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街中の移動に便利だけど注意点も!? オーストラリアの電動スクーター事情

近年、世界中で普及している電動スクーター。その手軽さとコンパクトさから、混雑しているエリアの移動手段として人気が高まっています。その一方で、歩行者や車との接触事故が増加していることから、電動スクーターの規制を強化している地域もあります。

この記事では、オーストラリアにおける電動スクーターのルールをまとめました。違反すると、自動車のドライバーと同じ罰金が科せられることもあります。留学・観光問わず、オーストラリアで電動スクーターに乗る可能性がある方は、事前にチェックしておきましょう。

オーストラリアでの呼び名は“e-scooter”電動スクーターに乗る女性

電動スクーターは、オーストラリアで “e-scooter(イースクーター)”と呼ばれています。

利用にあたって免許は必要ありませんが、州によっては利用自体が禁止されていたり、年齢制限が課せられていたりします。電動スクーターを利用する州のルールを必ず調べておきましょう。

各州の電動スクーターの規定

ルール

ここからはオーストラリアの各州の電動スクーターの規定を解説します。

オーストラリア首都特別地域

以下の法律を順守している場合に限り、電動スクーターが利用可能です。
利用ルール
・1人乗車
・ヘルメット着用
・アルコールや薬物の摂取禁止
・歩行者優先
・歩道のない場所をのぞき、車道や車道の自動車レーンの走行禁止

ニューサウスウェールズ州

ニューサウスウェールズ州では、州で承認されたリース会社の電動スクーターのみ利用可能です。個人所有の電動スクーターは、州の道路や関連地域で走行が禁止されています。
利用ルール
・16歳以上
・時速50km制限速度の道路、自動車のない車線やその他関連地域のみ走行可
・血中アルコール濃度が 0.05 以下

南オーストラリア州

南オーストラリア州では、承認されたリース会社の電動スクーターのみ公共の場所での乗車が可能です。個人所有の電動スクーターは、私有地のみの利用となるので注意しましょう。
利用ルール
・18歳以上
・ヘルメット着用
・乗車中の携帯電話やモバイル電子機器の利用禁止
・自転車専用レーンやバス専用レーンの走行禁止

ビクトリア州

ビクトリア州では、2024年からメルボルンでの電動スクーターのシェアが廃止されています。また、メルボルン以外でもシャア電動スクーター以外は公共の場所での利用が禁止されているので注意してください。
利用ルール
・18歳以上
・ヘルメット着用
・血中アルコール濃度が 0.05 以下

西オーストラリア州

西オーストラリア州では、2021年から公共の場所での利用が可能になりました。しかし、利用の際には以下の法律を順守する必要があります。
利用ルール
・16歳以上
・ヘルメット着用
・最高速度は歩道で時速10km、一般道路や自転車レーンでは時速25km
・制限速度が時速50kmを超える道路での利用禁止

クイーンズランド州

クイーンズランド州では、法律を順守していれば公共の場で個人所有の電動スクーターも利用できます。
利用ルール
・12歳から16歳は大人の監督下での利用
・ヘルメット着用
・歩行者優先
・乗車中の携帯電話の利用禁止
・最高速度は時速25km
・既定のサイズ内でブレーキがついている
・アルコールの摂取禁止
・歩行者と自転車が分離された道での歩行者側道路の利用禁止
・夜間のライト・反射板の設置義務

ノーザンテリトリー

ノーザンテリトリーでは、公共の場所での自家用電動スクーターの利用が禁止されています。承認されているNeuron Mobilityのレンタル電動スクーターのみ利用できます。

タスマニア

タスマニアでは、パーソナル モビリティ デバイス (PMD) 規格を満たす電動スクーターのみ公共の場所で利用できます。
利用ルール
・アルコールや薬物の摂取禁止
・乗車中の携帯電話の利用禁止
・夜間走行時は前面にライト、背面に赤色の反射板を設置

以上、オーストラリアにおける電動スクーターの利用事情と各州の規制の紹介でした。

利用に免許は必要がなくても、ルールを破ったり事故を起こしたりすると相応の罰則・罰金が科せられます。ルールや安全を守って、正しく利用しましょう。

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