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クラウン治療(かぶせ物) について

クラウン治療(かぶせ物)

歯に亀裂が入っていたり、むし歯が大きく歯が砕けてしまったり、神経の治療をした後には、歯の表面をクラウンなどで被せて歯への損傷を防ぐことが重要です。

クラウンの種類

クラウンの種類には、古くから使用されてきたゴールド・クラウン (Full gold crown), オーストラリア歯科で最もよく使用されているPFMクラウン(金属焼付ポーセリンクラウン)-合金のクラウンの上に歯色のポーセリンを接合したタイプ。最近では、耐久性に優れ金属が全く含まれておらず自然な色合いが人気を博しているセラミック・クラウンなどがあります。

穴を埋める部分が大きいからと、クラウンを被せてしまう歯科が多い中で、当医院では表面全体にクラウンを被せるよりは、部分的な穴の修復には耐久性に優れたポーセリンセラミックの使用を薦めています。これはクラウン治療を行う場合、クラウンを被せるため歯を削ることになると、エナメル質への損傷が伴いますが、ポーセリンセラミック治療での場合不必要に歯を削ることなく、またクラウンを被せたのと同等な効果があるためです。しかし、クラウンを被せるか、ポーセリンセラミックでの修復が適しているかは歯科医が歯の状態を点検した後に判断します。

剥がれおちた金属 ( Recementation ・再接着 )

オーストラリアでは虫歯治療のために削られた部分が広範囲に及ぶ場合、歯と同じ色のセラミックを使用して穴を修復します。しかし現在でも日本では金属による修復が一般的です。金属系の修復材は歯色の修復材に比べ接着度が弱く、剥がれおちることがよくあります(セラミックでは剥がれおちることが非常に少ない)。剥がれおちたら直ぐに修復治療を行い元の位置に戻して下さい。また、剥がれおちた部分周辺または内部の象牙質に虫歯が生じていることが非常に多いため必ず虫歯チェックもして下さい。

当医院では、剥がれおちた金属を再接着する場合は、歯科用セメント材としては臨床テストで最も接着力が強いと言われているドイツIvoclar社製のresin cementを使用しています。万が一、金属が剥がれおちた歯が虫歯により損傷している場合、同じ金属を再接着することは虫歯の再発を引き起こしやすく悪循環にはまるため、当医院ではまずは虫歯治療後、レジン修復材での修復または新しい金属の詰め物を作ることをお勧めします。

 

 

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