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【日本語教師養成講座】ガクシュウシャさーん!

BBIC420時間日本語教師養成講座

 

最近、20期生21期生がよく先生方に言われていること。

「学習者の立場に立って考えなさい」

 

どのような授業をするか組み立てる時、
学習者の背景やニーズを考えます。

なぜ日本語を勉強したいと思ったのか。

どのくらいクラスに通うことが可能なのか。

日本語のレベルはどのくらいなのか。

今までに他の外国語を勉強したことがあるのか。

などなど。

 

これに基づいて、授業で使う語彙や場面を選定していきます。

学習者の実際の生活等で、使うものや遭遇しやすい場面を選ぶのです。

 

 

木曜クラスを例にとって考えてみましょう。

まず、木曜クラスの学習者の基本データ:

Aさん・会社員
日本が好き。とにかく日本が好き。
日本に旅行に行った時に、日本語でコミュニケーションしたい。

Tさん・学生
日本のゲームが好き。
将来は日本の大学に留学したいと思っている。

Rさん・学生
日本のアニメが好き。
将来は日本でデザインの仕事がしたい。

Tさん・シェフ
奥さんが日本人。
奥さんの家族や友達と、日本語で話せたら良いなと思っている。

 

昨日、クラスで教えた文法は、

・「~ています」(結果状態)
例:Tシャツを着ています
青いズボンを履いています
きれいなネックレスをしています。

でした。

どのような場面を想定して教えたら良いでしょうか。

 

 

Thinking time….

 

 

 

 

 

 

 

 

受講生が最初に考えた場面は、

ファッションショーのランウェイ

次々と出てくる人はいったいどんなものを身につけているか
表現する。

 

うーん…どんなものを身につけているか表現するという点では
効果的な場面なのかもしれないけど、

果たして、上記4人の誰が興味を示すだろうか…。

しかも、ファッションショーのランウェイで、
身につけているものをあーだこーだ言う機会が、
果たして、この学習者たちにあるのだろうか…。

 

というのが先生のフィードバックでした。

その後、「◯ォーリ◯を探◯」を使うと言い出したので、
それは探し当てなきゃいけない人の特徴が1つだけだから、
まったく練習にならないよと、今週も手伝いに来てくれている19期生に言われ、

 

結局、「待ち合わせスポット」に落ち着きました。

 

 

そうね。

これなら、学習者も使う機会がありそう。

友達と待ち合わせしてる時に、

「どこですか~?」

「青い上着を着ています~」

「あ、わかりました~!」

みたいな。

 

 

帰り際に、学習者のAさんが、日本語で、

「このクラスは、すばらしい、きかいです」

と言ってくれました。

家で調べてきて、今日言おうって思ってくれてたんだと思います。

(´;ω;`)!!!

こういう瞬間が、

次の授業も頑張ろう!!

って気持ちにさせてくれますよね。

ザ・やりがい★

 

 

ところで、日本語を勉強したいという学習者は、
いったいどのような動機で始めるのでしょうか。

 

アニメ?

マンガ?

 

それが「きっかけ」の人はたくさんいます。

でも、それだけで「日本語の勉強を始めよう」と思うのは
ちょっと弱いのです。

なぜなら、アニメやマンガはその国の言葉に訳されて
放映・出版されていることが多く、
そのアニメやマンガを日本語で読もう!ということには
なりにくいからです。

 

 

オーストラリアでは、本当に様々な動機の学習者に出会います。

併設されている日本語学校の学習者の動機は、

木曜クラスの人たちのような、

・日本に旅行に行った時、日本語でコミュニケーションをとりたい
・将来、日本に留学したい
・日本の会社で働きたい
・日本人の奥さんがいるから、家族と話したい

という理由も多いです。

他には、

・小中高で勉強していたので、勉強を続けたい
・小中高の日本語の先生です(オーストラリアの日本語事情
・日本留学/ワーホリから帰ってきて、忘れないため
・語学を習得するのが趣味
・日系企業で働いている
・日本人の留学生のサポートを始めた

というのが最近の新入生でいましたね。

レアだったのは、

・たこ焼きが好きすぎて、たこ焼き屋になりたい

 

 

お、おう。。。

この学習者がいるクラスで、たこ焼きがちょいちょい取り上げられたことは
言うまでもないでしょう。

先生も急遽、「たこ焼きを食べます」の絵カードを追加したとか…。

 

これもまた、ニーズに答え、レッスンにユーモアを入れる工夫なのだとか。

 

 

 

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