留学やワーホリでオーストラリアに長期滞在する際、多額の現金は盗難・紛失のリスクを高めます。安全かつ快適な現地生活のため、クレジットカードやデビットカードといった現金以外の支払い方法の準備が不可欠です。この記事では、オーストラリアの最新キャッシュレス事情、最適なカードの選び方、そしてお得に利用できる方法までを徹底的に紹介します。
オーストラリアでは、2022年時点で約75%がキャッシュレス決済になっており、日本よりもはるかにキャッシュレス化が進んでいます。主要な都市圏であれば、財布を持たずにスマートフォンやカードだけで生活できるレベルです。
特に利用されているのは、クレジットカードと、銀行のキャッシュカードと一体化したデビットカードです。ほとんどの場所で非接触型決済(タッチ決済)が主流となっています。
オーストラリア滞在において、クレジットカードは単なる支払い手段以上の役割を果たします。
高い安全性と補償: 現金を持ち歩く必要がなく、紛失・盗難時の補償がデビットカードよりも手厚いことが多いです。
身分証明・保証金(デポジット): ホテルのチェックインやレンタカー契約時などに、IDや保証金の代わりとして提示を求められることがあります。
海外旅行保険の付帯: 多くのカードに海外旅行保険が自動付帯されており、別途高額な保険に加入する費用を抑えられます。(補償期間の確認は必須です。)
海外キャッシング機能: 現地のATMから豪ドルを引き出すことができ、緊急時や現金が必要な際に便利です。(要事前設定)
渡航前にカードを準備する際、最も重要なのが国際ブランドです。オーストラリアでの普及率を参考に、複数枚持つ場合は異なるブランドを選びましょう。
| 国際ブランド | 対応度 | 特徴と注意点 |
| VISA | ★★★★★ | 多くの店舗・ATMで利用可能。オーストラリアで最も普及しており、メインカードとして最適です。安心度も高いです。 |
| Mastercard | ★★★★★ | Visaと同等に広く普及しており、メインカードとして最適です。主要都市では問題なく利用できます。 |
| American Express (Amex) | ★★★☆☆ | 高級店・ホテル、大手スーパーなどでは可。ローカル店や個人商店では非対応の場所も多く、加盟店手数料が高いため敬遠されがちです。 |
| JCB | ★★☆☆☆ | 一部の観光地や主要なレストラン、大手百貨店などでの対応に留まります。利用範囲は限定的なため、メインカードには不向きです。 |
ポイント: オーストラリアでは主にVisa や Mastercardが広く普及しています。Amexや JCB は一定の加盟店はありますが、使えない店舗もあるため、必ずVisaかMastercardを1枚以上持っていきましょう。
「使いすぎが心配」「渡航前にクレジットカードを作るのが難しい」といった場合は、デビットカードも有効な選択肢です。それぞれの特性を理解し、賢く使い分けましょう。
| 項目 | クレジットカード | デビットカード |
| 利用形態 | 後払い | 即時引き落とし |
| 使いすぎリスク | あり(限度額まで利用可能) | 少ない(残高以上の利用不可) |
| 付帯保険 | 海外旅行保険が付帯するものが多い | 付帯しないものがほとんど |
| 審査の有無 | 審査あり(渡航前に日本での発行が必要) | 審査なしまたは緩やか |
| ホテルのデポジット | トラブルが少ない | 返金までに時間がかかる場合がある |
結論: 「国際ブランド付き(Visa/Master)のクレジットカード」をメインに持ち、予備としてデビットカードを1枚持っておくのが最も安心です。
地での買い物やATMでの引き出しの際、「為替レートや手数料が気になる…」という方には、「Wiseデビットカード」がおすすめです。
「Wise」は、世界中の通貨を管理し、安価な手数料とリアルタイムに近い為替レートで海外送金や決済ができるフィンテックサービスです。
メリット1:お得な為替レート
銀行よりも手数料が安く、常に実際の為替レートに近いレートで両替・決済ができます。
メリット2:複数通貨の管理
アプリ内で日本円を豪ドルに両替しておけば、現地の銀行口座のように豪ドルで決済できます。
メリット3:非接触型決済に対応
もちろん、タッチ決済(コンタクトレス決済)に対応しており、オーストラリアでスムーズに利用できます。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック! [Wiseでの送金方法や詳細について]
オーストラリアでは、留学やワーホリといった一時滞在者が現地でクレジットカードを作るのは審査が厳しいため、必ず渡航前に日本で準備する必要があります。
| No. | チェックポイント | 選ぶ際の注意点 |
| 1 | 国際ブランド | VISAまたはMastercardを必ず選びましょう。JCBのみは避けてください。 |
| 2 | タッチ決済 | タッチ決済(非接触型決済)は必須です。スピーディに決済でき、スキミング防止にもなります。 |
| 3 | 付帯保険の期間 | 補償内容(治療費用など)に加え、補償期間が留学・ワーホリ期間をカバーできるか確認しましょう。 |
| 4 | 海外キャッシング | 現地通貨の引き出し機能があるか確認し、渡航前に利用設定を済ませてください。 |
| 5 | ポイント・特典 | ポイント還元率や、留学や旅行に役立つ特典が付帯したカードを選ぶとお得です。 |
| 6 | 日本語サポート | 万が一の紛失やトラブル時に、日本語で対応してくれるサポートデスクがあると安心です。 |
| 7 | 年会費 | 年会費有料のカードは保険や特典が充実している傾向がありますが、予算に合わせて検討しましょう。 |
学生でも18歳以上(高校生を除く)であれば、クレジットカードは作成可能です。
18歳以上の大学生/専門学生: 親権者の同意があれば、学生向けのクレジットカードを申し込めます。
高校生: 18歳以上でもクレジットカードを作るのは難しいです。この場合、15歳以上の高校生でも作れるデビットカードや、保護者のカードに紐づける家族カードを検討するとよいでしょう。
オーストラリアでの安全で快適な生活は、事前のしっかりとした準備から始まります。クレジットカードは、リスクの軽減だけでなく、現地生活を豊かにするための必須アイテムです。渡航前に必ず準備を完了させておきましょう。
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