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海外留学事情その2

昨日は日本の海外留学生の数についてお話ししました。

最近のニュースで、東大が「秋入学」検討で話題になっています。これは国際化、競争力強化を図り海外から優秀な学生に来てもらうのがねらいだそうです。毎日Jp「特集ワイド」

中国や韓国からの留学生は将来良いポジションに就くために米国の大学の博士号取得を目指すのがスタンダード。それが無理ならばオーストラリアなど英語圏へ行く。韓国では日本の博士号を取っただけでは一人前とは見なされていないのが現状です。

なぜ海外の優秀層が来ないのか。理由は明確です。日本の大学院は文系、理系いずれも、米国などと比べて高レベルの専門教育を体系的に施すカリキュラムが構築されていない。特に理系では顕著です。担当教授が関心のある研究テーマを選ばざるを得なかったり、論文を執筆しても指導教授名を必ず入れねばならないなど、昔ながらの“相撲部屋”に入るようなものです。

日本人留学生が「減った」理由についても、「内向き志向」や「学年暦が違う」からではなく、単に実力不足が原因なのです。語学試験などが振るわず、中国人らとの競争に負けて入学できないだけ。過去10年の国際的な論文掲載数は中国、韓国の伸びは著しいが、日本は衰退傾向にある。まずは、受験勉強では身につかない論理的思考力など、教育水準の底上げが最優先課題でしょう。(滋賀大学長・佐和隆光さん)

また、

留学の機会があっても「不況時に留学したら就職に不利だ」と恐れて行かない。東大でさえ、海外留学する学生は、全学部生の0・4%に過ぎない。

ところが実は、内向きは企業のニーズと合わない。それは既に新卒大学生の就職率低迷に顕著で、就職できない東大生も少なくない。国内大手企業で言えば、パナソニックの内定者の約8割は外国人。母国語はもちろん日本語と英語が堪能で、プレゼンテーション能力や協調性なども高いとなれば、結果は明らか。(法政大教授・尾木直樹さん)

興味深い記事です。

Steven TOEICスタッフもシドニーの大学で、中国や韓国からの留学生に圧倒された記憶があります。大学院なので、すでに専門的知識を持っている留学生が多かったのは事実ですが、それに輪をかけて彼らの英語力は目を見張るものがありました。

アサイメント(Assignment)では常に好成績を取り、研究テーマの沿ったプレゼンテーションでもその英語能力を大いに発揮。中国や韓国ではすでに「自ら課題を発掘し解決する能力を伸ばす方向」(法政大教授・尾木直樹さん)の教育改革に転換しているのを実感しました。

ネイティブ並みに英語を話すブラジルの留学生が、こういったアジアの学生には太刀打ちできなかったのは、やはりこの教育改革が功をなした結果ではないでしょうか。

最後に一言付け加えておきますが、留学生の数としては少数でしたが、当時クラスメイトだった日本人留学生4人も全員優秀でしたよ。ニコニコ


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