例更新手続きによって運転免許の更新ができます

運転免許の更新先は、運転免許記載の住所地を管轄する日本の公安委員会、または自動車運転免許試験場です。

特例更新手続きに必要なもの

  • 有効な日本の運転免許
  • 写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
  • パスポート
  • 手数料
  • 海外留学などやむを得ない理由の事実を証するに足りる書類

4. オーストラリアの車の免許と運転に関するFAQ

Q. 翻訳機関はどこでもいいの?

A. NSW州発行の運転免許証を取得する場合、翻訳証明書はシドニーのMulticultual NSWが発行したものでなければなりません。

Q. 運転の際、パスポートやビザも携帯すべき?

A. 警察によりオーストラリア一時的滞在者の証明を求められる場合があるので、自分のオーストラリアでのビザを証明できるものを携帯しておく必要があります。また、オーストラリアで国際運転免許証を携帯して運転をする場合、パスポートにある入国日から3カ月以上オーストラリアに滞在しているかどうかを確認されます。

Q. 日本の運転免許で運転するのと、オーストラリアの運転免許に切り替えて運転するメリットとデメリットは?

A. 日本の運転免許でオーストラリアでも運転する場合、日本の運転免許の有効期限分、運転が可能です。定期的な更新が必要なく、フルライセンスと同じ扱いを受けられます。しかし、身分を証明するために、パスポートなどを運転時に常に携帯しなければいけません。

Q. 国際運転免許または日本の運転免許を紛失した!

A. オーストラリアの日本の領事館や大使館では、日本の運転免許の紛失といった問題への対応はしていません。国際運転免許または日本の運転免許証を発行した各機関まで問い合わせる必要があります。

5. オーストラリアの車の免許と運転のまとめ

日本の運転免許の取得制度と違い、さまざまな制限や長期間の運転時間が必要になるオーストラリア。日本の運転免許を持たずにオーストラリアに来るのは、永住予定がある人を除き、あまり現実的ではないかもしれません。短期滞在なら国際運転免許、長期滞在なら日本の運転免許から現地の運転免許に書き換えておくのが望ましいでしょう。

6. オーストラリアでの車購入・売却ができる場所(日本語対応)

内部リンク

DVG(ガリバー)

 

 

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投稿 オーストラリアにもっといたい! セカンド/サードワーホリビザとは?JAMS.TV に最初に表示されました。

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暮らしやすい気候や自然豊かな環境、おだやかで優しいオーストラリアの国民性が相まって、日本人から住みやすいと人気のオーストラリア。滞在期間中にオーストラリアが好きになり、まだまだ滞在したいと考える人も多いはず。

オーストラリアは日本が一番初めにワーキングホリデーの協定を結んだ国であり、日本のワーキングホリデーメーカーの半数以上が訪れるほどの人気国。日系企業や日本食レストランが多く、働き口が多いこと、また就労賃金が他国と比べ高いことも人気の理由に挙げられます。

基本的にワーキングホリデービザで滞在できる期間は12カ月と定められていますが、ある特別な就労条件をクリアすれば滞在期間を延長することができます。そこで12カ月以上滞在したいと考えているワーキングホリデーメーカーを対象に、ワーキングホリデーとして最大3年の滞在を叶える方法としてセカンド/サードワーキングホリデービザの取得について申請の条件や申請方法などを詳しく解説! また新型コロナウイルスの救済措置として特別に設けられたビザについても紹介します。

本稿は2020年8月現在の情報を元にしております。情報の取り扱いには細心の注意を払っておりますが、万が一内容に誤りがあり、訂正・追加・削除などが必要な場合は、確認・調査の上、速やかに対応いたします。お問い合わせは以下のアドレスまでお願いします。
editor@jams.tv

ワーキングホリデービザについて

ワーキングホリデーは、2国間の協定に基づいて18歳から30歳までの青年が相手国に滞在し、滞在中の資金を補うために一定の就労を認める制度。原則として各国ごとに一生に一度だけ利用できるものです。

まずはオーストラリアにおけるワーキングホリデービザの申請条件や滞在中の就労条件について改めて確認しましょう。

滞在期間 12ヵ月間
申請費用 485ドル
有効期間 ビザ発行から1年以内の入国が必要
申請条件 ①ワーキングホリデービザでの入国歴がないこと
②申請時の年齢が18歳以上~31歳未満であること
※渡航時に31歳になっていても可能
③渡航当初の生活費を賄うための十分な資金があること
※発行から1ヵ月以内の残高証明書(英文)が必要
④心身ともに健康であること
就労条件 一雇用主のもとで最長6ヵ月間の就労(フルタイム)が可能
就学条件 最長4カ月までの就学が可能

オーストラリアにワーキングホリデーで滞在するには、ビザを取得しなければなりません。またほかの滞在方法としては学生ビザや観光ビザがあります。

ただし、観光ビザでは最長3ヵ月までしか滞在できず、就労はできない。学生ビザは在学期間に合わせて滞在できるが、1週間に20時間までしか働けない。

セカンド/サードワーキングホリデービザとは

オーストラリア政府が指定する地域で定められた期間(セカンドとサードで異なる)の指定労働をすることで、さらに1年の滞在が延長になる制度がセカンド/サードワーキングホリデービザです。就労条件や就学条件は1回目のワーキングホリデーと同じです。

※ビザの申請条件などについては随時変更になる可能性が場合があるため、申請前に必ず確認することをおすすめします。

指定労働とは?

指定された地域において以下の業種でのある一定期間(セカンドとサードで異なる)の就労が指定労働として定められています。

【農作業・畜産業】
・一般的な農作業(野菜やフルーツのピッキングやパッキング)
・畜産・酪農業において飼育や毛刈り、食肉解体業
・原料からの乳製品の製造・ぶどう園などで樹木の手入れ作業 など
【海産業】
・魚類や海産物の採取に関する仕事
・真珠採取や真珠貝の採取、あるいは養殖に関する仕事 など
【林業】
・伐採目的のプランテーションや森林での植林または手入れ
・プランテーションや森林の伐採
・プランテーションや森林で伐採された樹木を製粉、加工する場所への輸送作業 など
【鉱山業】
・石炭鉱業
・石油とガスの抽出
・金属鉱石採掘
・建設資材採掘
・非金属鉱物の採掘と採石の探査
・鉱業支援サービス など
【建築業】
・住宅建築
・重土木工事
・土地開発およびサイト準備サービス
・建物構造サービス
・建物設置サービス
・建築完了サービス など
【山火事復旧支援】※2019年7月31日以前に実施された作業
・土地、財産、農場の動物または野生生物の回復または回復に関連する建設、農業、またはその他の作業
・被災地で暮らしている、働いている、ボランティア活動をしている人々にサポートサービスや支援を提供する など

これらのなかでも比較的見つかりやすく、そしてビザの取得のための就労としてポピュラーなのが、農作業や畜産業での労働です。もちろん知識や経験がある方が仕事探しに有利になるでしょう。

労働賃金は時給や歩合などさまざまですが、地方での就業という性質上、都市部に比べお金を使うことがあまりなく貯金がしやすいというメリットもあります。

※オーストラリア政府が指定する指定労働についての詳細はこちら
※指定地域に関してはこちら

セカンドワーキングホリデービザとは

ワーキングホリデー1年目に指定地域において3ヵ月以上の指定労働を終了し、必要書類を用意すれば申請できます。オンラインで申請できるため、オーストラリアまたは日本に一時帰国してからでも申請が可能です。ただし日本で申請する場合はビザが発給されるまで日本にいることが条件です。

ビザはIMMIAcount から申請できます。

滞在期間 12ヵ月
申請費用 485ドル
申請条件 ①申請が受理される時点で18歳以上31歳未満であること
②心身ともに健康であること
③生活に十分な資金があること
※5000~6000ドル相当の預金残高が必要
必要なもの ①パスポート
②指定労働の雇用主が発行した給与明細(Payslip)
③残高証明書(英文)
④クレジットカード
あると便利 ①源泉徴収票(Group Certificates / Payment Summaries)
②所得税申告書(Tax Returns)
③雇用主からの証明レター(Employer References)
④雇用主の署名入りの雇用証明書(Form 1263 – Working Holiday Visa: Employment Verification)
就労条件 一雇用主のもとで最長6ヵ月間の就労(フルタイム)が可能
就学条件 最長4カ月までの就学が可能

ここで注意したいのがビザの有効期限。セカンドワーキングホリデービザの発給から12ヵ月ではなく、あくまでも1回目のワーキングホリデーの入国日が起点になります。

たとえば1回目のワーキングホリデーで2020年2月3日に入国し、セカンドワーキングホリデービザを2020年6月15日に取得した場合、ビザ終了日は2022年2月2日となります。

サードワーキングホリデービザとは

セカンドワーキングホリデー期間中に指定地域において6ヵ月以上の指定労働を終了し、必要書類を用意すれば申請できます。オンラインで申請できるため、オーストラリアまたは日本に一時帰国してからでも申請が可能です。ただし日本で申請する場合はビザが発給されるまで日本にいることが条件です。

ビザはIMMIAcount からセカンドワーキングホリデービザ同様に申請できます。

滞在期間 12ヵ月
申請費用 485ドル
申請条件 ①申請が受理される時点で18歳以上31歳未満であること
②心身ともに健康であること
③生活に十分な資金があること
※5000~6000ドル相当の預金残高が最低でも必要
必要なもの ①パスポート
②指定労働の雇用主が発行した給与明細(Payslip)
③残高証明書(英文)
④クレジットカード
あると便利 ①源泉徴収票(Group Certificates / Payment Summaries)
②所得税申告書(Tax Returns)
③雇用主からの証明レター(Employer References)
④雇用主の署名入りの雇用証明書(Form 1263 – Working Holiday Visa: Employment Verification )
就労条件 一雇用主のもとで最長6ヵ月間の就労(フルタイム)が可能
就学条件 最長4カ月までの就学が可能

ビザの終了日はセカンドワーキングホリデービザと同様に、1回目のワーキングホリデー入国日から3年後です。

たとえば1回目のワーキングホリデーで2020年2月3日に入国した場合、サードワーキングホリデービザの終了日は2023年2月2日になります。

新型コロナウイルス影響によるビザの救済措置

新型コロナウイルス禍において施行された入国・渡航制限に伴い、一時滞在ビザ保有者(ワーキングホリデーや学生ビザなど)が帰国できない場合の救済措置として「Temporary Activity Visa (Subclass 408)」が新設されました。

詳しい発給条件などは以下のとおりです。

滞在期間 最長12ヵ月*
申請費用 無料
対象者 ①一時滞在ビザ保有者でビザ失効期限が近いが自国へ帰国する方法がない方
②新型コロナウイルス状況下、オーストラリアで有益なスキルを持っている方
申請条件 ①一時滞在ビザ保有者で、申請時に現行ビザの有効期限が28日前を切っていること、または失効後28日以内であること
②該当するビザのオプションがない
③新型コロナウイルスにおける重要産業(医療、農業、食品加工、ヘルスケア、高齢者ケア、障害者ケア、チャイルドケアなど)に就労している、またはスキルを持っている
④滞在中の保険を充分にカバーできる

* 重要産業に従事していない場合の滞在は最長6ヵ月です。

なお同ビザは救済措置を目的に特別に新設されたため、審査はケースごとに異なります。

「Temporary Activity Visa (Subclass 408)」について詳しくはこちら


自然に囲まれ、住みやすい環境のオーストラリアにもっと長く滞在したいと思う方も多いはず。ワーキングホリデーで滞在する以外にも学生として滞在するなどほかにも方法はあるので自分の目的にあった滞在方法を選びましょう。また申請条件などは随時変更される場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

オーストラリアの滞在を延長したいと考えている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

そのほか、ワーホリ生活マニュアルについての過去記事はこちら

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充実したワーホリ生活を! オーストラリアのレンタカーの借り方 https://www.jams.tv/vehicle/181607 Tue, 04 Oct 2022 22:00:21 +0000 https://www.jams.tv/?p=181607 広大なオーストラリアにはさまざまな美しいスポットがたくさんあります。自然豊かなオーストラリアならではの観光スポットに行くには、公共交通機関だけでは辿り着くことが難しいことも。 車を購入するのも良いですが、一時滞在の場合は […]

投稿 充実したワーホリ生活を! オーストラリアのレンタカーの借り方JAMS.TV に最初に表示されました。

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広大なオーストラリアにはさまざまな美しいスポットがたくさんあります。自然豊かなオーストラリアならではの観光スポットに行くには、公共交通機関だけでは辿り着くことが難しいことも。

車を購入するのも良いですが、一時滞在の場合は維持に費用がかかることもあり、特に都市部に住んでいる場合は駐車場付きの家探しが必要など手間もかかります。

このような場合に便利なのがレンタカー。日本と同じく右ハンドル、左側通行ということもあり、ワーホリ期間中でも比較的運転がしやすい環境です。

記事内では、オーストラリアのワーホリ生活をより良いものにできるレンタカーの借り方についてご紹介。レンタカーを借りる手順や注意点、必要なものなどをお伝えします。

本記事は2020年7月現在の情報を元に執筆しております。情報の取り扱いには細心の注意を払っておりますが、万が一内容に誤りがあり、訂正・追加・削除の必要がある場合、当社で調査の上、速やかに対応いたします。当社の上記請求・お問い合わせ先は下記の通りとなります。
editor@jams.tv

レンタカーを借りる手順

レンタカーを借りる手順は日本とあまり変わりません。レンタカー会社で直接予約、または「地名」と「レンタカー」で検索すると日本語でレンタカーの料金比較ができるサイトなどもあり、英語が不安な方はこちらを利用するのもおすすめです。

予約後、予約当日に店舗に行き、手続きや説明をうけたあと鍵を受け取ります。日本でレンタカーを借りる際は、店頭スタッフといっしょに乗車前に車両のチェック(傷の有無など)しますが、オーストラリアでは省略する場合が多くあります。その場合、返却時にトラブルにならないよう、自分で傷や汚れなどがないか車両をしっかりチェックしておくと安心。店頭スタッフが傷報告書を提供するので、傷を見つけた場合、傷報告書に書いてあるかどうかも確認しましょう。

返却は日本と同じくガソリンを満タンにしてからとなります。店頭スタッフが車両のチェックをしたら終了です。

【レンタカーを借りる手順】
①事前にレンタカーを予約する
②当日に店頭でレンタカーの鍵を受け取る
③ガソリンを満タンにして車両と鍵を店舗に返却
④Eメールで領収書が送付される(レンタカー会社により異なる場合あり)
※クレジットカードで支払うことが多いため、クレジットカードは忘れずに準備してください。

オーストラリアの主なレンタカー会社

オーストラリアにはレンタカー会社がたくさんあります。そのなかでも特に人気があるレンタカー会社をご紹介!

価格比較をしたい方、英語が苦手な方はこちらを利用するとスムーズに手続きができます。またレンタカーを借りる方は年齢制限に注意。

レンタカー会社の共通の年齢制限として、25歳以上の方が利用可能、17歳以下はレンタカーの利用が不可となっています。そのほか、レンタカー会社によっては21歳~24歳は割増料金で利用可能など会社によって違いもあるので確認が必要です。

絶対必要!まずは運転免許証を準備

オーストラリアで運転するには運転免許証が必要です。もちろんレンタカーを借りる際も運転免許証の提示が必要になります。

【使用できる運転免許証】
①オーストラリアの運転免許証を使用
②日本の運転免許証を使用
③国際免許証を使用

②日本の運転免許証を使用

日本の運転免許を持っているオーストラリアの一時滞在者の場合、現地の運転免許を取得せずに州内を運転することは許されていますが、ですが、オーストラリアで運転免許証は英語で書かれている必要があり、日本語の免許証に公式の翻訳証明書(英訳記載事項証明書)を付けなければいけません。運転する場合は常に日本の運転免許証+公式な翻訳証明書の携帯が必須になります。
※NSW州の場合:最寄りのService NSWに日本の運転免許とパスポートを持参するか、オンラインから予約して、定められた政府機関「Multicultural NSW」に翻訳を申請できます。

③国際免許証を使用

運転免許の有効期限まで残り1年間以上であれば、国際免許は1年間の有効期間で発行されます。入国前に取得しておくのがおすすめですが、すでに入国済の場合は、代理人が本人の代わりに国際免許証を申し込むことが可能。その場合は免許申請者本人が代理人に委任状を送らなければいけません。国際免許を使う場合、日本語の運転免許証+国際免許証の携帯が必須になります。

上記について、詳細は過去記事をご参考ください。
オーストラリアで車の免許と運転のために知っておくべきこと

いざという時に!任意保険について

オーストラリアでは常にレンタカー料金に最低限の保険(人、車に損害を与えた場合のみ適用)が含まれています。しかし、任意保険を利用せず、万がいち自動車事故に巻き込まれた場合、4000ドル以上の支払い請求がくることも。高額な賠償金を支払うことがないよう、任意保険についてはきちんと考えたほうがベター。

また、返却後に修理代を請求されることがあるため、乗車前に車両の傷や汚れは細かくチェックし、あれば店頭スタッフに事前に伝えておくようにすると、トラブル防止になります。任意保険をつけないで修理代を請求された場合、免責額(実費負担)が2000ドル~4000ドル近くになることもあります。

任意保険は、レンタカー会社や車両、保険会社によって異なり、事前にネット予約をすると費用が安く済むことがあります。その際は適用範囲などもしっかり確認しましょう。

オーストラリアのガソリンの種類

レンタカーの返却時に必ず必要なことが、ガソリンの補充。満タンで返却されない場合、割り増し請求されることもあるため忘れずに。また、オーストラリアと日本ではガソリンの種類が異なり、種類が違うガソリンを入れると車両の故障に繋がりかねないので要注意です。ガソリンスタンド(Petrol Station)で困ることがないよう、しっかり覚えておきましょう。

【オーストラリアのガソリンの種類】
各ガソリンスタンドによって呼び方が異なる場合があるため、表記の参考にしてください。
①レギュラー
Regular Unleded (ULP) または Regular 91、Unleaded 91(unleaded89-94)
②ハイオク
Premium Unleded (PULP) または Premium 95、Ultra Premium Unleded (UPLP) または Premium 98
③軽油(ディーゼル)
Diesel
④LPGガス
LPG または Liquefied Petroleum Gas
※オーストラリアでは自動車のガソリン代が高いため、LPGガス仕様に変更している自動車も多くあります。

オーストラリアではほとんどがセルフスタンドになっており、日本と同じくガソリンタンク側に合わせて停車します。ガソリンの種類を選んで給油したあと、レジで使用したポンプ番号を伝え、クレジットカードまたは現金で料金を支払います。

スタンド内ではたばこなどの火器厳禁に加え、オーストラリアでは携帯電話の使用が禁止(静電気での発火防止)とルールがあるので気を付けましょう。

オーストラリアの有料道路料金の支払い

オーストラリアは都市部以外の高速道路は無料ですが、シドニーやブリスベン、メルボルンなどの大都市エリアには有料道路が多くあります。日本のような料金所や閉会する通行バーはなく、ETCのような無人の装置が設置されています。ほとんどのレンタカーにETC機能(無線通信で車両認証や決済をするシステム)が付いていますが、念のため有無を確認しておくと良いでしょう。

この装置が付いていなくても通行はできますが、申告しないとペナルティが課せられるので注意。装置なしで料金所を通過した場合、必ず道路交通局の専用ダイアルやWEBサイトから申告しましょう。期限もタイトのため延滞金もつくため確認、申告はお早めに。

また有料道路には道路標識に「TOLL」と料金が書いてあり、レンタカー会社の規則によって料金が違うため事前に確認をとっておくことをおすすめします。例を挙げると、Avisでは有料道路の標準料金に、料金標識1つにつき3.30ドルの追加料金がかかります。Hertzでは1日に約15ドルで有料道路を無制限で使用可能(※2020年7月現在)。料金の支払いはクレジットカード、もしくはデビットカードのからできます。

有料道路の詳細について(政府公式サイト)
NSW州QLD州VIC州

レンタカーでより良いワーホリライフを!

オーストラリアに数ある観光地や自然豊かなスポットに行くには公共交通機関を使ったり、ツアーを組んだりとさまざまな方法がありますが、公共交通機関では行くことができない場合はレンタカーの利用が便利。人数が多い場合は費用の節約になることもあります。

日本の交通ルールと似たところもあり、運転しやすい環境ではありますが、オーストラリア独自の交通ルールももちろんあるため、事前にきちんと確認しておくことが重要です。運転時は安全運転を心掛け、事故がないよう細心の注意を払ってドライブを楽しみましょう。

オーストラリア生活がもっと楽しめる手段の一つとして、レンタカーを利用してみてはいかがでしょうか?

車の運転に関してはこちらの過去記事もチェック!
オーストラリアで車の免許と運転のために知っておくべきこと
そのほか、ワーホリ生活マニュアルについての過去記事はこちら

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