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日本語ガイドツアー催行!NSW州立美術館のロン・ミュエク特別展

イベント情報

日付 2025.12.06 〜 2026.04.12
料金 日本語ガイドツアー:無料/展覧会入場料:大人35ドルより(詳細は公式webサイトを確認) /チケット:18〜45ドル(オンライン販売中)
エリア Sydney
開催地 Art Gallery of New South Wales, Art Gallery Road, The Domain, Sydney NSW
ウェブサイト https://www.artgallery.nsw.gov.au/whats-on/exhibitions/ron-mueck/

Picture: Installation view of the ‘Ron Mueck: Encounter’ exhibition, featuring ‘Couple Under an Umbrella’ 2013/2015, Giverny Capital Collection © Ron Mueck, photo © Art Gallery of New South Wales, Felicity Jenkins

ロン・ミュエク、国内最大規模の展覧会「Ron Mueck: Encounter 〜邂逅〜」が、シドニーのNSW州立美術館で、昨年末から2026年4月12日(日)まで開催中!

それに伴い、2月22日(日)から3月29日(日)までの毎週日曜日は、無料の日本語ガイドツアーも催行されます。人気のガイドツアーでは、展覧会を巡りながら日本語で見どころを紹介してもらえます。

NSW州立美術館への入場と日本語ガイドツアーは無料ですが、特別展を観るには別途有料チケットが必要です。同展覧会のチケットを事前にご用意いただいて、来館当日に日本語ガイドツアーをぜひお楽しみください。

【有料展覧会】Ron Mueck : Encounter (ロン・ミュエク〜邂逅〜) 展

驚くほど精密で写実的な彫刻で知られるオーストラリア出身のアーティスト、ロン・ミュエクの、シドニーで10年以上ぶりとなる大規模個展「 Ron Mueck : Encounter〜邂逅〜」が、現在開催中です。

1958年メルボルン生まれ、現在イギリス在住のミュエクは、人間の存在や感情の限界を探る作品群によって、1990年代後半以降、具象彫刻の概念を刷新して来ました。本展ではミュエクが制作した全作品の約3分の1が一堂に会し、その多くがオーストラリア初公開となります。

世界各国の美術館や個人コレクションから集められた代表作を通じて、作家の軌跡と表現の変遷をたどることができる構成で、「傘の下のカップル」(2013年)、「買い物を持つ女」(2013年)、「暗い場所」(2018年)といった人気作も展示され、日常の一瞬に潜む人間の孤独やつながりといった普遍的なテーマを浮かび上がらせます。

映画やテレビ業界でキャリアをスタートさせたミュエクは、1990年代半ばに現代美術の世界に転身。父親を実物の半分のサイズで表現した「死んだ父」(1996–97年)が高く評価され、ロンドンのロイヤル・アカデミーで開催された「センセーション:ヤング・ブリティッシュ・アーティスト」(1997年)展で国際的な注目を集めました。その後30年以上にわたり、彼は日常の中に潜む深い感情を、圧倒的なリアリズムで表現し続けています。

制作プロセスはデッサンに始まり、粘土造形、鋳造、近年ではデジタル3Dモデリングも駆使しています。最終的には手作業で肌や毛髪の一本一本まで丹念に仕上げています。30年以上のキャリアの中で制作された作品は50点に満たないのですが、その希少性が一層の完成度と存在感を際立たせています。

本展のハイライトは、シドニーのために特別制作された新作「Havoc(ハヴォック)」。巨大な犬の群れの闘い寸前の緊迫した場面を現した没入型の彫刻群です。圧倒的なスケールと不穏な空気感で観る者を包み込み、人間の本能や社会の不安定さを象徴し、タイトルが示す通り、現代に漂う不安や混沌を鋭く映し出しています。

ミュエクの作品は、パリのカルティエ現代美術財団(2023年)、オランダのフォールリンデン美術館(2024年)、韓国・ソウル国立現代美術館(2025年)など世界各地で展示され、いずれも記録的な来場者数を記しました。シドニー限定の本展は、彼の創作の集大成であり、圧倒的なリアリズムと深い人間洞察によって、観る者に「生きるとは何か」を問いかけるロン・ミュエクの新たな方向性を示す節目の展覧会といえるでしょう。

また、会場内ではQRコードで日本語音声ガイドがご利用いただけます。

日本語ガイドツアーでは、日本語による解説で展覧会の作品を、より身近に感じられます。

【Ron Mueck : Encounter (ロン・ミュエク〜邂逅〜) 展】
開催期間:開催中〜2026年4月12日
展示エリア:Naala Badu(北新館)地下2階
展覧会入場料:大人35ドルより(詳細は公式webサイトを確認)
チケット:18〜45ドル(オンライン販売中)
※混雑が予想されるので、入場券の購入はお早めに。
※会場内ではQRコードで日本語音声ガイドがご利用いただけます。

【無料日本語ガイドツアー】
開催日:2月22日から3月29日までの毎日曜日
ツアー時間:午前11時より約1時間
料金:無料
参加方法:入場券要、予約不要
集合場所:北新館地下2階 展覧会入り口

詳しくはこちら

【常設展】無料日本語ガイドツアー

また、NSW州立美術館では、無料の常設展をめぐる日本語ツアーも催行されています。

彫刻、絵画から写真やインスタレーション・アートまで、オーストラリア国内および海外からの美術作品が展示されているNSW州立美術館。オーストラリアの歴史が垣間見えるコレクションが収められたグランド・コートをはじめ、北館(新館)開設と南館(本館)リニューアルを経て、美術品の展示スペースはほぼ倍になり、連日多くの来場者を迎えています。

創設150周年を記念し、美術館の大々的な開発プロジェクト「シドニー・モダン・プロジェクト」の一環としてオープンした新館は、日本の建築家ユニット、妹島和世氏と西沢立衛氏を代表とするSANAAが建築設計デザインを手掛けました。オーストラリア・グリーン・ビルディング協会からグリーンスター6つ星を獲得した国内初の公共美術館で、環境にやさしい建物となっています。

第二次世界大戦中、海軍艦隊に燃料を供給するために建てられ、何十年もの間そのままになっていたタンク・ギャラリーも、壮大なアートスペースへと生まれ変わりました。音響も良く、スケールのあるインスタレーションの展示も可能なユニークなスペースです。

さらに現在、タンク・ギャラリーでは、来場者が体験し参加できる大規模なインスタレーション・プロジェクトが展開されており、見どころの一つとなっています。8月23日まで開催中の、マイク・ヒューソンによる「The Key’s Under the Mat」展では、砂場や滑り台、ブランコに加え、サウナやBBQ設備も備えられており、ご家族連れでも楽しめるユニークな展覧会です。

オーストラリアのアートを日本語のガイドで巡れるツアーは貴重なので、訪ねてみてはいかがでしょうか?

【Naala Nura(ナーラ・ヌラ 南本館)常設展ツアー】
開始時間:毎週金曜日 11:00
ツアー時間:約45分
料金:無料
参加方法:予約不要。美術館のウェブサイトをご確認の上ご参加ください。
集合場所:Naala Nura(ナーラ・ヌラ 南本館)インフォメーションデスク付近

【Naala Badu(ナーラ・バドゥ 北新館)常設展ツアー】
開始時間:毎週日曜日 13:00
ツアー時間:約45分
料金:無料
参加方法:予約不要。美術館のウェブサイトをご確認の上ご参加ください。
集合場所:Naala Badu(ナーラ・バドゥ 北新館)エントランス・パビリオンに集合

※直前に変更される場合もあるので、美術館のウェブサイトをご確認の上ご参加ください。皆さまのご来館をお待ちしています。

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