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オーストラリアで作った銀行口座を解約・維持する手続き【帰国前にやること】

ワーキングホリデーや留学生、駐在員の方も、在住者ならほぼ全員が持っている銀行口座。日本帰国後に問題が起きないように、銀行口座の解約、もしくは口座を維持するための手続きは忘れずに行いましょう。

解約手続きを行わないと、口座手数料が毎月引かれ続け、さらに一定期間を過ぎると自動的に口座が解約されてしまいます。この場合、オーストラリア金融機関からの信用が下がってしまい、以後オーストラリアの金融機関で口座開設を含む取引を行う際に、さまざまな制限がかかります。口座解約は支店で簡単にできますが、いったん帰国してしまうと手続きに大変な手間がかかってしまうので、帰国直前に慌てることのないよう、計画的に手続きをしたいところです。

また、銀行によって口座解約・維持のやり方が異なる場合もあるので、詳細は直接銀行に確認しましょう。それでは、具体的な手続き方法をみていきましょう。

 

1. 銀行口座を解約する場合

口座解約の際は、ビザの種類に関わらずパスポートとキャッシュカードが必要です。口座に残高がある場合は、その場で現金にて受け取りが可能です。

注意が必要なのは、解約前にVisaまたはMasterのロゴ(銀行によって異なる)付帯のデビットカードでオンラインやスーパーマーケットでの買い物、飛行機やホテルの予約をしているケース。決済されるまで口座の解約ができなくなってしまいます。決済には数日かかるので、帰国日の少なくとも1週間前にはデビット機能の利用は止め、口座の解約は余裕をもって日本に戻る3~4日前までに行うようにしましょう。(ATMでの現金引出しは口座解約当日も利用可能です。)

 

2. 銀行口座を維持する場合

口座を解約せずに帰国する際にも手続きは必須です。住所を更新し、居住者から非居住者へ登録情報を変更します。

住所は支店もしくはインターネットで、日本の住所に更新しておきましょう。もし忘れてしまうと、登録されているオーストラリアの住所に郵送物が届いてしまいます。

非居住者への登録変更は支店にて行います。変更すると銀行が非居住者に課せられる税金(10%)を徴収してくれるので、帰国後に自分で税金の手続きをする必要がなくなります。

もし居住者のまま帰国してしまうと、利息がオーストラリア国内での収入とみなされ、金額によってはタックスリターンの必要が生じ、怠るとオーストラリア国税局(ATO)よりペナルティが課せられる場合があります。運用目的で口座維持を検討している場合は、担当の行員と相談し、よく理解した上で行いましょう。特に運用計画がない方は、口座を維持せず解約した方が無難です。

 

3. もしも口座を解約しないで帰国してしまった場合

何かしらの理由で口座の解約をせずに帰国してしまった場合、日本から解約手続きをする必要があります。その場合は、自分で口座解約や日本への送金などの手続きを現地カスタマーサービスに電話で依頼しますが、いくつか注意点があります。

・本人確認のため、口座開設時に設定したパスワードを問われます。パスワードが答えられないと手続きがかなり複雑になります。

・送金先の銀行口座の詳細を用意します。(例;英語の銀行名称、支店名、支店住所、支店番号、口座番号など)

・日本支店では口座解約の手配や問い合わせ対応は行っていません。

・口座名義人以外の代理人を手配することができません。

すべて英語でのやり取りになるので、英語力に自信のない方には大変な作業です。帰国前の解約を忘れずに行うようにしましょう。

 

 よくある質問

Q. 解約は、口座を開設した支店でなければできない?

A. 他の支店でも解約手続きは可能です。

 

Q. 解約時の身分証明書としてオーストラリアで取得した運転免許証は使える?

A. 使えますが、パスポートとキャッシュカードの2点の持参をオススメします。なお日本で取得した海外運転免許証は利用できません。

 

Q. 給料の振込日やタックスリターンの返還、家賃ボンドの返金が帰国後になる場合はどうすればいい?

A. 口座を解約せずに帰国し、入金確認後に電話で現地カスタマーサービスにすべての手続きを依頼します。もしくは現金・小切手で帰国前に受け取れるよう雇用主・会計士、家主(不動産店)に交渉してみてください。

 

Q. 更新の際に新しいカードを日本に送ってもらうことはできる?

A. できます。ただし、カードの有効期限が切れても自動的には海外へ送付されないので、現地カスタマーサービスへ電話し、海外住所へ送付するよう依頼してください。

 

Q. いったん帰国して再度オーストラリアに戻る予定なのですが、その場合も口座は解約すべき?

A. 日本帰国後に状況が変わり、オーストラリアに戻れなくなることもあるので、解約しておくことをオススメします。面倒ですが、口座の解約も開設もさほど時間はかからないので、いったん解約し、再度オーストラリアに来た際に新たに開設するのが安心です。

 

※あくまで一般的な情報になりますので、詳細は口座開設した銀行で確認してみましょう。

 

 

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