未分類

スタジオジブリの世界 in オーストラリア。Googleストリートビューで再確認!

「ジブリワールドの多くはオーストラリアに存在している」

こんな噂を耳にしたことはないだろうか?しかし夢を壊すようで申し訳ないが、これはあくまで噂である。

スタジオジブリ側はホームページ上において「オーストラリアにジブリワールドのモデルは存在しない」とはっきり説明している。

スタジオジブリ「いつものジブリ日誌」 2002年12月10の日記より抜粋

さ て、本日はある噂話について。いつ頃からか知りませんが、ジブリ作品のモデルとなった場所がオーストラリアの至る所にある、という話が一部で広まっている ようです。そういうことは特に無いのですが、単なる噂ではなく事実として受け止めている人もいるらしく、ごくたまに問い合わせがあったりしま す。

なぜこういう話が広まったかは不明ですが、これまで私が聞いた話から想像するに、発端は「風の谷」だったようです。

オー ストラリアの某所には、本当に「風の谷」という名前(もちろん英語でしょう)の場所があるらしい。で、現地を訪ねた「ナウシカ」を知る人が 「ここはもしかしたらナウシカに出てくる風の谷のモデルかもねー」というような話を誰かにしたところ、いつの間にか「モデルかもねー」が「モデルらし い」、しまいには「モデルだ」という風に変化してしまった。で、「ナウシカ」があるなら他の作品もあるのではということで、モデルとされる場所が次々に“ 推定”され、“推定”が“断定”化されていった、と。

ジブリ作品でも、ものによっては実在の場所をモデルにしたり参考にしたりしているケースが勿論ありますが、少なくとも、オーストラリアについてはそういう場所は存在しません。にもかかわらず、こういう話がある程度広まるというのは、ほんと、噂とは妙なものですね。

これをオーストラリアに来てから知った私は、とてもがっかりしたものだ。。。

※ちなみにこの日誌が書かれた2002年前後のジブリ劇場作品は、01年「千と千尋の神隠し」、02年7月「猫の恩返し」、2004年「ハウルの動く城」である。

※したがって、02年以降の作品である"猫の恩返し(02)"、"ハウルの動く城(04)"、"ゲド戦記(06)"、"崖の上のポニョ(08)"については不明。

 


だがしかし、6年前に公式に否定されても根強く残るジブリのモデル説

mixi(ソーシャルネットワークサービス)ではコミュニティが存在し、現地では”ジブリツアー”なるものが催行される始末。ラウンド中に立ち寄るポイントとして、「ジブリのモデルとなった場所」を候補に入れる方は現在でも多い。

ナウシカ、、ラピュタ、、本当はモデルの場所じゃない。残念だがそれは分かっている。

しかし単なる噂が真実を超えて一人歩きした珍しい例だと思う。「どちらでもいい、とにかく行ってみたい」そんな心境なのかもしれない。それだけジブリのファンは多いのだ。

ここまで根強い噂なら、逆に本当に似ているのか自分の目で確かめたくなるのも人情というもの。

そこで今回はオーストラリアで噂となった場所をまとめて紹介、グーグルストリートビューで確認してもらいたいと思う。

地図はページ下に表示されています

 

▽地図エリア10

噂の発端!”風の谷のナウシカ” より

「風の谷 "Valley of the winds"」

(ナウシカの住む風の谷)
ノーザンテリトリー州、エアーズロックにあるウルルカタジュタ国立公園内のオルガス。
上記したジブリ日誌で指摘されているように、ジブリワールドがオーストラリアにあるという噂の原因でもある。
 
オルガスとは36個の奇岩郡のことを指し、作品中の王蟲(オーム)のモデルではないかとも言われている。この36個のうち4つの大きな岩に名前があり、マウント・オルガ、マウント・ギー、マウント・ウルパ、リル・ウォールと呼ばれている。マウント・ギーとマウント・ウルパの間には「Valley of the winds(バレーオブザウインズ)」と、まさしく風の谷と名付けられたところがある。

 

魔女の宅急便より
「キキが下宿したパン屋さん」
 
タスマニア州のRoss(ロス)にあるRoss Bakery Inn(ロス・ベーカリー・イン)。

ロスは歴史的な街並みが残る地域であり、このパン屋さんも150年 の歴史を持つ。また、この店のパン釜はタスマニアで最も古く、オーストラリアでも最古級のアンティークといわれている。この店では実際にキキの部屋と呼ば れる屋根裏部屋があり宿泊可能だが、ホームページでは公開されていないので直接問い合わせが必要。さらに、近くにあるロス・ブリッジはオーストラリアで3番目に古い橋としても有名。

 
■参考データ
 
■詳細データ 

Ross Bakery Inn & Ross Village Bakery

WEB:http://www.rossbakery.com.au/

住所:15 Church Street, Ross, Tasmania, 7209

Phone: (03) 6381 5246,  International Phone +61(3)6381 5246

Fax: (03) 6381 5360 International Fax +61(3)6381 5360

E-Mail: rossbakery@vision.net.au

 

▽地図エリア2

魔女の宅急便より

「物語始め出てくる時計台」

 

メルボルンにあるFlinders Street Station(フリンダース・ストリート駅)。
冒頭の雨の中のシーンで、キキが飛び乗る列車はシドニーとパースを結ぶ、インディアン・パシフィック号だといわれ、到着した街のデザインはメルボルンに似ている。メルボルンではキキがひかれそうになったトラムも走っている。

 

▽地図エリア3

魔女の宅急便より

「物語最後で気球船がぶつかる時計台」
 
アデレードにある中央郵便局
メインストリートから北に向かう途中にある、ひときわ目立つ石造りの古い時計台。
(ブリスベンの時計台も似ている。)

 

▽(地図なし)

もののけ姫より

山犬たちの住む場所

 
ジブリ公認で屋久島が物語の主人公サンが住む原生林のモデルといわれている一方、Grampians National Park(グランピアン国立公園)にあるThe Balconies(ザ・バルコニー)と呼ばれる岩が、山犬たちの住む場所ではないかともいわれている。
 
▽地図エリア4

乙事主(おっとこぬし)のモデル

(これはさすがに強引すぎる気が。。。)

 
さらに、シドニー・ホスピタル前(シドニー中央病院)にあるブロンズのイル・ポルチェリーのというイノシシの像が乙事主(おっとこぬし)のモデルだという噂も。
この像自体にも様々な噂があり、鼻を触ると幸せになれる、良縁、キスをすると元気な赤ちゃんが生まれるなどといわれている。元は古代ローマの大理石像として 出土したものを1900年代に複製を5つ作り、世界に渡った。オリジナルはイタリアフィレンツェにある。ちなみに、日本にもレプリカか分からないが千葉、 京都、尾道にあるとされている。

 

▽地図エリア5

千と千尋の神隠しより

ラスト近く、ゆばーばの姉に会いに行く途中の水上線路

 
主人公の千尋が湯婆婆(ゆばーば)の姉に会いに行くシーンで出てくる水上線路があるとされているのがパースから車で3時間のところにある、Busselton(バッセルトン)。ここにはBusselton Jettyといわれる世界で一番長いとされる木造橋がある。現在はこの橋を歩くこともでき、先には海中展望台があり、海の中を見ることができる。

 

▽地図エリア6

天空の城ラピュタより

バズーが働いていた鉱山の町?その1

オーストラリア南部、アデレードからセスナで2時間のところにある、Coober Pedy(クパーピディ)。

年の65%が40度 以上の熱炎砂漠地帯、地下に人々が住むこの場所は物語の主人公の一人バズーが働いていた鉱山の町ではないかと言われている。

また、この地はオパール採掘 の街として有名であり、物語のキーワードとなる独特の輝きを持つ飛行石はオパールがヒントになっているのでは、とも言われている。

▽地図エリア7

バズーが働いていた鉱山の町?その2

そのほか、クイーンズランド州 の内陸にある鉱山町、Mt. Isa(マウント・アイザ)ではないかと言う噂もある。

さらに、ケアンズにあるパロネラパークは天空の城のモデルという噂もある。

 

▽地図エリア8

未来少年コナンより

「コナンの住む未来世界のモデル」

 
西オーストラリア州、Nambung National Park(ナンバン国立公園)内のThe Pinnacles Desert(ザ・ピナクルズ デザート)がコナンの住む未来世界のモデルといわれている。ここは入場料を払えば、あとは自由に車で散策できる観光スポットとして人気大。 

 

紅の豚より

「映画の世界観・舞台」

 
(イタリア・アドリア海が舞台であると謳っているのにそれはないと思うが、、、)
 
ビクトリア州沿岸に走るGreat Ocean Road(グレートオーシャンロード)。
主人公ポルコが飛び立つシーンが思わず浮かぶロンドンブリッジというアーチ型の岩やTwelve Apostles(12人の使徒)といわれる切り立った岩が並ぶ。また、「世界で最も美しくドライブが楽しめる」場所としても知られている。ポルコ行きつけのパブのモデルも近くのポートキャンベルという街にあるといわれている。

 

ざっと有名どころを御紹介してみたが、いかがだろうか? この他にもオーストラリアの様々な場所がジブリのシーンに似ているという話はよく聞く。
 
あくまで噂でしかないが宮崎駿氏がオーストラリアに何度も来ているのは事実であり、スタジオジブリの世界というより彼自身の世界観に影響を与えたこともあったかもしれない。
 
そして私たちはこのオーストラリアという土地でジブリの世界を身近に感じられることに違いはないと思う。
 
胸に残る名場面を味わいながら、ぜひオーストラリアワールドを楽しんでもらいたい。

 

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

概要・お問い合わせ

その他の記事はこちら