ワーキングホリデーメイカーや留学生のほとんどが、新しい何かを得たいという思いを胸にオーストラリアへきている。特に海外生活で得た経験や英語力を、日本での仕事にも活かしたいと考えている人は多いだろう。ところが、思い描いたような海外生活が送れずに、「こんなはずじゃなかった......」と後悔しながら帰国し、結果的に希望の仕事に就くことができなかった、という人も少なくないのが現実だ。充実した海外生活を過ごし、今後の人生にその経験を活かすにはどうしたらいいのだろうか。オーストラリアでの生活をただ「楽しかった」だけで終わらせないためのTipsを紹介しよう。

残念だが、日本企業が抱くワーキングホリデーのイメージはお世辞にもいいとは言えない。特に社会人のワーキングホリデーメイカーに対する風当たりは厳しく、遊びや現実逃避とみなされ、留学期間をそのままブランクと考える人事も多い。見知らぬ土地で新たな価値観に触れることができるのが留学の醍醐味だが、これがアピールになるのは新卒として就職活動をする学生のみ。中途採用市場で必要とされるのは即戦力なので、社会人の場合は「海外生活で得た経験を仕事でどう活かせるのか」がカギになることを頭の片隅に置いておこう。

厚生労働省が実施した企業経営者への調査結果によると、グローバル人材に求められる力とは、「未知の世界に飛び込む行動力」、「最後までやり抜くタフネスさ」、「自分の頭で考え、課題を解決する力」の3 つ。もちろん世界を相手に仕事をするために英語は必須だが、それ以上に求められる素質があるということだ。オーストラリアという日本人にとっては未知の国で積極的に行動し、トラブルや苦労をあきらめずに自分で解決すること。その経験こそが“日本企業が求めるグローバル人材”への道となることを覚えておこう。
(参照:厚生労働省『第9回雇用政策研究会資料』/2012年)

「何でもいいから働きたい」ではなく、将来をイメージして仕事を探すことが大切だ。英語環境を求めてローカルの仕事を希望する人は多いが、たとえ英語に慣れることができたとしても、今までのキャリアや将来目指したい仕事とかけ離れた職場では、今後の仕事にその経験を役立てることは難しい。逆に、帰国後に接客業や飲食業界での就業を目指すなら、ジャパニーズレストランは接客英語を学び、海外での店舗マネージメントスキルを身につける絶好の職場となる。自分の将来や目的を見据えて、仕事は選びたい。

見ず知らずの他人と生活をともにするルームシェア。ただでさえストレスを感じがちなのに、さらに文化も風習も異なる外国人とのシェアとなると、価値観の違いからトラブルになったり、コミュニケーションの距離感の違いをわずらわしく思ったりと、面倒なことは少なくない。だがそれらの経験こそが、まさに異文化を知るということにほかならない。時に違いを受け入れ、時に相手を説得して妥協点を探す。この過程で身につく交渉力や調整力、課題解決力こそが今後のキャリアを築いていく上での大きな武器になる。

英語や海外生活を活かした仕事をする上で、各国の価値観やワークスタイルを知ることは重要なポイントだ。多国籍のスタッフがいる職場で働くことや、積極的にさまざまな国の人と関わることは、自分自身を成長させる良い機会になる。だからといって、「せっかくの海外生活だから」と日本人との関わりを避けるのはもったいない。オーストラリアで成功をおさめている日本人の経験談は、これからの人生を考える上で大いに参考になるはず。国籍にこだわりすぎることなく、多くの人からたくさんのものを吸収して帰国しよう。

その① 仕事探しの準備を開始すべし!

社会人の留学期間をブランクと見なす企業は少なくない。残念ながら、特にワーキングホリデーに対してこの傾向は顕著だ。「帰国後はのんびりして、それから仕事探しを始めよう」と考える人は多いが、働く意欲を示し、ブランク期間をできるだけ短くするためにも、日本に戻ったらすぐに仕事探しを始めるのがスムーズな就職のポイント。準備は帰国前から始めよう。

志望する業界の募集要項を確認

まずは事前に働きたい業界や職種で求められる経験、スキル、人材像などの募集要項をチェックしよう。自分に何が足りないのかが分かれば、残りの期間でやるべきことが明確になるはずだ。

就職エージェントに登録

仕事を紹介してもらえるだけでなく、今後のキャリアの相談ができ、履歴書・職務経歴書の書き方のアドバイスも受けられる。就職市場における自分の現状や価値を知るためにも活用したい。

履歴書・職務経歴書を用意

オーストラリア滞在中の職務経歴や自己PRを書いていくうちに、アピールポイントや足りないものが見えてくるはず。書くことがない人も落胆せず、残りの期間でできることを考えよう。

その② 積極性や異文化理解をアピールできる体験をすべし!

前ページで紹介した通り、「未知の世界で積極的に行動し、トラブルや苦労をあきらめずに自分で解決する力」が、日本企業が求めるグローバル人材。海外生活を活かして仕事をしたいなら、積極性や文化・習慣の違いを克服した経験をアピールしたい。

外国人の友達と旅行を企画する

外国人の友達との旅行の幹事を引き受けよう。遊びなのでアピールとしては弱いが、背景が異なる相手との調整・折衝経験が積める。円滑なコミュニケーションのための工夫を意識しよう。

イベントに参加する

オージーや外国人が集まるイベントを探してみよう。代表的なサービスは『Meetup』。個人が企画するイベントをカテゴリーごとに検索できる。なかには英会話をテーマにしたものも。

短期でローカルの仕事をする

数は少なく、タイミングが合えば、という条件付きなので難しいが、イベント時期に募集される短期の仕事なら帰国間際でも働ける可能性あり。『seek』などの現地サイトで探してみよう。

その③ 英語の資格試験を申し込むべし!

どんなに英語力をアップすることができたとしても、それを証明するものがなければ説得力に欠ける。実りある海外生活だったことをアピールするためにも、英語力を示す資格は取得しておきたい。中でも基本となるのはTOEIC。日本企業の英語を使う求人案件では700点以上が応募の最低ラインとなるケースが多い。外資系企業ではTOFELが重視されることも。

番外編、外国人が集まる日本のリゾート地で英語力を鍛えよう

希望の業界や職種の応募条件を満たしていない人や英語力に自信がない人は、帰国後に外国人に人気のリゾート地で働いてみるのも選択肢のひとつ。日本に訪れる外国人観光客は年々増加しており、各観光地で英語が話せる人を募集している。日常会話程度から応募できる案件も多く、期間限定のものから正社員登用がある案件まで、条件もさまざま。英語力を維持できるだけでなく、合間に資格の勉強をするなど、「英語を使った仕事」の実務経験を積みながら、次のステップに向けた準備ができるのが魅力。再度海外で経験を積みたい人にとっても、英語を活かして働きながら短期集中でお金が貯められるのは大きなメリットだ。

日本で“ワーキングホリデー風”の生活を実現! 外国人に人気のリゾート地での住み込みのお仕事

国内最大級の1200カ所以上の案件の中から、北海道~沖縄まで日本全国にあるリゾート地のホテル・旅館・スキー場・テーマパークでの住み込みのお仕事が探せます。絶景のビーチに温泉地、離島といった、非日常を体験できる案件が多数。経験豊富なリゾートコーディネーターが寮や勤務地の写真とともにお仕事を紹介し、勤務開始後も定期的に電話・メール・訪問にてしっかりとサポートしますので、未経験でもご安心ください。なかには頑張りが認められ、新人教育などを担当する責任あるポジションに就く人もいます。

オーストラリアで帰国後の仕事が決められる!

オーストラリアから日本でのお仕事を決められるので、帰国後すぐに働き始めることもできます。まずは「はたらくどっとこむ」新規登録後にマイページ内で履歴書を作成し、スカイプ面談の日程を調整。面談後にコーディネーターがお仕事をご紹介します。

寮・食事が無料なのでお金が貯まる!

寮・食事付きなので、帰国後の住まい探しの手間がはぶけるだけでなく、生活費が抑えられるのがうれしいポイント。3カ月で平均30~40万円の貯金ができ、新生活に向けてお金が必要な人にも、再び海外へ飛び立つための資金を稼ぎたい人にもピッタリです。

ワーキングホリデーみたいな生活を日本で実現!

外国人観光客から人気の地域はもちろん、場所によっては外国人スタッフもいるので、国内にいながらワーキングホリデーのような生活が送れます。なかには海外のお客さまから手紙をもらい、お仕事満了後も定期的にやり取りをしている、なんてスタッフも。

魅力的な制度とキャンペーンがたくさん!

動画でのスキルアップ講座、前借制度、温泉やジムなどの現地施設の無料利用、スキー場の場合はリフト券付与、旅行代理店H.I.S.の割引サービスといった制度が充実。就業時間に応じてポイントが付与される「A-Pointプログラム」では豪華景品ゲットのチャンスも!

英語を活かしながら接客スキルを磨ける!

さまざまなお客さまをおもてなしするので、コミュニケーション能力や接客スキル、マナーが身に付きます。他にも、例えば仲居のお仕事では着付けが、レストランではコース料理の知識を習得可能。英語を活かしながら、これらの力を磨くことができます。

一生ものの友達ができる!

10代後半~30代半ばを中心に、男女問わず多くの人が活躍しています。海外経験が豊富な人や自分のお店を持つ夢がある人など、アクティブで魅力的なスタッフがたくさん。仕事満了後も交流が続いている人が多く、全国各地に友達ができます。

(03) 5657-3030

はたらくどっとこむ https://hataraku.com/

海外で高評価を得る、日本のものづくりを体感

未経験OKの有名メーカー期間従業員

全国の基幹産業メーカーの工場内で製造のお仕事をご紹介します。生産ノウハウや製造のスキル習得はもちろん、留学や開業などの目的を持って働いている人も多いため、多様な人脈が得られるのが魅力。あなたの帰国後の生活をサポートし、夢の実現に向けて応援します!

メーカー直接雇用だからこその高収入・高待遇!

特別報酬が得られたり、充実の福利厚生があったりと、高待遇案件が多数。さらにメーカー取引数・期間従業員内定数で業界トップを誇る当社が入社祝い金などのキャンペーンでバックアップ!詳細はHPをご覧ください。※待遇やキャンペーンは各メーカーで異なります。

(03) 5325-5900

www.894651.com/content/workingholiday

日本全国のリゾート地で海外ゲストを接客

初めての土地で生活しながら英語を活かして働く

日本全国のリゾート地にあるホテルや旅館での、仲居などの接客係、フロント、敷地内のレストランでのホールといったお仕事をご用意。海外からのゲストも多いので、初めての土地で生活をするという貴重な経験をしながら、英語を活かして働くことができます。

ホテルが母体の派遣会社だから安心!

山梨県富士吉田市にある「ホテル鐘山苑」を母体に持つ派遣会社なので、コーディネーターは業務に精通しています。そのためミスマッチが少なく、同業他社と比べてスタッフの在籍期間が長いのが自慢。母体のホテルでは新人教育研修制度があるため、経験がなくても安心です。

(03) 3372-5230

www.dg-human.jp/

オージーが集う、長野県白馬のホテル

英語でのフレンドリーな接客をお願いします業員

フロント、レストラン、客室清掃などのホテル業務を担当いただきます。さまざまな国籍の外国人のスタッフがおり、アットホームな雰囲気。お客さまも外国人が多いので、英語でフレンドリーな接客ができる人は大歓迎です。リフト券無料、温泉利用可、社員登用制度有り。

冬の宿泊客の60%がオーストラリア人!

12~2月に訪れるお客さまの約60%がオーストラリア人。テレビ東京「ガイアの夜明け」で外国人観光客に人気を博しているホテルとして紹介されたり、英国の「Luxury Travel Guide」で受賞をしたりと、国内外から注目が集まっています。

(0261) 72-5001

www.mominokihotel.com

世界から人が集まる、北海道の冬のリゾート

スキー場とホテルでのお仕事です。お客さまは世界中から訪れるので、英語力を活かし、維持することができます。異文化を垣間見ることができるのも魅力。オーストラリアからのSkype面接も可能です。

オフの時間はウインタースポーツ!

リフト券は無料です。空き時間は極上のパウダースノーでスキー・スノーボードを楽しみ、自身で体感したニセコのすばらしさを、ぜひあなたの言葉でお客さまに伝えてください。

(0136) 22-0654

www.grand-hiraful.jp/

最上級のサービスを学びながら英語力UP!

「日本で最も美しい村」連合に加盟している北海道・赤井川村のスキーリゾートでのフロントやレストランスタッフのお仕事。世界基準の研修でスタッフの成長をサポートします寮・各施設の社員割引有り。

海外ゲストへの接客に期待!

海外ゲストが多いため、最上級のサービスを学びながら英語力UPが可能。笑顔の接客と日常英会話ができる方は未経験でも歓迎!外国人スタッフも勤務中。

(0135) 34-7123

www.kiroro.co.jp/

日本に帰って最初に必要になるのが住まい。実家に戻れればベストだが、滞在できるスペースがなかったり、すでに独立していて生活の基盤が違う都 市にあったりする場合、まずは住む家を確保する必要がある。賃貸物件は、定職についていることや収入があることを入居の条件として掲げているとこ ろが大半を占めるため、帰国後すぐに見つけるのが予想以上に難しいことを覚えておこう。無職の状態で賃貸物件を借りるには、一定額以上の貯金が 必要となるケースが多いよう。もしも物件探しが思うように進まないときは、賃貸物件よりも審査基準が低い傾向にあるシェアハウスを検討するのもひとつの手。帰国後すぐの当座の住まいとしては、週・月単位で部屋を貸してくれるウィークリー・マンスリーマンションや近ごろ日本でも広まりつつある民泊サービスを賢く利用したい。お金に余裕がない人は、帰国後すぐに住み込みの仕事を始めるのがおすすめ。

帰国前

仲介業者やシェアハウス運営会社に連絡

インターネットで気になる物件を探し、仲介業者やシェアハウス運営会社とコンタクトを取っておこう。帰国後の内見予約までできれば理想的。仕事をしていることが入居の条件となる物件もあるので、事前に自分の状況も伝えておくのがベター。

帰国後

とりあえずウィークリーマンションへ

賃貸物件もシェアハウスも、事前の内見は必須。その間の仮住まいには、ウィークリーマンションを利用しよう。ホテルを予約するときの感覚で気軽に借りることができ、費用もホテルより安く済む。

帰国前

一石二鳥の住み込みの仕事を探す

日本に戻ってからの住まいと仕事の双方の不安を一気に解消できるのが、住み込みの仕事。インターネットで応募することができ、なかにはS k y p e 面接を実施してくれる企業もあるので、オーストラリアにいながらにして住まいと仕事を決定することも可能だ。

帰国後

住み込み先でお仕事スタート

案件によっては、オーストラリアから住み込み先に直行することもできる。ホテルや旅館の場合は食事付きのところも多く、生活費をより抑えることも可能。短期間でまとまったお金を貯めることも夢ではない。

シェアハウスで初期費用を押さえよう!

新居探しの際にネックになるのが、初期費用。敷金、礼金、仲介料に、家具・家電をそろえることを考えると、最低でも家賃の他に30万円は必要になってくる。この費用をぐっと抑えることができるのが、シェアハウスだ。敷金・礼金が掛からず、家具や家電も完備。オーストラリアに出発したときのように、スーツケースひとつで入居できる手軽さも魅力だ。外国人が滞在しているシェアハウスを選べば、日本にいながら英語環境が手に入るのもうれしい。

「暮らし」を提供する、ウィークリー・マンスリーマンション

全国主要都市にウィークリー・マンスリーマンションを展開。「宿泊ではなく、“暮らし”を提供」をコンセプトに、ホテルと比べて約倍の面積がある分譲タイプのワンルームマンションを取り揃えています。内見の必要がないので、オーストラリアからメールでお申込みいただき、空港からそのまま入居することも可能です。

入居初日から快適なひとり暮しを実現!

お部屋は家具・家電付き。冷蔵庫や洗濯機などの生活必需品のほか、コンロやフライパンといった調理器具に、食器や洗剤、スポンジまで完備。入居当日から快適な生活を送ることができます。
※設備は物件により一部異なります。

宿泊1週間以降は1日単位で利用できる!

週・月単位の料金設定ではなく、宿泊1週間以降は1日単位でご利用可能。長く住むほど割引になる料金システムを採用しているので、長期的な入居にも適しています。敷金・礼金・保証金・仲介料といった入居時の初期費用は一切かかりません。

セキュリティ面も安心!

最寄り駅までは平均徒歩6分以下、東京都内では5分圏内の好立地物件のみを選定しており、SRC(鉄筋鉄骨)造・RC(鉄筋)造の新築・築浅物件が多数。オートロック率は90%以上です。24時間・365日サポートで、夜間のトラブルもしっかりサポートします。

(075) 254-1125

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初月家賃半額!外国人と暮らせる東京のシェアハウス

主要エリアを中心に、最寄り駅から徒歩圏内のシェアハウスを東京に65件保有。物件間の移動や部屋の変更、退去後1年間の再入居は無料で、女性専用物件や禁煙・喫煙物件なども用意していますので、ライフスタイルに合わせた暮らしが実現できます。クリーンスタッフの定期巡回もあり、キレイ好きな人も安心です。

「DOMOを見た」で初月家賃半額!

日本へ帰国する留学生を応援すべく、初月家賃が半額になるDOMO特別キャンペーンをご用意しました。家具や家電はすでに用意されており、敷金・礼金・仲介手数料はゼロ。物件やお部屋によりますが、初期費用を10万円以下におさえることも可能です。

外国人のシェアメイトと暮らせる!

外国人が多く、また18~33才の年齢制限を設けているため、同年代の多国籍なシェアメイトと生活できます。定期的にイベントを開催しており、入居者はみんな仲良し。物件内には管理人が常駐し、定休日なしのカスタマーセンターもあるので、トラブル時も安心です

オーストラリアからの問い合わせが簡単!

オーストラリア在住のみなさまにもご利用いただけるように、通常の電話やメールに加え、LINE、SKYPE、カカオトークなどの環境を整備。お問い合わせから物件のご案内、住居決定までスムーズに行うことができるので、帰国後そのままトランクひとつで入居できます。

(03) 6277-0944

https://x-house.co.jp/