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【ジェイウォーク】オーストラリアで知らないと損する交通ルール

オーストラリアで知らないと損をする交通ルールジェイウォーク(Jaywalk)をご存知ですか?

オーストラリア滞在中にうっかり信号無視をしてしまうと高額な罰金になります。
意外と観光客や留学生に知られていないオーストラリアの厳しい交通ルールに事情。
そうならないためにジェイウォークについての説明と、もしも罰金になってしまった際の対処法を紹介します。

ジェイウォークとは

ジェイウォークは交通ルールを無視した歩き方を示す英単語です。
オーストラリアの他にもアメリカで使用される英単語です。

1900年代にジェイに対する言及があり、道路の反対側を馬車や自動車で走らせた【ジェイドライバー(Jaydriver)】という言葉が最初に生まれました。そこから交通ルールを無視した歩き方のことを示すジェイウォークという言葉が派生しました。
ジェイウォークをする人のことは英語でジェイウォーカー(Jaywalker)と言います。

オーストラリアの交通ルール事情

オーストラリアでは毎日どこかで警察官が歩道に立ち、ジェイウォークを取り締まっています。
交通ルール違反に対する罰則が日本と比べてオーストラリアでは厳しいです。
もしもオーストラリアで歩行者が交通ルールを破ってしまうと高額な罰金が課せられます。

なぜオーストラリアは交通ルール違反に厳しい国かというと、毎年大勢の人々が交通事故に遭い、それが国内で大きな問題となっているからです。

2013年にはニューサウスウェールズ(NSW)州だけで42人の歩行者が交通事故で死亡し、この数は毎年増加していると言われています。事故の犠牲者とその家族に与える慰謝料を除いて、歩行者の死亡や怪我に関連する金銭的コストは年間10億ドル以上に達すると推定されています。

歩行者の定義

歩行者は歩いている人だけではありません。
スケートボード、ローラーブレード、低出力の電動スクーター、車椅子で旅行する人も歩行者と見なされます。

歩行者法は州によって規定が若干異なり、関連する罰金は各地域にごとに設定されています。
オーストラリア国内を旅行する際は自分の身の安全を守り、警察官とのトラブルを避けるためにもジェーウォークは行わないべきです。

ジェイウォークのルール

以下の一覧がオーストラリア国内での歩行者が守るべき交通ルールの一部となります。

  1. 車道を横断するときは信号が青の時に渡る
    (信号が赤に点滅している時に横断するのはルール違反)
  2. 信号も横断歩道もない歩道で車道を横断する
  3. 自転車に乗るときはヘルメットを被る
  4. 路上での飲酒行為

 

1. 車道を横断するときは信号が青の時に渡る

オーストラリアの歩行者用の信号は日本と比べてランプの変わるスピードが非常に早いです。時間にして数秒程度しか青信号になりません。青信号のあとは赤信号の点滅に変わり、そして赤信号となります。
自動車用の信号では日本で目にする黄色信号はありません。青信号と赤信号のみです。

また、歩道に立っている信号は全て押しボタン式となりますので、横断歩道を回るときはボタンを押して必ず赤信号から青信号になるのを待つ必要があります。信号が青に変わったらすぐに渡ってしまいましょう。

2. 信号も横断歩道もない歩道で車道を横断する

日本では田舎などで車が車道を通っていなければ横断歩道がない道でも横断してしまうことがあるでしょうが、オーストラリアでそれをすることはジェイウォークとなります。
信号がない道であれば横断歩道がある場所を必ず渡るようにしましょう。横断歩道を歩行者が渡り始めたら、歩行者優先のルールのため車は横断歩道の手前で停車します。

3. 自転車に乗るときはヘルメットを被る

日本では自転車に乗るときにヘルメットを着用する必要がありませんが、オーストラリアではヘルメットの着用が義務つけられています。
ヘルメットを被らずに自転車を走らせていた場合、警察官に呼び止められて罰金となってしまうため自転車に乗る際は必ずヘルメットを被りましょう。また、シドニーでは自転車のレンタルが一般的ですが、自転車と一緒にヘルメットも付いています。

4. 路上での飲酒行為

オーストラリアでは路上やビーチなどの公共の場で飲酒することは法律違反となります。

日本では路上の飲酒が警察官に見つかっても注意で済みますが、こちらでは罰金となるのでお酒を飲むときは自宅かレストランで飲むようにしましょう。因み、レストランや映画館では場所によって自分で購入したお酒を持ち込んで店の料理を食べながらそれを飲むことが可能です。

普段は路上での飲酒が禁止されている国ですが、イベントなどで野外の飲酒が許可された場所がある際にはお酒をイベント会場に持ち込み、パーティーになります。そんな時は駅で陽気に酔っ払った外国人を多く見かけるかもしれません。

因みに…公共交通機関のルール

因みに、電車やバスに乗る際にも破ると罰金となるルールがいくつか存在します

  • 無賃乗車
  • 座席の上に足を乗せて座る
  • 車内で飲食や飲酒をする
  • 車内に落書きをする

オーストラリアでは電車に乗っていると、たまに機械を持った駅員が無賃乗車をしていないか乗客のチケットを確認しに車内を巡回しています。
そこでルール違反が見つかると高額な罰金となってしまいます。
因みに、無賃乗車では200ドル以上の罰金となるため絶対にルールを守るようにしましょう。

罰金になるケース

実際にどのようなケースで歩行者が罰金になってしまうのかと言えば、歩道でネズミ捕りをしている警察官によってジェーウォークを現行犯で取り抑えられます。

例えば、シドニーではセントラル駅(Central station)からタウンホール駅(Townhall station)のエリアにかけて頻繁に警察官が歩行者を監視しています。

ジェイウォークをしているところを見つかってしまうと、警察官に呼び止められて英語で質問をされることになります。
もしも警察官に捕まってしまうと、罰金関係の書類を送付するためにオーストラリアの家の住所を聞かれます。また、身分証の確認を求められます。

因みに、2019年の時点でニューサウスウェールズ州での歩行者の信号違反の罰金額は75ドル以上となります。
罰金額は法律の変更や州ごとのルールによって金額が異なってくるので、参考までの金額となります。この金額でも他の交通ルール違反と比べると安い部類に入るので、オーストラリアの交通ルール違反に対する厳しさが分かります。

罰金になってしまった場合

もしもジェイウォークの罰金を支払うことになってしまった場合、サイトにアクセスして必要な情報を入力し、クレジットカードによるオンライン上での支払いをしなければなりません。
必要な情報の書かれた書類は、1ヶ月以内に警察官に答えた住所へ郵送されてきます。

罰金を支払わずに滞納し続けると、利子の上乗せや更なる高額な罰金の追加といった措置を取られてしまいます。
罰金を未払いのままでは最悪オーストラリアの再入国の際に空港で別室で質問を受ける、入国拒否、入国後に逮捕といった事態になる可能性もあります。

自宅に罰金の書類が届いたらすぐに支払ってしまいましょう。

罰金の支払い方法

罰金を支払う州によってアクセスするサイトは異なりますが、今回はニューサウスウェールズ州での罰金の支払い方を紹介します。

上記のサイトへアクセスしたらPay nowの項目内にあるFinesをクリックします。
Penalty / Payment reference numberの記入欄に郵送された書類に書かれているPenalty Notice Numberを入力し、Nextボタンを押して次の画面に進みます。
次の画面で書類に記載されたOffence codeOffence date (dd/mm/yyyy)を入力します。
次の画面でクレジットカード情報を入力して、Nextボタンを押せば支払いは完了となります。
クレジットカードの支払いの際に手数料がかかるので注意しましょう。

終わりに

いかがでしたか?
日本と似ているようで異なるオーストラリアの交通ルールと高額な罰金。
警察官に捕まってしまえば泣いても許してもらえず罰金となるので、事前にしっかりと交通ルールを調べておき、現地ではジェイウォークをしない安全な移動を心がけましょう。

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