1年半前にCrows Nestに店舗拡大につき移転してリニューアルオープンを果たした

モダンジャパニーズレストラン「WAQU」

日本のエッセンスをうまく取り入れながらローカルにも日本人にも好評なWAQUを取材してきました。

実はリニューアル後、初めて足を運んだＭ。評判通り、いや、それ以上のレベルの高さに、もっと早く訪れていたら…と反省。

ランチ・ディナー共にコースのみのメニュー設定。年に4回、季節に合ったメニュー編成が行われています。本日いただいたコースの夏メニューは2月末まで。ぜひ月末までに足を運んでみてください！！！！

まず1品目はアミューズ４種盛り。

スパイシーソフトシェルクラブのタコス

揚げたソフトシェルクラブって結構油っぽいんですよね。そこで挟むトルティーヤは揚げず、中身ももやしナムルときゅうりというあっさりテイストに。

冷製ポテトスープとトマトエッセンスのジュレ

ポテトの甘さとあっさりとしたトマトのジェリーが夏の食卓を爽やかに演出。

鴨のオレンジ煮と大根の串

水々しい柔らかい風呂吹き大根とダックという組み合わせに、さらに意外な素材・チェリーが刺さった一品。

アスパラとにんじんのショートケーキ

これはデザート？と間違えそうな一品。甘さ控えめなアスパラのスポンジケーキにニンジンのクリームとアクセントはこんがり焼いた生ハムがポイント。

パリっと、つるっと、ちゅるっと、ふわっと、カリッと…、この様々なテクスチャーが一皿で楽しめる、Ｍが「ザ・創作和食」と絶賛した一品。

牛たたきカルパッチョ、ガーリック間歌論スティックとポン酢のヌーべ

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キスのグリル、諸味噌ディップ、ズッキーニフラワーの天麩羅

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そして、今日私が選んだのがこちら。

パラダイス海老、甲イカ、鶏の香味揚げのサプライズな組み合わせ

一見洋風っぽい仕上がりですが、日本風の唐揚げだったり、とろろ昆布が添えてあったりと和のエッセンスを十二分に取り入れた一品。

4コース目の主菜も以下の3種から選択できます。

仔羊のやわらかロースト、山椒ソース、タプナードのフォーム、田楽茄子のピューレ

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黒豚サーロインの低温調理、ブラックビーンズとマンゴーのディップ

そして写真のお料理はこちら、

鯛の天火焼き、小蛸、プラムサルサソース、タマリンドとパパイヤのピューレ

鯛の下に隠れている蛸の下にはワカメが隠れた、磯風味たっぷりな一品。

最後のデザートも和と洋のコラボレーションが繊細に表現された一品。

蜂蜜とアールグレー茶風味のパンナコッタ、抹茶ジェラート、小豆のエスプーマ

日本人の口に合う甘さ控えめで量もコースの最後にちょうどいい小さめなポーション。

ハットを持つフレンチレストランやＭも大好きな某お寿司屋さんなど、和洋両方の経験を積んだ若干32歳のヘッドシェフが創り上げる料理の一品一品から感じとれる、彼の「密かな自信」は将来に大いな期待が持てます。

この5コースで＄55というお値段も嬉しい。

ローカルの舌にも日本人の舌にも合うバランスの取れたモダンジャパニーズ「WAQU」。

これからメニューが変わる度に伺おうかと思います。