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オーストラリアの看護師の年収は高い?日本より好待遇と噂の看護師を目指すメリットや手順を解説

海外で看護師として働きたい方に人気なのが他国よりも資格が取りやすく、給与水準が高いオーストラリアです。

オーストラリアで看護師として働くことには年収が高いだけでなく「職場環境が良い」「休みが取りやすい」などのメリットもあります。

この記事では、オーストラリアの看護師の年収、看護師を目指すメリットや手順を詳しく紹介します。

看護留学に興味がある方や海外で働きたい方は、ぜひ最後までお読みください。

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オーストラリアの看護師の年収は日本と比べて高水準である

オーストラリアの正看護師の平均年収80,000〜90,000豪ドル(約768〜864万円)アシスタントナースの平均年収は約65,000豪ドル(約624万円)です。

正看護師とアシスタントナースのどちらの給料も日本より高水準といえます。

正看護師の給料

日本 オーストラリア
平均時給 1,677円 42.47豪ドル(約4,077円)
平均月給 35万円 6,901豪ドル(約66万円)
平均年収 417万円 80,000〜90,000豪ドル(約768〜864万円)

※2023年11月の豪ドル円レート(1ドル=96円)で計算

オーストラリアと日本の看護師の平均年収を比べると約2倍もの違いがあります。

オーストラリアの最低賃金は23.23豪ドル(約2,230円)と、オーストラリア全体の給与水準自体が高いのも一因です。

他にも、オーストラリアには土日祝日や夜間などに働くと手当がもらえるという規定があり、休みなく稼働する病院や高齢者施設で働く看護師の給与を押し上げています。

参考:Seek求人ボックス

看護助手・介護士(AIN/アシスタントナース)の給料

日本 オーストラリア
平均時給 1,095円 33.44豪ドル(約3,210円)
平均月給 28万円 5,434豪ドル(約52万円)
平均年収 330万円 65,208豪ドル(約626万円)

※2023年11月の豪ドル円レート(1ドル=96円)で計算

オーストラリアの看護師には、正看護師・看護助手・アシスタントナースという区分があります。

看護助手は病院で正看護師のサポートを、アシスタントナースは高齢者施設で介護をします。

オーストラリアの看護助手やアシスタントナースの給料は正看護師には劣りますが、それでも日本の介護士の給料と比べてほぼ2倍の金額です。

看護助手やアシスタントナースは正看護師よりも資格が取りやすく給与が高いため、オーストラリア国外の方にも人気の職種です。

参考:Talent .com求人ボックス

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オーストラリアの看護師の年収は他の職種と比べても高め

オーストラリアの看護師の年収は、日本だけでなくオーストラリア人の平均年収と比べても高めです。

時給 平均時給 36.82豪ドル(約3,535円)
看護師の平均時給 42.47豪ドル(約4,077円)
年収 平均年収 67,157豪ドル(約645万円)
看護師の平均年収 82,815豪ドル(約795万円)

※2023年11月の豪ドル円レート(1ドル=96円)で計算

オーストラリアの全労働者の平均年収に比べて、看護師の平均年収は23%も高いのが現状です。

看護師の平均年収は約795万円ですが、看護師長や専門看護師ともなると年収は1,000万円を超えることもあります。

資格の取得やキャリアアップで年収が増える看護師は非常に魅力的な職業です。

ただ、日本で看護師をしていたからといってオーストラリアですぐに看護師として働けるわけではありません。

オーストラリアの看護師の資格を取るには、所定のコース修了と高いレベルの英語力が必要です。

参考:Australian Bureau of Statistics

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オーストラリアの看護師の年収は他国と比べてどう?

オーストラリアの看護師の年収は他国と比べて高いのかを調べました。

オーストラリア 82,815豪ドル(約795万円)
アメリカ 82,750米ドル(約1,241万円)
カナダ 80,881加ドル(約882万円)
イギリス 35,000〜38,000ポンド(約644〜699万円)
ドイツ 34,532ユーロ(約552万円)

※2023年11月のレート(1豪ドル=96円、1米ドル=150円、1カナダドル=109円、1ポンド=184円、1ユーロ=160円)で計算

北米圏の看護師の年収は高く、ユーロ圏の看護師の年収は低い傾向にあります。

オーストラリアの看護師の年収は、北米圏ほどではないものの世界的に見れば高めといえるでしょう。

給与水準が高く時間外勤務に対する手当が充実しているオーストラリアで働ければ、他国で働くよりも高収入を得られる可能性があります

オーストラリアで看護師になるのは簡単なことではありませんが、目指す価値は十分にあるでしょう。

年収以外にオーストラリアで看護師を目指すメリット

オーストラリアで看護師として働くのには年収以外に、定時で退社できる、休みが取りやすい、永住権を得るチャンスがあるなどのメリットがあります。

定時で退社する風潮が根付いている

ワークライフバランスを重視するオーストラリアでは、病院や高齢者施設であっても定時に退社する風潮が根付いており、非常に働きやすい環境です。

残業が全くないわけではありませんが、時間外に働く場合や土日祝日、夜間の出勤する場合には「ペナルティ」といわれる手当がつきます。

働く施設にもよりますが、平日午後勤務は15%、深夜勤務は35%、土日祝日勤務は50〜75%、やむを得ず残業をする場合は100%ものペナルティがつきます。

なるべくペナルティを少なくしたい施設側は無理やり仕事を押し付けるようなことはせず、緊急事態でない限り定時で帰るのが一般的です。

病欠での休みや長期休暇が取りやすい

オーストラリアの病院では、病欠などが出た場合マネージャーが他の看護師を手配してくれるため気兼ねなく休めます。

急に休みを取ったからといって、休み明けに文句を言われることもありません。

また、オーストラリアでは4〜6週間程度の長期休暇を取ることも認められています。

「いつ取るか」「どのくらい取るか」は個人に委ねられているため、長期間帰国したり、海外旅行をしたりもできます。

正看護師ならオーストラリアの永住権を得るチャンスがある

オーストラリア政府は、人手不足の職業に就いている外国人に優先的に永住権を与える政策をとっています。

永住権がもらえる可能性がある職業はSkilled Occupation List(SOL)と呼ばれるリストにまとめられており、正看護師もSOLに掲載されています。

正看護師として経験を積めば永住権を取得できる可能性が広がるでしょう。

オーストラリアの看護師を目指して留学するならタビケン留学へご相談ください

オーストラリア専門の留学エージェントのタビケン留学では、経験豊富なカウンセラーがあなたの経験や将来像を踏まえた上で最適な留学方法や学校を提案します。

タビケン留学を利用していただいた多くの方が、オーストラリアで看護師として活躍しています。

タビケン留学であれば現地にオフィスがあるため、渡航後の困り事もサポート可能です。

オーストラリアへの看護留学を検討している方は、ぜひタビケン留学へご相談ください。

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オーストラリアで看護師になるためには?手順を紹介

オーストラリアでは、たとえ日本の看護師の資格を持っていたとしてもすぐには看護師として働けません。

ここでは、オーストラリアで看護師として働くための手順を解説します。

正看護師

日本の4年生の大学を卒業し看護師の資格を持っているのであれば、オーストラリアの大学に通わずとも正看護師の免許を取得できます。

しかし、免許を申請する前に以下の2つの条件を満たさなければなりません。

  • 日本での看護経験を過去5年で3ヶ月以上積む
  • IELTSで7.0、もしくはOETでB以上の英語力があると証明する

文部科学省の発表によるとIELTS7.0は英検1級・TOEIC945点以上に匹敵するほど難しく、スコアを獲得するには700〜800時間の勉強時間が必要といわれています。

オーストラリアへ看護師留学をしようと決めたら、まずは英語の勉強から始めましょう。

2つの条件を満たした後の流れは、以下の通りです。

  1. 必要書類を全て揃え、AHRPA(オーストラリア保健医療従事者規制庁)に提出する
  2. 規定以上の英語力を証明できる書類を提出する
  3. 書類確認後、OBA(outcomes-based assessment)の2段階査定方式でのMCQ(知識査定)とOSCE(技術査定)を受ける
  4. 審査合格後、オーストラリア看護・助産委員会より指定されるオリエンテーションプログラムに参加する
  5. オーストラリアの看護師免許を取得する

上記の条件や審査はあくまでも最低条件で、正看護師の資格を取得できるか否かはオーストラリア看護・助産委員会の判断に委ねられます。

また、オリエンテーションプログラムは100万円以上の費用がかかることもあります。

学校に通わなくても資格が取れるとはいえ、正看護師の資格取得には時間もお金もかかるため、余裕を持って準備を進めましょう。

コースに関して質問する

看護助手・介護士(AIN/アシスタントナース)

日本の看護師資格の有無に関わらずオーストラリアでアシスタントナースとして働くには、専門学校やTAFEに通いCertificate Ⅲ以上のコースを修了する必要があります。

専門学校やTAFEに入学するには、以下の条件を満たさなければなりません。

  • 高卒以上の学歴があること
  • IELTS5.5以上の英語力があると証明すること

IELTS5.5を満たせない場合は、TAFEと提携する語学学校で定められたコースを修了することで入学が認められることもあります。

入学条件を満たした後の流れは、以下の通りです。

  • 必要書類を全て揃え、専門学校やTAFEへ出願する
  • 専門学校やTAFEからの書類が届いたら、学費を支払う
  • 入学許可書(COE)を入手後、学生ビザを申請する
  • 学生ビザを取得できたら渡航し、所定のコースを受講する

留学生の多い専門学校は入学日を選べるケースもありますが、TAFEへの入学時期は2月または7月です。

アシスタントナースになるためのコースは、介護施設で働くためのコースと病院で働くためのコースに分かれているので注意しましょう。

コース受講後に資格取得のためのテストなどはなく、コース修了証をもらえれば働き始められます。

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オーストラリアで看護師を目指す時にかかる費用相場

大卒で日本の看護師資格をお持ちの方がオーストラリアの正看護師の資格を取得する場合とアシスタントナースの資格を取得する場合の費用をまとめました。

正看護師 アシスタントナース
パスポート申請費 16,000円 16,000円
学生ビザ申請費 なし 710豪ドル(約68,000円)
海外学生保険 なし 約300豪ドル(約29,000円)
学費 オリエンテーションプログラム参加費:約120万円 6,500〜8,000豪ドル(62〜77万円)
航空券代 約10万円 約10万円
家賃(6ヶ月分) 約6,000豪ドル(約58万円) 約6,000豪ドル(約58万円)
生活費(6ヶ月分) 約6,000豪ドル(約58万円) 約6,000豪ドル(約58万円)
合計 約2,376,000円 1,877,000〜2,027,000円

※2023年11月の豪ドル円レート(1ドル=96円)で計算

大卒で日本の看護師資格を持っているのであれば、学校に通わなくても正看護師の資格を取得できるため学費はかかりません。

しかし、資格取得の審査の際にオリエンテーションプログラムに参加しなければならず、その費用は120万円程度かかることがあります。

正看護師の資格を取るには6ヶ月以上かかるケースもあり、家賃・生活費ともに60万円程度かかるでしょう。

一方、アシスタントナースの資格を取得するためには学校に通わなければならないため、学費や学生ビザ申請費がかかります。

学生ビザを取得する際は、月額50豪ドル程度のOSHCという海外留学保険に加入することが義務付けられています。

アシスタントナースコースの受講期間は6ヶ月程度の場合が多く、その期間分の家賃や生活費が必要です。

オーストラリアの学生ビザは制限があるものの就労が認められているので、多少の生活費であれば現地で稼げます。

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オーストラリアの看護師として働く方法

オーストラリアで看護師としての就職先を見つけるには、求人サイトを見る、病院に直接応募する、実習先に就職希望を出す、看護の有給インターンシップに参加するという方法があります。

現地の看護師求人が掲載されているサイトを見る

現地の看護師の求人は、他の職種と同じく求人サイトで探すのが一般的です。

看護師の求人を探す際は、以下のサイトがおすすめです。

eRecruitとQueensland Health jobは医療従事者に特化した求人サイト、SEEKやIndeedは看護師以外の求人も掲載されている現地の求人サイトです。

求人サイトは勤務地や働く施設などを細かく設定できるものもあり、うまく利用すれば効率よく仕事を探せます。

ただ、これらのサイトは現地の人も利用するため競争率が高いので、希望に近い求人を見つけたらすぐに応募しましょう。

就職したい病院へレジュメを送る

オーストラリアでは、求人を求人サイトに掲載せず自社のHPのみに掲載するというケースがよくあります。

近所に働きたいと思える病院や施設があれば最初にHPをチェックし、求人が出ていればメールで応募してみましょう。

メールでの応募は気軽にできますが、いつ返事が来るのかはわかりません。

そのため、返事を待っている間も仕事探しを続けましょう。

資格取得・研修の中で実習した病院への就職を希望する

看護師の資格を取得する際は実際の施設での実習があり、実習先にそのまま就職するケースもあります。

実習先であれば施設内や仕事内容、働いている人のことをあらかじめ把握できているため即戦力として働けます。

実習先で働きたいと思えたならば、まずは実習先にポジションの空きがあるか確認しましょう。

運よく空きがあれば就職できる可能性がありますが、空きがなく断られることもあります。

「ポジションの空きが出た際に連絡をもらえた」というケースもあるため、断られたとしても仕事を探している旨を伝えておきましょう。

渡航前に看護の有給インターンシップへ申し込む

海外での職探しに不安がある方は、有給インターンシップに申し込むのも1つの方法です。

有給インターンシップとは、16週間学校に通い看護師資格を取得したのち最大9ヶ月間有給で働けるプログラムです。

参加条件はありますが、条件を満たしていれば看護師の資格を短期間かつ安価な費用で看護師の資格を取得できます。

さらに、有給インターンシップでは学校側がインターンシップ先を紹介してくれるため、仕事探しに不安がある方でも安心です。

タビケン留学では海外看護有給インターンシップをご紹介できます

16週間で看護師の資格が取れる海外看護有給インターンシップの概要は以下の通りです。

プログラム参加条件 ①ワーキングホリデービザを取得できる年齢であること
②日本の看護師免許を保有し、病院での就業経験が6カ月以上ある方
③英語レベル:IELTSスコア4.5相当、中級の英語レベル(IELTSスコア/オリジナル英語テスト結果)
受講期間 医療英語&看護介護コース 16週間 + 有給看護インターンシップ 最大約9カ月
レッスンスケジュール
(有給インターンを除く)
・医療英語コース:月-木、モーニング9AM-2:30PM もしくは イブニング4:30PM-9PM
・看護介護コース:講義 土 9AM-4PM、実習 金(時間は施設により異なる)
費用 モーニング9AM-2:30PM 合計 8,000ドル
(内訳)プログラム費用:7,500ドル、入学金:200ドル、教材費:300ドルイブニング4:30PM-9PM 合計 7,500ドル
(内訳)プログラム費用:7,000ドル、入学金:200ドル、教材費:300ドル

海外看護有給インターンシップには年齢・看護資格や就業経験の有無・英語力などいくつかの参加条件があります。

初めの16週間は医療英語と看護スキルの授業や合計120時間の実習を行います。

17週目からは看護インターンシップとして有給での就労が可能です。

インターンシップ先は学校側が無料で紹介してくれるため、仕事探しのために時間やお金をかける必要はありません。

時給は働く施設によって違いがありますが、25豪ドル程度はもらえると考えてよいでしょう。

タビケン留学を通し海外有給インターンシップに参加し、卒業した方の就職率は98%を誇っています。

海外有給インターンシップに興味がある方は、ぜひタビケン留学へお問い合わせください。

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海外有給インターンシップについての詳しい情報を見る

オーストラリアの看護助手・介護士(AIN/アシスタントナース)として働くならワーホリもおすすめ

看護助手やアシスタントナースの資格を取得するためには長期間学校へ通わなければならないと思い諦めてしまう方も少なくありません。

しかし、有給インターンシップを利用すれば短期間で資格を取得し、紹介してもらった施設で給料をもらいながら働く経験ができます。

しかも、学校に通う期間が短いため学生ビザよりも簡単に取得できるワーキングホリデービザで入国可能です。

「海外で看護師として働きたい。でも費用はかけたくない」方には、少額の費用で看護師として働く経験ができるワーホリがおすすめです。

タビケン留学ではオーストラリアでの看護師を目指す留学・ワーホリの無料相談を実施しております

タビケン留学 運営スタッフ①

日本の看護師資格をお持ちの方であれば海外有給インターンシップに参加する、または学校に通うことで、比較的簡単にオーストラリアの看護師の資格が取得できます。

タビケン留学では丁寧なカウンセリングを行い、一人ひとりに最適な留学方法や学校選びのアドバイスを行っています。

また、ビザ取得や入学手続きなど煩雑な手続きも無料でサポート可能です。

「看護留学に興味がある」「海外で働きたい」方は、ぜひ一度タビケン留学へご相談ください。

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