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近年、Department of Home Affairs(オーストラリア移民・内務省)が発表している情報によると、特に学生ビザの却下率が上昇傾向にあります。また、就労系・スポンサー付きビザでも申請基準の厳格化が進んでおり、“却下されるケース”への注意が高まっています。
本記事では、なぜ却下が増えているのかを確認したうえで、具体的な原因、対策、そして「もし却下されたらどうするか」まで解説します。オーストラリアでの学生・就労ビザ申請を検討している方には必読の内容です。
まず、なぜ“ビザ却下件数/却下率”が増加していると言われるのか、その背景を確認しておきましょう。
オーストラリア政府が発表した「移民戦略(Migration Strategy)」などを受け、学生ビザの「真の学生なのか(Genuine Student/Genuine Temporary Entrant)」「英語能力」「滞在・卒業後の意図」などの審査が厳格化しています。
学生数の急増、住宅や雇用・インフラへの影響などもあり、政府・教育機関ともに「質」を重視する方向にシフトしています。
就労・スポンサー付きビザについても、雇用者(スポンサー企業)の適格性/ポジションの真実性/賃金基準など、以前より細かくチェックされるようになっています。
書類の不備・誤り・矛盾があると、審査官の疑念を招きやすく、却下リスクが高まるという報告が多数。
以上を踏まると、以前より“審査の目”が厳しくなっており、申請側としても従来のような手抜きでは通りづらくなっていると言えます。
学生ビザにおいて、却下されやすい典型的な原因と、申請時にできる対策を整理します。
真に学ぶ意思(Genuine Student/Genuine Temporary Entrent)を疑われるケース
申請書類やエッセイ(意向書:GTEステートメント)が「なぜこのコースか」「なぜこの学校か」「卒業後どうするか」が明確でない。
学習歴・職歴・将来計画との整合性が取れていない。例えば、学歴とまったく異なる分野、目的が“就労”寄りに見える場合など。
資金証明が不十分/生活費・学費を賄える証拠が不明確
銀行残高が少ない、または“持続的に保有”していない。
必要書類の不備・矛盾・誤り
証明書・成績表・就業歴証明などが不完全、または真偽が疑われる。
学校・コース・機関が “高リスク機関(higher‑risk provider)” に分類されていたり、過去の学生ビザ拒否率が高い
政府が教育機関を「リスクレベル」で評価しており、レベル2・3の機関では審査が厳しくなっている。
GSステートメントを丁寧に作成する:なぜその学校・コースを選ぶのか、自国で同じことができないのか、卒業後どういうキャリアを目指すのかを論理的に説明する。プロにお任せするのが無難です。
資金証明を早めに準備/銀行残高・資金の出所・安定性を明示する。保有期間が短い入金だけでは疑われることがあるので、可能であれば長期安定の預金証明を。
学校・コースの選定を慎重に。できれば “低〜中リスク” 機関を選ぶか、リスクのある機関を使うならなぜその学校かを明確に説明できるように。この判定はプロでないと難しいです。早めに相談することをおすすめします。
書類の整合性を徹底する。申請内容、証明書、履歴書、パスポート、保険加入などに矛盾や誤りがないか、第三者チェックも有効です。
次に、就労系・スポンサー付きビザで多い却下原因およびその対策です。特に、雇用主(スポンサー企業)側との協力も重要です。
スポンサー企業またはポジションの「真実性(genuine position)」が疑われる
企業がなぜこのポジションを作ったのか、既存従業員で賄えないのか、業務内容・規模と合っているかを厳しく見られます。
小規模企業が高額給与ポジションを設定しているなど疑義を招くケースも。
年間市場給与率(AMSR: Australian Market Salary Rate)・賃金基準が守られていない
海外労働者を雇うには、オーストラリア人・永住者に対する賃金水準に準じているかが求められます。これを満たしていないと却下の要因になります。
労働市場テスト(Labour Market Testing, LMT)が適切に実施されていない
ポジションが海外労働者向けに「作られた」ものではないかを確認するため、雇用主は一定期間求人広告を出す必要があります。これが不適切・不十分だと却下されることがあります。
応募者(被雇用者)のスキル・経験・資格がポジションと合っていない/職業分類(ANZSCOコード)とのずれ
申請者が認定資格を持っていなかったり、職歴が不明瞭・関連性が薄いと却下となるリスクがあります。
スポンサー企業の財務力・管理体制・過去実績に疑義
企業側が適切に運営されているか、スポンサー義務を守ってきたか、過去に違反がないかなども確認対象です。
スポンサー企業との準備を入念に行う:雇用主側が「なぜこのポジションが必要か」「なぜ海外から人材を取るか」を文書・組織図・財務資料等で裏付けること。
書類の矛盾・曖昧さをなくす:企業の資料と申請者の資料とで齟齬があると疑われやすい。
必要であれば専門の移民エージェント/法律家に相談:特にスポンサー付きビザは申請手続きが多岐かつ複雑なので、専門家を利用する価値があります。
申請後に却下通知を受け取ってしまった場合、落ち込んでしまうかもしれません。しかし、対応策・選択肢を知っておくことで「次の一手」が見えてきます。
まずビザが却下されると、移民局から「Refusal Letter」が届きます。このletterが届いてから、もしこの内容に対して異議申し立て(ART/AAT 申請)を行うと決めた場合は28日以内に申請を行う必要があります。もし、この申請を行わない場合は、35日以内に日本へ帰国する必要がございます。ですので、レターを受け取った場合、すぐ当社へご連絡していただき、申請するのかしないのかや今後のプロセスについて話し合っていきましょう。
ビザ申請却下は移民法のもと決定されます。ですので、この異議申し立て(ART/AAT 申請)は同じように法をもとにして申請や書類の準備を進める必要がございます。この場合、移民法を熟知している移民弁護士にお願いすることで申請を安全に進めることができます。当社には全てのビザタイプの異議申し立て(ART/AAT 申請)に関する経験がある移民弁護士が在籍しています。まずはお気軽にQSeamの公式LINEからご相談ください。
現在オーストラリアでのビザ申請は申請時にこれまで以上に丁寧かつ慎重な準備が求められます。
学生ビザにおいては、「なぜオーストラリアで学ぶのか」という動機や目的の明確さ、十分な資金の有無、そして選択した学校やコースが自身の経歴や将来の計画に照らして妥当であるかが重要なポイントとなります。
一方、就労ビザやスポンサー付きビザでは、スポンサー企業やそのポジションの真実性、給与水準が適切であるか、オーストラリア人労働者の雇用にどのような影響があるか、そして申請者がその職に適したスキルや経験を有しているかなどが厳しく審査されます。
万が一ビザが却下された場合でも、原因を正確に分析し、必要な改善を行うことで再申請や上訴を検討することが可能です。落ち込まずに、次のステップに向けた行動を冷静に進めましょう。
特に就労系ビザの申請は書類や手続きが複雑になりやすいため、専門の移民エージェントや法律の専門家に相談することも、成功率を高めるうえで非常に有効です。
ビザの申請プロセスは複雑です。当社の経験豊富な移民弁護士はこれらのビザに関連する判例、政策、法律を熟知しています。ビザ取得まであなたをサポートします。
・経験豊富なプロフェッショナルチームが在籍
熱意を持った留学とビザの専門家が一人一人に最適な申請プロセスをご提案します。
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あなたの目標に合わせたオーダーメイドプランをもとに手続きをサポートします。
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常に申請の進捗情報を提供し、審査の経路についてわかりやすく説明します。
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QSeamは留学とビザを専門としているエージェンシーです。QSeamの強みは政府公認の移民弁護士が在籍しているため、学校に通う留学だけでなく、ビザの申請・延長・永住権の取得まであなたのオーストラリアでのキャリアジャーニーを最後まで全力でサポートします!
Q:現在オーストラリアに滞在しています。今保有しているビザの有効期限が切れるどのくらい前から準備をしたらいいですか?
A:ビザのタイプによってはビザ申請時に英語力の証明が求められるものがございます。遅くても3ヶ月前にはビザ申請の書類を準備し始めることをお勧めしております。
Q:オフィスに行かずに、オンラインで手続きは可能でしょうか?
A:QSeamでは、すべての手続きがオンラインで完結できます。現地スタッフが、留学相談から複雑なビザ申請まで、EメールやLINE、お電話、オンラインミーティングを通じて対応しています。必要な情報についてはこちらから質問させていただきますので、それにお答えいただくだけで大丈夫です。安心してお任せください。
Q:他の留学エージェントとの違いはなんですか?
A:QSeamの強みは移民弁護士が在籍していることです。ですので、留学のサポート以外にもビザの申請や永住権取得のサポートも弊社で全て行うことができます。QSeamはあなたのオーストラリアでの夢実現にむけて最後まで一緒です。
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