世界中に日本の中古車が輸出されていますが、その中でもオーストラリア輸出の手続きは複雑で、ルールも厳しく時間もかかります。
その上オーストラリアへの輸出について調べても情報が古く半分くらいは間違った情報のように思えます。
今回は日本での仕入れからオーストラリアでの販売までを一貫して行う私たちCARWHOLESALE JAPANがオーストラリアに輸入する方法を解説していきます。
※情報は変更があり次第更新しています
国土が広いオーストラリアでは生活するのに車は必需品です。公共交通機関も日本ほど整っていないので、車で15分のところがバスでは1時間かかるなんでこともザラにあります。
販売方法も日本とは異なり個人売買が主流で高く売れたり、安く仕入れられたりする一方詐欺なども多く問題になっています。
また販売金額も日本よりかなり高く、20-30万キロ走った車でも日本では考えられない高い金額で取引されています。
日本のような車検システムもなく、短い走行距離で手放す人も少ないため、状態の良い車を仕入れるのは至難の技です。
5年くらい前は$5000前後で安全で問題ない車が買えましたが、最近では安全な車をそのような金額帯で買うのは難しくなってきました。
その中でも日本からの輸入車は状態がとてもよい上に現地販売の車より安いので、オーストラリアでも人気となっています。
・車両価格が安い
・車の状態が良い
・オーストラリアにない車に乗れる
日本の車の値段は1/3くらいなので、輸送費をかけて輸入しても現地販売の車より安いことが多いです。
その上しっかり整備された車が多い為、状態の良い車に乗ることができます。
オーストラリアではシエンタやアルファードなどの7人乗りのファミリーかなどの種類が少なく、そのような車を探している人にとっては輸入車はとても良い選択肢になります。
・買ってから車が届くまでに2−3ヶ月ほどかかる
・輸入車に対応していない保険会社もあり、保険料もやや高い傾向にある
・車種によっては部品やパーツを手に入れるのに時間がかかる
日本で車を購入してから、オーストラリアで乗れる状態になるまで大体2−3ヶ月ほどかかります。すぐに車を購入したい人にとってはこのタイムラグが気になるかもしれません。
私たちがメインで輸入しているトヨタのハイブリッド車やハイエース、ホンダのフィットなどは現地で販売されているヤリスやジャズなどとエンジン、パーツともに同じなので部品に困ることはないと思います。
しかし少し特殊な車を輸入した場合は、部品やパーツを手に入れるのに少し時間がかかるかもしれません。
しかし弊社は日本にも会社があるので、自分たちで部品を探しなるべく早く届くように対応しております。
はたしてどのような車が輸入できるのでしょうか。日本車であればなんでも輸入できるわけではなく厳格なルールが設けられています。
オーストラリアに輸入できる車のタイプは4つあります。
※大前提として、オーストラリアで新車販売されている車は輸入することができません。
先ほどもお伝えしたとおり、オーストラリアで新車販売されていて、製造から25年以上経過していない車は輸入することができません。
しかし政府が作成しているリスト(ROVER)に掲載されている、政府が認めている車に関しては25年経過していなくても、輸入することができます。
https://www.rover.infrastructure.gov.au/PublishedApprovals/MREApprovals/
オーストラリアで販売されていない車や、ハイブリッド車がメインで掲載されています。
現地で販売されいる車であっても、エンジンが違ったり、販売名が違ったりすると輸入できたりもします。
しかしルールが週単位で変わる上に、リストの更新が全く間に合っていないので、このリストに掲載されているからといって全ての車が輸入できるわけではありません。
急に輸入できなくなったり、輸入できる年式が変わることなどは日常茶飯事です。
実際にその車が輸入できるかどうかは毎日情報を収集している私たちのような専門家に確認しないとわかりません。
どの車が輸入できるのか分かりずらいというところがオーストラリア輸入の一番難しいところです。
誤って輸出してまうと、オーストラリアの港に到着後、日本に送り返さなければならず2倍のシッピングコストがかかってしまうので注意が必要です。
製造から25年以上経過した車は制限なく輸入することができます。
いわゆるクラシックカーと呼ばれるものです。
ただし古い車にはアスベストが使われている場合があるので、輸入する場合はアスベストの検査を受ける必要があります。
日本で自分の名義で1年以上所有していた車に関しては車種制限なく持ってくることができます。
これはあくまで家族で留学にくる人などが、日本で乗っていた車を乗りたい場合などに向けた制度です。
F1カーなどの大会で使用される車や、福祉車両などの特殊な車は申請するば輸入することができます。
自分で所有していた車を輸出する場合は輸出の手続きだけで問題ありませんが、それ以外の場合は車を何かしらの形で購入する必要があります。
最も一般的なのは弊社のような代行業者にオークションで仕入れてもらうことでしょう。
中古車屋さんで自分で購入しても問題ありませんが、輸出するにあたって車検や保証などは必要ないので、逆に高くつくかもしれません。
すでにオーストラリアに在住で、日本の車を輸入したい場合は、輸入代行業者にお願いして、車を代わりに購入してもらうのが唯一の方法になります。
何回も言うようですが、車を購入する前に、まずその車が本当に輸出できるのか確認する必要があります。
オーストラリアに車を輸出する場合はImport Arroval(インポートアプルーバル)という政府の許可が必要になります。
この書類の申請はオーストラリアで車を受け取る側(コンサイニー)が行う必要があります。
一応個人でも申請できることになっていますが、実際は専門業者を通さないと申請するのはかなり厳しいと思います。
大体申請してから許可が降りるまでに2週間から1ヶ月程度かかります。
【必要な書類】
・車の仕入れ金額(手数料、港までの陸送など全て含む) ※輸送業界ではFOBといわれるもの
・車の写真
・輸出抹消
・製造月
・走行距離
Import Approvalの取得が完了したら、船の手配をシッピング会社に依頼します。
この作業はシッパー(日本から車を出す側)の会社が行う必要があります。
日本からオーストラリアに車を輸入する場合は使える港は、横浜、大阪、名古屋の3港です。
シッピング会社は何社かありますが、サービス内容や値段はほぼほぼかわりません。
自分たちでやることは港の指定された場所に車を送るだけで、その後の通関、車の熱処理、船の手配、オーストラリアに到着してから指定の場所までの陸送まですべて委託することができます。
オーストラリアに到着後、政府指定の整備工場で検査を受ける必要があります。
この検査は車に問題がないか、輸出書類と車に差異がないかをチェックする検査で、大きな改造などをするわけではありません。
この検査が終わって初めて自分のところに車が届き、車を登録後乗れる状態になります。
皆さんが一番気になるところだと思います。オーストラリアに車を輸入するためにはどのくらい時間とお金がかかるのでしょうか。
状況によって前後しますが、日本で車を仕入れてから、オーストラリアで乗れる状態になるまで2.3ヶ月かかります。
Import approvalが許可されるまでの時間、船の混雑状況などによって、輸送にかかる時間を大きく変わります。
これも車によって変わりますが、車の本体価格以外に輸送費、コンプライアンス、登録料、手数料など含めて$10,000-$15,000程度のコストがかかります。
日本から日本車を輸入する分には関税はかかりませんが、日本から外車を輸出する場合は0.5%の関税がかかります。
日本での仕入れ金額が800万円を超えるような高級車を輸入する場合はLCT(ラグジュアリータックス)という追加の税金が課せられます。
例)
・日本での車両価格66万円(税込)の車→総額$17,000-$18,000
・日本での車両価格110万円(税込)の車→総額$22,500-$23,500
・日本での車両価格330万円(税込)の車→総額$47,500-$48,500
・日本での車両価格550万円(税込)の車→総額$71,500-$72,500
弊社の最大の強みは日本での仕入れからオーストラリアでの販売まですべて一貫して自社で行なっているという点です。
車の選定から、オーストラリアでの車の登録まで責任をもって対応させて頂きます。
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