シドニーの身近な税務作業にはタックスリターン(確定申告)やスーパーアニュエーション(個人積立年金)の引き出し、メディケア税の支払いなどがあります。
タックスリターンは、ビザの種類にかかわらずオーストラリアで収入を得た全ての人に年に1度の申告が義務づけられており、永住者はメディケア税の支払いも一緒にする必要があります。
スーパーアニュエーションは通常60歳を迎えてから引き出しが可能になりますが、ワーキングホリデービザや学生ビザといった一時滞在者の場合は、オーストラリアを出国しビザが切れた後にオンラインから還付の申請をすることができます
こういった税務手続きは全てオンラインから英語で申請が必要ですが、申告内容に誤りがあると損をすることや期限を過ぎると罰金の対象になることもあるため、個人で申請する場合は注意する必要があります。また、ABN収入がある場合や雇用の状況によっては申請方法が通常より複雑になります。
専門の日本人会計士に依頼することで、ミスを未然に防ぐことができ、英語での面倒な作業を自分でしなくてよくなるので、時間と手間を省くことができます。また、一時滞在者はメディケア税免除証を取得するとメディケア税の支払いを回避することも可能になるため、興味のある人は取得方法など会計士に相談するのも良いでしょう。
2018年の傾向として国税庁の監査が以前と比べて厳しくなっていることもあるので、専門家に依頼するメリットは十分にあると言えます。また、日本人会計士が常駐している会計事務所では、法人や個人事業の場合に必要になる会社設立や運営のサポートを依頼することができ、企業の複雑な税務管理や会計報告のサポートも受けられます。
その他にも、雇用主のスーパー届出、補助金申請などの会社設立、運営サポートのほか、オーストラリア特有の税制やコンプライアンスの説明など、会計・税務の専門知識で会社をより強く、大きくするための支援を受けることができます。