グルメ – JAMS.TV https://www.jams.tv オーストラリア生活情報ウェブサイト Mon, 25 Mar 2024 08:31:06 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.2 宴会コース大好評!エビス系列店メニュー割引or無料CP実施中 https://www.jams.tv/gourmet/249355 Thu, 14 Mar 2024 23:47:56 +0000 https://www.jams.tv/?p=249355 シドニーのチャイナタウンにあるバー併設日本食レストラン「エビス バー&グリル」と、その姉妹店のダーリング・ハーバーにある大人向け日本食レストラン「一丁目」、リージェント・プレイスにある本格居酒屋「イナセ酒場」。 シドニー […]

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シドニーのチャイナタウンにあるバー併設日本食レストラン「エビス バー&グリル」と、その姉妹店のダーリング・ハーバーにある大人向け日本食レストラン「一丁目」、リージェント・プレイスにある本格居酒屋「イナセ酒場」。

シドニーを代表する日本食の食事処である3店舗で、豪華なコースメニューの提供&お得なキャンペーンを実施中!

  • エビス バー&グリル
    【宴会コースメニュー】
    「オーストラリアで日本食グルメ」と「オーストラリア満喫グルメ」の2種類あり、それぞれ50ドルコースと70ドルコースから選べる人気の宴会コース。当日来店してからのオーダーも可能!
    【特別キャンペーン(4月末まで)】
    同店では2カ月に1度の頻度で多彩なキャンペーンも実施。お子様連れのご家族にも嬉しい企画も多く、今回のキャンペーンでは、なんとキッズセットを無料で大サービス(金土日のみ)
  • 一丁目
    【4コースディナーメニュー】
    上質な日本食をじっくりと落ち着いて堪能できる4コースディナー。お一人様70ドルで提供しています。毎週火曜日と金曜日の夜は生演奏と一緒に、毎週土曜日の夜はダーリング・ハーバーの花火と一緒に、大人の時間を楽しめます。お子様メニューも2種類ご用意!
  • イナセ酒場
    【特別キャンペーン(4月末まで)】
    本格的なお好み焼きや焼き鳥、美味しいお寿司をはじめ、豊富なメニューとドリンクが盛りだくさん。今回のキャンペーンでは、なんとキッズセットを無料で大サービス(金土日のみ)! 定休日もランチ・ディナー間の休憩もないので、いつでも気軽に立ち寄って居酒屋感覚で楽しめます。

その他、美味しいメニューにさまざまなお値打ち品がいっぱいのエビス系列店の情報から目が離せません。各店の豪華なコースメニューや嬉しいキャンペーン内容を早速チェック!

目次

  1. 「エビス バー&グリル」の宴会コースメニュー
  2. 「エビス バー&グリル」の上田シェフお任せ握りコース
  3. 「エビス バー&グリル」の特別キャンペーン
  4. 「一丁目」の4コースディナーメニュー
  5. 「イナセ酒場」の特別キャンペーン
  6. 各店舗情報

「エビス バー&グリル」の宴会コースメニュー

チャイナタウンの大通りにある「エビス バー&グリル」は、約240種類のメニューで居酒屋と同じようにお酒の肴やおつまみを楽しめる他、生ビールや日本酒、焼酎、カクテル、そしてオーストリア産のワインなど、豊富にそろった110種類以上のお酒をバーでも楽しめます。

昨年末からスタートした宴会コースメニューは、会社の飲み会、ご家族やお友達グループなど大人数の集まりに大好評! 予約なしでも当日来店してからのオーダーも可能なので、急な飲み会などにも対応してもらえるところがおすすめポイント。

また、現在ディナーのみ営業中ですが、週7日定休日なし。マーケット・シティやダーリング・ハーバーから歩いていけるほどアクセス抜群の立地で、お買い物や観光の後の夜にいつでも訪れることができる、日本食とお酒を思いきり味わいたい人にとって嬉しい居酒屋&バーです。

「エビス バー&グリル」宴会メニューコース内容

宴会メニューコースには2種類あり、それぞれ50ドルコースと70ドルコースから選べます。

  • オーストラリアで日本食グルメ
    ・AUS産のグラスワイン(白or赤)1杯
    ・お刺身とシドニーロックオイスター ポン酢とイクラを乗せて
    ・海鮮サラダ(70ドルコースのみ)
    ・天ぷら盛り合わせ
    ・すき焼きorしゃぶしゃぶ うどん付き(AUS産和牛ビーフ使用)
    ・朝シドニー魚市場にあがった新鮮な寿司4貫と巻物の盛り合わせ(50ドルコースは3貫)
    ・ソフトクリーム(抹茶、イチゴ、ゆずのお好みで)
  • オーストラリア満喫グルメ
    ・AUS産のグラスワイン(白or赤)1杯
    ・お刺身とシドニーロックオイスター ポン酢とイクラを乗せて
    ・海鮮サラダ
    ・串の盛り合わせ/AUS産焼エビやAUS産和牛ビーフの串焼きなど(70ドルコースのみ)
    ・AUS産ロブスターの味噌たっぷりロブスター鍋(鍋の締め:うどんor雑炊)
    ・朝シドニー魚市場にあがった新鮮な寿司4貫と巻物の盛り合わせ(50ドルコースは3貫)
    ・ソフトクリーム(抹茶、イチゴ、ゆずのお好みで)

50ドルコースと70ドルコースの大きな違いは品数のみ。コース内容の鮮度とクオリティはどちらも変わりません。安心してオーダーしてくださいね!

※最低2名様以上からオーダー可能です。
※ご利用のお客様が多数の場合、品切れとなる場合もございますので、通常は事前予約をお勧めいたします。

「エビス バー&グリル」の上田シェフお任せ握りコースも

上田シェフは、長年にわたってニュートラル・ベイを賑わせた「スシ・スタジオ(Sushi Studio)」のオーナーシェフとして、「タカさん」の愛称でシドニー在住日本人に親しまれているベテラン寿司職人。

「エビス バー&グリル」では、上田シェフによる旬の海鮮物を使った「お任せ握りコース」も提供中です!

毎週火水木の曜日のみ提供される限定メニューは、お一人様150ドル。上田シェフが作り出す繊細な日本の味わいは、新鮮な食材の旨みを最大限に引き出してくれる芸術作品。シドニーで一度は食べてみたいシグネチャーメニューです。

※毎週火曜日・水曜日・木曜日のみの提供となります。
※事前予約が必須のコースです。
※ご予約は最低2名、最大4名様まで。

「エビス バー&グリル」の特別キャンペーン

「エビス バー&グリル」では、2024年4月末まで、店内のさまざまなメニューが最大50%オフ&キッズメニューなどが無料になるキャンペーンを実施中!

  • キッズミール(6歳以下のお子様対象) 毎週金土日のみ無料!(通常9.8ドル
  • 明太チップス 1品注文するとガチャガチャトークン1つプレゼント
  • 唐揚げ 1品注文するとガチャガチャトークン1つプレゼント
  • オリオンビール タワーサイズ 1品注文するとガチャガチャトークン1つプレゼント
  • チューハイ全種 10ドル
  • サーモンメニュー(寿司&刺身) 50%オフ
  • スイカジュース 50%オフ
  • 火鍋 毎週月火のみ50%オフ
  • 火鍋の追加具材 ロブスター 25ドル(通常35ドル
  • 火鍋の追加具材 若アワビ 15ドル(通常25ドル
  • 1日10食限定グリルロブスター 毎週金土のみ35ドル(通常49ドル
    ※祝日はキャンペーン対象外となります。

人気の火鍋メニュー(月火のみ)とサーモンメニュー、チューハイなど、多数のメニューがドーンとお得に! また、明太チップス、唐揚げ、オリオンビール・タワーサイズのうちどれか1品を注文するだけでトークンもゲット。限定メニューもあるので、入店後のご注文はお早めに。

期間中の毎週金土日のみ限定で無料提供されるキッズミールはバラエティ豊か。大人と一緒にお子様にもお食事タイムをご機嫌に過ごしてもらいましょう!

「エビス バー&グリル」のご予約・お問い合わせ

「エビス バー&グリル」では、スポーツイベントなどに人気の大盛りのお弁当や、会議に喜ばれる幕ノ内弁当までお弁当も、豊富な種類を取り扱っています。事前予約なら配達も可能なので、イベントや会議の際に利用してみませんか?

上田シェフお任せ握りコース(火水木のみ)の提供には予約が必要です。また、宴会コースメニューもなるべく予約をお勧めします。

所在地:55 Dixon Street, Haymarket NSW 2000
電話:(02) 9211-3038
営業時間:月〜木 17:00-22:00、金土 17:00-22:30、日 17:00-22:00、定休日なし
ウェブ:http://yebisubargrill.com.au/jp
もっと「エビス バー&グリル」のメニューを見てみたい方は、こちらのInstagramからチェック!

「一丁目」の4コースディナー

シドニーのダーリング・クォーターにある「一丁目」は、「エビス バー&グリル」の姉妹店でコンセプトは「大人の遊び場」。カジュアルな「エビス バー&グリル」よりも、ちょっぴりアダルトに。

ダーリング・ハーバーまで徒歩3分の距離にあり、毎週火曜日と金曜日はジャズなどの生演奏も開かれている同店。週末は家族客で賑わい、特に毎週土曜日はダーリング・ハーバーで打ち上げられる花火客で盛り上がります。

和と洋を融合させたモダンな日本食を提供している「一丁目」のメニューの監修は、数々のレストランでキャリアを積んできたAKIKO ISHIKAWAシェフが担当し、和食をベースにフランス料理の技法と風味を取り入れた料理を得意とするTOMOHIKO KIMURA料理長をはじめ、モダンな寿司や刺身の技術に定評がある寿司職人のSHINSUKE TODAシェフなどシドニーの日本食をリードする料理人が勢揃いしています。

そして、日本酒ソムリエの資格を持つCHIAKI KOMURA氏が日本酒と焼酎のメニューを担当し、オーストラリアで著名なソムリエで世界で200人しかいないマスター・オブ・ワインの認定者であるNED GOODWYN氏がワインリストを監修しています。

「一丁目」4コースディナー内容

大人向け日本食レストランである「一丁目」では、上質な日本食をじっくりと落ち着いて堪能できる4コースディナーメニューをお一人様70ドルで提供しています。

  1. アソート:TAS産オイスター、AUS産和牛のたたき、北海道産ホタテ貝のグリルの3種
  2. シグネチャー天ぷら:ナス、エビの2種
  3. メインディッシュ:AUS産ロブスター、和牛ラムステーキ、AUS産サーモンのグリル、シェフのお任せ握り寿司の4種
  4. デザート:コーヒーゼリー

贅沢なラインナップで、どれも一度は味わってみたいメニューばかり。上質な素材を上品に調理した日本の髄を楽しめます。締めは日本の昔懐かしいコーヒーゼリーをマスカルポーネクリームで。大満足の豪華ディナーコースですが、食事クーポンをお持ちの方は、さらに通常12ドルのフォアグラ軍艦巻きを7ドルで追加可能です。

また、白米(寿司メインは除く)と味噌汁が無料で追加OK! もう少したっぷり食べたい方も安心です。お子様用のセットメニューも2種類あり、それぞれ15ドルで追加することができるので、もちろんお子様連れの方も大歓迎。

※最低2名様以上からオーダー可能です。
※コースメニューの内容は予告なく変更される場合もございます。
※6名様以上の場合、ご来店予定日の3日前までにご予約をお願いしております。

「一丁目」のご予約・お問い合わせ

電話:(02) 9267-6579
営業時間:月〜木 11:30-15:00&17:00–21:30、金 11:30-15:00&17:00–22:30、土 11:30-22:30、日 11:30-21:30
ウェブ:https://ichoume.com.au
もっと「一丁目」のメニューを見てみたい方は、こちらのInstagramからチェック!

「イナセ酒場」の特別キャンペーン

「イナセ酒場」はシドニーシティのジョージ・ストリート沿いにあるリージェント・プレイス地上階に入っている居酒屋風日本食レストラン。元々は「焼き鳥エビス」で、同じオーナーのもと「エビス バー&グリル」の新たな姉妹店として昨年に全面改装されました。ボリューム満点の居酒屋スタイルの食事はそのままに、より落ち着いた「酒場」の雰囲気の中、100種類以上のお酒を楽しめます。

名物は、お好み焼きと焼き鳥の2つ。キャベツや生姜などの具材がたっぷり入った大阪風と、焼きそばが入った広島風のお好み焼きがあり、どちらも豚肉・牛肉・鶏肉を選べます。9+のマーブルスコアの和牛やロブスター、オーストラリアならではのメニューもあり、どのお好み焼きも甘くてピリッとした同店オリジナルのソース、和風マヨネーズ、かつお節がたっぷり!

オープンキッチンの前にあるカウンター席では、お好み焼きや焼き鳥の焼き上がりを見ることができます。また、そばやうどんといった麺類、寿司、刺身、丼物、鍋物など、「焼き鳥エビス」の常連客も満足できるメニューが揃っています。

「イナセ酒場」のキャンペーン

日本の居酒屋をそのまま体験できる「イナセ酒場」では、2024年4月末まで、店内のさまざまなメニューが最大50%オフ&キッズメニューなどが無料になるキャンペーンを実施中!

  • キッズミール(6歳以下のお子様対象) 毎週金土日のみ無料!(通常9.8ドル
  • 明太チップス 1品注文するとガチャガチャトークン1つプレゼント
  • 唐揚げ 1品注文するとガチャガチャトークン1つプレゼント
  • オリオンビール タワーサイズ 1品注文するとガチャガチャトークン1つプレゼント
  • 焼きおにぎり各種(つくね・いくら・てんむす・サーモン)50%オフ
  • 今日の魚グリル 50%オフ(仕入れ分が無くなり次第終了)
  • 火鍋の追加具材 ロブスター 25ドル(通常35ドル
  • 火鍋の追加具材 若アワビ 15ドル(通常25ドル
  • 1日10食限定グリルロブスター 35ドル(通常49ドル
    ※祝日はキャンペーン対象外となります。

無性に食べたくなる昔懐かしい焼きおにぎりの数々や、今日のお魚が、グーンとお得に半額提供! また、明太チップス、唐揚げ、オリオンビール・タワーサイズのうちどれか1品を注文するだけでトークンもゲット。限定メニューもあるので、入店後のご注文はお早めに。

期間中の毎週金土日のみ限定で無料提供されるキッズミールはバラエティ豊か。大人と一緒にお子様にもお食事タイムをご機嫌に過ごしてもらいましょう!

「イナセ酒場」のご予約・お問い合わせ

電話:(02) 9261-1552
営業時間:ディナー 日〜水 17:00–22:00、木〜土 17:00–22:30|ランチ 日〜土 12:00-15:00
ウェブ:https://inasesakaba.com.au
もっと「イナセ酒場」のメニューを見たい方は、こちらのInstagramからチェック!

各店舗情報

Yebisu Bar & Grill(エビス バー&グリル)


所在地:55 Dixon Street, Haymarket NSW 2000
電話:(02) 9211-3038
営業時間:月〜木 17:00-22:00、金土 17:00-22:30、日 17:00-22:00、定休日なし
ウェブ:http://yebisubargrill.com.au/jp

一丁目

所在地:Shop TR10 / Darling Quarter 1, 25 Harbour St, Sydney NSW 2000
営業時間:月〜木 11:30-15:00&17:00–21:30、金 11:30-15:00&17:00–22:30、土 11:30-22:30、日 11:30-21:30
ウェブ:https://ichoume.com.au

  

イナセ酒場

所在地:Regent Place Shopping Centre, 501 George St, Sydney NSW 2000
電話:(02) 9261-1552
営業時間:ディナー 日〜水 17:00–22:00、木〜土 17:00–22:30|ランチ 日〜土 12:00-15:00
ウェブ:https://inasesakaba.com.au

  

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シドニー中心部のおでん&焼き鳥が美味しい居酒屋さん https://www.jams.tv/gourmet/242324 Fri, 24 Nov 2023 05:36:43 +0000 https://www.jams.tv/?p=242324 シドニーのタウンホール駅から徒歩6分のサセックス・ストリート沿いに、今年1月、美味しいおでんと焼き鳥が自慢の居酒屋「Rei Izakaya」がオープン! シドニー中心地の便利な立地で、連日満員になるくらい混み合っていると […]

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シドニーのタウンホール駅から徒歩6分のサセックス・ストリート沿いに、今年1月、美味しいおでんと焼き鳥が自慢の居酒屋「Rei Izakaya」がオープン!

シドニー中心地の便利な立地で、連日満員になるくらい混み合っているという「Rei Izakaya」は、日本の美味しいおでんと焼き鳥を1個から注文OK。居心地良いテーブル席とカウンター席があるので、グループはもちろん、お一人様でも気軽に立ち寄れます。おでんや焼き鳥を作る様子を眺めながらアットホームにくつろげる、行きつけにしたいお店です。

日本の本格的な居酒屋文化を、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある店内と真心のこもった美味しい日本食で楽しめる同店では、現在JAMS.TV読者限定のキャンペーンを実施中来店時に「JAMS見ました」と伝えるだけで、サントリープレミアムモルツ 1杯が無料で付いてきます。出来立てのおでんや焼き鳥と一緒に、冷えたビールも楽しんでくださいね。

この記事では、「Rei Izakaya」の雰囲気とメニューを一足先にチェック!

おでんと焼き鳥が美味しいシドニーの新居酒屋「Rei Izakaya」

日が落ちて冷えるシドニーの夜には、煮込み続けた出汁の香り高いおでんで身体の芯から温まるのがおすすめ。大根やこんにゃく、しらたき、煮卵、巾着、さつま揚げなど、おでんは1個3ドル〜、全部で12種類!じっくりと出汁の中で煮込まれた一つ一つに味が染み込み、訪れる人々の心を温めています。

ジューシーで香ばしい焼き鳥は、「Rei Izakaya」のもう一つの名物。炭火で丁寧に焼き上げられ、一口食べればその味の虜になること間違いなし! 定番のねぎまをはじめ、ぼんじりやかわの他、2本9ドル〜、6種類。

さらに、同店だけのサバの塩焼き、和牛中落カルビなど珍しい焼き物も見逃せない一品。その時期が旬の期間限定メニューも用意され、今の時期はイカの一夜干しを味わえます。

他にも煮物、刺身、揚げ物、日替わりの鮮魚のお茶漬けなど、気分に合わせてアラカルトで選べるメニューがたくさん。おつまみには、エイヒレやタコワサ、漬物の盛り合わせなど。その漬物も店内で手作り。旨味を漬け込んだ漬物が、料理の味をさらに引き立てます。

店内を気軽に覗ける「Rei Izakaya」では、予約を受け付けていません。仕事帰りに一人でもふらっと立ち寄れる佇まいで、ポップインするお客さんを優先して席に案内してもらえます。食事前後の一杯に、仕事帰りに、寒くて暖まりたい夜に、ぴったりのお店です。

カウンター席からは、炭火で焼き鳥を焼く様子も眺められ、メニューの板が並び、天井からぶら下がった提灯がレトロな雰囲気を醸しながらも、落ち着いた雰囲気の店内。営業時間は、日曜日から木曜日は午後5時半から午後10時、週末の金曜日と土曜日は、午前零時まで長く開いているのも嬉しいポイント。

日本のお酒の種類も豊富で、サントリープレミアムモルツ、アサヒ、キリン、サッポロビールや「獺祭」などの12種の日本酒、梅酒、ゆず酒、日本産のウイスキーなども置いています。日本酒は一升瓶から升になみなみと注いでもらえる升酒スタイルで楽しめて、大満足!

どのメニューもぜひ一度ご賞味ください♪

「JAMS見ました」キャンペーン実施中!

ただいま「Rei Izakaya」では、 JAMS.TV読者限定キャンペーンを実施中! 来店された方全員に「JAMS見ました」と伝えるだけで、サントリープレミアムモルツ 1杯が無料でもらえます♪

キャンペーン内容:サントリープレミアムモルツ 1杯無料
キャンペーン条件:来店された方全員(ご来店時に『JAMSを見た』とお伝えください)
※ご来店時に『JAMSを見た』とお伝えいただくとキャンペーン対象になります。
キャンペーン期間:

なお、電話予約などを受け付けていませんので、直接お店にお越しください。シドニーの新しい居酒屋「Rei Izakaya」で、日本のおでんのように素朴な温かみと懐かしい美味しさを思いきり味わってくださいね。

同店の様子や最新情報は、公式Instagramからチェック

「Rei Izakaya」のメニュー一覧

※画像クリックで拡大します。





Rei Izakaya(礼 居酒屋)

所在地:Shop G 04/345B Sussex St, Sydney NSW 2000
営業時間:日〜木 17:30-22:00、金土 17:30–24:00
電話:(04) 0451-7777 ※予約は受け付けておりません。
Instagram:www.instagram.com/rei_izakaya

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【完売御礼】2024年エビスの特選お節 “祝い箱” 予約受付中! https://www.jams.tv/gourmet/244464 Tue, 14 Nov 2023 03:22:32 +0000 https://www.jams.tv/?p=244464 ※写真はイメージです。 「2024年祝い箱」は完売したため受付終了しました。たくさんのお問い合わせとご注文を誠にありがとうございました。 なお、ニュートラルベイにある姉妹店の「居酒屋サムライ」では、引き続き、おせちのオー […]

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※写真はイメージです。

「2024年祝い箱」は完売したため受付終了しました。たくさんのお問い合わせとご注文を誠にありがとうございました。

なお、ニュートラルベイにある姉妹店の「居酒屋サムライ」では、引き続き、おせちのオーダーを受付中です。詳しくは「居酒屋サムライ」までお問い合わせください。

・電話:(02) 9953-4059
・ウェブ:www.izakayasamurai.com.au


今年も年の瀬が近づき、クリスマスと新年の用意をする時期になりました。シドニーの日本食レストラン「Yebisu Bar & Grill」では、毎年大好評で完売御礼の新年お祝い料理「祝い箱」を今年もご用意します!

今年も、満足度の高い豪華な「2024年祝い箱」は、板前の和洋風19品目に切り餅とお雑煮スープがサービスで付きで、50セット数量限定/285ドル!現在ご注文を受付中!

寿司職人上田シェフが日本から厳選食材を取り寄せて作り上げる、その年だけの特別な祝い箱。2024年を祈念した祝い箱は、縁起の良い食材の数々と雅な盛りつけでお正月の主役になれる立派な仕上がり。毎年多くの常連さんが楽しみにしている逸品です。

丹精込めて作る「2024年祝い箱」で、年越しも新年も美味しく幸せな気持ちで過ごしましょう! ご予約はお早めに。

  • 新年料理「2024年祝い箱」
    予約期間:限定数量(50セット)に達し次第終了
    ※12月31日受け渡し

目次

  1. 数量限定!2024年の祝い箱
  2. 「2024年祝い箱」の詳細
  3. エビス系列の店舗では年末キャンペーンも実施中!
  4. 「Yebis Bar & Grill」の年末キャンペーン
  5. 「イナセ酒場」の年末キャンペーン
  6. 店舗情報

数量50箱限定!2024年の祝い箱


※写真はイメージです。

特選ちらし寿司とお節の両方のメニューを楽しめる華やかな「2024年の祝い箱」は、シドニーで有名な寿司・刺身マスターとして知られる上田シェフによる、新年だけの特選メニューです。

上田シェフは、長年にわたってニュートラル・ベイを賑わせた「スシ・スタジオ(Sushi Studio)」のオーナーシェフとして、「タカさん」の愛称でシドニー在住日本人に親しまれているベテラン寿司職人。毎年その腕を上げる上田シェフの日本料理も年々深みを増し、2024年の新年を彩るに相応しい味と美しさを皆さまへお届けします。

その職人が味・品質・ボリュームを徹底的に追求した匠の技と厳選素材が織りなす日本料理は、オーストラリアに居ながら日本の味わいと伝統文化、思い出がよみがえる、お正月にふさわしいお祝いの一品です。

毎年じっくりと具材の選別をし、半年前から選考をはじめ、12月初旬より仕込みを開始していく気合の入った感謝の料理。素材の走り、旬、名残。日本とオーストラリアの素材がもつ旨みを引き出す丁寧な手仕事。ラインナップは毎年異なり、一品一品にその年への祈念が込められています。小さなお子様からご年配の方まで安心して召し上がれるように、厳選した素材に加えて調理にも細心の注意を払いながら、日本の正月に正味の味わいを楽しめる、オーストラリアながらも伝統を感じさせます。


※写真はイメージです。

今年の特選ちらしには日本米、混ぜ込む佃煮も日本から取り寄せた、柔らかく美味しいアサリを使用しています。是非ご賞味くださいませ。

シドニーのベテラン寿司職人の技や華やかな彩りが楽しめるこだわりの逸品をお見逃しなく!

「2024年祝い箱」の詳細


※写真はイメージです。

「2024年祝い箱」は完売したため受付終了しました。たくさんのお問い合わせとご注文を誠にありがとうございました。

なお、ニュートラルベイにある姉妹店の「居酒屋サムライ」では、引き続き、おせちのオーダーを受付中です。詳しくは「居酒屋サムライ」までお問い合わせください。

・電話:(02) 9953-4059
・ウェブ:www.izakayasamurai.com.au

  • 「2024年祝い箱」の詳細
    価格:285ドル(GST込み)
    内容量:2〜4名様分

    数量:限定50個
  • 【2024年祝い箱】全19品
    ・切り餅4個&お雑煮のスープをサービス
    黒豆

    ・数の子
    ・田作り
    ・紅白かまぼこ
    ・伊達巻
    ・栗きんとん
    ・銀タラとサケの西京焼き
    ・鳥松風焼き
    ・鴨の和風ロースト
    ・ロブスター香味焼き
    ・筑前煮
    ・タケノコ土佐煮
    ・昆布巻
    ・手綱こんにゃく
    ・エビ旨煮
    ・アワビ旨煮
    ・ホタテとエビの真丈
    ・スモークサーモン南蛮漬け
    ・特選ちらし

ピックアップの場所・日時、支払い方法

「祝い箱2024」の引き渡しは、12月31日(日)のピックアップのみになります。ピックアップは2箇所ありますので、ご予約の際にご指定ください。
配達は行っておりませんので、あらかじめご了承ください。

①チャイナタウン「Yebisu Bar & Grill」
ピックアップ日時:12月31日(日)12:00-18:00
支払い方法:クレジットカード払い可(手数料1.3%)
店名:チャイナタウン「Yebisu Bar & Grill」
所在地:
55 Dixon Street, Haymarket NSW 2000

※チャッツウッドに「Ebisu」というレストランがありますが、チャイナタウンの「Yebisu Bar & Grill」とは別グループとなります。お間違いないようご注意ください。

②レーンコーブ「Mum’s Food」
ピックアップ日時:12月31日(日)12:00-15:00
支払い方法:現金払いのみ

所在地:
79 Mars Road Lane Cove West NSW 2066

※Mum’s Foodは上記のレーンコーブビジネスパークへ移転しましたのでご注意ください。

※12月29日(金)以前は、キャンセル料は無料です。
※12月30日(土)以降は、キャンセル料100%を頂戴いたします。
※数量限定なのでご予約はお早めに!

「2024年祝い箱」の予約方法

「2024年祝い箱」は完売したため受付終了しました。たくさんのお問い合わせとご注文を誠にありがとうございました。

なお、ニュートラルベイにある姉妹店の「居酒屋サムライ」では、引き続き、おせちのオーダーを受付中です。詳しくは「居酒屋サムライ」までお問い合わせください。

・電話:(02) 9953-4059
・ウェブ:www.izakayasamurai.com.au

 

  • 電話:(02) 9211-3038(Yebisu Bar & Grill)/0413-888-616(担当:近藤)
  • 受付時間:
    月〜水 17:00-22:00
    木~金 17:00-22:30
    土 12:00-14:30 & 17:00-23:30
    日 12:00-14:30 & 17:00-22:00

※電話の際に「2024年祝い箱」の数量、おせちの引き取り場所を以下の2カ所から指定してください。

  1. チャイナタウン「Yebisu Bar & Grill」
  2. レーンコーブ「Mum’s Food(マムズ・フード)」
    ※Mum’s Foodはレーンコーブビジネスパークへ移転しましたのでご注意ください。

「2024年祝い箱」の注意事項

  • 12月29日(金)以前は、キャンセル料は無料です。
  • 12月30日(土)以降は、キャンセル料100%を頂戴いたします。
  • 写真はイメージになります。内容やデザインは、当日の仕入れ状況により一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • ご予約は限定数量(50セット)に達し次第、予告なく締め切りとさせていただきます。
  • 受け渡しはピックアップのみとなります。配達は行っておりませんので、あらかじめご了承ください。
  • 代金をクレジットカードやエフトポスでお支払いの場合、手数料1.3%が加算されます。
  • 受け取り場所は変更となる場合があります。その際には、あらかじめ店舗からご連絡いたします。
  • ご質問・お問合せは「Yebisu Bar & Grill」(02-9211-3038)もしくは、担当の近藤(0413-888-616)へご連絡ください。

エビス系列の店舗では年末キャンペーンも実施中!

チャイナタウンの「Yebisu Bar & Grill」とその姉妹店であるタウンホール駅が最寄りの「イナセ酒場」の両店舗では、年末キャンペーンも実施中! 両店ともにメニュー最大50%オフや忘年会にぴったりのコースメニューと飲み放題のパッケージなど、忘年会のための大盤振る舞いキャンペーンをご用意しています。

  • 「Yebisu Bar & Grill」の年末キャンペーン
    予約期間:〜2023年12月31日まで(祝日を除く)
    ※お席のご予約をおすすめします。
  • 「イナセ酒場」の年末キャンペーン
    予約期間:〜2023年12月31日まで(祝日を除く)
    ※お席のご予約をおすすめします。

「Yebisu Bar & Grill」の年末キャンペーン

チャイナタウンの大通りにある「Yebisu Bar & Grill」は、マーケット・シティやダーリング・ハーバーから歩いていけるほどアクセス抜群の立地で、年末の買い出しの合間にも美味しい日本食が堪能できるバー併設のレストラン。居酒屋と同じようにお酒の肴やおつまみを頼み、時間を気にせず飲み交わせる時間は貴重なもの。生ビールや日本酒、焼酎、カクテル、そしてオーストリア産のワインなど、豊富にそろった110種類以上のお酒や、驚きの約240種類のメニュー を大勢で味わいましょう。

開放的な窓際のテーブル席も含めて90席あるので、大人数の忘年会にも最適です。また、カウンター席には電源コンセントとUSBポートまで用意され、写真や動画をたくさん撮りたい年末の夜にも大助かり。

今年の年末キャンペーンでは、12月31日(日)までの間、飲み放題メニューや特別なコースメニューが登場し、店内のさまざまなメニューが50%オフに!

月曜日と火曜日のディナータイム限定で通常68ドルの「火鍋」が50%オフの39ドル、通常19.8ドルの「今日の魚頭」が数量限定で50%オフの9.9ドル、餃子1ドル、たこ焼き5ドル、オリオンビール2Lが45ドルなど、普段以上にお得

今年最後の忘年会を飾るのにぴったりなメニューを思いきり堪能できます。

【年末キャンペーン】
・飲み放題メニュー ※詳細は店舗にお問い合わせください。
・特別コースメニュー ※詳細は店舗にお問い合わせください。
・火鍋 39ドル ※月火のディナータイム限定
・今日の魚頭 9.9ドル
・オリオンビール タワービール2L 45ドル
・キムチ餃子 1ドル
・たこ焼き串 5ドル
・エビボール 8.8ドル
・ピーチトマト 4.8ドル
・おにぎり 3.8ドル
・スイカジュース 6ドル
・ハイボール 12ドル
その他メニュー一覧はこちら

【忘年会のご予約・お問い合わせ】
電話:(02) 9211-3038
ウェブ:http://yebisubargrill.com.au/jp
営業時間:月〜水 17:00-22:00 木~金 17:00-22:30、土 12:00-14:30&17:00-23:30、日 12:00-14:30&17:00-22:00

「イナセ酒場」の年末キャンペーン

「イナセ酒場」はシドニーシティのジョージ・ストリート沿いにあるリージェント・プレイス地上階に入っている居酒屋風日本食レストラン。落ち着いた「酒場」の雰囲気の中で100種類以上のお酒を楽しめる、ボリューム満点の居酒屋スタイルのお店です。

名物は、お好み焼きと焼き鳥の2つ。キャベツや生姜などの具材がたっぷり入った大阪風と、焼きそばが入った広島風のお好み焼きがあり、どちらも豚肉・牛肉・鶏肉を選べます。9+のマーブルスコアの和牛やロブスター、オーストラリアならではのメニューもあり、どのお好み焼きも甘くてピリッとした同店オリジナルのソース、和風マヨネーズ、かつお節がたっぷり!

オープンキッチンの前にあるカウンター席では、お好み焼きや焼き鳥の焼き上がりを見ることができます。また、そばやうどんといった麺類、寿司、刺身、丼物、鍋物など、「焼き鳥エビス」の常連客も満足できるメニューが揃っています。

今年の年末キャンペーンでは、12月31日(日)までの間、飲み放題メニューや特別なコースメニューが登場し、店内のさまざまなメニューが最大50%オフに!

月曜日から金曜日までの平日ランチタイム限定で通常68ドルの「火鍋」が30%オフの47.6ドル、通常19.8ドルの「今日の魚頭」が数量限定で50%オフの9.9ドル、餃子1ドル、オリオンビール2Lが45ドルなど、普段以上にお得

今年最後の忘年会を飾るのにぴったりなメニューを思いきり堪能できます。

【年末キャンペーン】
・飲み放題メニュー ※詳細は店舗にお問い合わせください。
・特別コースメニュー ※詳細は店舗にお問い合わせください。
火鍋 47.6ドル ※平日(月〜金)ランチタイム限定
・今日の魚頭 9.9ドル
・オリオンビール タワービール2L 45ドル
・キムチ餃子 1ドル
・エビボール 8.8ドル
・ピーチトマト 4.8ドル
・おにぎり 3.8ドル
・スイカジュース 6ドル
・スイカダイキリ 10ドル
・ハイボール 12ドル
その他メニュー一覧はこちら

【忘年会のご予約・お問い合わせ】
電話:(02) 9261-1552
ウェブ:https://inasesakaba.com.au
営業時間:ディナー 日〜水 17:00–22:00、木〜土 17:00–22:30|ランチ 日〜土 12:00-15:00

Yebisu Bar & Grill(エビス バー&グリル)


所在地:55 Dixon Street, Haymarket NSW 2000
電話:(02) 9211-3038
営業時間:月〜水 17:00-22:00 木~金 17:00-22:30、土 12:00-14:30&17:00-23:30、日 12:00-14:30&17:00-22:00
ウェブ:http://yebisubargrill.com.au/jp

イナセ酒場

所在地:Regent Place Shopping Centre, 501 George St, Sydney NSW 2000
電話:(02) 9261-1552
営業時間:ディナー 日〜水 17:00–22:00、木〜土 17:00–22:30|ランチ 日〜土 12:00-15:00
ウェブ:https://inasesakaba.com.au

  

Mum’s Food(マムズ・フード)

所在地:Unit 7 / 79 Mars road, Lane Cove West NSW 2066
メール:info@mumsfood.com.au

営業時間:月〜土 9:00-17:00 日休、祝営業(12月25日、1月1日を除く)
ウェブ:https://shopping.mumsfood.com.au

投稿 【完売御礼】2024年エビスの特選お節 “祝い箱” 予約受付中!JAMS.TV に最初に表示されました。

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シドニーで飲食・小売業者向け日本産酒類の商談会が開催 https://www.jams.tv/gourmet/242903 Thu, 09 Nov 2023 21:00:11 +0000 https://www.jams.tv/?p=242903 シドニーで開催された「酒フェスティバル & 江戸デジタルアート展(Australian Sake Festival 2023)」に合わせて、飲食・小売業者向けのBtoB商談会「Sake Trade – The J […]

投稿 シドニーで飲食・小売業者向け日本産酒類の商談会が開催JAMS.TV に最初に表示されました。

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シドニーで開催された「酒フェスティバル & 江戸デジタルアート展(Australian Sake Festival 2023)」に合わせて、飲食・小売業者向けのBtoB商談会「Sake Trade – The Japanese Liquor and Beyond」が、10月2日(月)、シドニーのCarriageworksで開催された。

また、対面商談会に先立って午前10時から、日本から参加できない酒蔵・酒造メーカーのためのオンライン商談会、午後12時から専門家を招いた飲食・小売業者向けのレストラン向け日本酒セミナーも同日開催された。

本イベントは日本政府の協力のもと、「酒フェスティバル」の主催者であるJAMS.TV Pty Ltdが主導して開催された。近年、日本政府では日本産酒類の一層の輸出拡大を図るため、海外における日本産酒類の認知度向上および販路拡大に向けて取り組んでいる。本イベントもその一環として企画され、日本酒をはじめとする日本産の酒類や食品の取引に関心のあるオーストラリアの卸売業者や小売業者、飲食店などを対象としたBtoB商談会を設けることで、オーストラリアの日本産酒類のさらなる販路拡大を狙う目的だ。

「酒フェスティバル」にも出展していた多数の日本の酒蔵や食品メーカーや現地輸入卸業者が参加し、200種類以上の日本酒や果実酒、ジンなどの日本酒類が展示された。そのすべてを試飲・試食することが可能で、日本各地の酒蔵・酒造メーカー、食品関連事業者、小売業者、地元の酒類・食品事業者と直接商談できるまたとない機会となった。

当日は、当地の飲食・小売事業者100名がレストラン向け日本酒セミナーに参加し、146名が対面商談会に参加、当地の輸入卸業者4社がオンライン商談会に参加。本セミナーを受講したオーストラリアの飲食・小売業者のほとんどが、午後1時からの対面商談会にバイヤーとして参加している。

会場には「酒アワード(Australian Sake Awards 2023)」の映えある受賞酒一覧も展示され、参加者からの注目を集めた。

オンライン商談会の様子

午前中に開催されたオンライン商談会は、3タームに分けて実施された。シドニー会場と日本の各酒蔵・酒造メーカーの担当者とをZOOM通話でつなぎ、あらかじめシドニー会場に搬入されていた酒蔵・酒造メーカーの商品を、当日オーストラリア現地のバイヤーが試飲し、その酒蔵・酒造メーカーの担当者と通訳を通してリアルタイムで商談を進める形式で行われた。

どのタームも終始和やかな雰囲気で進行し、オーストラリアのバイヤーからは、試飲した商品と日本食とのペアリングについての質問が多かったが、どの酒蔵・酒造メーカー担当者も一人ひとりに時間をとって回答し、どのような日本食と合うのか、どのような飲み方を希望するかなど、自慢の自社商品を丁寧に紹介。日本酒への熱意を通して現地バイヤーと良好な関係を築いていた。

レストラン向け日本酒セミナーの様子

正午から開催されたレストラン向け日本酒セミナーでは、各席に試飲用の日本酒5種とペアリングフードが置かれ、参加者は実際にペアリングを体験できた。

日本酒のエキスパートであるWayne Shennen氏とSimone Maynard氏は、日本酒のスタイル、サービスウェア、フードペアリング、販売のヒント、親しみやすい日本酒のPR方法など、さまざまな日本酒トピックについて解説し、Q&Aセッションの時間も設けられた。

東京を拠点とするWayne Shennen氏は、オーストラリア、ブラジル、日本、イギリスなど国際的に知られるソムリエ。『Wine Australia』の「50 Sommeliers of the World」プログラムに選出、「New Zealand Sommelier of the Year competiton 2017」で2位に入選した認定ソムリエ(Court of Master Sommeliers)であり、日本の酒蔵で働いた後に著書『Demystifying Sakè』を出版した。ワインと日本酒関連のその幅広いネットワークと専門知識が高く評価され、コンクールの審査員や飲料専門家向けの教育イベントの講師として、食品・飲料業界で広く活躍している。

メルボルンを拠点とするSimone Maynard氏は、日本酒と日本文化に深い情熱を持ち、食品・飲料業界で20年以上の経験を持つ。日本酒とその豊かな歴史をオーストラリア国内外に広めることを目指し、日本酒のコンサルタント、プロモーター、教育者として活躍している。2020年からは「Taste with the Toji(杜氏と利き酒)」プロジェクトを創設・主催し、2022年には「酒サムライ(日本酒と日本文化を愛し、その素晴らしさを世界に広めようと尽力している人に与える称号)」を授与された。

オーストラリアの卸売業者や小売業者、飲食店関係者として、参加者はみな真剣な面持ちで2人の日本酒エキスパートの講義に聞き入り、今後日本酒を取り扱うための知識を仕入れていた。

今回のセミナーでテイスティングに選ばれた個性的な日本酒は以下の通り。

  1. 吉田酒造「月山 スパークリング」
  2. 桃川「桃川 ワイン酵母仕込み純米吟醸酒」
  3. 土田酒造「木もと仕込み 純米吟醸酒」
  4. 竹鶴酒造「竹鶴 純米吟醸 初しぼり 生」
  5. 木下酒造「玉川 Time Machine 2021BY」

Wayne Shennen氏からのコメント

「オーストラリアの人々も日本酒に対して多くの関心を持っていますが、それについて知識を得る機会はあまりありません。ですから、彼らが日常的に日本酒を味わったり、経営者としてメニューに取り入れたりするための方法を提供できる機会は、我々としてもありがたい限りです。飲食の中でも、お酒を飲むという体験は人々に心地良さを与えるものです。今回のセミナーで、日本酒を飲む心地良さを、参加者にも体験してもらえたかと思います。

10年前あるいは15年前、オーストラリアのシドニーで日本酒の知識を持ち日本酒を取り扱えるオーストラリア人はほとんど誰もいませんでした。メルボルンとブリスベンに1カ所ずつという程度で、日本酒を楽しむには日本まで行かなければいけなかった。それが今は国内に多くの日本食レストランがあり、日本酒を取り扱う店も増えたので、日本酒を広める活動を始めた甲斐があったというものです。私自身もより多くの人とより多くのものを手に入れることができ、5年前には日本にレストランをオープンする夢も叶いました。今後もオーストラリアでの日本酒の認知拡大に貢献していきたいですね」

Simone Maynard氏からのコメント

「今回のセミナーで、参加者のみなさんが何かしら手応えを感じてくれたことを期待しています。日本酒を理解していただくために、オーストラリアの食べ物とのフードペアリングをしたり、個性的な日本酒をピックアップして味の違いを感じてもらったり、日本酒をより楽しみより多くのことを学ぼうとするオーストラリアの人々が集まったこの機会に、さまざまな挑戦ができて良かったです。これを機に日本酒の存在が多くのオーストラリア人にもっと認知されることを願っています。そのために、今後も日本酒関連イベントのサポートをしていければと思います」

対面商談会の様子

対面商談会では、酒蔵・酒造メーカー40が一堂に会し、会場奥にはフードペアリング用の日本食も用意された。レストランセミナーが開かれたElston roomと対面商談会が開かれたBay 25は会場内で入場口を挟んで隣接しており、午後はセミナー会場で歓談や休憩を挟みながら商談会のブースをこまかく巡回するバイヤーの姿が見られた。

出展者からは「オーストラリアの場合、まだまだ日本酒が認知されていないため今後も継続的に出展を考える必要がある」、「各レストラン経営者の方々ともっと腰を据えて話してみたい」「さまざまな関係構築ができたが、次回があれば当日販売も取り入れ、さらに本気度の高い商談をしてみたい」といった積極的な意見が多かった。

4日間の日本酒関連イベントすべてに出展した酒蔵・酒造メーカーもあり、全体を通してみるとオーストラリアでは日本酒と日本食の食文化のみならず、来場者の興味が日本の伝統文化から、観光、歴史、そして現代文化まで多岐に渡っていることが窺える。そのため、飲食に限らない幅広く日本と繋がるフェスティバルおよび商談会の発展が今後大いに期待される。

対面商談会出展者の方々




全ての写真:Sayu Matsunaga

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30周年!スシトレイン全店12月5日開催の$3皿キャンペーン https://www.jams.tv/gourmet/244257 Thu, 09 Nov 2023 02:49:13 +0000 https://www.jams.tv/?p=244257 オーストラリアやニュージーランドでお馴染みの回転寿司屋さん「スシトレイン」が、2023年で30周年を迎えます! 「スシトレイン」は、現在オーストラリア国内に46店舗(ケアンズに4店舗、ブリスベンに10店舗、ゴールドコース […]

投稿 30周年!スシトレイン全店12月5日開催の$3皿キャンペーンJAMS.TV に最初に表示されました。

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オーストラリアやニュージーランドでお馴染みの回転寿司屋さん「スシトレイン」が、2023年で30周年を迎えます!

「スシトレイン」は、現在オーストラリア国内に46店舗(ケアンズに4店舗、ブリスベンに10店舗、ゴールドコーストに12店舗、シドニーに13店舗、アデレードに7店舗)と、ニュージーランドに2店舗を展開する人気の老舗回転寿司レストラン。30年間、ローカルの人々から愛され続け、常連客も絶えないお店です。

そんな「スシトレイン」特別な日を祝して、全店で1日限定のキャンペーンを実施!

オーストラリア国内にある「スシトレイン」全46店舗で、お寿司やデザートが全皿3ドル均一で楽しめちゃう「お寿司3ドル」キャンペーンが、12月5日(火)限定で開催されます! さらに、スシトレインオリジナルのグッズも無料配布♪

今回は、30周年を迎える「スシトレイン」の1日限りの「お寿司3ドル」キャンペーンと、シドニーに展開する全13店舗の詳細をご紹介します。最後に、「スシトレイン」の社員募集の求人紹介もあるのでお見逃しなく!

【全店舗1日限定】「スシトレイン」30周年記念キャンペーン

30年間のご愛顧に感謝の気持ちを込めて、12月5日(火)は「スシトレイン」全店舗で、すべてのお寿司を特別な価格で味わえるキャンペーンを実施

ご家族やお友達と一緒に、カップルやグループで、もちろんお一人様でも、美味しいお寿司をじっくりと思う存分お楽しみください。さらに、来店された方にはスシトレインオリジナルの30周年記念ボールペンもプレゼント。ぜひ記念に持ち帰ってくださいね♪

【スシトレイン30周年記念キャンペーン】
開催日:2023年12月5日(火)
対象店舗:スシトレイン全46店舗(ケアンズ4店舗、ブリスベン10店舗、ゴールドコースト12店舗、シドニー13店舗、アデレード7店舗)
キャンペーン内容:
お寿司のメニュー 3ドル均一
※うどん、そば、ラーメン、丼もの、刺身のメニューは、12月5日(火)のみオーダー不可となります。
※ドリンクはキャンペーンの対象外です。
※VIPカードやポイントのご利用はできません。
オリジナルボールペンを無料でプレゼント
※数に限りがあります。

なお、上記のキャンペーンは全店舗ともに12月5日(火)のみの開催となりますので、当日お忘れなくご来店ください

「スシトレイン」の魅力は、電車のようにレールを流れてくる回転寿司。店内に流れてくるお寿司の数々を手ずから取って、好きなネタを好きなだけ味わえる醍醐味は、普通のレストランにない楽しさです。毎日マーケットから仕入れた新鮮な素材を用いたお寿司はリーズナブルな価格で、お寿司メニューの他にも、本格ラーメンや蕎麦、デザート、地域ごとに密着した限定メニューといったサイドディッシュも充実。日本の回転寿司に負けないバラエティ豊かな品揃えを誇ります。

そうして、多くのローカルのお客様を惹きつけてやまない人気店として、30年間、オーストラリアとニュージーランドを走り続けてきました。

近年では、スヌーピー(Peanuts)やスパイダーマン(Sony Pictures)などコラボキャンペーンも積極的に実施し、ますます知名度を上げて、お寿司のみならずエンターテインメントも意識した楽しい空間を、ローカルをはじめとした幅広い層の人々に提供しています。

今後も「スシトレイン」では、回転寿司から美味しさと楽しさをオーストラリアの人々にお届けします。当日はスタッフと一緒に、オーストラリア&ニュージーランドの最寄りの店舗で、記念すべき30周年を祝いましょう!

シドニー内スシトレイン各店舗の紹介

ウェブ:https://www.sushitrain.com.au/

  

Bondi Beach店

住所:224 Campbell Parade, Bondi Beach, NSW 2026
電話: (02)9130-4016
営業時間:月〜日 11:00-21:30

Bondi Junction店

住所:Shop 4, 183-193 Oxford St, Bondi Junction, NSW 2022
電話:(02)9387-3774
営業時間:日〜水 11:00-21:00、木〜土 11:00-21:30

Cronulla店

住所:40 Cronulla Street, Cronulla, NSW 2230
電話:(02)9527-2211
営業時間:日〜水 11:00-21:00、木〜土 11:00-21:30

Dee Why店

住所:864 Pittwater Rd, Dee Why, NSW 2099
電話:(02)9971-9641
営業時間:月〜水 11:00-20:30、木〜土 11:30-21:00、日 11:30-20:00

Maroubra店

住所:Shop 2, 944 Anzac Parade, Maroubra, NSW 2035
電話:(02)8347-0788
営業時間:月〜日 11:00-21:30

Neutral Bay店

住所:308 Military Rd, Cremorne, NSW 2090
電話:(02)9908-8891
営業時間:月〜水 11:30-21:00、木〜土 11:30-21:30、日 12:00-21:00

Newtown店

住所:316 King St, Newtown, NSW 2042
電話:(02)9557-4435
営業時間:月〜日 11:00-21:00

Oxford店

住所:Shop 22, 63 Oxford St, Darlinghurst, NSW 2010
電話:(02)8096-5460
営業時間:月〜水 12:00-20:00、木〜土 12:00-21:00、日 12:00-20:00

Randwick店

住所:22 Silver St, Randwick, NSW 2031
電話:(02)9310-0050
営業時間:月〜日 11:00-21:30

Rosebery店

住所:Shop 120, 747 Botany Rd, Rosebery, NSW 2018
電話:(02)8958-6642
営業時間:月〜木土 11:30-20:30、金 11:30-21:00、日 12:00-20:30

Surry Hills店

住所:Shop 1, 81 Foveaux St, Surry Hills, NSW 2010
電話:(02)8387-7485
営業時間:月〜火 11:45-20:00、水〜金 11:30-20:00、土 12:00-21:00、日 12:00-18:00

Sutherland店

住所:Shop 2&3, 570 President Avenue, Sutherland, NSW 2232
電話:(02)9521-2210
営業時間:月〜日 11:00-21:30

Rose Bay店

住所:801 New South Head Rd, Rose Bay, NSW 2029
電話:0458-058-850
営業時間:月〜日 11:00-21:00

おかげさまで30年目!シドニーの「スシトレイン」各店舗で社員を募集中

過去の実績も多数ある「スシトレイン」では、永住権取得を目指したい方、社員として頑張ってくれる方を現在募集中!

オーストラリアの回転寿司の歴史を作り上げてきた「スシトレイン」。飲食業の経験の有無に関わらず、常に新しい学びとチャレンジを提供し、スタッフ同士が楽しく働ける環境づくりと、地域に根ざした店舗づくりを常に気にかけることで、ローカルのお客様に喜ばれる唯一無二の回転寿司店として成長を続ける企業です。

オーストラリアに46店舗、ニュージーランドに2店舗を展開し、地域ごとに密着した店舗様式やメニュー内容を打ち出し、多くの地元客に長く愛されています。また、グローバルにブランディング力を高めることを目指しており、スシトレインにしかない商品、スシトレインにしかできない挑戦を続けて30周年を迎えました。

圧倒的にローカルのお客様が多く地域に根ざした「スシトレイン」での勤務中は、多国籍の環境に身を置いて英語を使うことになります。スオーストラリアという多民族国家・多様性の文化にいるからこそ、働くだけでなく英語を含めてさまざまなオーストラリアならではの経験を積んでもうらうため、回転寿司レストランながらスタッフの仕事の内容は多岐にわたり、幅広く展開しているため、例え引っ越すことになっても新居先の店舗で継続勤務が可能。

勤務中のやる気と能力次第では、就労ビザのサポートもあり! 永住を決意して正社員として活躍している人も多くいる職場環境で、オーストラリアでのホスピタリティ業界や、飲食業界で国際的に活躍したいという方に、常にモチベーションを提供できる、独立や夢を叶えたい人を応援する企業です。

あなたの経験やスキルを活かして、シドニーの日系企業の中でも最大規模の企業の一つ「スシトレイン」で、長期的なキャリアを築きませんか?

投稿 30周年!スシトレイン全店12月5日開催の$3皿キャンペーンJAMS.TV に最初に表示されました。

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第2回日本酒コンクール授賞式がシドニー総領事公邸で開催 https://www.jams.tv/gourmet/242879 Tue, 07 Nov 2023 21:00:32 +0000 https://www.jams.tv/?p=242879 オーストラリア酒アワード協会主催による「第2回オーストラリア酒アワード(Australian Sake Awards 2023)」の授賞式が、2023年9月29日に、在シドニー総領事公邸にて執り行われた。 本アワードはオ […]

投稿 第2回日本酒コンクール授賞式がシドニー総領事公邸で開催JAMS.TV に最初に表示されました。

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オーストラリア酒アワード協会主催による「第2回オーストラリア酒アワード(Australian Sake Awards 2023)」の授賞式が、2023年9月29日に、在シドニー総領事公邸にて執り行われた。

本アワードはオーストラリア国内外から登録された日本酒を、事前に選出されたオーストラリア人審査員が試飲して審査し、オーストラリア市場で好まれる日本酒を選出するというもの。今年より主催がオーストラリア酒アワード協会に移り、昨年主催のJAMS.TV Pty Ltdはイベント運営を委託担当した。昨年に引き続き、日本酒の多様な魅力を伝え、現地の日本酒エキスパートを育成することで、オーストラリアの日本酒市場の長期的発展に寄与する。

授賞式当日は、シドニーの「Sakedokoro Namara」と「Daiwa Food」からウェルカムドリンクとしてスパークリング日本酒とラガービールが、「MASUYAグループ」から軽食が振る舞われ、参加者にくつろぎのひと時を与えた。


写真向かって右から、徳田修一総領事、オーストラリア酒アワード協会遠藤烈士代表、小寺博文シェフ


JETROシドニー渡邉尚之所長


酒アワード審査員代表のSimone Maynard氏

オープニングセレモニーでは、主催のオーストラリア酒アワード協会の遠藤烈士代表、在シドニー日本国領事館の徳田修一総領事、JETROシドニーの渡邊隆之代表、酒アワード審査員代表のSimone Maynard氏が登壇。オーストラリアと日本の両国を結ぶ架け橋の一つである日本酒文化発展に貢献する全てのアワード出品者を讃え、映えある受賞者に祝辞を述べた。

今回のアワードでは、全国52の酒蔵から104本の日本酒類が出品され、うち45本が入選した。授賞式当日は入選した酒蔵のうち8酒造が来場していたが、オンライン参加も可能で日本から多くの酒造が配信を見守った。会場で賞状を受け取る受賞者の表情はみな晴れやかで、周囲からは惜しみない拍手と喝采が贈られた。

授与式後には今しがたの受賞酒の数々が、参加者にその場で振る舞われた。今年の受賞酒は、授賞式の翌日9月30日と10月30日の2日間にわたって、シドニーのCarriageworksで開催された「酒フェスティバル & 江戸デジタルアート展(Australian Sake Festival 2023)」と、10月2日に同会場にて開催の「飲食・小売業者向け日本酒類商談会(Sake Trade – The Japanese Liquor and Beyond)」でも同様に展示され、来場者の注目を集めていた。

今年は在シドニー日本国総領事館の計らいから美しい邸宅での授賞式となり、徳田総領事の人柄もあり終始和やかな雰囲気に。参加者は軽食と共に個性豊かな各受賞酒の試飲を楽しみ、中秋の名月が輝く星空の下、涼やかなバルコニーで受賞酒のグラスを片手に歓談する参加者の笑顔も印象的だった。

また、在シドニー総領事専属シェフである小寺博文氏のもとには、味はもちろんのこと、その卓越した寿司や刺身の技術を一目見るため、次々と参加者がカウンターを囲んだ。

授賞式につづいて、翌日以降のフェスティバルと商談会に出席した酒造も多く、この日は誉ある受賞酒を携えて参加することができる喜びや、オーストラリアの消費者への期待、主催への今後の要望などについて熱く語る様子も見受けられた。

本アワードの運営をサポートしたJAMS.TV Pty Ltdは、オンラインとオフラインの両面からオーストラリアの生活・観光情報や広告サービスを幅広く提供している。昨年に続き、オーストラリアで2度目の「オーストラリア日本酒アワード(Australian Sake Awards)」を開催できたことを大変誇りに思うと、オーストラリア酒アワード協会の代表であり同社取締役社長の遠藤烈士氏は語った。

「今宵、私達はオーストラリアの中心で、日本の最高級の日本酒が日豪の人々を繋ぐ伝統文化と相互理解の架け橋にいます。オーストラリアは日本から遠く離れているかもしれませんが、何世紀にもわたって日本で受け継がれてきた酒造りの伝統の糸を、活気に満ちた多様なオーストラリア文化のタペストリーを彩る一部として色を添えられたら嬉しく思います。当協会主催の国際日本酒アワードは、日本の酒蔵の皆様の精巧な職人技を証明するだけでなく、個性豊かで洗練された日本酒に対するオーストラリアのからの評価と認識の高まりを祝うものでもあります」

今年で創業18周年を迎えたJAMS.TV Pty Ltdは、オーストラリアの在留邦人や当地事業者、政府機関・団体と共に、今後も日豪のより共感あふれる社会作りを目指していくという。

「第2回オーストラリア酒アワード(Australian Sake Awards 2023)」受賞酒一覧はこちら

審査会と審査カテゴリー

「第2回オーストラリア酒アワード(Australian Sake Awards 2023)」の審査会は、2023年7月22日にシドニーのCustoms Houseで実施された。昨年同様、各審査員はオーストラリアのソムリエ、日本酒の小売業者、飲食業界の専門家、日本酒の資格所持者、日本酒の輸入業者および卸売業者という「消費者に一番近い」プロフェッショナルで構成。51名の審査員は、事前に審査員向けの日本酒講義を受講した上、当日はワイングラスを用いたブラインドテイスティング方式で審査を行った。

本アワードに出品可能な日本酒は、国内外問わず、合法的に製造免許を受けて製造・販売している日本酒およびSAKEであり、オーストラリア国内において販売されている、または今年度中に販売開始予定であるものに限られた。当日の審査会場は、無風で直射日光が当たらないよう配慮され、温度は20度前後、酒の温度は12度~14度程度、生酒・生原酒は5度~7度に保たれた。

審査会当日は全51名を7名または8名ごとのグループに分け、それぞれのグループが45種類の異なる日本の酒を試飲した。全ての酒は日本全国の酒蔵から提供されている。

また、前回からの改善点として、今年は審査員がラウンドテーブルに揃うことでシーンごとのディスカッションを可能にする環境づくりや、審査員間の包括的なチームワークを向上させるなど、全ての審査員がより万全な状態で審査に臨むための工夫が見えた。審査員の半数以上は前回から継続しており、日本の酒類専門の国立研究機関である酒類総合研究所からの協賛を受け、同研究所の主任研究員である織田鍵氏をゲスト審査員に招いた上で、審査に先立ち、織田氏によるオンライン講座に出席している。

本審査会について、織田氏は「素晴らしいイベントで、日本全国の酒造りにとってオーストラリア市場への本当の入り口となっている」と今後への期待を示した。

審査カテゴリーは全部で8部門。

  • 本醸造・普通酒
  • 純米
  • 純米吟醸
  • 吟醸・大吟醸
  • 純米大吟醸
  • スパークリング
  • 生原酒
  • 古酒

各酒は香り、味、バランスに基づいて10点満点で評価され、さらに審査カテゴリの評価に基づいた総合得点も付けられる。また、審査員が各酒について書面でフィードバックを提供し、そこには食事のマッチング提案などを記入できるコメント欄も含まれていた。

  • プラチナ賞:カテゴリー別に最上位1種を選出
  • ゴールド賞:カテゴリー別に出品酒総数より上位20%を選出
  • ピープルズチョイス賞:各審査員の投票で出品酒総数より上位10%を選出

また、各出品銘柄に対する審査スコアおよび審査員によるフィードバックは、審査後にメールにて出品者全員に送られた。これにより、日本の酒蔵とオーストラリアの酒市場との絆がさらに強化され、日本の酒蔵がオーストラリアの酒市場をより深く理解するための一助になることが期待される。

メルボルン在住の酒サムライ*であり、本審査会のリーダーチームの一人であるSimone Maynard氏は、「日本の酒蔵にとってオーストラリアの消費者から貴重なフィードバックを得る絶好の機会。こうしたイベントを通じて、今後オーストラリアにもっと日本の酒が入ってきて、Australian Sake Awardsにもっと多くの日本の酒蔵が参加することを期待しています」と語った。

シドニーにある「Wine Knight Consulting」のオーナーで、同じく審査会リーダーチームの一員であるDennis Han氏は、「これらの賞は、オーストラリアにおける日本酒の多様性と高品質を改めて教えてくれます」と感想を述べた。

*酒サムライ:全国の若手蔵元から組織される日本酒造青年協議会が、日本酒と日本文化を愛し、その素晴らしさを世界に広めようと尽力している人に与える称号。

第2回オーストラリア酒アワード受賞酒と受賞者のコメント

本アワードに入賞し、授賞式のため来豪した酒造の代表者に、率直な感想を伺った。

賀茂鶴酒造 代表取締役 藤原昭典氏

  • プラチナム賞 純米大吟醸部門
    「純米大吟醸 広島錦」
  • ピープルズチョイス賞 純米大吟醸部門
    「純米大吟醸 広島錦」

「広島県からオーストラリアへの輸出に本格的に乗り出した頃に、ちょうど新型コロナウイルスが感染拡大してしまい、海外に対しては身動きが取れない時期が長く続きました。ようやく取り組める状態になった今、このような賞を頂戴しましたこと大変光栄に思います。今後オーストラリアで我が社のお酒を広めていく際に、現地の消費者の方々も良き判断材料にしていただけるのではないかと期待しております。ありがとうございました」

秀鳳酒造場 代表取締役 武田秀和氏

  • プラチナム賞 純米酒部門
    「秀鳳 特別純米 無濾過 雄町」
  • ピープルズチョイス賞 純米酒部門
    「秀鳳 特別純米 無濾過 雄町」
  • ゴールド賞 純米吟醸部門
    「秀鳳 純米吟醸 出羽の里」

「地方にある酒蔵が世界を感じられる機会はなかなかないので、山形県の小規模な酒蔵のお酒をオーストラリアの方々にこのように喜んでいただけて、非常に嬉しく思います。日本でもオーストラリアでも弊社のお酒を飲んでいただく方々のために、新たな技術開発を進めており、既存の商品についても日々改善に取り組んでいきたいと考えております」

遠藤酒造場 代表取締役 遠藤秀三郎氏

  • ゴールド賞 純米大吟醸部門
    「直虎 番外品 純米大吟醸」
  • ゴールド賞 純米吟醸部門
    「直虎 純米吟醸 生原酒」
    「純米吟醸 生酒」
  • ピープルズチョイス賞 純米吟醸部門
    「直虎 純米吟醸 生原酒」

「3品もゴールド賞とピープルズチョイス賞を受賞することができ、大変光栄です。私共の酒蔵がある長野県の自然は、オーストラリアの方々からスノーアクティビティでも親しまれていて、我々のこともオーストラリアで温かく迎えていただきました。今後も日本酒を通じてそうした日豪間の架け橋となれるよう、オーストラリア酒アワードには期待しておりますし、次回もゴールド賞そしてプラチナム賞を受賞できるよう励んでまいりたいと思います」

古澤酒造 代表取締役 古澤康太郎氏

  • ゴールド賞 純米大吟醸部門
    「澤正宗 純米大吟醸 美田美酒」
  • ピープルズチョイス賞 純米大吟醸部門
    「澤正宗 純米大吟醸 美田美酒」

「今後もオーストラリアの人々にいろいろな日本酒を楽しんでいただきたいです。また、我々も明日の酒フェスティバルも非常に楽しみにしております。日本人だけでなく現地の方々に日本酒が広まっていくよう努力していければと思っております。居酒屋の形式や日本酒のみならず日本食など、日本の文化をそのまま現地にお届けすることで日本酒産業も世界に広がるのではないかと考えております」

菊正宗酒造 海外事業課 福井雅人氏

  • ゴールド賞 純米大吟醸部門
    「百黙 純米大吟醸」

「このように名誉な賞を受賞できたこと、大変嬉しく思っております。来年に向けて一からしっかりとお酒造りに向き合い、より美味しいお酒でプラチナム賞を目指して頑張っていきたいところです。今後とも兵庫は神戸の『菊正宗』そして『百黙』をよろしくお願いいたします」

森島酒造 田中静子氏

  • ゴールド賞 純米大吟醸部門
    「森嶋 雄町 純米大吟醸」

「昨年に引き続き今年も受賞できたことで、日本だけでなくオーストラリアの方々に評価していただけて、世界が広がっていく感じがします。弊社には先代から続く昔ながらのお酒と、現在の杜氏である兄の世代から始めたよりモダンなお酒があり、昔のオーソドックスな手法を続けながらも、現代の方々にも合うような味を追求しております。杜氏は本当にお酒造りが好きで、四六時中お酒のことを考えながら身を削って頑張っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします」

白瀧酒造 海外営業担当 保坂大二郎氏

  • ゴールド賞 純米大吟醸部門
    「白瀧 SEVEN 純米大吟醸 50%」

「昨年に引き続き、今年もゴールド賞を受賞することができましたが、昨年とは違うお酒が選ばれたことから、オーストラリアの人々は好みの幅の広さを感じております。異なる品で2度目の受賞は我々にとって自信になりましたし、オーストラリアは私が新潟の越後湯沢にある白瀧酒造に入社してから最初に来た国でもあり、代理店の方々と足掛け15年余りやってきましたので、来年もぜひ出品させていただきたく思います」

浦霞醸造元 海外営業担当 魚谷洋介氏

  • ゴールド賞 純米吟醸部門
    「純米吟醸 浦霞禅」
    「純米吟醸 浦霞 No.12」

「我々の宮城県の蔵から受賞した2品はどちらも特徴的なお酒で、『純米吟醸 浦霞禅』は今年で50周年を迎える歴史あるお酒、『純米吟醸 浦霞 No.12』は今年で4年目の新しいお酒と、味わいが異なりますので、ぜひそうした背景ストーリーと共に楽しんでいただければと思います。海外の中でもオーストラリアは我々にとって非常に大切なマーケットで力を入れております。今後とも変わらず、もっとみなさんに飲んでいただけるように頑張ろうと思っております」

王紋酒造(新潟県・オンライン出席)

  • ゴールド賞 純米大吟醸部門
    「夢 純米大吟醸」
  • ピープルズチョイス 純米大吟醸部門
    「夢 純米大吟醸」

白菊酒造(岡山県・オンライン出席)

  • ゴールド賞 純米大吟醸部門
    「大典白菊 純米大吟醸 雄町」

八鹿酒造(大分県・オンライン出席)

  • ゴールド賞 純米酒部門
    「八鹿特別純米(緑)」

幸姫酒造(佐賀県・オンライン出席)

  • ゴールド賞 純米酒部門
    「特別純米酒 幸姫」

「第2回オーストラリア酒アワード(Australian Sake Awards 2023)」受賞酒一覧はこちら

全ての写真:Sayu Matsunaga

投稿 第2回日本酒コンクール授賞式がシドニー総領事公邸で開催JAMS.TV に最初に表示されました。

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シドニーで酒フェスティバル&江戸デジタルアート展が開催 https://www.jams.tv/japanese-community/242884 Sun, 05 Nov 2023 21:00:50 +0000 https://www.jams.tv/?p=242884 オーストラリアの在留邦人や当地事業者、政府機関・団体と共に、日豪の共感溢れる社会作りを目指し、オンラインとオフラインの両面からオーストラリアの生活・観光情報や広告サービスを幅広く提供しているJAMS.TV Pty Ltd […]

投稿 シドニーで酒フェスティバル&江戸デジタルアート展が開催JAMS.TV に最初に表示されました。

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オーストラリアの在留邦人や当地事業者、政府機関・団体と共に、日豪の共感溢れる社会作りを目指し、オンラインとオフラインの両面からオーストラリアの生活・観光情報や広告サービスを幅広く提供しているJAMS.TV Pty Ltdによる日本の祭典「酒フェスティバル(Australian Sake Festival)2023 & 江戸デジタルアート展」が、2023年9月30日(土)と10月2日(日)の2日間、シドニーのCarriageworksで開催された。

本イベントは、年々拡大傾向にある「日本の酒・食・文化・観光」分野のオーストラリア人気において、一つの分野に特化した発信ではなく日本文化を総体的に伝えることで、日本について一部または表面的にしか知らない人々の知識と興味を広げることを目的としたもの。日豪から多数の日本酒類の酒蔵・酒造メーカー、小売店、日本食店、日本の伝統工芸品の製作・販売店、文化芸能に関するパフォーマー、日本酒の専門家などを招き、多彩な切り口から参加者が日本文化を日常的に愉しむ機会を増やすことで、オーストラリア国内における日本産食品・製品市場、インバウンド観光市場、芸術分野や文化交流の拡大に寄与することが期待されている。

2日間での総来場者数は、6,500名。うち、普段日本酒はあまり買わないという来場者が全体の3割にのぼり、本イベントを機会に日本酒との新しい出会いや日本文化に親しむことを求める来場者が多かった。また、この先12カ月の間に来場者の90%が日本訪問を検討しており、日本酒を入口とした日本の食・文化・観光へのPRポテンシャルも非常に高いことが窺えた。

昨年以上に規模を拡大し、老若男女が楽しめるイベントに

今年2回目となる本イベントは昨年シドニーで開催された「酒フェスティバル 2022」から規模を大幅に拡大し、メルボルンとシドニーの2都市で開催。メルボルンの「酒フェスティバル 2023 & 江戸デジタルアート展」はシドニーに先駆けて7月に開催され、地元の人々から好評を博した。

前回に引き続き、200種以上もの豊富な日本酒のテイスティングを最大の目玉としながら、「日本の酒・食・文化・観光」の4つをテーマに「酒フェスティバル」と「江戸デジタルアート展」という2つの大きなエリアで、日豪から60もの出店があった。

一つは昨年から継続して中心となる、日本酒を堪能できるエリアの「酒フェスティバル」だ。本イベントのために来豪出店した日本の酒蔵・酒造メーカーの各ブースで、日本酒を中心としたさまざまなタイプの日本の酒200種類以上が、試飲販売された。

もう一つのエリアである江戸をテーマにした企画展示の「江戸デジタルアート展」には、「江戸文化」を総合テーマに、浮世絵の数々が展示され、江戸から続く歴史ある日本の魅力や浮世絵を通して日本酒を学ぶセミナーやフードペアリングセッションが、巨大デジタルスクリーンを利用して開催された。セミナー後方には日本の縁日のように日本食のブースが並んだ。

シドニー会場では、メルボルン会場以上にテイスティング可能な酒類の種類が充実し、日本酒を提供するブース側のフレンドリーな対応も含め、来場者から好評を博した。また、スポンサーの日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)をはじめ、奈良市や北海道といった観光ブースも拡充され、終始来場者でにぎわいを見せた。

今年は日本酒のみならず、日本食や観光をはじめとした幅広い日本文化の伝達を目指して17歳以下の未成年も入場可とし、日本の酒をより楽しむための酒器や、目の前で巧みに調理される日本食、日本の伝統文化などを紹介する展示ブースや、特設ステージでの日本の文化芸能のパフォーマンス、ワークショップも会場全体で終日多彩に展開され、高い評価を得た。特に、メルボルン会場から拡充された飲食店や和太鼓を中心とした見応えあるパフォーマンスには子どもから大人まで多くの人気が集まった。

また、会場入口横には、「酒アワード(Australian Sake Awards 2023)」の受賞酒も展示された。

日本の酒・食・文化・観光が揃った2日間のお祭り


写真向かって左上から時計回りに、ディジュリドゥ演奏、徳田総領事、Kok副市長、渡邊代表

イベント当日は、DJ HIDEBOOによる会場BGMを皮切りに、響き渡るディジュリドゥの演奏「Welcome to Country 」から幕を開けた。

初日のオープニングセレモニーでは、2022年9月の着任以来、日豪関係の強化に重要な役割を果たしてきた在シドニー日本国総領事館の徳田総領事、Robert Kokシドニー副市長、JETROシドニーの渡邉所長から順に開会の挨拶があった。その後、メンバーに日本の酒蔵を代表して泉橋酒造の6代目蔵元橋場社長、主催のJAMS.TV Pty Ltdの遠藤代表取締役、ディジュリドゥ演奏者を加えた6名による鏡開きが行われた。「よいしょ!」の合図で割られた酒樽に、会場からは拍手と歓声が上がった。

来場客は思い思いに日本酒や日本食、伝統工芸などのブースを周り、特設ステージでは2日間にわたって華麗なパフォーマンスやセッションが行われた。メルボルン会場から引き続き出演した「和太鼓りんどう」や「Hananingen」のほか、新しいゲーム音楽バンド「V2R Trio」、ダンスと和楽器のコラボレーション「Twisting Tornadoes & Tataku by Ryuji from Taikoz」、日本とオーストラリアの音楽コラボレーション「Nana Koizumi × Julian Sanchez(2日目はNana Koizumi × Consouls Band)」、キッズブレイクダンス&ヒップホップ「Break Juku」と、日豪両国の魅力にあふれた内容でステージ前は常に観客でにぎわった。

また、特設ステージでは日本酒をこよなく愛するオーストラリア人らによる「World Sake Day」にちなんだトークセッションや熱いパネルトーク、「江戸デジタルアート展」の巨大スクリーン前では、シドニー日本クラブ前会長のチョーカー和子氏や泉橋酒造の橋場社長、日本酒ソムリエ資格などを持つ3人のエキスパート、Sandra Gwee氏、Simone Maynard氏、ならびにWayne Shennen氏が、それぞれ機知に富んだ酒セミナーを担当。

観客席ではセミナーで言及される日本酒の試飲も提供され、来場客らは真剣な面持ちで聴講していた。

日本酒類の提供ブースは31あり、純米酒や純米大吟醸などの日本酒や、多種多様な日本産酒類(焼酎・ウイスキー・ジンなど)、梅酒やゆず酒などの果実酒と、さまざまなタイプの酒が、南は沖縄から北は東北まで日本各地から出揃った。

どの酒蔵・酒造メーカーの前にも行列ができており、来場者の多くが試飲や試食の体験だけでなくブース出展者から直接話を聞き、その商品をバックグランドと共に味わい、納得して購入していくことを楽しみしていたことが窺える。当日のみの限定商品や10%オフでの販売など、その場でしか味わえないサービスを実施するブースも多々見られた。

同じく、「江戸デジタルアート展」エリアで展開されていたフードトラックやポップアップバーが並ぶ10の飲食ブースでは、日本酒に合うおつまみをはじめ、目の前で調理される寿司や鉄板焼き、揚げ物、おでん、粉物、海鮮物、あんこや抹茶を使ったスイーツなど、鼻をくすぐる日本食の数々が大勢に振る舞われた。

観光ブースでは、航空会社が日本への往復航空券の抽選会を実施。ゴルフコースや日本の美しい観光地の写真展示も含めて来場者の目を引いた。その中でも、奈良市内から17事業者が集った奈良市ブースでは、奈良の伝統工芸品や日用品の展示・販売に加えて、記念品の配布、かき氷など地元の特産物を活かしたグルメの試食、絵付けワークショップなど盛りだくさんのPR内容が人気を博した。

また、日本工芸品や文化アートの販売・展示を担うブースでは、来場者が展示品をじっくりと吟味する様子や写真に納める楽しげな様子が見られ、本イベント公式グッズの売れ行きも好調だった。壁際に設けられたフォトスポットでは、笑顔で記念撮影をするグループが数多く見られた。

各出展ブースを楽しんだ来場者からは「日本酒の種類も多く、ペアリングの日本食など日本酒以外の商品も興味深かった」、「新しい出会いがあり、展示されている商品を見て回るだけでもとても楽しかった。アクティビティに参加するのも楽しかった」、「ユニークな屋台や他のユニークな店舗は素晴らしい付加価値だった」、「日本酒を飲むための陶器など、日本文化の他の側面にもスポットを当てていた点がとても良かった 」といった声が上がっている。

各ブースに行列ができる盛況ぶりから、今後のイベント運営におけるスムーズな進行や混雑と換気対策といった改善点、テーマとなる「日本の酒・食・文化・観光」への体験に対する大きな期待が見てとれた。今後のイベントでは、来場者の満足度を上げることが、より多くの日本酒や日本文化への理解にもつながり、同イベントのみならずオーストラリア国内の日本関連イベントの価値も高めることにも寄与していくかもしれない。

出展者の方々















MC、パフォーマーの方々



セミナー講師の方々


来場者のみなさんの様子









全ての写真:Sayu Matsunaga

イベントの様子(公式動画)

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焼き鳥屋のこだわり鶏料理ランチ!丼・麺・定食【焼き鳥横丁】 https://www.jams.tv/gourmet/242494 Thu, 19 Oct 2023 07:22:31 +0000 https://www.jams.tv/?p=242494 シドニーのタウンホール駅からほど近い「リトルジャパン」とも呼ばれるリージェント・プレイス内にある「横丁グループ」の一つ、「焼き鳥横丁」。自家製の串ダレで一味違う味わいを提供してきた焼き鳥専門店の「焼き鳥横丁」が、このたび […]

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シドニーのタウンホール駅からほど近い「リトルジャパン」とも呼ばれるリージェント・プレイス内にある「横丁グループ」の一つ、「焼き鳥横丁」。自家製の串ダレで一味違う味わいを提供してきた焼き鳥専門店の「焼き鳥横丁」が、このたびランチメニューをスタートしました!

「より美味しく、より安く」をコンセプトに気軽に立ち寄れる本格焼き鳥専門店は、いつも人が絶えない人気店。こだわりの焼き鳥や日本食を日中も味わいたいという要望にお応えして、手作りの焼き鳥も取り入れた同店だけのオリジナルメニューをランチタイムに提供します。

ランチタイムは週7日、午後12時から午後3時までのサービス。ボリューム満点の丼物ランチ、ラーメンよりあっさり食べられるランチにぴったりの麺類、さらに6種類のソースから選べるバランスの良い定食と、ランチタイムだからこそ食べたいメニューばかり!

ハッピーアワーも実施しており、16時半~18時までの間は通常$12のオリオンビール(400ml)をなんと半額の$6でご提供! さらに、ディナータイムには新メニューも登場しているので要チェック! 

新サービス!「焼き鳥横丁」のランチメニュー

横丁親子丼 22ドル

王道かつ本格的な味。なかなか生卵を食べられないオーストラリアで、安全な卵をまんなかに贅沢に落としました。鶏肉とライスと混ぜることで、求めていた至福の味に。

横丁焼き鳥丼 22ドル

手羽、ねぎま、玉子焼きが入った、焼き鳥好きにはたまらない一品。「焼き鳥横丁」のシグネチャーである自家製ダレの焼き鳥を惜しみなく乗せた丼。ライスに染み込むタレと出汁がたまりません。

横丁極つけ鴨うどん 22ドル

本格的な鴨肉を使った、酢橘の酸味と和のつけ汁が相性抜群の鴨うどん。さっぱりしつこくなく、しかしボリュームたっぷりで午後からの活動を応援します。

横丁極つけ鴨そば 22ドル

本格的な鴨肉を使った、酢橘の酸味と和のつけ汁が相性抜群の鴨そば。さっぱりしつこくなく、しかしボリュームたっぷりで午後からの活動を応援します。

横丁唐揚げ定食 20ドル

本格焼き鳥専門店の本気の唐揚げ定食。こだわりの鶏肉を使い、外はサクサクパリッと中はジューシーに焼き上げました。6種類のソース(おろしポン酢、ネギ塩ダレ、トマトガーリック、明太マヨ、油淋鶏、マヨネーズ)からお好きなソースを1種類選んで、自分好みの定食の味に仕上げられます。

横丁グリルチキン定食 20ドル

本格焼き鳥専門店の本気のグリルチキン定食。こだわりの鶏肉を使い、シンプルに素材を活かしたグリルでお届けします。6種類のソース(おろしポン酢、ネギ塩ダレ、トマトガーリック、明太マヨ、油淋鶏、マヨネーズ)からお好きなソースを1種類選んで、自分好みの定食の味に仕上げられます。

6種類から選べる定食ソース ※定食のみ無料サービス

行きつけの日替わりにしても楽しい、6種類のソース。おろしポン酢、ネギ塩ダレ、トマトガーリック、明太マヨ、油淋鶏、マヨネーズと、どれも鶏肉を引き立てる美味しさ!

「焼き鳥横丁」の新ディナーメニュー

週7日営業、ランチ&ディナータイムに営業時間を拡大した「焼き鳥横丁」では、ディナーにも新メニューが登場! みんな大好きフレーバーのメニューからユニークなコンビネーションメニューまで、横丁メニューがさらに充実。

  • ウィンナー餃子 8ドル
  • 揚げ出し豆腐 8ドル
  • 横丁ふりふりポテト 青のり味 8ドル
  • ピリ辛アボカドちくわユッケ 9ドル
  • 炙りエイヒレ 10ドル
  • だし巻き玉子 11ドル
  • 明太子唐揚げ 15ドル
  • 甘辛海老ユッケ 18ドル
  • 串刺し塩だれレモン 18ドル
  • サントリー HAKU、ROKUチューハイ 12.8ドル

「焼き鳥横丁」のハッピーアワー

「焼き鳥横丁」では、毎日ハッピーアワーを実施中! 16時半~18時までの間にオリオンビール(400ml)をオーダーすると、通常$12が半額の$6で楽しむことができます。

暑くなるこれからの季節、ハッピーアワーを利用してお得にオリオンビールを飲みましょう!

リージェント・プレイスの「焼き鳥横丁」について

「焼き鳥横丁」は、シドニーのリージェント・プレイス内、ケント・ストリート側から入って左側2軒目のお店です。ケント・ストリート側の入口は、Freaser Suitsホテルの隣に見えます。

「焼き鳥横丁」のポイントは、自家製ダレを用いた出来立てのこだわり焼き鳥とユニークなサイドディッシュの数々!

全ての焼き鳥は手作りのこだわりから店内で串サシをしていて、自家製のタレが自慢。豊富な味付けの焼き鳥を出来立て熱々をスピード提供してくれるので、串単位の注文で自分のペースに合わせて楽しめます。焼き鳥の種類は20種類以上、串は1本4ドル20セント~と大変リーズナブル。ささみ、かわ、砂肝、手羽からホルモン、ぼんじり、白、焼き鳥盛り合わせまでさまざま用意されています。

もちろん、日本のお酒もビール、ストロング系の酎ハイ、梅酒、サワーなど数々取り揃え。

営業日も週7日定休日なし、今後はランチタイム(午後12時〜午後3時)も含めて、シドニーの人々に美味しい焼き鳥と日本食をお届けします。店頭ではテイクアウェイも受け付けているので、気に入った味の焼き鳥はお持ち帰りしてみるのもおすすめ♪

「焼き鳥横丁」のディナーメニュー

※画像クリックで拡大

リージェント・プレイスに建ち並ぶ「横丁グループ」

「横丁グループ」は現在、「焼肉横丁」「江戸前寿司横丁」「焼き鳥横丁」の3種の日本食専門店、合計4店舗をオーストラリアのシドニーで運営する飲食店グループです。

日本の駅近にある飲み屋街のように、一人でも複数人でも気楽に立ち寄れて、すぐに美味しい食事とお酒にありつける、リーズナブルな日本の横丁をイメージと、「より美味しく、より安く」をコンセプトに。リーズナブルな価格設定でありながら、バラエティ豊かな日本食のメニューを取り揃え、日本と同じ本格的な焼肉・寿司・焼き鳥のクオリティを提供するため、スタッフは日々仕入れや調理に全力で取り組んでいます。

また、四季折々に合わせたさまざまなキャンペーンも多数実施。よりお得に日本食を楽しめると、リピーターの方々にも好評。「横丁グループ」の存在はリージェント・プレイスの「リトル・ジャパン」をさらに充実させるもので、オーストラリアの日本食の品質の向上や認知の拡大にも努めています。

区画内に同じグループの焼肉・寿司・焼き鳥のお店が建ち並んでいるので、日本の横丁にいる気分で日本食を食べ歩いたり、日本のお酒を飲み歩いたりするのもおすすめ

各店舗ではテイクアウェイも受け付けているので、ホームパーティーや自宅で日本食を楽しむ日に利用することもできます。各店舗の数えきれない豊富なメニューをぜひ一度ご賞味ください♪

焼き鳥横丁(Yakitori Yokocho)

所在地:Shop 3, Level 9, Regent Place Shopping Centre, 501 George St, Sydney NSW 2000
営業時間:日〜木 ランチ12:00 – 15:00、ディナー16:30 – 22:15、金土 ランチ12:00 – 15:00、ディナー16:30 – 24:00
電話番号:02 9283 6773
ウェブ:www.yakitoriyokocho.com.au
※ストックがなくなり次第ラストオーダーとなり、閉店時間が早まる場合があります。
※席予約は承っておりません。
※テイクアウェイは店頭受付のみご利用いただけます。

 

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日本酒フェスに奈良ブース出展!地元グルメの試食や工芸品販売も https://www.jams.tv/gourmet/241432 Fri, 08 Sep 2023 06:58:29 +0000 https://www.jams.tv/?p=241432 日本のお酒や伝統文化を体感できる日本の祭典「酒フェスティバル & 江戸デジタルアート展」が、9月30日(土)と10月1日(日)の2日間、シドニーのCarriageworksで開催されます。 同フェスティバルは、「 […]

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日本のお酒や伝統文化を体感できる日本の祭典「酒フェスティバル & 江戸デジタルアート展」が、9月30日(土)と10月1日(日)の2日間、シドニーのCarriageworksで開催されます。

同フェスティバルは、「日本の酒・食・文化・観光」の4つをテーマに、会場内に出展されたさまざまなタイプの日本のお酒200種類以上を自由にテイスティングしながら、日本食の販売、江戸時代をメインとした日本の伝統文化のデジタル展示やパフォーマンス、ワークショップなどを通して日本のお酒や伝統文化を体感できる、オールエイジの日本の祭典。

そこに、JETRO奈良と奈良商工会議所など奈良市内から17事業者が集う「奈良市ブース」が出展されます!

ブースでは奈良の伝統工芸品や日用品の展示に加えて、奈良のお酒のテイスティングや、数量限定で地元の特産物を活かしたグルメの試食があり、事業者から直接話を聞きながら、奈良の「酒・食・文化・観光」の魅力を美味しいお酒や食事とともにたっぷり味わうことができます。

この記事では、「奈良市ブース」に出展する事業者とその商品をご紹介します。

1,300年の歴史ある古都奈良について

奈良は1,300年以上前に仏教が初めて栄え、最初の都が築かれた日本で最も歴史的かつ精神的な古都。東大寺や春日大社など世界遺産や保存状態の良い寺社仏閣が多く、世界遺産「古都奈良の文化財」にも登録された、生きた歴史の教科書のような土地です。

関東からもアクセスしやすく京都や大阪に近いながらも、大都市のように観光地化はされておらず、とても平穏な地。そこに根付く数々の伝統工芸品や美味しい料理、古都あるきで見える落ち着いた歴史ある風流な景色が心を癒してくれます。

「酒フェスティバル & 江戸デジタルアート展」の「奈良市ブース」では、そんな奈良の魅力をシドニーからたっぷりとお届け!

日本への一時帰国を検討している方はもちろん、しばらく日本から離れている方も、日本に興味があるオーストラリアの友人・家族と一緒に「奈良市ブース」へ遊びに行ってみませんか?

「奈良市ブース」の出展事業者と商品一覧

1. 株式会社赤膚山元窯/Akahadayama- Motogama Furuse Gyozo, Ltd

赤膚焼(あかはだやき)は、奈良の赤膚一帯で採れる粘土で焼き上げた奈良市の伝統工芸品。赤色酸化鉄を多量に含んだ良質な粘土を、シンプルなフォルムに、伝統的な藁灰釉を施して登り窯で焼き上げます。

「赤膚山」は「丘の表面に見える赤土の山」を意味し、古文書によると、1,300年前の日本の首都であった平城宮からもその赤い丘陵を見ることができたと言います。何十年にもわたって作陶と窯元の経営に携わってきた現在8代目の古瀬暁三は、わびさびの思想に基づき、日常使いの器を丁寧に作り続けています。

【出展商品】酒器セレクション、一人呑みセット、ビールマグ

2. ゴールデンラビットビール/Golden Rabbit Beer

クラフトビールの品評会で多数の受賞歴がある、奈良の素材を活かしたクラフトビール醸造所。「ビールを通じて、奈良の魅力を伝えること」を使命とし、日本書紀や万葉集などの枕詞を銘柄にした「そらみつ」、「あをによし」、限定醸造「ひのひかり」、「古代桃」など、古都奈良にちなんだビールを製造しています。

また、クラフトビールの売上の一部を親と暮らせない子ども達に寄付する「やさしさの贈り物プロジェクト」を発足し、創業時より寄付活動を続けています。

【出展商品】そらみつ、あおによし、ちはやふる

3. 合同会社ほうせき箱/Housekibako, Inc.

奈良の方言で「ほうせき」は「おやつ」の意味。ふわふわに削ったかき氷の上に搾りたてのミルクや大和茶などの地元産の食材を使った泡をトッピングしているかき氷や、和紅茶とのブレンド茶、入浴剤、ドレッシング、ジェノベーゼソースなどの調味料を提供しています。

自然の太陽をいっぱいに浴びた、農薬・肥料を一切使わない自然農法で作られた柿の葉ブランド「SOUSUKE」の柿の葉には、レモンの20~30倍とも言われるビタミンCが含まれていて、ポリフェノール(カキタンニン・ルチン)も豊富、強い抗酸化作用と免疫強化が期待される食材です。

【出展商品】柿の葉茶シロップ

4. 株式会社泉屋/Izumiya Beverage Dealer Co., Ltd.

日本清酒発祥の地とも言われている奈良で、プロダクトアウトからマーケットインまで意識したブランド開発や、各地域の酒造メーカーのブランドを結集した統一ブランド化した商品に取り組む地域に根ざした卸売業者。迅速な対応や小回り力を強みとし、商社卸では対応が難しい部分をサポートすることで、奈良の地域ブランド振興に力を注いでいます。

奈良は茶、梅、米、苺、柿が有名な農産物で、同社では奈良県産紅茶を使った梅酒、奈良県産米に拘った日本酒、奈良のブランド苺や柿を使ったワイン、リキュール、サイダーなど50を超える酒類を発売しています。

【出展商品】月ヶ瀬のにごり梅酒、古都華サイダー、富有柿サイダー

5. 株式会社ケーツーコミュニケーション/k2c Co., Ltd.

日本発祥の和菓子であるラムネ菓子を、奈良県産のフルーツや大和茶のフレーバーチョコレートで包み込んだ「ショコネ」を販売するお菓子メーカー。ラムネ菓子の甘酸っぱさと奈良の素材の美味しさがたくさん詰まったチョコレートの甘さのハーモニー「ショコネ」は、JWマリオットホテル奈良の客室菓子にも選ばれ、奈良のご当地土産としても人気。

ウィスキーやワイン、日本酒、ラム酒などとの相性も良く、お酒とのペアリングも好評です。チョコがお酒によく合うことは広く知られていますが、ラムネ菓子も飲酒による低血糖状態(二日酔い症状の一つ)を和らげてくれるお菓子として注目されています。

【出展商品】ショコネ いちご(あすかルビー)、ショコネ 大和抹茶、ショコネクランチ ミルクチョコ

6. 倉本酒造株式会社/Kuramoto Sake Brewing Co., Ltd.

日本清酒発祥の地とも言われる奈良の、氷室跡が多く残る北東部山間の大和高原にある倉本酒造。良質な稲と、代々大切に手入れしてきた裏山の地層で濾過された甘みある柔らかな水を使い、伝統を継承しながらもニュースタンダードな日本酒造りを目指しています。

お米の種類や精米歩合、麹歩合、酵母の選択など、試行錯誤の末たどり着いた日本酒のニュースタンダード「KURAMOTO」の他、室町時代に奈良・菩提山正暦寺で創醸された菩提酛造りを500年ぶりに復活させ、近代醸造法と融合させた甘味と酸味のある濃醇旨口の純米酒を提供します。

【出展商品】KURAMOTO SE、KURAMOTO R1、菩提酛 純米酒 つげのひむろ

7. 株式会社森奈良漬店/Mori Naraduketen Co., Ltd.

発酵食品の中でも、奈良漬は約1,300年前の日本の最も古い公式の記録として残っている漬物。塩漬にした野菜・果物を、酒粕の中に漬け込んだ粕漬をルーツとしています。1869年創業の森奈良漬店の奈良漬は、5代にわたってその技術と製法を守り抜き、職人による手作業で酒粕の量や配分を変え、素材の持つ味や歯触り、香りを最大限に引き出しています。日本国内産の野菜・果実、吟味された酒粕と天然塩のみを原材料として甘味料、砂糖、添加物を一切加えていません。

その他にも、日本各地で古くから大切に栽培されてきた伝統野菜を奈良漬にする取り組みや、大きさや形状で規格外となる素材を奈良漬に利用するなどフードロス問題の解消に積極的で、現代のライフスタイルや食の好みに寄り添える奈良漬を使ったアレンジメニューの発信や提案も行っています。

【出展商品】奈良漬

8. 株式会社中本酒造店/Nakamoto Sake Brewery Co., Ltd.

江戸時代享保12年創業の、純米酒のみを造り続けている蔵。醸造用アルコールや酸化防止剤も一切加えず、「長屋王」以外すべてのお酒を吟醸規格で醸しています。また、伝統的な技法を習得した経験豊富な杜氏と蔵人たちによる手造りを徹底しながらも、お酒をより美味しくするための最先端の設備や技術も積極的に採用し、品質と味わいを日々高めています。

生酒は摂氏-5度の低温貯蔵で、熱処理する酒も生酒をビン詰めした後にビン燗・急冷した上で18度以下の冷蔵庫で低温管理するなど、商品管理においても徹底し、しぼり立て、あるいは蔵出しのままの風味で届けるための工程を惜しまず、唯一無二のお酒を提供します。

【出展商品】長屋王、純米吟醸 段違い辛口、本格焼酎 山鶴

9. 奈良春日山酒造株式会社/Nara Kasugayama Shuzo Co., Ltd.

日本でも有数の観光地である奈良公園の南に位置する酒蔵。世界遺産の春日山原始林の山麓にあり、春日大社の神山として古くから保護されてきた原始林の恵み豊かな水が流れる土地で造られた清酒は、室町時代には「南都諸白(白米仕込みの奈良酒)」として人気を博してました。

時代の流れとともにうつろぎ消えつつあった奈良酒を、1999年の酒母復活プロジェクトで蘇らせ、奈良が誇る酒造りの歴史を今に伝えています。現在は清酒の製造だけでなく、焼酎・リキュール・スピリッツの製造販売もはじめ、梅酒を中心としたリキュールが国内外の品評会で多くの賞を受賞。

アジアを中心に輸出を進めるなど、品質の高い商品を多くの国に販売していけるよう、海外向け新商品の開発やラベルデザインなども検討しています。

【出展商品】リキュール ならまちかくてる うめ

10. 株式会社岡井麻布商店/Okaimafushouten, Inc.

1863年創業の本麻奈良晒の織元。奈良晒は良質の高級麻織物で、江戸時代に入って奈良町にとって主要な物産となり、徳川幕府の御用達品として認められると、武家や町民の贅沢品として裃や夏のひとえものとして用いられていました。

明治維新後は奈良晒の需要が激減し、現在では伝統工芸の分野として小規模に生産されているにすぎません。岡井麻布商店では、今もなお手紡ぎの糸を使い、麻生地を手織りしています。のれん、バッグ、小物、ふきんなど麻生地を生かしたオリジナルのものづくりに取り組み、奈良の工芸を伝えています。

【出展商品】リネンコーヒーフィルター、リネンふきん、ちゃんぶくろ

11. 赤膚焼大塩正史陶房/Pottery Studio, Akahada-yaki Masashi

赤膚焼(あかはだやき)の古い歴史を背景に持ち、400余年の伝統を守り続けている大塩正人窯の陶工、大塩正史が開窯した陶房。奈良の伝統工芸の歴史を受け継ぎながら、伝統的な作風から現代の生活に溶け込みやすいモダンな作風まで幅広く作陶しています。

希少な赤膚山から採取した土を使用し、陶土を素焼きした際に生まれる陶肌の美しい赤みの特徴を生かした美しい作品が魅力。乳白色の釉と素焼きの地肌とのきわに柔らかな赤味が差す赤膚焼ならではの味わいや、雅な奈良絵の絵つけも大和の窯元ならではの作風として人気を得ています。

【出展商品】酒器、ティーカップ

12. 株式会社今西清兵衛商店/S. Imanishi Co., Ltd.

日本清酒発祥の地とも言われる奈良で、明治17年より酒造業を営む蔵元。春日大社や東大寺などの世界遺産にほど近い、昔の風情を残す奈良町にあります。酒銘を春日の神々が鹿に乗って奈良の地へやってきたという伝説から「春日神鹿」と名付け、後に「春鹿」へと改めた現在まで、厳選された原料米を高精白に磨き、軽い呈味で、まろやかな口当たりの酒、華やかな香りのあるキレ味の良い酒を醸してきました。

日本はもとより、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・オーストラリア・香港など世界十数カ国に輸出し、味・コク・香り、すべての点で先進技術と高品質を誇った奈良酒、南都諸白の伝統を創業以来変わることなく伝え続けています。

【出展商品】純米吟醸酒 春鹿、純米酒 桜ラベル 春鹿

13. 菅原尚己/Sugahara Naoki

奈良で「生き物」をメインテーマとして赤膚焼(あかはだやき)の作品制作をしている陶芸家。生き物を陶器に描いたり、器に生き物の体の一部を忍ばせたりするなど、作品に必ず生き物を添え、土が持つ暖かみや土味を生き物たちに与えて温かみのある生き生きとした作品作りを心がけています。

赤膚焼は1583年に豊臣秀吉の弟であり、大和郡山城主の秀長が、愛知県常滑の陶工を招いて赤膚山で茶器を焼かせたのが始まりとされており、江戸時代末期に陶芸家の奥田木白が世に広めました。その作品の中には「南瓜に蝉を付けた花瓶」や奈良の一刀彫を模した「海老や鹿の香合」などがあり、赤膚焼と生き物はとても深いつながりがあると、作者は感じています。

【出展商品】赤膚焼 シカ皿

14. 有限会社巽繊維工業所/TATSUMI TEXTILE Co., Ltd.

日本最大の靴下生産地である奈良県の、創業93年の歴史を持つ靴下メーカー。約40年間、五本指靴下の老舗メーカーとして大手スポーツメーカー向けの五本指靴下を製造するなど、多くの有名アスリートも利用しています。なかでも、16年前に誕生した靴下ブランド「GUTS-MAN」は、日本の自衛隊や職人、靴下愛好家、ランナーやゴルファーにも愛用されるなど、多くの人々の足の問題を解決する「縁の下の力持ち」として活躍しています。

自衛隊隊員様の演習・行軍向けに特別に開発された、頑丈でやぶれにくく、抗菌、防臭、吸汗、速乾など靴下に必要とされる機能の全てにこだわりを持って製造している「GUTS-MAN」の他、非常に薄く洋服に響かない、丸まってこない極薄腹巻き「ならまき」なども販売。

【出展作品】極薄腹巻き ならまき、GUTS-MAN、GUTS-MAN 5本指

15. 株式会社やまと蜂蜜/Yamato Honey Co., Ltd.

1945年に養蜂事業として創業したのち、日本初のポーションタイプのシロップを「ガムシロップ」として売り出したことで事業を拡大、ポーションパックの技術を活用した濃縮飲料を積極的に展開している、シロップなどのポーションパックOEM製造や蜂産品の販売会社。

京都の老舗の高品質な抹茶を使った抹茶ポーションや、日本で抽出された高品質なコーヒー抽出液を使ったコーヒーポーションを主力商品として、日本ならではの美味しい素材を使い、手軽に本格的な味を楽しめるポーションパックを世界に広めています。

【出展商品】いちごリキュール 古都の夢、蜂蜜酒、抹茶ポーション、コーヒーポーション(微糖/無糖)

16. 大和漆工芸 杉村 /Yamato Urushi Kougei Sugimura

「漆の可能性を引き出す」をテーマに漆芸作品を制作する大和漆工芸家。マリー・アントワネットでさえも魅了した繊細な蒔絵、螺鈿の漆芸作品ですが、漆器は10年以上育てた木から採取した、わずか200ccの樹液の貴重な原料を使った工芸です。漆芸家の杉村聡は、江戸・明治時代に造られた作品を研究し、繊細な蒔絵、螺鈿を駆使した作品造りを続けています。

【出展作品】漆塗り酒器、香合、蒔絵 富嶽三十六景、天然漆箸

また、今回の「奈良市ブース」では「大和漆工芸 杉村」が、絵付け体験できるワークショップを開催します。お皿に簡単な図柄をつける内容なので、お土産にもぴったり。大人から子どもまで、絵が苦手な方でも図柄のサンプルがあるので心配ありません。絵付けをする感動と楽しさを、ぜひ味わってください。

【ワークショップ】
開催時間:13:00〜、14:00〜、15:00〜
所要時間:約30分〜1時間
体験料:$30 + GST
※チケット購入はページ下部へ

17. ヤマヤ株式会社/Yamaya Co., Ltd.

奈良県の北西部にある広陵町の靴下工場。古くから綿作や木綿織りが盛んに行なわれていた繊維にゆかりのある地で、木綿織りから靴下製造へと繊維の道を歩み、今日に至ります。靴下に求める価値観は時代により変化しますが、主にさまざまな障害から足を護ること、その人の個性を表現することに変わりありません。糸から一気に完成品に近い状態に編み上げ、最適な素材で編み上げられたものを一品ずつ丁寧に仕上げていきます。

リネン、麻、シルク、ガラボウ、ヤク、ウール、五倍子染め、本藍染めなど、さまざまな素材を用いてヒーリングサポートや重ね履きにも対応する靴下を製造。2020年に立ち上げたファクトリーブランド「yahae〈ヤハエ〉」は、ヤマヤの創業者である馬見村弥兵衛の名前に由来します。

【出展商品】アルパカ 柄ソックス、オーガニックコットン&ヤク ソックス、ガラボウ オーガニックコットンスリッパソックス

「Australian Sake Festival」チケット購入方法

奈良の魅力がたっぷり詰まった「奈良市ブース」。奈良のお酒はもちろん、普段シドニーでは滅多に手に入らない品物や、美味しい奈良の食も盛りだくさん!

美味しいお酒の試飲に、今年や来年の旅行先の下見に、友人知人へのお土産選びに、みなさんで誘い合わせて遊びに行ってみませんか?

【酒フェスティバル & 江戸デジタルアート展 in シドニー】
日時:2023年9月30日(土)〜10月1日(日)12:00 – 18:00
会場:Carriageworks

イベント参加費: 一般 69ドル、グループ割 65ドル(4名以上)、 18歳未満は無料
チケット販売:https://sake-festival.com.au(予定枚数に達し次第終了)
問い合わせ:https://sake-festival.com.au/contact.html

【チケットに含まれるもの】
・試飲用グラス(お持ち帰りOK)
・日本の酒造とオーストラリアの輸入業者とのミートアップ
・日本産酒類全般(日本酒・果実酒・焼酎・泡盛・ジン・ウイスキー・ビールなど)200種以上の試飲
・江戸デジタルアート展、日本製品/アートエキシビジョン

投稿 日本酒フェスに奈良ブース出展!地元グルメの試食や工芸品販売もJAMS.TV に最初に表示されました。

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酒造りを追求して100年「ほまれ酒造」代表/唐橋裕幸さん https://www.jams.tv/gourmet/234076 Mon, 04 Sep 2023 02:45:53 +0000 https://www.jams.tv/?p=234076 福島県喜多方市。今年で創業105年を迎える「ほまれ酒造」は、大正当時からの伝統的な酒造りを継承しつつ、現代のグローバル化やデジタル化を追い風にする新しい取り組みを次々と打ち出し、伝統と挑戦の二つの軸で世界に誇れる酒を会津 […]

投稿 酒造りを追求して100年「ほまれ酒造」代表/唐橋裕幸さんJAMS.TV に最初に表示されました。

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福島県喜多方市。今年で創業105年を迎える「ほまれ酒造」は、大正当時からの伝統的な酒造りを継承しつつ、現代のグローバル化やデジタル化を追い風にする新しい取り組みを次々と打ち出し、伝統と挑戦の二つの軸で世界に誇れる酒を会津から送り出している。

ようやく100年。会津の老舗酒蔵に名を連ねた「ほまれ酒造」という家業を継ぎ、より良い酒造りを求めて既存の枠組みを超えた挑戦に挑み続ける現社長・唐橋裕幸氏に、自身のキャリアを振り返りながら酒造りのポリシーとビジョンについて伺った。

「酒づくりは人づくりから」社長就任後の革新的な取り組み

父の仕事を継いで酒造りを学ぶために

「僕は大学卒業してからすぐには家業を継がず、メルシャン*に入社して酒類業界について学びました。就職活動の際に『いずれ家業を継ぐのであれば、いきなり自分の会社に入ってしまうと世間が狭くなってしまう。自分の会社のことしかわからなくなってしまう』と思って。他の企業を見てみたいというのがあったんです。

そこで3年半ほど働いて酒造りにおける毎年の準備がわかってきたところで、前々から興味のあったアメリカ留学にも踏み切りました。サンフランシスコ大学でMBA の資格を取得して帰国したんですけど、当時は“社長室長”という役職で、福島県酒造組合会長や地元の商工会議所会頭も務めていた父の空いた穴を埋めながら、役員の立場で経営に関わっていましたね。

ただ、僕は酒造りのコンセプトを考えて社員に作ってもらう立場なので、やっぱり酒造りを学ばなければ始まりません。それで、醸造関係の蔵人のための酒類総合研究所の研修を2ヶ月間、福島県独自の制度の清酒アカデミーのカリキュラムを3年間、働きながら受けて、メルシャンでの就労経験に加えて酒造りを学びました」

企業イメージを変えていく試み

「昔のほまれ酒造は、普通酒**メイン、いわゆる安酒を打てる酒造というイメージが強くて。元々僕が生まれた1973年から日本酒の消費量はほぼ落ちっぱなしで、会社自体も平成3〜4年がピークでした。なので『そこを変えていかないと後がないな』ということで、僕の代から色々と改革に乗り出しました。

例えば、火入れについて見直してみる。お酒を大量に造ると、すぐに火入れへ移す暇がなくて半年くらい伸びてしまうものがある。そうすると、生老ね(なまひね)***が出て、お酒にひどい臭いが付いてしまうんです。だから、火入れを早めてお酒の品質を上げていく。お酒を造るのに精いっぱいで『そういうものだ』と思ってしていた火入れのような作業を、きちんと見直すことから始めました。また、パストライザー****も導入して、大型の冷蔵庫も設置しました。造ったお酒の管理と設備を充実させることも大事ですから。

歴史ある会社の体制を改善する場合、もちろん従業員を総入れ替えするわけにはいきませんし、今いる社員にしっかりと納得してもらって少しずつ変えていくしかありませんよね。高齢の方に急な変更も酷なので、小さい成功を少しずつ積み重ねていくことで信頼を得ていくことが重要なのかなと。

従業員は現在50数名いるのですが、年齢層が高いので新卒や若人の働き手の問題もあります。希望してもらえればどんどん入社してもらいたいのですが、特に日本の中小企業だとなかなか雇用できません。どんな職業にも通じる部分として、若人が働きたくなる環境に根本から変えていかなきゃいけませんね。『夢が持てなきゃダメなんだ』というのは、僕自身、本当に思うんです。ですから、夢を持って入社したのに現実は下働きだけ、とかそういう状況は酒造も変えていくべきでしょう。

それから、マニュアル化できるものは順次マニュアル化していく。今はもう親方や師匠に少しずつ教えられていく時代ではありませんから。社員教育に関してはまだ充実していないと思うので、マニュアル化によって従業員が不必要に嫌な思いをしないように、働き方改革を進めています。昔のほまれ酒造には社是がなくて、僕はMBA時代に『社是があるかないかで企業の成功確率が違う』ということも学んだので、マニュアル化に先んじて社是も作成しました。

こういう視点で見ると、クラフトビールの醸造には若人が増えているのも頷けます。要するに、日本酒がどうというよりも働き方が問題で、社員だろうと給与が良かろうと夢がない会社では働けないのかもしれないし、ましてや給与が悪くて夢がない会社というのは論外ですよね。ですから、そこは僕が社長として一番最初に取り組むべきポイント、最重要課題とも言えます。ほまれ酒造としての経営ビジョンも口酸っぱく周知するようになりました。

酒づくりは人づくりから。人がいなくなってしまうとね、丁寧に造っているものですから」

*酒類の製造販売を行うキリンホールディングス傘下の国内最大手ワインメーカー
**吟醸酒や純米酒、本醸造酒などの特定名称酒として分類されない日本酒。特定名称酒とは違い、精米歩合や原料、製法に決まりがない
***火入れをしていない酒を貯蔵(保存)した場合に発生する不快臭
****缶や壜に温水シャワーをかけて熱殺菌し、設定温度まで下げて排出させるトンネル型の低温殺菌装置

安らぎと喜び、そして感動を与えるものづくり

「ほまれ酒造の社是は、『安らぎと喜び、そして感動を与えるものづくり』です。

なぜ人はお酒を飲むのでしょうか? それは、お酒というものに安らぎを求めているのだろうと思います。家族や友達と語らいながらお酒を飲むことには、喜びを求めているのだろうと思います。最後に、そのお酒を通して感動を与えられたら最高の会社だよねということで、この社是を打ち立てました。お酒を一口飲んでホッと安らぎ、お酒を飲みながら仲間や家族と語らえる喜び、こんなおいしいお酒に出会えてよかったという感動、より多くの幸せなシーンを醸し続けていきたいと考えています。

お酒造りにおけるクオリティコントロールの部分もそうですが、もう一つはチャネルです。販売チャネルを利益率の高いものにしていく。例えば、直売所なら自社商品を小売り価格で販売できるし利益率も高いので、その直売所にどうやって購入客を呼び込むのかと考えた時に、我々の所有している施設をまず見学してもらうのはどうだろうかと。

そこで、観光施設として自社の日本庭園と酒造を一般に開放しました。『実際の酒造りの環境を見て、お酒を直に楽しんでいただきたい』という願いがあったんです。

日本庭園の『雲嶺庵』は、元々ほまれ酒造の創業者が個人的な趣味で建築していたものです。創業者の住居もそのままでしたから、ほまれ酒造のお酒を試飲・購入できる直売所として改装しました。『ほまれ酒造には大吟醸や純米大吟醸もある。その中から自分の好きなお酒を見つけていただきたい』という意味合いを込めて、純米大吟醸を含めた高級なお酒も全部、無料で試飲できるようにしています。

酒蔵も自由見学のコースと、ガイド付きのコースを用意して、一般の方が酒造りの様子を目にした上で自分の好きなお酒を見つけるきっかけにしていただければと考えています。外部からの見学があることで、社員が見られていることを意識してよりピリッと締まる部分もあると思います。

我々が一貫して目指しているお酒というのは、『さっぱりしていながらも後から蘇ってくる味わい』、その『余韻が残る味わい』。

今は日本の酒造りの幅もずいぶん広がりましたが、その中でも福島は県として独特な動きをしていて、福島の酒が全国で入賞する機会も増えているんです。その発展の理由の一つに、先述した清酒アカデミーという職業訓練校がありまして。これは福島県酒造組合と福島県が共同で資金を出している職業訓練校で、県内の各蔵から従業員を募って10名以上で1学年として3年間、お酒造りを学びます。そこで、横のコネクションもできるわけですね。今年28期生が入学しますが、それだけ長く培われた歴史や技術と、情報交換が活発に行われています。

それから、2022年の全国新酒鑑評会で福島県の日本酒は17銘柄が金賞を受賞して、金賞受賞数9回、連続日本一を達成しました。これには、県内の酒蔵が集まる高品質研究会、通称“キントリ会”の成果があると思います。自社の蔵だけを見ていると本当の背丈は分かりません。ですから、持ち寄り会を定期的に開催しているんですね。それを鑑評会や品評会の前に必ず開いて、意見・評価し合う。それと、出品後から審査日まで出品酒が保管されることを見越して、審査日に合わせた状態で同じお酒を各蔵で見合ったりして、『ちょっと(お酒が)ひねちゃったな』とか『これだれちゃったね。なんでだれちゃったんだろう』とか、研究し合う。

こうした集まりは前々からありましたが、2011年の東日本大震災によって福島が大きなダメージを受けたこともあり、その復興も兼ねて『みんなで盛り上げようよ』と必死になったところはあるかもしれません。どこに出しても風評被害で取り入れてもらえなかったり、海外への輸出が止まったりと大変でしたから、『品質で一番になれば福島のお酒を選ばざるを得ない』状況になるかもしれないと。

ほまれ酒造が2015年にIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)*で世界一を受賞できたことは、福島県の中でも初めてだったんです。そうすると、県内の業界も活気付いてそのまま続けという形になり、自治体も復興のために何を目玉にしていうかというところで日本酒を取り上げてくれて、それによって補助金が下りて色々とイベントも開催できるようになって。実績が一つできたからこそ、次の展開に広がりましたね」

*毎年ロンドンで開催される世界最高規模・最高権威に評価されるワインコンテスト。世界中の酒類業者から最も注目されており、2007年には「SAKE部門」が創設された

酒造りにかける想い、世界に誇れる酒を会津から

「今後はオンライン販売が確実に拡大するので、ネット事業と輸出事業の拡大を考えています。その上でネックだったのは、20数年前にアメリカへの輸出をスタートした時点で、もうすでに日本酒があったこと。その中でどうやって自社商品を差別化していくのかを考えた際に、他がやってないことをまずやっていかないと。現地の卸店の方々の信用を得るためにも、どのように売られるべきか改善していく必要がありました。

アラジンボトル*はどこも出していなかったし、誰が見てもちょっと手に取ってみたくなりますよね。それに、ほまれ酒造には純米大吟醸酒、純米吟醸酒の『からはし』と『喜多方テロワール』、季節限定の濁り酒、さらに、日本酒から出来た化粧水『会津ほまれ』といったさまざまなブランドが今ありますが、海外は日本酒に対する前例の少なさからか、その楽しみ方に固定観念や先入観もないので、率直に良いもの、美味しいものを求めてくれます。

反対に東南アジアなどは日本のブランドを意識していたり、現地に自分たちの濁り酒のような食文化がすでにあるんですね。例えば、韓国ならマッコリ。すると、濁り酒そのものの付加価値は付けられないので、なかなか難しい。やっぱり国によって特徴は変わります。

今ではアメリカとカナダを筆頭にしたリクエストなどもあって、圧倒的に海外のシェアが大きい。現在は海外輸出の割合が全体の17%程度、将来的には50%まで伸ばしていきたいですね。オーストラリアはアメリカと比べてまだまだ知らない国で、だからこそ余地があると思います。また、今これだけの日本食ブームが到来していて、あちこちに日本食レストランができているわけですから、その波に乗ることは間違いなくできるかと。

インバウンドが復活してきているので、直売所も立て直していかないといけません。1日の入場者数もコロナ禍で全盛期の3分の1にまで落ち込んでしまったので。あとは並行して、コスト削減も兼ねたSDGsに取り組んでいます。

県内の若い蔵元も増えましたが、上の世代と比べても本当に真剣に酒作りと経営に取り組んでいると思います。発想が豊かですしね。自分たちの知恵だけじゃ出てくるものも限られてくるので、できるだけ若手が仕切っていく意見交換会をしています。老舗の蔵元もそこをバックアップして、今じゃもう若手に引っ張られている部分もあって。

コロナ禍や物価高や資源不足が日本に直撃している今、僕はすごく正念場に立たされていると感じます。社長に就いた時も正念場でしたが、2回目の正念場だなと思っています」

*かわいらしいお洒落なボトルに詰めた、グラス付きの商品。純米酒、濁り酒、ゆず酒など

ほまれ酒造について

ほまれ酒造は、1918年(大正7年)創業の福島県喜多方市にある酒造。代表銘柄の「会津ほまれ」をはじめ、安定した品質と絶え間ない技術向上によって、東北有数の酒蔵として知られている。

喜多方の中では3番目に若い酒蔵だが、今年創業105周年を迎え、2015年には世界的に最も権威あるブラインドテイスティング審査会の一つの「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)SAKE部門」で世界一に輝き、2016年はG7の伊勢志摩サミットにおいて各国首脳への贈答品として贈られるなど国内外でも高い評価を受けている。

1,300坪という広大な原生林を利用して敷地内に造園された日本庭園「雲嶺庵」は、庭の背景に雲の間から見える磐梯山の山頂が望め、ケヤキ、マツ、モミジ、サクラなど四季折々の顔が覗く優美な景色を眺めながら、併設された直売所の自社商品を無料で試飲することができる。蔵元ならではの新鮮な酒が常時10種類以上用意されているほか、会津の食材や同蔵オリジナルの酒器なども。

そもそも会津は「酒造り理想の地」としても知られ、福島県の65件以上の造り酒屋の半数近くの蔵元が会津地方にあるほど、清酒製造業が盛んな地域だ。その理由は、会津の豊かな自然と酒造りに非常に適した環境。天然資源が豊富で、最高品質の素材を揃えることを可能にしている。

喜多方の名水は北端にそびえ立つ霊峰飯豊山に積もった豪雪が、約100年の歳月を経て地層へと染みわたったもので、口当たりがとてもやさしく甘みが豊かな超軟質。ほまれ酒造ではこの喜多方名水を汲み上げたものを仕込水として使用している。また、冬の厳しい寒さも酒造りに大変適しており、豪雪は空気中のチリやホコリを取り除き、醸造中の雑菌の繁殖を防ぐ。このような会津ならではの風土が全国でも有数の酒処と言われる所以だ。

また、ほまれ酒造では製造する日本酒のコンセプトに合った酒米を研究し、その酒質に最適な米を選定している。地元産の酒米、夢の香、五百万石などを中心に、それぞれの酒米の特長と目指す酒質によって酒米を使い分けてクオリティを最大限に高めているのだ。

酒造りには数え切れないほどたくさんの要素が存在するが、ほまれ酒造では長年の酒造りで培ってきた匠の伝統と技をフルに活かすことはもちろん、現在では全ての作業データをこと細かに計測・確認してより良い酒造りに活かすことにも力を入れている。経験や感性といった主観的なアプローチに、数値化された客観的なデータという物差しを加え、理想の味へと導いていくために。

質の向上は再現性の上にしか成り立たない。美味しい日本酒を愉しんでもらうために、ほまれ酒造ならではの付加価値を込めた良質の日本酒を安定して造り上げ、飽くなき探求心を忘れずにさらなる進化を追求して、次の100年へ。ほまれ酒造の新たな挑戦は未来へと続く。

「ほまれ酒造」の情報はこちら

公式ウェブサイト:https://www.aizuhomare.jp
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100063463306133
Instagram:https://www.instagram.com/homare_sake_brewery


間近に迫る海外のイベントとして、9月11日(月)から14日(木)までの4日間にわたってシドニーのICC Sydneyで開催される「Fine Food Australia 2023」のジャパン・パビリオン内に、ほまれ酒造が出展します。飲食事業関係者の皆さま、是非お越しください。


取材:遠藤烈士/文章:武田彩愛

連載『Talk Lounge』の過去記事一覧はこちら
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