オーストラリアの大学進学ではビジネス学部への入学を目指す留学生が多くいます。ビジネス学部の履修範囲は幅広く、経営学、経済学、起業、人事、マネージメント、会計学など世界中の企業で求められるビジネスに関するスキルを身に付けることができます。

近隣企業からビジネスシーンの第一線で活躍するビジネスパーソンを非常勤講師として招き、学生に最先端のビジネススキルを教えている大学も。シドニーには卒業後に企業の即戦力として活躍できる最高の学習環境が揃っています。

シドニーの州立大学の中でもシドニー工科大学（UTS）は、シティの中心部にメインキャンパスがあるシドニー唯一の大学。2021年度の世界大学ランキング133位と急成長を示し、創立50年以内の新大学としても世界ランキング10位内にランクイン。ビジネス学部、工学部、デザイン学部、建築学部、コンピュータサイエンス、看護・医療系なども注目されており、デザイナー志望の留学生からも人気。

今回は、シドニー工科大学（通称：UTS）のビジネス学部について、各学年の専攻や入学条件などを詳しくご紹介。将来、世界を舞台に活躍するなら、国際的なビジネスパーソンとしてのスキルをシドニー工科大学（UTS）で身につけましょう！

シドニー工科大学（UTS）ってどんな学校？

シドニー工科大学（UTS）は、1988年設立の工科大学。世界120か国以上から集まった4万人以上の学生が在籍しています。比較的若いシドニー工科大学（UTS）は、創立50年以内の新大学部門で世界ランキング10位内にランクイン。2021年度のQS世界大学ランキングも133位と近年急成長中。

シドニーのセントラル駅から徒歩約5分、シティの中心部にメインキャンパスがあるシドニー唯一の大学として、利便性の良い生活はもちろん、シドニーでのアルバイトやインターンシップを考えている留学生にとって仕事探しにも好立地。メインキャンパスは、カナダ出身の著名な建築家フランク・ゲーリー氏が手掛けており、見た目がユニーク。オペラハウスやハーバーブリッジと並ぶシドニーのアイコニックです。

定評のあるビジネス学部のみならず、建築学や工学部、看護・医療系のプログラム、コミュニケーション、コンピュータサイエンスはオーストラリアトップクラスの評価を得ています。オーストラリア工科大学ネットワークに加盟する大学の一つでもあり、オーストラリアの他州の工科大学と提携してオーストラリア国内の工業系発展に尽力しています。

特筆すべきは、シドニー工科大学（UTS）で教鞭をとる講師のほとんどが、業界の第一線で活躍していたプロフェッショナルということ。国際企業の現役ビジネスパーソンが学生を指導したり、授業の一環として「Microsoft」など世界的に有名な企業からゲストスピーカーを招いて講演を開いたり、企業と学生との交流の場を設けることも。国際的な大企業「Google」「IKEA」「Westfield」「Riedel」などとの産学協同プロジェクトも盛んで、最先端のビジネスを学べる大学としては最高の環境の一つです。「Apple」共同創業者の一人であるスティーブ・ウォズニアック氏もシドニー工科大学（UTS）非常勤教授して教壇に立ち、ロボット工学や人工知能の分野を指導しています。

どの学部も、シドニー工科大学（UTS）卒業後に即戦力として使えるスキル習得重視のカリキュラムが組まれた授業を進め、卒業後の雇用率で高い評価を受けているのも大きな特徴。そのため、留学生だけでなく地元オーストラリアの学生も数多く進学します。

上記のような「主要企業との共同研究実績」に加えて「雇用者の評価」「卒業生の活躍」「企業などの学内採用活動」「卒業生の就職率」の5つの評価項目を基にした「QS Graduate Employability（雇用可能性）」世界ランキング2020年度に69位、オーストラリア国内では7位にランクインしていることからも、オーストラリア国内外の雇用面で非常に高い評価を得ていることが伺えます。

シドニー工科大学（UTS）のビジネス学部

ビジネス業界と強い繋がりを誇るシドニー工科大学（UTS）ならではの、ビジネス業界の声を基に作られたのがビジネス学部「Bachelor of Business」。

シドニー工科大学（UTS）はシドニー市内中心にキャンパスを構えているため、オーストラリアのクリエイティブ企業、スタートアップ企業、テクノロジー産業企業など国際的にも名の知れた大手企業に囲まれています。そうした現役ビジネスパーソンとミートアップできるイベントも定期的に催されるなど、都市型キャンパスならではのアドバンテージを生かし、企業の即戦力となるスキル習得のためのカリキュラムが組まれているのも大きな特徴。

ビジネス学部は3年間で合計24科目を学習し、ビジネスに関する最先端の知識を、ビジネス業界の経験に基づいたケーススタディや良質な企業とのインターンシップを通じて身につけていきます。

• ビジネス学部の学習期間：3年間
• ビジネス学部の入学時期：2月と7月
• ビジネス学部の学費：38,064ドル／年間（※2021年3月現在）

ビジネス学部1年次（必修8科目）

ビジネス学部1年目は、8科目の必修科目をじっくりと学びます。

1. Accounting for Business Decisions A（経営判断のための会計A）
2. Accounting for Business Decisions B（経営判断のための会計B）
3. Managing People and Organisations（人と組織の管理）
4. Marketing Foundations（マーケティングの基礎）
5. Economics for Business（ビジネスのための経済学）
6. Fundamentals of Business Finance（ビジネスファイナンスの基礎）
7. Business Statistics（ビジネス統計）
8. Integrating Business Perspectives（ビジネスの視点の統合）*

*「Integrating Business Perspectives」は、経済学、金融、会計、マーケティング、管理について知識を得ながら、各主要コンポーネントがビジネスにおいてどのように連携しているかを基礎から学んでいきます。

ビジネス学部2年次と3年次（合計24科目選択）

ビジネス学部の2年目以降は、さまざま用意された専攻から学びたい分野の教科を組み合わせ、各分野をより専門的に、卒業までに合計144単位（24科目）を履修します。

全10科目の専攻（Major）、全30科目の副専攻（Sub-Major）、より多く履修できる全4科目の追加専攻（Extended-Major）の中から、学生がカスタマイズして学ぶことができる自由度の高い選択肢がポイント。

専攻（Major）

1. Accounting（会計）
2. Economics（経済）
3. Finance（ファイナンス）
4. Human Resources Management（人事管理）
5. International Business（国際ビジネス）
6. Management（マネジメント）
7. Marketing（マーケティング）
8. Advertising and Marketing Communications（広告・マーケティング・コミュニケーション）
9. Business Law（ビジネス法）
10. Information Technology（情報技術）

副専攻（Sub-Major）

1. Accounting in Practice（会計の実務）
2. Advertising（広告宣伝）
3. Business Analytics in Marketing（マーケティングにおけるビジネスアナリティクス ）
4. Business Information Systems（ビジネス情報システム）
5. Business Innovation and Financial Management（経営革新と財務経営 ）
6. Business Law（ビジネス法）
7. Econometrics（計量経済）
8. Economics（経済）
9. Event Management（イベントマネジメント）
10. Finance（ファイナンス）
11. Financial Reporting（財務報告）
12. Financial Services（金融サービス）
13. Human Resource Management（人材管理）
14. Information Technology（情報技術）
15. International Business Studies（国際ビジネス）
16. International Management（国際経営）
17. International Studies（国際研究）
18. Language other than English（英語以外の言語）
19. Management Consulting（経営コンサルティング）
20. Management（マネジメント）
21. Marketing（マーケティング）
22. Mathematics（数学）
23. Quantitative Management（定量経営）
24. Specialist Country Studies（専門国研究）
25. Sport Management（スポーツマネジメント）
26. Statistics（統計）
27. Strategic Marketing（戦略マーケティング）
28. Sustainable Enterprise（持続可能な企業）
29. Taxation Law（税法）
30. Tourism Management（ツーリズムマネジメント）

追加専攻（Extended-Major）

1. Extended Economics（経営学）
2. Extended Finance（ファイナンス）
3. Extended Marketing（マーケティング）
4. Extended Management（マネジメント）

履修科目の組み合わせ例は、以下のように十人十色。最初の1年間にじっくりと基礎を学び、その上で自分の道を選ぶことができます。

• 必修科目（48単位）＋専攻：会計（48単位）＋副専攻：ビジネス法（48単位）＝144単位
• 必修科目（48単位）＋専攻：ファイナンス（48単位）＋副専攻：マーケティングにおけるビジネス分析（24単位）＋副専攻：経営コンサルティング（24単位）＝144単位
• 専攻：インターナショナルビジネス（48単位）＋副専攻：スポーツマネジメント（24単位）＋選択科目（24単位）＝144単位
• 必修科目（48単位）＋専攻：マネジメント（72単位）＋副専攻：ビジネスイノベーションと財務管理（24単位）＝144単位
• 必修科目（48単位）＋専攻：経済（72単位）＋選択科目（24単位）＝144単位

ビジネス学部のインターンシップ（210時間）

シドニー工科大学（UTS）は1,000以上の企業との提携を結んでいます。

上記のビジネス学部で「Economics」「Finance」「Marketing」「Management」「International Business」を専攻の学生は、選択科目として合計210時間（約30日間）のインターンシップに参加可能。各科目の授業で学んだ知識を、実際の企業で実践していくことができます。

インターンシップは大学の授業での学びを応用するだけでなく、実際の企業内におけるチームワークやコミュニケーション、時間管理、各部門での適応性、トラブル発生時の問題解決など、将来職場で必要不可欠なスキルを磨くチャンス。

インターンシップでの経験が即戦力と判断され、シドニー工科大学（UTS）卒業生の高い就職率につながっています。

シドニー工科大学（UTS）のビジネス学部の入学条件

1. IELTS 6.5（各セクション6.0）以上
2. 日本の大学1年次を修了

上記の入学条件に満たない方も、以下のシドニー工科大学附属学校からシドニー工科大学（UTS）へ進学する方法があります。

シドニー工科大学付属カレッジ（UTS College）

シドニー工科大学付属カレッジ（UTS College）は、シドニー工科大学付属の専門学校です。日本の高校卒業資格がある場合、同校のビジネス学部のディプロマコースを規定の成績で修了すると、シドニー工科大学（UTS）の2年次への進学を目指すことができます。

同校のコースを受講した90%のオーストラリア留学生がシドニー工科大学（UTS）への進学を果たしています。また、事前に同校のオンラインテストを受験して自分の入学時の英語レベルを出すことで、シドニー工科大学（UTS）への条件付き入学が可能になるまでに必要な英語の勉強期間の予測をしてもらえます。

シドニー工科大学（UTS）へ進学希望の留学生はもちろん、真剣に英語を学びたい留学生にもおすすめの語学学校です。

また、ビジネス学部のディプロマコースは毎年3月、6月、10月に開講し、入学時期は2月と7月。学費は年間33,000ドルで16カ月コースのみ41,000ドルになります。

求められるIELTSのスコアがシドニー工科大学（UTS）より低く、6.0（Writing 5.0）以上、16カ月コースの場合IELTS 5.5（各セクション 5.0）以上で入学可能。

シドニー工科大学（UTS）へ進学希望の留学生で、IELTSのスコアに自信のない方は同校からの進学も視野に入れるのがおすすめです。

9種類の奨学金

1. 申請費用100ドル免除
2. Undergraduate（UG）／Postgraduate（PG）Academic Excellence Scholarship
   初年度の授業料 UGは10,000ドル割引、PGは5,000ドル割引
3. International Undergraduate／Postgraduate Full Tuition Scholarship
   授業料の全額免除
4. UTS College to UTS Pathways Scholarship
   初年度の授業料50%割引
5. UTS Science International Undergraduate/Postgraduate Coursework Scholarship for Excellence
   授業料5,000ドル割引
6. Master of Professional Engineering Scholarship
   授業料25%割引
7. Engineering（Management／Technical） Masters Scholarship for Outstanding International Students
   初年度授業料AU$5,000割引
8. 英語プログラム特別料金（UTS Collegeのみ）
   授業料525ドル／週が最大42%割引
9. Leaders Advantage Scholarship（UTS Collegeのみ）
   7,000ドル相当の奨学金パッケージ

奨学金について詳しくはこちら

シドニー工科大学（UTS）に関する相談は「iae留学ネットワーク」へ

「iae留学ネットワーク」はシドニー工科大学（UTS）の日本正規代理店として、進学に関する相談から出願の手続きまで無料！

今回ご紹介したシドニー工科大学（UTS）のビジネス学部の最大の魅力、幅広い専攻と履修内容をカスタマイズの詳細も、気軽に相談してみましょう！

電話：(02) 9217-7719 ／0433 359 500（日本語直通）
メール : iae-sydjapan@iaeoz.net（日本語対応）
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進学前に知っておきたいオーストラリアの卒業ビザ

オーストラリアの大学へ進学するメリットとして、「3年で学士号を取得可能」「留学費用を削減できる」の二つが挙げられます。

日本の大学と異なり、オーストラリアの大学の多くは学士課程や大学卒業資格までに必要な期間が3年間と短め。他の先進国よりも早く学士号を取得することができる上、その時間を節約することでオーストラリア滞在中のコストを大幅に抑えられることになります。

そして、オーストラリアの大学で通常2年間以上の専門コースや学士号以上のコースを修了すると、「卒業生ビザ（Temporary Graduate Visa）」の申請が可能に。この卒業生ビザがあれば大学卒業後もオーストラリアに残り、勉強・研究を続けたり、仕事をして就労経験を積むこともできるようになります。

他には、「Post-Study Work stream（有効期間：2年以上）」は就学する分野に関係なく、Bachelor（学士）以上のDegree（学位）が取得可能なコースを修了している場合、申請可能な卒業ビザです。修了したプログラムにより、卒業ビザの期間が以下のように異なります。

• Bachelor Degree（学士号）：2年間
• Masters Degree（Couresework）（修士号）：2年間
• Masters Degree（Research）（修士号：研究）：3年間
• Doctor Degree (博士号）：4年間

仕事をしながらビザのスポンサーになる企業を探すなど可能性を模索できるため、将来オーストラリアで少しでも長く生活したい、就職したい、永住したいと考えている方には絶好のチャンス。地域よっては3～4年間の卒業ビザが取得できる場合もあります。

オーストラリアの学校に関することなら「iae留学ネット」へ

今回ご紹介したようなオーストラリアの大学へ進学する場合、希望する学校の入学に必要な学費や英語力、ビザの種類をきちんと把握することが大事。また、オーストラリアの大学の具体的な学費や留学の時期は、専攻するコースによって異なるので注意が必要です。

「iae留学ネット」へ詳細を問い合わせることで、オーストラリア留学に関するスムーズで的確なアドバイスを受けることができます。世界700の教育機関、1,500校の学校以上と提携するシドニーの留学エージェント「iae留学ネット」では、オーストラリアの進学に関するちょっとした相談から出願の手続きまで、すべて無料にてサポート！

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