ふしぎ発見 – JAMS.TV https://www.jams.tv オーストラリア生活情報ウェブサイト Wed, 18 Aug 2021 01:50:44 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.2 見たことある?ちょっと変わったパーキング https://www.jams.tv/vehicle/71072 Wed, 18 Aug 2021 00:00:00 +0000 /vehicle/71072 車や自転車のパーキングは珍しくも何ともありませんが、皆さん、こんなパーキングは見かけたことありますか?

 

①スクーター・パーキング

シドニーは坂道が多く、ヘルメットが必要で車道を走らないといけない自転車よりも、折りたためてブレーキも付いているスクーター(キック・ボード)の方が手軽らしく、スケート・ボードと並んで、若者がよく乗り回しているのを見かけます。

 

②サーフボード・パーキング

パーキングというか、本当に単なるサーフボード置き場ですが……。ビーチの海岸線を歩く遊歩道のコースタル・ウォークの途中や、サーフ・ライフ・セービング・クラブでも設置しているところがあって、とってもオーストラリアらしいパーキングだなと思います。

 

③パピー・パーキング

マーケットに用意されていることが多いです。オーストラリアは6割以上の家庭が犬を飼っているらしく、街中でもビーチでも、あちこちで犬を連れた人に出会います。たいてい「かわいいワンちゃんですね」と話しかけると、快く触らせてくれたり、世間話が始まったりします。愛犬家の多いお国柄、よくスーパーの出入り口でもつながれた犬がご主人を待っていますが、こういうパーキングがあると犬同士で遊べたり、飲み水があったり、日向ぼっこができたりしていいですね。

 

④プラム・パーキング

シドニー・ロイヤル・イースター・ショーに行った時、プラム(ベビーカー)を押しながら移動する家族が山ほどいたので、パビリオンの出入り口にあるパーキングはカラフルなプラムで満車になるほど大盛況でした。オーストラリアでは、バスや電車を始め、かなりテクニカルな腕でプラムを軽々と操って歩く親御さんたちをよく見かけます。何にしろ、ファミリー・フレンドリーな配慮ですね。

 

どんな乗り物(?)でも、パーキングが用意されていると安全で便利なもの。遊び心もあっていいなと思います。

 

文:武田彩愛(編集部)

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車や自転車のパーキングは珍しくも何ともありませんが、皆さん、こんなパーキングは見かけたことありますか?

①スクーター・パーキング

シドニーは坂道が多く、ヘルメットが必要で車道を走らないといけない自転車よりも、折りたためてブレーキも付いているスクーター(キック・ボード)の方が手軽らしく、スケート・ボードと並んで、若者がよく乗り回しているのを見かけます。

②サーフボード・パーキング

パーキングというか、本当に単なるサーフボード置き場ですが……。ビーチの海岸線を歩く遊歩道のコースタル・ウォークの途中や、サーフ・ライフ・セービング・クラブでも設置しているところがあって、とってもオーストラリアらしいパーキングだなと思います。

③パピー・パーキング

マーケットに用意されていることが多いです。オーストラリアは6割以上の家庭が犬を飼っているらしく、街中でもビーチでも、あちこちで犬を連れた人に出会います。たいてい「かわいいワンちゃんですね」と話しかけると、快く触らせてくれたり、世間話が始まったりします。愛犬家の多いお国柄、よくスーパーの出入り口でもつながれた犬がご主人を待っていますが、こういうパーキングがあると犬同士で遊べたり、飲み水があったり、日向ぼっこができたりしていいですね。

④プラム・パーキング

シドニー・ロイヤル・イースター・ショーに行った時、プラム(ベビーカー)を押しながら移動する家族が山ほどいたので、パビリオンの出入り口にあるパーキングはカラフルなプラムで満車になるほど大盛況でした。オーストラリアでは、バスや電車を始め、かなりテクニカルな腕でプラムを軽々と操って歩く親御さんたちをよく見かけます。何にしろ、ファミリー・フレンドリーな配慮ですね。

 

どんな乗り物(?)でも、パーキングが用意されていると安全で便利なもの。遊び心もあっていいなと思います。

 

文:武田彩愛(編集部)

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国境と音楽とオーストラリアの文化 https://www.jams.tv/entertainment/97968 Tue, 27 Feb 2018 00:30:45 +0000 https://www.jams.tv/?p=97968 「音楽に国境がない」とよく耳にします。そもそも国境というものは便宜的な分割で、政治的なのか、言語的、文化的なのか、「国境」が何を指すのかによっても意味は変わってきますが、私は「国境はある」と思います。 今の時代は音楽の分 […]

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「音楽に国境がない」とよく耳にします。そもそも国境というものは便宜的な分割で、政治的なのか、言語的、文化的なのか、「国境」が何を指すのかによっても意味は変わってきますが、私は「国境はある」と思います。

今の時代は音楽の分野に限らず、科学研究や芸術上での各国での文化的な差異は玉石混交されてきています。それでも音楽なら、クラシック、ジャズ、和楽などの前提がまずあって、そこには違う価値観があって、しばしばそれを越境する人たちが出てくる。クラシックの価値観でジャズを判断してしまったら、出来損ないの変奏曲になってしまうかもしれません。でも価値観を切り替えてみたら、そこから広大なジャズの国が見えてくるかもしれません。例えば、これから音楽の世界を旅行する人がガイドブックで「現代音楽の国」のページを見たときに、「現代音楽の国民は喜怒哀楽とはちょっと違う感情の文化を育んでいます」といった説明が書いてあったらどうでしょう。

「そんな国があるの? よくわからないけど価値観が全然違うんだね。じゃあ、現代音楽の国に行くときは、地元の人の感覚を想像して聴いてみようかな」

そんなふうにイメージが膨らみませんか? 少なくとも、自分と同じ反応を相手に期待することは減るんじゃないでしょうか。おっかなびっくり、でもワクワクして旅行しに行きたくなります、私なら(笑)。何しろ自分にはない発想というか、見方が得られるかもしれない機会なわけですから。


画像出典元:Taikoz Facebook

どうしてこんな話をするかと言うと、先週末にTaikoz*とシドニー交響楽団**のアンサンブル「Taikoz and the SSO」のコンサートを聴いて思うところがあったからです。今回のコンサートは、ニューヨークを基盤に活動する邦楽奏者の渡辺薫さん***もゲストに迎えて、日本音楽の影響を受けた4人の豪米ミュージシャンによる曲目を、オペラハウスで演奏するもの。プログラムはこんな感じでした。

  1. 「Waves」イアン・クリワース(オーストラリア)
    左右の面で音程(音質)が異なる「kanade」という特注の桶胴太鼓によるソロ。
  2. 「Dreams」渡辺薫(アメリカ)
    篠笛、和太鼓、和楽器、声楽とオーケストラのアンサンブル。日本の伝統的な五音音階というか、能や歌舞伎で使われるような音階が、篠笛や和声でたっぷり聴けます。始終、幽玄な世界観に包まれています。
  3. 「バレエ音楽『パゴダの王子』より、ローズ姫の黄泉の国の旅」ベンジャミン・ブリテン(イギリス)
    オーケストラのみ。「パゴダ」は英語で「仏塔」のこと。バリ島のガムラン音楽に魅了されたブリテンの曲です。
  4. 「Cascading Waterfall」ライリー・リー(アメリカ)&イアン・クリワース(オーストラリア)
    尺八、弦楽器、打楽器、和太鼓のアンサンブル。尺八の本曲『瀧落(たきおとし)』にインスパイアされた曲で、尺八大師範のライリーさんの尺八の伴奏は、もともと南インドのカルナータカ音楽がモチーフ。
  5. 「バレエ音楽『パゴダの王子』より、ローズ姫と王子のパ・ド・ドゥ」ベンジャミン・ブリテン(イギリス/現代音楽)
    オーケストラのみ。「Cascading Waterfall」のあとシームレスで静かに始まります。
  6. 「Shinobu」渡辺薫(アメリカ)
    篠笛、和太鼓、和楽器、声楽とオーケストラのアンサンブル。薫さんによると、娘さんが生まれて間もなく作曲したそうで、曲名も彼女の名前だとか。
  7. 「Breath Of Thunder」ラクラン・スキップワース(オーストラリア)
    和太鼓、尺八、篠笛、オーケストラのアンサンブル。日本の音楽に影響を受けたオーストラリアの若き作曲家、ラクラン・スキップワースの新曲です。彼は日本で尺八を学び、日本滞在時のさまざまな経験も曲に落としこんでいますが、Taikozやライリーさんとの作曲中は「東洋と西洋」の境目を忘れて、ひとつの自由な人間の力を表現しようと試みたそうです。20分の大作は尺八のソロから始まり、そこへオーケストラが挿入され、雷鳴のような太鼓が打ち込まれます。表現方法、特に尺八は「伝統的」になりすぎないように心がけて、Taikozのイアンさんと密に曲を練ることで和太鼓奏者の動きについても魅力を持たせたそうです。

イアンさんによると、コンサートは日本の能や歌舞伎、文楽において重要な「間(ま)」がコンセプトとのこと。「間」とは経験から得るものであって独りで学べるものでも練習して得られる技術でもないと、師から学んだそうです。コンサート初日の2週間ほど前、イアンさんに「練習は順調ですか?」と訊いたところ「うーん、どうなるだろうね。でもおもしろいよ」なんて、とぼけた顔をして答えていました。

はっきり言ってしまうと、「Taikoz and the SSO」では、私が日本の芸能で感じる「間」とかなり違う不思議な「間」がありました。というか、日本でずっと暮らしている人々とはまったく異なるバックグラウンドの人々がそれぞれの経験から得た「間」ですから、イアンさんの師が言う通り「間」が経験をもとに得られるものなら、そりゃあ、どうやっても違うものになるはず。

じゃあ、それが失敗や真似事として終わってしまうのかといえば、もちろん違うと思います。

先ほど「国境」の話をしましたが、Taikozとシドニー交響楽団の人たちが挑戦した新しい「間」も、「異なるバックグラウンドを経験してきた人たちが集まって、試行錯誤してできた文化」だと思うし、私はそこから新しい発想と価値観に出会ったからです。「異なるバックグラウンドを経験してきた人たちが集まって試行錯誤してできたもの」は言語でもあるし、社会でもあるんじゃないでしょうか。オーストラリアは国として日本のように長い歴史を持つ国ではないけれど、文化的な豊かさに差があるわけではありません(これはどの国にも言えることだし、どの分野にも、どんな人たちにも言えることかもしれません)。

コンサートに出演した友達は、初日の自分の出来に満足いかなかった様子でしたが、コンサートを聴いた私は、新しい国を旅行した気分になりました。「クラシックの国」でも「伝統音楽の国」でもない「オーストラリア音楽の国」です! その友達には、自信を持ち続けて、どんどん音楽の国境を越境して、わあっと驚かせてほしいし、オーストラリアの人たちがやる「うーん、どうなるだろうね。でもおもしろいよ」ってことを、この国でもっともっと見てみたいです。


「Taikoz and the SSO」のパフォーマンスメンバー(左から3番目・イアンさん、4番目・ラクランさん、6番目・渡辺さん)

*Taikoz
日本の民族楽器に造詣があるオーストラリア人のプロパーカッショニストらがシドニーに設立し、昨年20周年を迎えました。日本の伝統的な曲や踊りに現代音楽の要素を加えたパフォーマンスで国際的に活躍しています。国内外のミュージシャンやオーケストラとの共演も多いアーティスト集団です。

**SSO(シドニー交響楽団)
オペラハウスを活動の本拠としつつ、1965年にイギリス、アジアにてオーストラリアのオーケストラとして初めての海外公演や、BBCプロムスといったヨーロッパを代表する夏の音楽祭への出演、アムステルダム・コンセルトヘボウでの公演など、その高い芸術性によって世界的に知られています。

***渡辺薫
アメリカのミズーリ州出身、ニューヨーク在住の篠笛・和太鼓・ジャズ奏者、作曲家。日本の和太鼓集団「鼓童」に10年近くメンバー兼演出家として在籍した後、ジェイソン・モランやヨーヨー・マ、映画監督のウェス・アンダーソン、マーティン・スコセッシなどとのコラボレーション、カーネギーホールやブルーノート・ニューヨークなどでの公演をはじめ、大学講師を務めるなど、音楽活動の幅を広げ続けるミュージシャン。日本の伝統音楽にジャズや現代音楽の即興・作曲法の要素を融合させる一方、文化伝承活動も力を入れています。

 

文:武田彩愛(編集部)

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オーストラリアの英語学校の先生は心配性? https://www.jams.tv/education/97065 Thu, 15 Feb 2018 22:47:10 +0000 https://www.jams.tv/?p=97065 昨年からシティにある英語学校へ通っています。働きながら学校へ通っている人ばかりなので、イギリスの社会人英語学校へ留学した時のように、パラリンピックのマラソン選手のお兄さんをアシスタントしている子や、母国で陶芸家をしている […]

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昨年からシティにある英語学校へ通っています。働きながら学校へ通っている人ばかりなので、イギリスの社会人英語学校へ留学した時のように、パラリンピックのマラソン選手のお兄さんをアシスタントしている子や、母国で陶芸家をしている子、映画監督を目指している子など、さまざまなバックグラウンドを持ったクラスメイトがいます。校内で日本人に出会ったことはありませんが、クラスには南米やヨーロッパ、アジア圏の人たちがいて、とても楽しい雰囲気。

そんな学校ですが、先生が時々とても過保護というか、心配性です。言っても聞かない生徒が多いせいだろうけど、小さい子どもでも分かるようなことを何度も言い聞かせてきます。例えば、オリエンテーションの時には課題の結果やコースの進捗をチェックするサイトの使い方を教えてくれたのですが、最後に動画も見ました。

動画では「ここにユーザーメールを入れます。ユーザーネームはメールで送ったここにあるので、これをこうコピーして、ここにペーストしてください。パスワードも同じところにあります。これをこうコピーして、ここにペースとしてください……はい、パスワードが間違っていてログインできませんね。違うパスワードを入れてみましょう……これも間違っていますね。どうすればいいでしょうか? パスワードが分からない場合は、すぐ下にある「Forget Password?」をクリックしてください。私は本当はパスワードを覚えているので、もう一度入力しますよ。はい、これでログインできました。次のステップは……」というシミュレーションが12分ほど続きました。まさかログインのパスワード入力を失敗するところから説明されるとは思っていなかったので、終わったあとに先生に尋ねました。

「先生、この動画の内容はメールに書いてあったし、先生も先に説明したのに、どうしてビデオまで見たの? どうして何回も言うの?」
先生「うんうん、君は日本人だからメールやログをちゃんと読んでると信じてる、僕の話も聞いてくれるだろう。分かってる分かってる。しかし残念なことに、他の国の生徒はそうじゃないんだよ! 英語レベルの問題じゃないんだ。まあ、先生たちも生徒が落第しないように必死なわけだよ」
「へー、なんか分かる」
先生「そうだろう、日本人は物分かりがよくて助かる」
「タフだね、がんばれ!」
先生「ありがとう、Sweetie(←いつも最後に付ける)。もう何十回もこのオリエンテーションしてるけど、僕は負けない」

以前、担任の先生の息子さんがバンドをしていて、今度バーでギグをするから観にこないかと誘われた時にも、「学校に集合して一緒に行きましょう、迷うと危ないから」と言われました。シティのど真ん中の学校にたどり着けている時点で、ひとりで出歩ける証拠だと思うのですが……。それに、校長先生がちょくちょく授業を覗きに来ては「みんな大丈夫? 問題ない?」とやたら訊いてきます。「ドーナツ食べる?」と乱入してきたこともあったので、ありがたくいただきました。生徒におもしろい人はたくさんいますが、オーストラリアの先生は優しい人が多いように思います。

そういえば、オーストラリアへ来てすぐバリスタのコースへ通っていた頃、コーヒーメイキングを教えてくれる先生に「先生はコーヒー作るの上手いなー」と言ったら、「コーヒー作るのが上手いんじゃなくて教えるのが上手いんだよ」と返されたことがありました。その先生はスパルタなので他の生徒から恐れられていましたが、「社会に出たら大変なんだから厳しくてもちゃんと教えないと無責任だろ」と言うような根は優しい人でした。

そんな先生たちに囲まれて、今日も英語をがんばります!

 

文:武田彩愛(編集部)

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避難せよ!JAMS.TVのお隣さんが爆発火災! https://www.jams.tv/uncategorized/96786 Tue, 13 Feb 2018 05:25:55 +0000 https://www.jams.tv/?p=96786 今朝、いつもより少し早めに出社したのですが、JAMS.TVの事務所が入っているGATEWAYのビルの様子がおかしい…。大勢の警察官が交通整理をしていて、ビルの周りには人だかりができていました。 少し気になった […]

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今朝、いつもより少し早めに出社したのですが、JAMS.TVの事務所が入っているGATEWAYのビルの様子がおかしい…。大勢の警察官が交通整理をしていて、ビルの周りには人だかりができていました。

少し気になったのですが、私は駅から急な腹痛を我慢していたこともあり、駆け足でビルの中にあるトイレに飛び込み、「セーーフ!」と、一息ついた途端に避難アラームがビル全館に鳴り響き、すぐに退出せよとのアナウンスが。

状況がわからないまま急いで37階から階段で地上まで降り、ビルの外に出ると、取材ヘリがビル上空を飛行していて、各局のテレビクルーが撮影をしていました。聞くところによると、隣のビルで火災がおき、今も燃えているということ。

少し移動すると、消防車が放水をしている様子や黒煙が上がっているのが見え、大規模な火災だった事をようやく実感しました。その後は皆んなで少し離れたカフェに避難してニュースをチェック。予想以上に燃えていたことに驚きを隠せませんでしたが、1時間もすると事態は収まり、オフィスに戻って通常業務となりました。

今回の火災の原因は調査中ということですが、取り壊し中のビルでガス爆発がおき、建物のスクリーンに引火して炎が広がったということ。幸いにも大規模な爆発や建物の崩壊がなかったことや、火災で発生した煙の毒性が低い上に、風が上向きに流れていたため、被害は少なかったようです。

日本は防災意識に関して、地震大国ということもあり、世界の中でも進んでいると思っていましたが、オーストラリアも負けていませんでした。高層ビルにも関わらず、避難時には誰もエレベーターを使用せずに階段で移動していましたし、ビルの外に出た後も、落ち着いて行動していました。野次馬で見物客が集まることや、避難することに対して文句を言う人もおらず、改めてオーストラリア人の持つモラルの高さを感じました。

とにかく、死者、重傷者が出なくて本当によかった。オーストラリアの夏は火災が発生しやすくなるので、みなさんも、くれぐれも気をつけください。そして火災に巻き込まれた場合は、落ち着いて行動するようにしましょう!

 

文:德田 直大(編集部)

[画像出典] http://www.news.com.au/national/nsw-act/building-site-on-fire-at-circular-quay/news-story/b86a23482a882ddc60bee4ab79764f26

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アメリカ英語がワカラナイ… https://www.jams.tv/education/96221 Thu, 08 Feb 2018 06:57:32 +0000 https://www.jams.tv/?p=96221 オーストラリアに来てから始めた和太鼓歴が1年半になりました。もう初心者と言って甘えられない経歴です。日本にいたころは西洋楽器ばかりで、和太鼓や篠笛といった日本の楽器に触れたことはありませんでしたが、何ごともやってみると思 […]

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オーストラリアに来てから始めた和太鼓歴が1年半になりました。もう初心者と言って甘えられない経歴です。日本にいたころは西洋楽器ばかりで、和太鼓や篠笛といった日本の楽器に触れたことはありませんでしたが、何ごともやってみると思いのほか楽しいものです。

ウルティモにあるTaikozという和楽器グループの道場クラスに通っていますが、教わった先生は、現地のオーストラリア人がほとんどでシドニーに住む日本人もいました。

今年から始まった中級クラスの先生はアメリカ人。昨年10月にTaikozメンバーとして来豪し、今年の6月まで滞在する予定だそう。和楽器の修行で日本滞在歴もある先生なので日本語も話しますし、個人的に面識もあってクラス外で遊ぶこともあります。とはいえ、クラスには英語が母語の人がほとんどなので、和太鼓の演奏方法も英語で理解しないといけません。

最初のクラスで「ぼくのアクセントでお気づきの方もいると思いますが、アメリカ出身です」と自己紹介した先生は、私たちに“斜め打ち”という演奏スタイルを教えてくれるそう。準備運動の時点で「なんか先生のアメリカ英語がよく分からない」と不安に感じていましたが、本番はレッスンに入ってからのことでした。

 

先生(英語)「斜め打ちスタイルは、1959年に東京で……(聞きとれない)……プロの組太鼓チーム『助六太鼓』が初めて創作和太鼓に……(聞きとれない)……です。江戸から伝わる歌舞伎や長唄などを……(聞きとれない)……日本の夏の風物詩、盆踊りで打つ太鼓を盆太鼓と呼びますが、東京の盆太鼓スタイルであった斜め台による打法を、江戸の祭り……(聞きとれない)……打芸にしたんですね。名前は……(聞きとれない)……歌舞伎の助六にちなんで付けられました。“粋”は英語でいうと“ダンディ”と訳されて……(聞きとれない)……なので、……(聞きとれない)……リズムと和太鼓……(聞きとれない)……パフォーマンス性も高く、シャープな打法のひとつです」

私の心の声「なるほど、まったく分からない」

先生(英語)「まず立ち位置が大事。ここが間違っているとシャープに見えないし、体の一部分に負担が偏ってしまってケガにもつながります。斜め打ちの場合、右腕と左腕では……(聞きとれない)……主に大きく違うのが……(聞きとれない)……利き腕は、打つ動作のときに……(聞きとれない)……対して利き腕の反対側は……(聞きとれない)……胸の筋肉と……(聞きとれない)……疲労してきます」

私の心の声「何言ってるかもう分からない。というかアメリカ英語がちっとも頭に入ってこない……なんかツルツルしたうどんの麺みたいに聞こえる」

先生(英語)「じゃあ、太鼓の前に立って足を軽く開いて。バチを持って、腕が体幹部に導かれるイメージを描いたまま、腕の動きを太鼓を打つ軌道に乗せて、いつものように太鼓を打ってみて。(私を指して)そこ、立ち位置が違いますね」

私(英語)「こう?」

先生(英語)「いえ、…………です」(何か言ってるけど聞きとれない)

私(英語)「え、こう?」

先生(英語)「違う、…………!」(何か同じことを言ってるけどやっぱり聞きとれない)

先生(英語)「…………!」(さらに何か言ってるけどもう聞きとれない)

私(英語)「分かりません!」

先生(英語)「…………!」(日本語)「あしを、よこに、ずらしてください」

私(日本語)「横って何!?」(焦ってもはや日本語も分からない)

 

結局、先生は「Stand with your feet shoulder width apart.」らしきことを言っていたようですが、そんな簡単なセリフも聞き取れなかった自分にものすごく落ちこみました。そういえば、昨年日本に一時帰国したとき、アメリカ人の友だちから「なんかちょっとオーストラリアのアクセントになってる」と笑われた覚えがあります。なじんだと言えるのでしょうか……。ともかく、太鼓と一緒に英語(米語)のリスニングもがんばれる、まあ一石二鳥かなと思って楽しんでいます。

 

文:武田彩愛(編集部)

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祭りを通して見た、オーストラリアと日本の国民性 https://www.jams.tv/entertainment/92465 Thu, 14 Dec 2017 06:41:47 +0000 https://www.jams.tv/?p=92465 12月9日(土)にダーリング・ハーバーのタンバロン・パークで開催された「Matsuri Japan Festival 2017(以下祭り)」にボランティアスタッフとして参加してきました。1カ月前にシドニーにやってきたばか […]

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12月9日(土)にダーリング・ハーバーのタンバロン・パークで開催された「Matsuri Japan Festival 2017(以下祭り)」にボランティアスタッフとして参加してきました。1カ月前にシドニーにやってきたばかりで、祭りスタッフとしてはイベントの2週間前から加わったにも関わらず、スタッフの皆さんに快く受け入れてもらい、イベントはもちろん翌日の打ち上げBBQまでしっかり楽しむことができました。

当日は12月のシドニーらしい最高の天気のなか、予想を遥かに超える5.5万人の来場があり、史上最大規模での開催となりました。私が担当していた出展ブースでは「あまりにも忙しくて、まったく休みがとれなかったよ」という出展者のうれしい悲鳴が聞こえるほどで、大変な一日になりましたが、同時に大きな達成感を得ることができました。

じつは、日本で8年程イベント会社で勤務していた経験があり、今回イベントスタッフとして働くなかで、日本とオーストラリアでいくつか違いがあることに気づきました。そのなかで特に印象的だったことを3つに絞って紹介したいと思います。

 

①来場者の高いモラル
イベントのゴミ問題は深刻です。特に野外や入場無料のイベントで、飲食ブースの出展がある場合は徹底的に対策をしないと、イベント会場はゴミに溢れ、不衛生なうえに処理にかかる費用も膨らみます。

日本人は高いモラルを持つと言われていますが、実際には日本国内で大規模なフェスティバルを開催する際は、これでもかというほどにゴミ箱を設置し、各所に配備された係員がポイ捨て禁止を呼びかけ、捨てられたゴミの処理に追われます。

今回の祭りでは日本の基準を下回るゴミ箱の設置数だったので、始まる前は会場がゴミだらけになるのではと不安に陥りました。しかし、実際にはポイ捨てをする人はほとんどおらず、会場は終日きれいに保たれ、オーストラリア人のモラルの高さに驚きました。

 

②厳しい規則と管理基準
衛星管理、環境汚染対策、酒類の販売において、徹底したルールが法律ベースで作られており、高い基準で管理されていました。

飲食ブース付近には調理や配食作業に従事する方が、すぐに手洗いできるように、一定間隔で移動式の手洗い場が設置されていました。環境汚染対策としては、飲食ブースや日本文化体験ブースで出た汚染水を専用の樽に回収し、専門の業者が回収していました。酒類の販売は警察に申請をし、許可が下りた時間内で販売され、販売エリアは鉄柵と警備員によりしっかりと管理されていました。

日本とはまた違った規則が制定されているので、運営やブースを出展された方は苦労されたと思いますが、非常に合理的でエコなシステムだと思いました。参加する人たちのマナーやモラルに委ねるだけでなく、問題が起きにくい環境づくりをすることで、さらに安心・安全なイベントを運営することができるのだと思います。

 

③リスペクトされるボランティア・スタッフ
今年は120名を超えるボランティア・スタッフが参加し、祭りの成功に大きく貢献しました。メインステージでは何度も祭りがボランティア・スタッフの協力によって運営されていることがアナウンスされ、ブース出展者、出演者、来場者の方にも声を掛けていただき、ボランティア・スタッフが感謝され、リスペクトされていることが伝わってきました。

日本のイベントでもボランティア・スタッフは活躍していますが、業界が未だ縦社会のため、理不尽な対応をされたり、能力をきちんと判断することもなく、経験になるような仕事を与えないといった問題をよく耳にします。

しかし、今回の祭りに参加したボランティアスタッフの中には、留学生やワーホリメーカーの方でも、セクションのリーダーとなって、数カ月前から企画や運営に関するミーティングを重ね、イベント当日もバリバリと働いている人がいました。重要な仕事を任されるのは大変ですが、将来の糧になる経験ができ、人脈を作ることのできる環境が整っていました。

また、イベント前日に会場で打ち合わせをしていた時には、「シドニーに来たばかりで英語も全然話せませんが、なんでもするので手伝わせてください」と、音響志望の青年がスタッフに懇願し、なんとイベント当日には音響のステージ・ハンドとしてオーストラリア人スタッフに混じって働いていました。音響は花形ポディションのひとつなので、日本だと考えられない程に良い待遇です。

これらはオーストラリアというよりも、オーストラリアに住む日本人のスタンスなのかもしれませんが、何にせよここでは目的と情熱を持って取り組めば、バックグラウンドやステータスは関係なく、手を差し伸べてくれる人がいるということですね。

 

その他にも今回の祭りを通して様々な発見がありましたが、長くなり過ぎてしまうので、また次の機会にしたいと思います。

「イベントなんて人が作ってるもんやから結局は人と人の繋がりがすべてやねん」
これは私が大阪のイベント業界にいた時代に師匠から聞いた言葉です。

観客、演者、裏方の3つの要素が上手く融合し、掛け算的にエネルギーが膨れ上がっていく瞬間が好きで、私はイベント業界で働いていました。祭りが終わった今となっては、来場者数を始めとする数字に注目が集まりがちになっていますが、現場で感じた生のバイブスや参加した人たちの声も同じくらい大切で、そういったところに目を向けても今回の祭りは成功だった感じます。

自分が生まれ育った日本の文化が、海外で爆発的に広がりを見せている渦中に飛び込み、当事者として盛り上げられたことは本当に良い経験となりましたし、たくさんの人たちとの出会いは自分を取り巻く世界を大きく広げました。
もし、この記事を読んで興味を持った方がいれば、来年はスタッフとして働いてみてはいかがでしょうか?

最後になりますが、関係したすべての方に感謝するとともに、来年の更なる発展と成功を心から祈ります。

 

文:德田 直大(編集部)
写真:伊藤 麗

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シドニーの工事現場を見て考えさせられました… https://www.jams.tv/job/91686 Mon, 11 Dec 2017 22:48:29 +0000 https://www.jams.tv/?p=91686 シドニーの街を歩いていると、大規模な建設工事をよく目にします。街の中心に路面電車が走る計画があるらしく、目抜き通りであるジョージ・ストリートを全面閉鎖して工事する様を見ていてシドニーの都市開発の渦みたいなものを感じます。 […]

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シドニーの街を歩いていると、大規模な建設工事をよく目にします。街の中心に路面電車が走る計画があるらしく、目抜き通りであるジョージ・ストリートを全面閉鎖して工事する様を見ていてシドニーの都市開発の渦みたいなものを感じます。ところでその工事現場につきものなのが「働く人」。日本では土木作業員とも呼ばれ、男性が働いているイメージがあると思います。しかしここシドニーでは工事現場で働く女性が多いことにビックリしました。蛍光色のジャケットを身にまとい、サングラスをかけながら、顔と服は泥で少し汚れながらも、颯爽と工事現場で働く姿を目にしたときは、正直かっこよすぎてシビレました。

シワひとつないスーツでビシッ決めるカッコよさとは真逆ですが、その姿は、僕が考えていた危険・汚い・きつい(3K)のイメージを一瞬で払拭しました。オーストラリアの国の人たちは、土木作業員として働くことに抵抗はないのでしょうか。自身の性を意識する感覚が日本のそれとは違うのでしょう。LGBTに対する理解が高いオーストラリアだからこそ、それと同様に仕事に関しても男女の性は左右されるべきではないのでしょうね。実際に工事現場の給料は他の仕事よりも高いらしく、土木作業員として働いている僕のルームメイト(男性)は、なかなか良い給料を貰っています。男の仕事ってなんだろう? 女の仕事ってなんだろう? 日本にはなかった価値観をジョージ・ストリートで考えさせてくれました。それにしても工事現場で働く女性ってどうしてキレイに見えるのでしょうね。「車が通るからちょっと待ってね」と笑顔で言われると喜んで待っちゃいます。

文:塩谷明治(編集部)

 

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オージー英語がワカラナイ… https://www.jams.tv/education/91371 Mon, 04 Dec 2017 23:00:21 +0000 https://www.jams.tv/?p=91371 シドニーには3週間前にやってきたばかりですが、じつはその前にニューヨークで2年程生活をしていたことがあります。そういったこともありアメリカ英語には親しみがある一方、オーストラリア英語は未だ馴染めず、苦悩する日々を送ってい […]

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シドニーには3週間前にやってきたばかりですが、じつはその前にニューヨークで2年程生活をしていたことがあります。そういったこともありアメリカ英語には親しみがある一方、オーストラリア英語は未だ馴染めず、苦悩する日々を送っています。

先日銀行に行ったときのこと。窓口で口座開設とデビットカードの発行をお願いしたのですが、どれだけ言い方を変えても、簡単な言葉を使っても通じません。途中で担当者がパニックになり、近くにいたスタッフ全員がこちらに集まってきてしまい、非常に恥ずかしい思いをしました。

これは極端な例ではありますが、こちらに来てからというもの、カフェで注文をする時や、駅で人に話かけられた際にも、同じように英語が通じないという状況を何度か経験したので、銀行スタッフの問題ではなく、自分の英語が日本訛りとアメリカ訛りが混ざっていて、オーストラリアの方にとっては非常にわかりにくかったようです。

アメリカ英語とオーストラリア英語の違いの特徴として”T”と”R”のサウンドが全然違うことに気づきました。オーストラリアでは”T”はクリアに発音して、”R”は舌を巻きません。アメリカでは”T”はほとんど発音せず(または”D”の音に変わる)、”R”は強く舌を巻き込みます。例えばBottle of waterが「ボドォー・オブ・ワダー⤴︎」といった感じで発音されます。またオーストラリア英語で特徴的なのは”A”が入る単語の発音がかなり独特で、初めて「トゥダイ(Today)」を聞いた時は衝撃が走りました。

ニューヨークとシドニーで生活する人の英語力を比較した場合、平均的な英語力はシドニーの方が高いと感じます。ニューヨークでは不法滞在の移民が問題となっており、経済的な理由からきちんとした教育を受けるのがむずかしく、英語ではなく母国語しか話さない人の比率がとても高いです。公園、駅、役所などの注意書きには、多い時に6カ国語以上の併記があります。また移民2世、3世といったアメリカ生まれの人でさえ強い訛りを持っていることが少なくありません。

ニューヨークでの生活を経験しているが故に、移民の方と話しをする時に少し構えてしまう習慣がついてしまっているのですが、シドニーでは誰もがきれいな英語を話されます。ニューヨークでは癖の強い英語を話す傾向が強い中国系やインド系の方が、こちらで流暢な英語を話されているのを耳にすると、未だに不思議な感覚に陥ってしまいます。どちらの都市も英語が第一言語の世界的な多文化・多民族都市という共通点を持っていますが、違った特徴を持っていることが分かりました。

発音の他に、使われている単語も一部に違いがあります。例えば先日RSA(Responsible Service of Alcohol)の講習を受けた時、Patronという言葉が頻繁に使われていて、辞書で調べてようやく顧客という意味だと理解しました。アメリカではCustomerと一括りに言いますが、Patronという言葉からはオーストラリア人の上品さと高いホスピタリティを感じることができ、良い表現だなとひとりで感心してしまいました。

このような観点から英語を比較すると、地域の人たちが持つ文化、慣習、思考が見えてきます。英語は公用語として世界中で話されていので、国や都市が変われば違った英語を聞くことができるし、話す人によっても大きな違いが出るでしょう。正解を敢えて作らず、個性を認める寛容さが英語をむずかしくしていますが、それこそが英語の持つ面白味のひとつでもあります。訛りはアイデンティティに成り得る。そう考えると自分が持つアクセントにも自信が持てるようになりますし、英語や英語を話す人への興味がさらに強くなりますね。

などとうまくまとめましたが、じつは自分の英語力の低さをごまかすための、長ーい言い訳でした。理想の英語像を持つのは良いことですが、結局は通じないと意味がありません。せっかくオーストラリアに来たのだから、オーストラリアの英語を学び、カルチャーに触れ、それが自分の一部となるよう、これからしっかりと吸収したいと思います。

 

文:德田直大(編集部)

 

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ワーキングホリデーでこちらに来て、平日は編集の見習いとしてJAMS.TVで働きながら、週末はローカルのカクテルバーでバーテンダーとしてお祭りのような忙しい夜を過ごしています。イタリア、フランス、ドイツ、オーストラリアなどから来たバーテンダーたちに囲まれ国際色豊かな環境ですが、びっくりすることも多々あります。先週のことです。いつも通りカクテルを作り終えて、閉店作業をしているときにバーのボスが僕に向かって、手で首を横に切るジェスチャーをしました。

え、クビ??

言葉が出ませんでした。なぜだろう…。思い返すと確かにその日、注文されたカクテルと違うカクテルを作ってしまうというミスをしました。また、別の日に洗い場でワイングラスを割ってしまったこともありました。帰り支度をしながらあのジェスチャーの意味が何だったのかしばし自問していると、ボスが「今日もお疲れさま、来週もよろしくな」とねぎらいの言葉をかけてくれたのです。どういうことだかまったくわかりません。家に帰りイタリア人のフラットメイトにこのことを伝えると「それ、クビっていう意味じゃなくてもう仕事終わっていいよっていう意味だろ」と彼は言うのです。よくよく聞いたらフランス、ドイツでもそのような意味があるらしいのです。

これを機会に調べてしたら結構あるんですね。例えば微笑みの国タイでは、親指を立てると「Good!」ではなく「怒ったぞ!」という意味らしいのです。また写真を撮るときに手の甲を前にだした「裏ピース」は、オーストラリアで侮辱の意味だそうです。

22歳の純日本人には、こんなことでも文化の違いの一端として新鮮に映ります。移民国家であるオーストラリアは、たくさんの国の文化が勉強できるおトクな国だなぁ、と実感する今日この頃です。

 

文:塩谷明治(編集部)

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オーストラリアの結婚式に出席してみて… https://www.jams.tv/ceremonial-functions/85267 Tue, 10 Oct 2017 23:22:20 +0000 https://www.jams.tv/?p=85267 先日オーストラリアに来て初めて結婚式に出席しました。今まで私が日本で参加したことのある結婚式とは全然違っていたので、個人的に印象的だったところをご紹介します。 ①公園で結婚式 もちろん教会で式を挙げるのが一般的ですが、新 […]

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先日オーストラリアに来て初めて結婚式に出席しました。今まで私が日本で参加したことのある結婚式とは全然違っていたので、個人的に印象的だったところをご紹介します。

①公園で結婚式
もちろん教会で式を挙げるのが一般的ですが、新郎新婦二人の思い出の地である公園で結婚式を挙げたかったのだそうです。半年も前から公園の一角にある吹き抜けの建物を予約していたんだとか。専門の業者に依頼して、参列者の椅子やバージンロードなどを当日の朝に準備してもらったそうです。よく晴れた日曜日のお昼時だったので、公園にはピクニックをしている人たちでいっぱい。そんな人たちに見守られながら、式は執り行われました。

②参列者の服装がわりと自由
日本では結婚式というと、参列する人たちも髪型やらドレスやらそれなりの服装が求められるかと思います。しかし、こちらの人たちはわりと自由。もちろんフォーマルな格好をしている人もいましたが、ちょっとお出かけします程度の服装の人や、中にはジーパンとシャツで参加という人もいて、それを周りの人が気にしていないのも印象的でした。

③結婚執行者の存在
式は結婚執行人の資格を持つ立会人の主導のもと進められます。オーストラリアでは、牧師・神父、または結婚執行者の資格をもつ立会人のもと結婚証明書に署名をしないといけないんだとか。

④愛の言葉
誓いの言葉の中に新郎新婦がお互いの好きなところを伝えあう箇所がありました。英語だからかとてもストレートにお互いの愛する部分を伝えあっていて、とても素敵でした。

⑤お菓子の箱をその場で開封
式が終了して移動したレストランの各座席に、新婦側の両親から参列してくれた人たちへのプレゼントとして、箱に入ったお菓子が用意されていたのですが、何人かの参列者がすぐさま開けて食事を待たずに食べていました。スーパーマーケットで会計の前に開封している人たちとダブり、思わず笑ってしまいました。

⑥時間がとにかく長い
式のあとのレセプションは、新郎新婦の写真撮影が長引いたとかで30分以上遅れてスタート。さらに食事も前菜からメイン、デザートに至るまでのんびりサーブされるので、終了予定の15時を大幅に超え、結局終了したのは17時半。でも誰も気にせずのんびり近くの席の人たちとおしゃべりして過ごしていて、「これぞオーストラリア!」という感じでした。日本だったら次の予約が入っているので…というような具合になりそうですね。

⑦食べ終わったら自由解散
デザートまで食べ終わると、特に終了の挨拶などもなく帰りたい人から新郎新婦に挨拶をして帰る、という感じでした。

 

日本の結婚式とは違い、新郎新婦が自分たちで手配しないといけないことも多いと聞きました。突然プランナーさんがロングホリデーに入ってしまい、連絡が取れなくなってしまったり、レストランのメニューが変更になってしまったり、ドレスをレンタルではなく購入しなくてはいけなかったりと大変なことも多かったようですが、とてもアットホームで素敵な式でした。

また機会があったらこちらで結婚式に参加してみたいです。

 

文・写真:鈴木利衣子(編集部)

 

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