会計士の仕事は、会計基準に従って財務・税務作業などの数字が正しいか監査すること。メルボルン生活における個人の身近な税務作業には、タックスリターン(確定申告)やスーパーアニュエーション(個人積立年金)の引き出しなどがあります。
タックスリターンの会計年度は7月1日から翌年の6月30日まで。ビザの種類に関わらずオーストラリアで課税対象の収入(雇用収入や事業収入、銀行口座利子、株の配当、投資収入など)を得た全員に申告が義務づけられています。課税所得から割り出した税額が、納めた税額より少なければ差額が払い戻され、多ければ不足分を納税するほか、メルボルン市民・永住者の場合、メディケア(国民健康保険)税も併せて支払う必要があります。
スーパーアニュエーションは、通常60歳以降に引き出すことができます。1カ月に450ドル以上の収入がある場合、雇用主がその10%をスーパーファンドの口座に払い込みます。ワーホリや学生といった一時滞在ビザの場合、オーストラリアを出国してビザが切れると還付申請が可能になります。
税務手続きは英語でオンライン申請できますが、近年はオーストラリア国税庁の監査が厳しくなり、申告内容に誤りがあると損をしたり、期限を過ぎると罰金の対象になったり、個人事業主の場合は申請方法も複雑になるので注意が必要です。
メルボルンの会計士に依頼することで、そうした手続きミスや時間ロスを防ぐことができます。メルボルンの日本語対応の会計士であれば、英語による作業の手間や税務署との複雑なやりとりを省けるだけでなく、還付金が多くなるケースもあります。また、会計士に依頼した料金は翌年度のタックスリターンの際に経費としても計上可能です。
メルボルンの日本人会計士や日本語対応の会計事務所では、法人・個人事業の会社設立や運営、税務管理や会計報告のサポート、補助金申請、オーストラリア特有の税制やコンプライアンスなど、会計・税務全般の専門サポートを依頼できます。