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平均的なオーストラリア人ってどんなの?

よく、オーストラリア人はイージーゴーイングだとか、気さくだとかいいますが、もちろんオーストラリア人にも感じの良い人から悪い人、親切な人もいれば、意地悪な人もいて、なかなか「オーストラリア人は○○だ」と決めつけるわけにはいきません。

それは、日本人はこうだ、アメリカ人はこうだ、といえないのと同じです。それでも私たちは、非常に一般化したステレオタイプなものの見方をしてしまいがちです。そのほうが簡単ですし、話が早いですから。そのうえ、「そうそう、そうだよね」と同意できる部分が少なからずあるから困ったものです。こうしてステレオタイプがますます広まっていくことになります。

「平均的なオーストラリア人って、どんなの?」などと聞かれてあなたはどう答えますか?

とりあえず統計数字に頼ってみました。

オーストラリア人の平均給与は、$68,791。

フルタイムの労働者の週平均労働時間は39.8時間。

15歳以下の子どもを持つ夫婦の子どもの数は、平均2.16人

ペットの犬を飼う家は、38%

猫を飼う家は、25%

住宅ローンを払っている家は、全体の36%で、全体の3分の1は完全に自分の所有で、残りが借家住まい。

オーストラリアの不動産の平均価格は、$450,000(中央値)。

オーストラリア人の世帯あたりの平均資産は、$839,000。(平均負債$120,000を差し引いた額)

オーストラリア人に占める海外生まれの割合は、26.8%。

例えばこんな数字を基にすると…

子どもが二人いて、犬か猫を飼い、まだ家のローンがあって、年収は6万8000ドル…となります。これが平均的なオーストラリア人?

オーストラリアの総人口は2280万人、世帯数は860万世帯です。そのうち単身世帯を除くと、カップルや子どものいる家族は640万世帯です。うち240万世帯が15歳以下の子どもを持っいてます。

となると、「15歳以下の子どもを持つ夫婦の子どもの数は、平均2.16人」とはいっても、240万世帯に限っての話です。

平均給与も、大金持ちから低所得者までの給与総額を労働者数で割っただけなので、格差が広がっている昨今、平均金額はかなり上にスライドしているのが実態です。現実の給与実感はもっともっと低いはずです。

海外生まれの26.8%も、シドニーの街を見る限り、かなりの人が海外生まれの移民じゃないかと思うほどです。これがカブラマッタやケンプシーなど移民の多い地域に行くと、白人のオーストラリア人はどこにいるの?というほどアジア系の人ばかりです。

つまり、統計数字から描き出されたオーストラリア人の平均像は、現実社会にはいないオーストラリア人ということになります。

それでも私たちは、「オーストラリア人は…」と何かにつけていってしまいますね。そろそろ自分自身も含めて、実態に即して「オーストラリア人は」といった方が良いのでは。

特にオーストラリアに移住してきた日本人は、すでにオーストラリア社会の一員なのですから、もっとエスニック社会としてのオーストラリアに溶け込んで、胸を張って「私はオーストラリア人」といってもいいのではないかと思うのです。

(水越)

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