
日本に在住している方が、将来オーストラリアでワーキングホリデーでの滞在や学生ビザを取得して語学学校で纏まった期間の就学をしたいと思われている方は沢山いらっしゃるかと思います。
それに加えて、すでにワーキングホリデー(ワーホリ)を経験し、「もう少しオーストラリアに滞在したい」「今度は学生ビザで英語を学びながら生活を続けたい」、「今の学生ビザ延長して引き続き語学学校での就学を検討している」と考えている方も一方でこれも多いのではないでしょうか。
しかし、2026年10月2日から学生ビザの申請ルールが変更され、オーストラリア国内で新たに学生ビザを申請できるケースが制限されたことを受けて、
<オーストラリア国内からの申請の場合>
| ワーホリから学生ビザ | 不可 |
| 語学学校での学生ビザから語学学校での学生ビザ | 不可(一部例外規定あり) |
この2つのパターンができなくなってしまいました。
そのため、これからオーストラリアで継続して滞在を続けたい方は、語学学校で英語を学んだ後の進路についても考えておくことが大切になりました。
その際に考えるべきポイントとして、まずは、IELTS 6.0を目標に英語力を身につけておくことが挙げられます。
「それは何故なのか?」
今回は、IELTS 6.0が一つの目標となる理由について、3つのポイントから解説します。
<ワーキングホリデービザ後に関する おススメブログ>
⇒【最新・重要】ワーキングホリデー後の学生ビザ、今から考えること
⇒ワーキングホリデー後に学生ビザを考えるならいつから準備する?
これから学生ビザを取得して語学学校へ通う場合、まず考えておきたいのが、その後の進路です。
以前は、学生ビザで語学学校で就学した後、継続して滞在をするために、語学学校での就学延長のために学生ビザも延長していくというプランも考えられましたが、この流れが難しくなってしまった現状、引き続き滞在していきたい場合、次の選択肢として何を考えればよいのでしょうか。
一つは、日本へ一時帰国して改めて語学学校に就学するための学生ビザ申請をすることです。
ただこの方法は、物理的には現時点では可能なのですが、長期で語学学校で就学している履歴が残りますので、「なぜまた学生ビザを取得して長期の英語学校での就学が必要なのか」というより明確な就学理由がビザ審査の際に問われる可能性が高くなると予測されます。純粋に英語力を更に高めたいと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、ビザ審査においてはその難易度が増すということになります。
そして、日本へ一時帰国をするので、ビザが認可されるまでオーストラリアに原則戻ってこれない事や往復の航空券代も必要になるというコストの面でも考慮すべき点かと考えます。
そこで、現実的な選択肢の一つとなるのが、語学学校の次に専門学校(VET)へ進学することです。
語学学校の後に、専門学校に進学する選択自体は従来もあり、その様にされていた留学生もいるのですが、今回の学生ビザの規定変更の中で、「学生ビザ延長の場合には、学位レベルを上げること」という項目が含まれたので、語学学校の次は専門学校へ進学ということがより鮮明になったと言えます。
そうすると、大学や大学院も勿論それに含まれるのですが、入学英語基準としてIELTS 6.5〜7.0を求められる事や学費含めたコストの面もあるので、そういった面からも、専門学校という選択肢が現実的にはまだまだ多くの留学生には当てはまるのではないかと考えられるわけです。
ただし、専門学校へ進学するためにも当然ながら、授業についていけるだけの英語力が必要です。
つまり、最初の学生ビザで語学学校に通う期間は、単に英語を勉強する期間ではなく、その後の専門学校への進学を実現するための準備期間として考えることも一つの考え方として出て来ると思います。
もしかしたら弊社のブログをよく読まれている方の中には、「専門学校って今、学生ビザの却下率も高いのでは?」って思われた方もいらっしゃるかもしれません。確かに、その事象は引き続きあります。ただ、誰でも皆、却下されているわけではなく、過去の職歴や学歴、オーストラリアの渡航歴等を含めた進学のための正当な就学理由内容によって学生ビザが認可されているケースは普通にあります。
よって、引き続きそういった事象もありますが、それを踏まえたうえで事前の準備やプランを練っていくということが大切ではないかと思いますし、その様なプランニングはジャパセンで得意としているところですので、気になる方はお気軽にご相談ください。

その専門学校のコースへ進学する際には、英語力の入学条件が設定されています。
学校やコースによって具体的な条件は異なりますが、専門学校への進学を目指すのであれば、原則としてIELTS 6.0を取得する事が目標になります。
専門学校では、講師の説明を理解するだけでなく、教材を読んだり、課題を作成したり、クラスメイトと意見交換をしたりする必要があります。
そのため、日常会話ができるだけでは十分とはいえず、専門分野の授業を理解し、課題に取り組める英語力が求められます。
IELTS 6.0を目指すことは、専門学校の入学条件を満たすためだけでなく、こうした実際に授業を受けていくための準備にもなります。
よって、語学学校の先のことを視野に入れるなら、学生ビザで最初の語学学校を選ぶ際には、一般英語だけを学ぶのではなく、IELTS対策やアカデミック英語なども含め、将来の専門学校進学に繋がる/見据えたコース選びを検討してみることが大事です。
現在、オーストラリアに滞在をしている方であれば、学校見学や英語レベルチェックテストを受講できる機会があります。(日本からもレベルチェックテストはオンラインで受講可能です)
その機会をうまく利用することで、もし専門学校に進むなら今現時点での英語力からどのぐらいの就学期間が必要なのか等を事前に知ることができ、より最適な就学プランを組んでいける事にも繋がります。
ジャパセンでは、学校見学や英語レベルチェックテストの手配も随時サポートしているので、お気軽にご相談ください。
<学校見学・英語レベルチェックテストに関するブログ>
⇒ワーホリから学生ビザ オーストラリアで学校見学するメリット
⇒ワーホリから学生ビザ オーストラリアで英語レベルを確認しよう
専門学校での就学をした後も、引き続きオーストラリアで残って仕事をしたい、専門分野での経験を積みたい、なんなら永住をしてみたいと考えている方もいるかもしれません。
その場合、専門学校の入学英語条件を満たすだけでなく、将来的に必要となる英語力についても知っておく必要があります。
そのような方にとって、将来の選択肢の一つになり得るのが、専門学校卒業後に一定の条件を満たした方が申請を検討できる卒業生ビザ(Subclass 485)です。
このビザを取得できれば、卒業後も一定期間オーストラリアに滞在し、専門分野に関連する仕事の経験を積む機会につながり、この期間(1.5年間)を活かして、現地企業からの就労スポンサーに繋げられる可能性も生まれてきます。
ただし、すべての専門学校やコースが対象になるわけではなく、取得した資格と対象職業との関連性、年齢、英語力など、複数の条件を満たす必要があり、主に調理師や建築などのトレード職に関連する資格が対象となるため、中でもクッカリー(調理師)コースなどは、日本人留学生にも検討されることの多い就学分野です。
卒業生ビザをIELTSで申請する場合には、次の英語力が求められます。
つまり、IELTS 6.0を取得しただけでは、この英語力要件を満たすことはできず、Overall 6.5以上を目指す必要があります。
また、オーストラリアの永住権を自力で申請する際の、一般的な技術独立永住ビザ(Subclass 189)や州政府指名ビザ(Subclass 190)などのポイント制永住権では、「EOI(Expression of Interest)」と呼ばれる永住権を申請するための事前登録をするために、IELTS 6.0が必要になります。そして、7.0、8.0とスコアが高くなればその分がポイント加算され、永住権取得の現実味が高くなってくることもあります。
このように、IELTS 6.0というのは、できるだけ長くオーストラリアに滞在をしようとする際には必要になってくる英語レベルの基準(スタンダード)ということが見えてきます。
なお、卒業生ビザについては、こちらの記事で解説しています。
⇒オーストラリア 卒業生ビザが重要な理由|35歳が一つの転機
IELTS 6.0を目指すための就学プランや適切なコースなどジャパセンでは個人に併せてアドバイスをしています。簡単に語学学校の延長ができなくなってしまった今、事前に目標に近づけるための計画は大切になってきます。
2026年10月2日からの学生ビザ申請ルールの変更により、以前のように語学学校での就学を繰り返しながら、学生ビザを延長してオーストラリアに滞在し続けることは難しくなりました。
今回ご紹介したように、IELTS 6.0は専門学校への進学や、その先のビザの選択肢を考えるうえでも、一つの重要な英語力の目安になります。さらに、卒業生ビザや永住権などを視野に入れる場合には、IELTS 6.5以上も目指していく必要があります。
つまり、将来を見据えた場合、語学学校での就学をする際には、単に英語を学ぶためだけの期間ではなく、オーストラリアで次のステップへ進むために必要な英語力を身につける準備期間として考えることが、これまで以上に重要になっています。
ジャパセンでは、現在の英語力やこれまでの学歴・職歴、将来の希望などを踏まえ、語学学校選びから専門学校への進学、その先の滞在プランまで、一人ひとりに合わせたプランニングをサポートしています。
オーストラリアでできるだけ長く滞在したい、将来の選択肢を広げたいと考えている方は、まずは今後の就学プランについてお気軽にご相談ください。
ジャパセン(弊社)は、長年、留学エージェントとして運営してきています。上記の様な必要な情報を多く兼ね備えていますし、その情報を基に皆さんのご希望に沿った適切な学校ならびにインターンシップ・ボランティアの案内も得意としています。
オーストラリアには、数多くの学校がありますので、「現地での自分の生活スタイルに合う学校どこなのか?」、「どのレベルの英語を目指しているのか?」、「どういった職種を目指しているのか?」ということをポイントに沿った学校/プログラム選びをしていく事も時として重要であると考えます。皆さんのご希望などをお伺いしながら、そのご希望に沿ったプロセスやそれに関連する学校のコースやインターンシップ・ボランティアなどを紹介していければと思いますので、何かあればお気軽にお問い合わせください。
まずは、上記の事をしっかり読んで参考とされるところからスタートすると思います。是非いいオーストラリアでの生活が送れるように目的をしっかりと持って、計画的に進めて下さい。
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◇ ワーキングホリデービザと学生ビザどちらを先に取得するべき?