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Migration Amendment (Visa Capping) Bill 2010 その2

Migration Amendment (Visa Capping) Bill 2010に関する追加コメントです。

1.  5月31日に行われたDIAC主催の説明会においてDIAC側から「新法案が現在審議されてはいるものの、既申請分については『2007年9月以前の申請者に対するビザ発給数の制限』以外、当面特別な制限は検討していない」という発言がありました。 但し「当面」というのがどのくらいの期間を意味するのが曖昧であり、かつ当面使用を考えていないのであれば何故急いでこの法案を通そうとしているのかという疑問は残ります。

2. 2010年中に選挙が行われた場合政権が変われば、担当大臣も交代することになるため、この法案が成立したとしても、特定のグループに属する申請者に限ってビザ発給数を制限する権限が行使されるとは限らないということになります。しかし見方によれば、そのために現在急いで法案を通そうとしているのではないかと解釈することもできます。

3. GSM ビザの結果待ちをしている申請者約147,000のうちOnshore GSMの申請者は40,000程度の様です。 仮に特定の職種をノミネートしたOFFSHORE GSM ビザ既申請分だけでも、「申請が行われなかった」との扱いで取り除いてしまえば、未決分、及び特定職種ノミネート分の申請をある程度減じることができるため、ONSHORE既申請分は影響を受けない可能性もあるということになります。

(2010年6月2日 記) 

高畠英明
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