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【現地レポ】本田圭佑がPK奪取からの決勝点!MVが2位に浮上

11月25日(日)、シドニーのジュビリー・スタジアムで、オーストラリアサッカー「A-League」のシドニーFCとメルボルン・ビクトリーの試合が開催された。

今回は、メルボルン・ビクトリーに今季より在籍する本田圭佑がシドニーでのデビュー戦ということもあり、現地での注目度はかなり高く、多くのシドニー在住の日本人も応援に駆けつけた。

当日の動員数は会場のキャパシティーに達する19,000人。試合開始前からスタジアムは熱気に包まれ、シドニーFCのチームカラーであるスカイブルー1色にスタジアムは染まるなか、歴史的なゲームを前に、現地サッカーファンからの期待を同時に感じることもできた。

本田は開幕から5試合連続のスターティングメンバーで出場。4-4-2システムの右サイドで、攻守に渡り積極的にボールに絡みながら、ゲームを組み立てていく。

試合が動いたのは前半24分。ビクトリーの10番トロイージが縦パスを送り、9番バルバルセスが相手チームのプレイヤー3人を引きつけパスをスルー、そのボールをスウェーデン出身の11番トイボネンが左足でゴール右に流し込みビクトリーが先制点を奪った。

前半35分には、シドニーFCも9番フォンドレがPKからゴールを決め、ゲームは振り出しに。その後、両チーム一歩も譲らぬ拮抗した試合展開が続き、前半を折り返す。

後半26分、本田がペナルティーエリアでディフェンスに倒されPKを獲得。ゴール左隅にシュートをきめて貴重な勝ち越し点を奪う。その後、追加点はなく、1-2でメルボルン・ビクトリーが勝利を収めた。

試合終了後、シドニーFCのコリカ監督は、「相手チームに2点を奪われた。前半と後半でゲームを支配したと思ったので、結果は残念だが負けたことで学びを得たと思う。会場、雰囲気ともに素晴らしかった。次の試合を楽しみに、勝利をつかめるよう全力を尽くしていきたい」と答えた。

また、本田は試合後「この試合はメルボルン・ビクトリーにとっても、またシドニーFCとっても非常に重要なゲーム。この勝利はサポーターに捧げたいと思います」と述べた。

今回の試合結果により、Aリーグの順位が変動。シドニーFCが3位、メルボルン・ビクトリーが2位となった。1位は依然としてパース・グローリー。今後も白熱するオーストラリアサッカー「A-League」の試合から目が離せない。

 

文:西村 望美
写真:德田 直大

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