留学先で英語が話せない人の特徴を紹介!旅先でつらい気持ちにな...
留学を目指す方には、渡航先で自分の英語が通じるか不安な方が多いでしょう。 現地で英語ができなければ学校の授業の内容を理解…
TESOLやTECSOLは、英語を第二言語として学ぶ人に対する英語教授法です。
日本の小学校で英語の授業が始まったことや世界中で移民が増えていることにより、TESOLやTECSOL取得者へのニーズが増えています。
この記事では、オーストラリア留学でTESOLやTECSOLを取得し英語教師になる方法、留学にかかる費用、求人の探し方について詳しく解説します。
英語教師を目指している方や留学中に就職に役立つ資格を身につけたい方は、ぜひ最後までお読みください。
オーストラリアの英語教師資格TESOLとは「Teaching English to Speakers of Other Languages」の頭文字をとったもので、英語を母国語としない人に英語を教える方法論のことを指します。
TESOLは何かテストを受けて取得する資格ではなく、所定のコースを修了し修了証をもらうことでTESOLの知識を身につけた人と認められます。
TESOLコースでは文法や語彙を高いレベルまで勉強するため、英語教師になりたい人はもちろん今よりさらに高い英語力を身につけたい方におすすめです。
TESOLは国際的に認知された資格のため、取得すれば世界中どこでも活躍できる人材となれます。
TESOLに似たTECSOLという資格がありますが、これは「Teaching English to Children Speakers of Other Languages」の略で、2つの違いは「Children」が入っているかどうかです。
Childrenが入っているTECSOLでは、英語を母国語としていない4〜12歳の子どもたちに英語を教えるための方法論を学びます。
TECSOLを学べるコースは6〜8週間と短くワーキングホリデーや観光ビザでも受講可能なため、ワーホリ中に仕事に直結する資格を身につけたい方におすすめです。
TESOLは以下のような項目を学び、英語講師として必要な知識を身に着けます。
TESOLでは効果的な英語4技能の教授法や言語習得論など、科学的な観点から最新の英語教授法を学びます。
一方、TECSOLの学習内容は以下の通りです。
子どもに英語を教えることを目的としているTECSOLでは、子どもに興味を持ってもらいながら英語を教える方法について詳しく学びます。
TECSOLのコースでは歌やゲーム、クラフトなどを利用し子どもと一緒に授業を作り上げていく楽しさや達成感を味わえるでしょう。
J-Shine | TECSOL | |
認定団体 | NPO小学校英語指導者認定協議会 | 各教育機関(語学学校など) |
対象 | 日本の小学生を中心とした4〜12歳の子供 | 第二言語として英語を学ぶ4〜12歳の子供 |
コース終了後、取得できる資格 | J-SHINEとTECSOL | TECSOLもしくはTEYL |
活かせる就職先 | 日本の小学校・民間の子供向け英語教室 | 日本の小学校・民間の子供向け英語教室 |
認定コースの期間 | 6〜8週間 | 3〜5週間 |
実習 | あり | なし |
入学条件 | 中級程度の英語力 | 中級程度の英語力 |
授業の言語 | 日本語と英語 | 英語 |
学ぶ内容 | 児童に英語を教えるための方法と日本の小学校英語活動に関して | 児童に英語を教えるための方法 |
J-Shineは日本の小学校で子どもに英語を教えるための資格で、日本では広く認知されています。
しかし、国外ではTECSOLの方が認知度は高く、将来海外で働きたいと考えているのであればTECSOLの取得がおすすめです。
J-Shineを取得するには講座を受講したのち実習を行いますが、TECSOLは必ず実習が行われるわけではありません。
TECSOLはコース履修後にもらえる修了証で有資格者とみなされます。
一方、J-Shineには指導経験や英語力により6つの区分があり、経験を積んで英語力を高めるとより上位の資格がもらえる仕組みになっています。
オーストラリアでTESOLやTECSOLを取得するのには、初心者からでもチャレンジできる、高い英会話スキルが身に付く、取得費用を抑えられるというメリットがあります。
英語教師というと教師としての経験が必要かと思われがちですが、TESOLやTECSOLを取得するコースは先生の経験がない完全初心者でも受講できます。
短期間でTESOLやTECSOLを取得するコースもあり取得へのハードルが低いため、初心者でも挫折せず取得を目指せるでしょう。
しかも、TESOLやTECSOLは国際的にも認められている資格なので、取得すれば英語教師として高いスキルと専門知識があることを海外でもアピールできます。
TESOLやTECSOLは基本的に英語で行われ、TESOLのコースでは最低でも120時間の英語学習が要求されます。
また、TESOLやTECSOLコースでは文法や発音を体系的に詳しく学ぶだけでなく、異文化理解や第二言語習得論も学びます。
そのため、TESOLやTECSOLの授業を受けるだけで自身の英語力や異文化に対する理解力を今以上に引き上げてくれるでしょう。
TESOLやTECSOLは数週間と短期間で取得できるのも魅力の1つです。
TESOLやTECSOLを取得するために留学した場合、学費以外に滞在費も必要です。
短期間で取得できるTESOLやTECSOLであれば、滞在費を低く抑えつつ国際的に認知度の高い資格を取得できます。
ワーキングホリデーの場合、資格取得後すぐに働き始めれば稼げる期間が長くなる可能性もあります。
TESOLやTECSOLを取得した方の多くは、以下のような進路を取ります。
日本では2020年より小学3年生からの外国語活動として、5・6年からは必修教科として英語が加わったため英語教師の需要が高まっています。
同じく小学校の英語必修化に伴い、子ども向け英会話教室やインターナショナルスクール、英語を使う学童保育の数は年々増えています。
TESOLやTECSOLを取得すれば、就職の際に大きなアピールポイントとなるでしょう。
また、海外においても移民の多いアメリカ・イギリス・オーストラリアなどでも英語教師は重宝されます。
大学などより高度な教育機関で働くことを目指すのであれば、TESOLの学士号や修士号が取れる大学や大学院への進学も検討しましょう。
TESOLやTECSOLを取得するには、オーストラリアの語学学校へ通う、海外の大学や大学院へ通う、オンライン講座を受講するという方法があります。
オーストラリアの語学学校では、TESOLやTECSOLを学びたい方向けに数多くのコースを開講しています。
短期集中型のものや数年かけてじっくり学ぶものまでさまざまなコースがあるため、取得までの期間や費用、目指す学位に合わせてコースを選びましょう。
コースを受講する際は英語力の証明が必要になるケースもあるので、受講前に必ず確認しましょう。
より深い英語教授法の専門知識を学びたいのであれば、TESOL・TECSOLが学べる海外の大学・大学院へ通うのも良いでしょう。
ハードルは高めですが、特にTESOLの学士号や修士号は国際的に通用する学位のため、取得すれば海外で働く際の大きなアドバンテージとなります。
大学入学の際は英語の指導経験を問われることは少ないですが、大学院の場合は一定の指導経験を求められることもあるので入学前にしっかりと確認しましょう。
オンライン講座であれば、日本にいながらTESOLやTECSOLのコースを受講できます。
オンライン講座は時間の融通が利きやすいため、仕事をしている方や育児をしている方でも受講可能です。
ただ、オーストラリアでの就職を目指すのであれば留学がおすすめです。
留学であれば学びながら就職先を探したり、クラスメイトと情報交換したりできるため、現地就職の可能性が広がるでしょう。
TESOLコースを受講する際は、高い英語力を求められるケースが多く誰でも受講できるわけではありません。
英語力の目安は語学学校やTAFEであればIELTS5.5程度、大学であればIELTS6.5程度です。
語学学校やTAFEの場合、この基準に満たない方でも特定のコースを受講すれば入学が認められるケースがあります。
語学学校やTAFE、大学への進学を希望される方は、自分の英語力を客観的に確かめた上で「自力で英語力を高めるか」「特定のコースを受講するか」を検討しましょう。
ここでは、TESOLやTECSOLの資格取得を目指せるオーストラリアのおすすめの語学学校を紹介します。
キャンパス | シドニー・ボンダイ・ダーウィン・メルボルン・ゴールドコースト・バイロンベイ・アデレード |
該当コース名 | Certificate IV in TESOL |
受講条件 | 18歳以上 Upper Intermediate以上 FCE, IETLTS 5.5 以上 |
受講期間 | 8週間 |
レッスン時間 | ・理論クラス(1-4週目)8:15am~1:15pm ・実習クラス(5-8週目)1:45pm~6:45pm |
日本人スタッフ | 在籍 |
公式HP | http://ihsydney.com.au/ |
IHは1953年に創設された学校で、今では全世界50カ国にも広がるネットワークを持つ学校です。
学生は各国からの留学生だけでなく、地元のオーストラリア人も英語教師を目指し通っています。
TESOLやCELTAコースや児童英語教授法コースなど英語講師を育成するコースが豊富で、自分の目標やライフスタイルに合わせたコースを選択できます。
日本人比率は10%と低く、クラスの平均人数は13人と少ないため英語環境の中で勉強に集中したい方におすすめです。
IH(International House)についての詳しい情報を見る
キャンパス | シドニー |
該当コース名 | TESOL英語教師養成講座 |
受講条件 | 文法テスト |
受講期間 | 6週間 |
レッスン時間 | 月曜〜金曜 9:30am〜2:30pm |
日本人スタッフ | 在籍 |
公式HP | https://www.jp.lalingua.com/ |
La Linguaは、少人数でアットホームな雰囲気が魅力の語学学校です。
TESOLコースは文法・単語・音声体系の知識に加え英語教育理論や実践に関する予備知識も学びます。
座学だけでなくロールプレイなども積極的に取り入れているため、コース修了後は英語を教える技術と自信がつくでしょう。
La Linguaには10年以上も留学生をサポートし続けてきたプロの日本人カウンセラーも常駐しており、海外に慣れていない方でも安心して留学できます。
La Lingua Language Schoolに関する詳しい情報を見る
キャンパス | ゴールドコースト |
該当コース名 | Certificate IV in TESOLもしくはDiploma of TESOL |
受講条件 | 高卒以上 中級(Intermediate)レベル、もしくはIELTS5.5以上 |
受講期間 | Certificate IV:12週間 Diploma:16週間 |
レッスン時間 | 週25時間 |
日本人スタッフ | 不在 |
公式HP | https://www.goldcoaststudy.com/ |
Gold Coast Learning Centre(GCLC)は、ゴールドコーストの中心地サーファーズ・パラダイスにある小規模でフレンドリーな講師が多い学校です。
一般英語やビジネス英語、アカウンティングやヒューマンリソース(人事)など幅広いコースがありますが、中でもTESOLのコースは定評があります。
TESOLコースには、Certificate Ⅳとより高学位のDiplomaが取得できるコースの2つがあります。
ビーチやショッピングモールのすぐ近くにある学校のため、勉強だけでなくプライベートも充実させたい方におすすめです。
Gold Coast Learning Centreについての詳しい情報を見る
TESOLやTECSOLを取得するには語学学校などの教育機関が開講するコースを受講しなければなりません。
オーストラリア専門の留学エージェント「タビケン留学」では、丁寧なカウンセリングを行い、あなたに最適な学校や留学プランを提案します。
オーストラリアにオフィスを構えるタビケン留学であれば、銀行口座の開設や仕事探しの方法など現地での困りごともサポート可能です。
TESOLやTECSOLに興味がある方は、ぜひタビケン留学へご相談ください。
TESOL保有者と認められるのは修士号からといわれているため、海外の教育機関や企業で働きたい方は大学・大学院への進学も検討しましょう。
以下の大学にはTESOLの専門コース(Master of TESOL)があります。
大学や大学院に入るにはIELTES6.5〜7.0レベルの高い英語力や学士号などの学位が必要になることもあるので入学条件をしっかり確認しましょう。
修士課程は1〜2年、博士課程は3年程度の時間がかかるのが一般的です。
教育現場の指導経験がある場合は特定の単位を免除し、通学期間を短縮できる制度を設けている学校もあります。
学費は年間約300万円と非常に高額な上に、留学する場合は生活費がかかります。
大学や大学院への進学は時間とお金がかかりハードル高めですが、英語教員としてレベルアップしたい方や国際的に活躍できる資格を身につけたい方は目指す価値があるでしょう。
参考:The University of Melbourne
オーストラリア留学でTESOLやTECSOL取得を目指す際には、ビザが必要になる場合がある、国際的に認められるのは修士号以上、日本で教えるなら教員免許が必要という点に注意が必要です。
TESOLやTECSOLのコースは取得するまでに数週間かかるものから数年かかるものまで多数のコースがあります。
コースによっては学生ビザが必要になることもあるので注意しましょう。
学生ビザの申請には710豪ドル(約68,000円)かかり、申請の際には入学許可証などの必要書類や海外学生保険への加入などが求められます。
※2023年11月の豪ドル円レート(1ドル=96円)で計算
今や小さな語学学校から大きな総合大学までさまざまな教育機関がTESOLやTECSOLのコースを開講しています。
いずれのコースも受講すれば修了証がもらえますが、国際的に認められているのは修士号以上の学位です。
大学や専門学校、大学院など高度な教育機関では、語学学校が発行する修了証を受け付けていないケースもあります。
専門的かつ高度なスキルが要求される職種に就きたい方は、修士号以上を目指す長期的なプランを立てた方が良いでしょう。
TESOLやTECSOLはあくまでも英語教授法について学ぶものであり、コースを修了したからといって英語教員になれるわけではありません。
日本で英語教員として働くには、大学や短大で教育課程の単位を習得し教員免許を取る必要があります。
一方、小学校の英語活動に関わる場合には資格は不要です。
小学校の英語活動アドバイザーや児童英語教師などの職種であれば、TESOLやTECSOLの認定証は就職時のアピール材料となるでしょう。
TESOLやTECSOLを取得するためオーストラリアへ8週間留学する場合(International HouseのIH TESOLコース)の費用をまとめました。
パスポート発行費用 | 16,000円 |
ビザ申請費 | ・学生ビザ:710豪ドル(約68,000円) ・ワーキングホリデービザ:635豪ドル(約61,000円) |
語学学校の学費 | 3,300豪ドル(約317,000円) |
航空券代(往復) | 約10万円 |
家賃 | 2,000豪ドル(約192,000円) |
生活費 | 2,000豪ドル(約192,000円) |
合計 | 約878,000〜885,000円 |
オーストラリアに3ヶ月以上滞在し、就学や就労する場合は学生ビザやワーホリビザが必要です。
学生ビザを取得する際は、月額50豪ドル(約4,800円)程度の海外留学保険への加入や滞在費があることの証明として100〜200万円の残高証明書の提出を求められます。
学費は学校によって違いますが、語学学校が提供しているTESOLコースであれば30万円程度かかります。
オーストラリアではホテル以外の1人用の住居を見つけるのは難しく、長期滞在する方は1軒の家を数人でシェアするシェアハウスに住むのが一般的です。
シドニー郊外のシェアハウスであれば1ヶ月の平均家賃は1,000豪ドル(約96,000円)程度ですが、シェアする人数が多い物件や中心地から離れている物件を選ぶと費用を抑えられる可能性があります。
学費や家賃の他に、食費・交通費・通信費を含め月に約1,000豪ドル(約96,000円)の生活費がかかると想定しておきましょう。
※2023年11月の豪ドル円レート(1ドル=96円)で計算
オーストラリアで英語教師の求人を探すには以下の方法があります。
求人を探す一般的な方法は、求人サイトで検索する方法です。
求人サイトには「SEEK」や「Indeed」などのオーストラリア人向けのサイトと「JAMS.TV」「日豪プレス」「Cheers」などの日本人向けのサイトがあります。
現地の学校・塾・保育園などは自身のHPで求人募集を出していることもあるので、気になる施設があれば調べてみるのも良いでしょう。
TESOLやTECSOLのコースを履修中に行った実習先にそのまま就職したり、知人に英語教師のポジションを紹介したりしてもらえる可能性もあります。
日本では遠慮してしまうかもしれませんが、オーストラリアでは仕事を探していることを積極的にアピールしましょう。
TESOLやTECSOLは国際的に認められており、取得すれば日本はもちろん海外での活躍が期待できる資格です。
語学学校や大学、大学院などさまざまな教育機関がTESOL・TECSOLの取得コースを開講しています。
タビケン留学では、学校の提案や留学プランの作成だけでなく入学手続きの代行やビザ取得のアドバイスなど留学を成功させるためのサポートを無料で行っています。
英語教師を目指している方やTESOLやTECSOLに興味がある方は、ぜひタビケン留学へお気軽にご相談ください。
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会社名 | 株式会社Morrow World |
所在地 | Suite 605,Level 6 /68-70 Dixon Street, Sydney NSW 2000, Australia |
電話 | 0401 713 952(日本語対応 担当:ヨシ) |
メール | info@morrow-world.com |
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