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【2017年】シドニーでRSAをGETしたリアルな体験談

オーストラリアでレストランやホテルなど、お酒を扱う場所で働くにはRSA(Responsible Service of Alcohol)という資格が必要です。資格取得にはテストを受ける必要があり、1日コースの場合、講習もテストも全て英語です。これを聞きハードルが高いと思うかもしれませんが、ナント!このテストの合格率は90%!!!日本からシドニーへ来て3週間目の2017年9月19日(火)、なかなか仕事が決まらずRSA取得の必要に迫られたため、実際にGETしてきました!今回は実際の私の体験談に合格率90%のカラクリを添えて、ご報告したいと思います♫

RSA受講までの流れ

RSAとは?

RSAについてザックリお伝えすると、オーストラリアでお酒を扱う場所で働くには、必ず持っていないといけない資格です。バーテンダーやホールスタッフだけでなく、キッチンやアルバイトも含め、そこで働くスタッフ全員が持っていないといけません。もし違反した場合には、最高5,500ドルもの罰金を科せられることとなります。また、RSAの規定内容は各州ごとに定められており、もしQLD州で取得済みでも、NSW州で働くにはNSW州のRSA資格を取得する必要があります。NSW州での有効期限は5年です。

RSA申し込みの前に…

RSAを申し込む前にUSI(Unique Student Identifier)という無料の学生番号を取得する必要があります。ネットで簡単に申し込むことができるので、RSA受講申し込みの前に申請しましょう。申請にはパスポート番号が必要です。

USIはこちらのサイトから申請できます!
https://www.usi.gov.au/students

RSAコース受講の申し込み

RSAを取得するには、1日コース(約6時間の講習+テスト)とインターネットで受講するコースの2つがあります。インターネットで取得する方法は、自分のペースに合わせて受講できますが、1問間違えると1からやり直し…という、恐ろしい情報を聞いたので、私は1日コースを受講することにしました。

私が申し込んだのは、Hospitality Training Australia(HTA)という会社です。シドニーにはたくさん受講できる会社がありますが、気付いたら申し込み画面にたどり着いていたので、ここに決めました(笑)会場はセントラル、チャツウッド、パラマタの3ヶ所にあります。私はセントラルで受けたかったのですが、近日中に予約できる日がなく…結局市内から少し遠いチャツウッドで受けることになりました。まだ行ったことがなかったので、プチ旅行気分です。笑

この会社は空きがあれば前日でも申し込むことができ、支払いはクレジットカードのみでオンライン決済です!

Hospitality Training Australia(HTA)
http://www.hosptrain.nsw.edu.au

受講内容について

料金:105ドル(1日コースの相場は100〜120ドルです)
時間:8:30〜15:00(昼休憩:1時間)
実際にテストが終わり、私が教室を出たのは14:20でした。
1度に受けられる人数は、最大25名です。

受講当日!

久しぶりに早起きをしチャツウッドへ向かいました。駅に到着し、Googleマップを使ってビルを探します。会場はSouth Towerの7階。私は8時過ぎに到着したのですが、エレベーターを降りると、廊下には4人程受講者が待っていました。その後も次々と受講者が到着し、講師が到着したのは8時20分頃…やっと部屋に入れました!

この会社はいろんな種類のコースを受けられる会社なので、その中にいくつか部屋があると思っていましたが、廊下から入り口を通るとそこが教室で、40名ほど座れるようになっていました。

着席!

その日の受講者は24人。席は決まっておらず、自由に座ってください!と言われましたが、スクリーンの関係もあり、4テーブルあるうちの2テーブルに限定されました。隣の人とはたまに肘が当たるほど近く、結構ギュウギュウでした。私は英語が聞き取れるか心配だったので、メモすることに専念しようと、スクリーンがよく見える一番前を陣取りました!実際、前半は必死にメモを取りましたが、後半は面倒になり、スマホでスクリーンの写真を撮りました(笑)写真と撮る場合も、前の席の方が細かい文字までキレイに撮れるので、絶対、前の席をオススメします!

講習はまるで英語のスコール…笑

講師は少しオーストラリア訛りのある男性で、髪の毛をビシッと固め、そこそこなイケメン!でも、あまり笑わずちょっと固そうな雰囲気、、、お酒を飲み始めて15年のベテランって言ってたので、33歳かな?(笑)

そんなことはさておき、着席するとまずテキストと申請用紙が配られ、申請用紙に氏名、住所、USIの学生番号などを記入して提出します。そこは問題なくクリア!
そして講習が始まり、最初の方は結構聞き取れていたのですが、途中から集中力も切れ、英語のスコールを浴びている気分でした。結局、4割くらいしか聞き取れませんでした…

また、講習中は日本の授業や講義の雰囲気とは全然違い、講師の問いかけに自発的に発言していて、いろんな意見が飛び交っていました。もちろん私は全く発言できないので、観客状態です(泣)

こちらがテキストの表紙です。目次とメモ欄を除くと、全部で6ページです。テキストの大半は問題になっていて、学習内容はスライドに表示されます。そして、問題に該当する部分のスライドが終わると、解答欄を埋めるという形式でした。

講習の内容

ざっくりですが、覚えている範囲ではこのような内容でした。以前、RSAについて調べた時に、酔っ払い役とスタッフ役に分かれて演技をしたという記事を見かけましたが、私のコースではそれはなかったのでホッとしました…

  • RSAの資格の概要
  • RSAコースを受講してからカード取得までの流れ
  • 違反者への罰金もしくは懲役について
  • どういう場所で働く時にこのライセンスが必要か
  • 未成年に対する入店の規則
  • 未成年お断りのステッカーには3種類あり、それぞれの意味について
  • それぞれのお酒1杯に含まれるアルコール量
  • 酔っ払いの特徴
  • 酔っ払いが来店した時の対応方法
  • 酔っ払いをどうやって家に帰らせるか
  • アルコールが及ぼす体への影響について
  • ビデオを3本鑑賞(それぞれ10分程の映像)

講習の中にもあり実際に見たこともありますが、シドニーはAM1:30以降アルコールを扱うお店に入れないので、もし深夜にアルコールを飲みたければそれまでに入店しなくてはなりません。また、AM3:00以降はお酒を販売してはいけないという決まりもあります。

頻出単語

講習中に出て来た単語をいくつか紹介します!

  • intoxicated:酔っ払い
  • minor:未成年
  • behavior:行動・態度
  • venues:会場
  • safe transport:安全な交通手段
  • 1 Standard Drink:アルコール摂取量の目安として使われている言葉。1 Standard Drinkに含まれるアルコール量は10g(12.5ml)です。

ちなみに1 Standard Drinkの計算方法は
容量(リットル)×アルコール度数(%)×0.789
テストで使う可能性が高いので、参考にしてください。

テスト開始…

上記の内容の講習を受け、テストに突入!問題は全部で12問。そのうち8問が4択、残り4問が短い質問文で答えを記入しなくてはなりませんでした。

問題の内容は、『アルコール量が1 Standard Drink以下でないのはどれか』や『’Safe transport’には何があるか、最低2つ答えよ。そして、なぜ酔っ払いにその対処が適切なのかを述べよ』『なぜ未成年は飲酒してはいけないのか述べよ』というような内容でした。

これを理解し、英語で答えるなんて無理!と思った方でも、大丈夫!冒頭でもお伝えした通り、何と言ってもこの試験の合格率は90%!!!そのカラクリについてお伝えします。

合格率90%のカラクリとは?

なぜ合格率が90%もあるのかというと、

  • ノートを見てもOK!
  • 講習中に撮ったスライドの写真を見てもOK!
  • 隣の人に聞いてもOK!
  • 講師も答えが間違ってたら教えてくれる!

という、落ちる方が難しいテストなのです!しかし、実際私が受けた時は隣の人に聞いている人もおらず、みんな黙々と解答していたので、必死でノートやスマホを見て答えを探すしかありませんでした(泣)

さて、いよいよ採点!

試験時間はおよそ15分で、みんなサッサと解答を終え、講師のところへ用紙を持っていきます。そして、その場で採点され次々と会場を後にする受講者たち…最後に残ったのは私と隣のイタリア人のみに!すると講師がやって来て、まずイタリア人の解答用紙を取り上げました。そして採点…『うん!合格!』次に私の解答用紙も取り上げられ…講師のペン先を見つめる… ’え?ペンが止まった⁈’ 不安そうな顔で見つめていたら、『安心して、合格だよ!』と言われました!よかった〜!!!

合格率90%と言われても、講習内容も4割ほどしか理解できていないし、残りの1割になるんじゃないかと正直不安でしたが、、、無事合格できました!

合格したら?

その日は何も受け取らず、帰宅しました。そして翌日、メールで仮のサーティフィケイトが届くので、90日以内にRSAフォトカードに切り替える必要があります。仮のサーティフィケイトはその場で印刷してくれるところもあるそうです。こちらが実際にメールで届いた、仮のサーティフィケイトです。

RSAフォトカード申請について

申請場所

申請は最寄りのNSW Service Centreに行き、カードに載せるための証明写真を撮影します。追加料金はかかりません。

申請に必要なもの

仮のサーティフィケイトと身分証明書(合計100ポイントになるもの)が必要です。

  • パスポート(70ポイント)
  • 運転免許証(40ポイント)※国際免許は無効
  • オーストラリアのPhoto Card(40ポイント)
  • オーストラリアの学生証(25ポイント)
  • 公共料金の支払い証明書(25ポイント)
  • クレジットカード(25ポイント)
    (アメリカンエクスプレスはNGと言われ、VISAはOKでした)
  • 健康保険証(25ポイント)

上記以外にもありますが、この中から合計100ポイントになる身分証明書を持っていかなくてはなりません。

実際私が持って行ったのは、パスポート・クレジットカード・国際運転免許証でした。しかし、国際運転免許証は無効だということを知らず…。他には銀行のキャッシュカードを持っていたのですが、発行して3ヶ月経っていないと証明にならないらしい。そのため、銀行へ行き証明書うを発行してもらう必要がありました。たまたま銀行が近くにあったので良かったですが、皆さんお気をつけください。

申請完了までの実際の流れ

私はHaymarket Service Centreへ申請に行きました。日本の区役所・市役所などと同じような雰囲気で、入り口にはスタッフがいて要件を聞かれます。RSAのカードの申請に来たことを伝えると、書類確認のスタッフのところへ案内されます。メールで届いた仮サーティフィケイトは機械でバーコードを読み取るため、印刷しておく必要があるそうです。私はそれを知らなかったので、Service CentreのパソコンでGmailにログインして印刷しました。

そして、必要なものが揃うと受付番号を発行してくれます。スクリーン上に受付番号と窓口番号が表示され、アナウンスが流れるので、呼ばれたらその窓口へ行きます。そこでも仮サーティフィケイトと100ポイント分の証明書の提示を求められます。そして、OKだったら写真を撮影して終了!ちゃんと100ポイントの証明書があれば、何も難しいことはないと思います。

申請完了!

申請が完了したら、あとはカードが届くのを待つだけです。大体2〜3週間で届くと言われています。早く届かないかなとワクワクしています♫

シドニーのService Centre

参考までに、シドニーのサービスセンターをいくつか載せておきます。

  1. Haymarket Service Centre(セントラル駅付近)
    Mckell Building Ground Floor 2-24 Rawson Place Sydney
    open:8am-6pm


  2. Wynyard Service Centre(ウィンヤード駅付近)
    19 York St. Sydney
    open:7am-7pm


  3. Marrickvile Service Center(セントピーターズ駅付近)
    Marrickvile Metro Shopping Centre Shop 9
    34 Victoria Rd. Marrickvile
    open:8am-7pm

最寄りのService Centreはこちらのサイトで、郵便番号を入力して検索できます。
https://www.service.nsw.gov.au/service-centre

まとめ

以上、実際にNSW州でRSAを取得した体験談でした!いかがでしたか?私は初めは取得するつもりではなかったのですが、飲食店以外の仕事はなかなか見つからず取得することにしました。しかし、仕事を探す上でRSAを持っていると有利ですし、応募できる仕事の幅も広がるので、もっと早くに取得しておけばよかったと、少し後悔しています。これから取得を考えている方や、取得しようか悩んでいる方はぜひ取得してみてください!1日コースは少しハードですが、とても面白い、いい経験ができると思います。ちなみにNSW州はないですが、他の州では日本語で受講できるオンラインコースがあるのだとか…
とにかく、この記事が皆様のお役に立てるといいなと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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