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年金制度

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公的年金の老齢年金(Age Pension)と、企業や個人が積み立てる私的年金の退職年金(Superannuation)がある。共に65歳から受給するのが一般的で、資産に余裕のある人以外は受給年齢まで働く人が多い。

老齢年金は男性の週平均所得の25%を基準に、隔週で$776.70 (単身)、または$585.50(夫婦ひとりにつき)を上限に支給される (2014年11月現在)。受給資格は、市民権か永住権保持者で、所得審査(Income Test)や資産審査(Assets Test)がある。

●スーパーアニュエーション

スーパーは税制上の優遇を受けた積み立て方式の退職年金のことで、企業、保険会社が各種年金基金(Superannuation Fund)を設けて運用している。

基本は企業が拠出する給与の9.5%の掛金で、義務的拠出(Compulsory Contribution)と呼ばれ、18~70歳のフルタイム、パートタイム、カジュアルを含む月額$450以上の給与所得者が対象(18歳以下の場合は週30時間以上の就労が条件)。この最低負担率を満たさない場合は、年金税(Superannuation Guarantee Charge)が課せられ、税務上も損金として計上することができない。しかし、老後の生活 に必要な資金には、少なくても給与の15%が必要とされ、個人的に積み増しているのが実情だ。この個人的年金拠出(Voluntary Contribution)は、さらに積立額を得たい人、拠出期間が短い人がするもので、70~75歳の人も拠出ができる。保険会社は年金基金の運用プランを設計しているが、安全型、投資型、バランス型などのタイプがある。

●スーパーチョイスと税優遇でより有利に

退職年金は、会社が従業員の年金拠出金を、会社指定の年金基金に積み立てるが、自分が希望する年金基金への変更も可能。年金 基金の選択(Super Choice、Super Decision)は、運用実績の高い基金の選択を可能にするが、そのためには各基金のサービス契 約内容、手数料、実績などを比較検討しなければならず、個人の責任もかなり重大になってくる。 通常、60歳以上でスーパーを受け取る際には、税金がかからなくなる。スーパーや年金基金の選択に関する詳しいガイド(英語版)は、http://www.moneysmart.gov.au にアクセスし、ダウンロード可能。

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