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【立地抜群】UTS(シドニー工科大学)の解説と学生インタビュー

オーストラリアは、治安の良さ、温暖な気候、教育の質の高さなどで人気のある留学先ですが、その中でもシドニーは大きな都市であることから、多文化多国籍の人々の触れる機会が多くとても魅力的です。

そこで、シドニーの大学留学に注目し、シドニーにあるそれぞれの大学を紹介していきたいと思います。

シドニーには主に4つの大学があります。今回は、University of Technology Sydney(シドニー工科大学)を取り上げUTSで学べる分野や必要とされる英語力等の基本情報から、選ばれる理由、実際にUTSに通う学生へのインタビューまで、UTSの魅力に迫りました。

これをみれば、UTSの全てがわかります!オーストラリアでの大学留学を考えている方、必見です!

UTS(University of Technology Sydney)の基本情報

University of Technology Sydney (シドニー工科大学)
場所  シティを中心に5つのキャンパス
設立年度  1988年
世界ランキング  196位
留学生比率  約32% (2017年)
設備   ★★★★★
アクティビティ  ★★★★☆

 

学校の公式ホームページの「UTSについて」では学校について解説がされています。そこには、”We’re known for our industry focus, practice-based teaching and learning, real world research and our location.” とあり、簡単に日本語訳をすると「UTS(シドニー工科大学)は、産業にフォーカスしていること、実践ベースの授業、実世界に通じたリサーチ、そしてキャンパスのロケーション」が学校の特徴として解説されています。

また、2017年のデータによると、学校全体の学生の人数が44,887人でそのうち海外からの留学生が14,298人でした。他の国や地域の学校と比べても非常に留学生も多いので、オーストラリアらしい多文化な環境で大学生活を送ることができます。

動画でUTSを見る

パンフレットダウンロード

入学に必要な英語力

UTSで学べる分野は主に下記の通りで、何を選ぶかによって留学生に求められる英語力は変わってきます。

 IELTS  TOEFL
Communication 7.0 overall,
writing 7.0
 94-101 overall,
writing 23
Design, Architecture and Building  7.0 overall,
writing 7.0
 94-101 overall,
writing 23
Education 7.5 overall
speaking 8.0,
listening 8.0,
reading 7.0,
writing 7.0
102-109 overall
speaking 23-27,
listening 23-27,
reading 23-27,
writing 24
Engineering 6.0 overall,
writing 6.0
 60-78 overall,
writing 21
Information Technology  6.0 overall,
writing 6.0
 60-78 overall,
writing 21
Analytics and Data Science  6.5 overall,
writing 6.0
79–93 overall,
writing 21
Business 6.5 overall,
writing 6.0
79–93 overall,
writing 21
Health 6.5 overall,
writing 6.0
79–93 overall,
writing 21
Health (GEM)  6.5 overall,
writing 6.0
79–93 overall,
writing 21
International Studies  6.5 overall,
writing 6.0
 79–93 overall,
writing 21
Law  6.5 overall,
writing 6.0
79–93 overall,
writing 21
Science and Mathematics  6.5 overall,
writing 6.0
79–93 overall,
writing 21
Transdisciplinary Innovation  6.5 overall,
writing 6.0
 79–93 overall,
writing 21

(参考:UTSウェブサイト)

交換留学生も、各々の教育機関によって求められるものは異なりますが、英語力は IELTS6.5 (writing 6.0以上)程度が求められます。

つまりIELTSを初めてとした英語のテストは大学留学にはとても大事です。

IELTSとは? -スコア、テスト内容から受験申込まで-

TOEFLとは? -スコア、テスト内容から受験申込まで-

情報収集はUTSのオフィシャルウェブサイトがおすすめです。International studentのページに行くと、留学生向けに作られた情報満載のパンフレットがあったり、学生のブログやインスタグラムのアカウントもあり、UTSでの学生生活を覗き見することができますよ!

また、そもそも大学留学はどのようにするのか?についてはこちらをどうぞ。

 

 

UTSが選ばれる理由

オーストラリア国内のみならず世界中からも学生が集まるUTS。その魅力を5つのポイントで紹介します。

1. 抜群に便利な立地

UTSはシドニーシティの真ん中にあり、セントラル駅から徒歩数分という抜群のロケーションにあります。シティーなので買い物や食事には困らず、交通機関も発達していてとても便利な場所に位置しています。

2. 学べる分野が多く、実践的な学びができる

UTSには11の学部に150のコース、大学院には180ものコースがあり、そこから自分の興味のある分野を選び学ぶことができます。

多くのコースが、幅広い業界のプロに認可されたハイレベルな授業と研究に特化した実践力重視のプログラムになっています。つまり、あなたが卒業する頃には実践的な力がついていて企業にとって魅力的な人材になれるということです!

 

3. キャンパスがおしゃれで素敵

UTSは、なんと言ってもキャンパスがかっこいい!
憧れの留学生活、キャンパスを好きになれるかどうかは勉強のモチベーションにも関わりますし、とっても大事ですよね。UTSはユニークなキャンパスに加え設備も整っているので、勉強に集中できる環境が整っています。

 

4. 学生生活のサポートサービスが手厚い

UTSでは、英語のサポート、キャリアのサポート、健康面やカウンセリングのサービスなど、そのほとんどのサービスを無料で受けることができます。

また、実際に通っている学生によると2018年現在、週に2回キャンパスでフリーフードのイベントが開催されているとのことです。そんな日本の大学ではあまり見られないイベントも嬉しいですよね。

テコンドーや写真、アニメやチェスなど100を超えるクラブ活動、そしてActivateUTSという組織が学生の生活を充実させるための多くの機会を提供してくれます。キャンパス内にはカフェやバーがあるので、友達とゆっくりしたりするのもいいですね。

 

5. 世界の大学ランキングにも入るハイレベルな教育

UTSはあらゆる分野でランキング上位に入っており、世界的にもレベルが高い大学です。

Times Higher Education による世界大学ランキングは196位です。
(ちなみにこのランキングでは、東京大学が42位、京都大学が65位、東京工業大学が251-300位にランクインしています。)

Times Higher Education Young University Ranking(新しい大学の中での世界ランキング)では、オーストラリアで1位、世界では16位など、UTSはレベルの高い新しい大学としても世界的に注目を浴びています。

また、看護のコースは世界7位(QS World University Subject Rankings 2018)に入るほどレベルが高いことで知られています。

これらも、みなさんが大学を選ぶ際に参考になるかも知れません。

実際にUTSに通っている学生にインタビュー

現在UTS(シドニー工科大学)に交換留学生として通っているHIKARUくんにお話を伺いました!

プロフィール

 

 

  • 名前:HIKARU
  • 大学:UTS(シドニー工科大学)
  • 専攻:International Studies
  • オーストラリア滞在歴:8ヶ月
  • 好きな有名人:イチロー
  • UTSの好きなところ:施設がものすごくいい!キャンパスもきれいだし、作りが近代的で気に入っています。

 

Q. なぜオーストラリア留学をしようと思ったのですか?

A. まず、将来海外で働くのが自分の夢の一つとしてあります。しかしこれまでの21年間日本でしか生活したことがなく、いつかいろんな国、人種、バックグラウンドを持った人と生活してみたいと思っていました。その中で、実際に同じ環境で生活してみたからこそ知れる、その国の人によって異なる譲れない部分、特徴や価値観を分かり合えるような経験をしたく留学を決意しました。

その中でもオーストラリアは多文化共生の国であり、ジェンダーやLGBTの問題についても進んでいるのでぴったりでした。オーストラリアに実際に来てみると、想像していたようにいろんな人種の人がいて、楽しく充実した生活を送れています。

Q. なぜこの大学を選びましたか?

A. オーストラリアに留学する経緯として、「いろんなバックグラウンを持った人と生活したい」というのがあったので、シドニーのようなたくさんの人が集まってくる都市の方がいろんな人に出会えるチャンスがあるんじゃないかと思いました。その中でも、UTSには自分の勉強したい国際関係論の学部があったので、それらがマッチしてこの大学を選びました。

UTSはテクノロジー系にイメージが強いとは思いますし、大学はそれを強みとしています。実際、名前の通りITの学部の学生は多いですが、その他にもビジネスや国際関係、デザインなどいろんなことを学んでる学生がいるので、日本の大学にはなかった学部の人とも知り合える機会があり面白いです。

Q. 嬉しかったこと、苦労したことは?

A. 嬉しかったことは、集団の中で自分の存在感を示せた経験ができたことです。これは、英語でしっかり物事が伝えられた証拠でもあると思っています。授業のグループワークにおいて、自分の意見が反映されたり、日常レベルになると、どこかに遊びに行くとかでも自分が先頭に立って場所を決めたりとか、とにかく主体性を持って行動した結果、海外の人と信頼関係が作れたなと感じた瞬間が嬉しいです。

苦労したことは、誰もが直面すると思いますが、最初の2ヶ月ぐらいは英語が聞き取れないことが大半で、会話についていけないことが本当に辛かったです。自分が特に人とコミュニケーションを取りたいって気持ちが強かった分、会話の波に乗れていない自分に嫌気がさしました。でもそれと同時に、焦らないようにも気をつけて、YouTubeでどうやって英語の会話力をあげるのかとか、コメディーや友達の見ている映画をNetflixで見たりなどして、そこで覚えたフレーズをすぐに使うように心がけた結果、今は会話の波にも乗れるようになりました。

Q. シドニーの生活はどうですか?

A. シドニーの生活は快適で、一歩外に出れば、様々な人種の人を見かけるし、色々な言語も聞こえるし、日本にはない環境だなと思っています。そういった環境において大事だなと思うことは、国籍で人の事を判断して型にはまった先入観は持ちたくないとすごく思います。その人がどんな人なのかという点を見て、良好な人間関係の方法を探ったりすることがすごく大事だと感じています。

日々の生活は、基本的には課題に追われている感覚です。僕の取っている授業はリーディング課題の量が多く、それを読んで理解するのに時間がかかります。そのため他の学生より時間を費やすようにしています。その分エネルギーも使うため、健康には気を使っています。できるだけしっかり寝るようにし、生活リズムを整え、ジムに行き、食事をしっかりとるように意識しています。そうしないと個人的に脳が機能せず、英語での会話が困難であったり、日々の学びが少ないと思うので。

加えて心がけているのが、一人の時間と集団で過ごす時間のバランスをとることです。自分としっかり向き合って、適度に人と付き合い、少しでもストレスを抱えたと思ったら、一人の時間も作るようにしています。どうしても海外に住んでいるという点で周りに神経を使いすぎて疲れすぎる場合もあるので。

Q. 留学後のプランや今後の夢はありますか?

A. 日本の大学を卒業したのち、日本での就職を考えています。今のところ、英語を使った仕事に必ずしもつこうとは考えていません。英語は単なるツールでしかないため、まずしっかりビジネスパーソンとして自立できるようになるための就職先を自分のファーストキャリアとして選択しようと考えています。

夢は、「自分が幸せと思える人生を歩むこと」!

 

もっと気になるところを聞いてみた

Q. 実践的な授業と言われてるけど、実際授業はどうですか?

A. よく言われている実践的な授業という点だと、例えばビジネスの授業では、自分でマーケティングのプランをグループで考える課題が出されたりします。その時に、アンケートをとったり、会社にアポイントメントをとって社会人の人と会って必要な情報をとってくることがあったりするので、そういった点で、座学だけでなく実社会との関わりも授業の課題の中で取り組まれていると思います。日本の大学では、ビジネスの授業ではどちらかというと研究が多かったですが、確かにそこは違いますね。

Q. やっぱり海外の大学生活は大変ですか?

A. 正直大変です。よく言われるように、英語圏の大学は課題の量が多く、それを実感しています。特にリーディングの量が多いです。

Q. どのように乗り越えているのですか?

A. 時間の管理を意識することです。課題は物理的に多いからその分時間をさかないといけないし、それ以前に、目標として、現地の学生と同じレベルで授業を受けるというのがあります。そのため、常に自分が外国人と言う意識を持たないようにしています。ノンネイティヴだから授業についていけないのは言い訳だと思っているので、ネイティヴではないからこそネイティヴ以上の準備をして授業に臨むべきだという気持ちをもって、授業はしっかり準備をして望んでいます。

Q. わかります。でもそれってほんっっっとうに大変ですよね?

A. 大変なのは大変ですけど、それも留学の醍醐味という気持ちで日々頑張っています^^

Q. さすがです‥。周りの学生はどんな感じですか?レベルは高いですか?

A. 人による、というのが正直な意見です。みんながみんな自分よりレベルが高いかと言われたらそうではないかなと思います。しかし、自分がクラスを引っ張っていけてる存在かどうかというと、そうでもないというのが今自分が痛感しているところです。いくら準備していても、言語のバリアを感じてしまう時はありますね。授業の流れにスピード感を持ってついていけない時は辛いですが、次の授業、次の授業という風に切り替えてやっていけるようにしています。

 

Hikaruくんのインタビュー動画

まとめ

今回はシドニー工科大学(UTS)についてその基本情報と魅力、またUTSでの留学生活を紹介しました。

UTSは実践型の授業と抜群のロケーションが魅力の大学であり、整った環境の中で勉強に集中することができます。また、実際に通っている学生も、多文化多国籍という日本とは違った環境の中で刺激的な毎日を送っているようです。UTSでの実践的な授業はチャレンジングではありますが、きっと充実した大学生活になるでしょう。これも留学の醍醐味ですよね。

これらが大学留学先を決める時に参考になれば嬉しいです。

これからシドニーにある大学をどんどん紹介していきます。お楽しみに!

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