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6月6日開幕! シドニー・フィルムフェスティバル2018特集

オーストラリア国内外のドラマ、ドキュメンタリー、アニメ、コメディなど、幅広いジャンルの映像作品がシドニーで上映されるオーストラリア最大の国際映画祭「シドニー・フィルムフェスティバル(Sydney Film Festival)2018」。

オーストラリアの歴史ある映画祭が、6月6日(水)から6月17日(日)の12日間にわたって、さらに多くの話題作や名作映画を引っさげてシドニーで開催される。

オーストラリアの映画文化を守り続けるこの「シドニー・フィルムフェスティバル」。2018年で65周年を迎え、オーストラリア国内外から集められた326もの作品が一挙上映される。そこで「シドニー・フィルムフェスティバル2018」の注目作品をズラリと紹介!

見どころをチェックして映画祭のプランを練ろう。

    ▼「シドニー・フィルムフェスティバル2018」目次

  1. オープニング&クロージング
  2. コンペティション部門
  3. 日本関連作品
  4. バーチャルリアリティ体験ハブ
  5. その他のハイライト
  6. その他のお楽しみ
  7. イベント情報詳細

オープニング&クロージング

上映作品関連者のゲスト登壇や併設のシネマバーでのアフターパーティーなど、「シドニー・フィルムフェスティバル」の幕開けと締めを華々しく飾るオープニング&クロージング作品は、毎年オーストラリア国内外から多くのメディアが集まるハイライトイベント

オープニング作品
The Breaker Upperers
(ニュージーランド・2018年・オーストラリア初上映)

共同監督、脚本を務めるジャッキー・バン・ビークとマデリン・サミが、15年前に同じ男に浮気された主役の2人の女性を演じる。愛の皮肉を描きながら、2人の失恋から生まれる友情をコミカルに映す。

オープニングナイト(18歳以上)には主演監督の2人が壇上する他、アフターパーティーが開かれる。

日時:2018年6月6日(水)7:30pm|6月8日(金)7:15pm|6月9日(土)2:00pm|6月10日(日)7:00pm
場所:State Theatre|The Ritz Cinema|Powerhouse Arts Centre
https://www.sff.org.au/program/strands/opening-night

クロージング作品
Hearts Beat Loud
(アメリカ・2018年・オーストラリア初上映)

元ミュージシャンでシングルファーザーのフランクが、カレッジ卒業間近の娘、サムとバンドを結成。真面目なサムは一流大学の医学部を目指して勉強する予定だったが、2人の音楽がオンライン上で思いがけずヒットしたことを受け、娘に大学進学をあきらめさせようと奮闘する。

クロージングナイト(18歳以上)の上映後、「シドニー・フィルムフェスティバル」授賞式にて締めくくられる。

日時:2018年6月17日(日)7:30pm|8:40pm
場所:State Theatre|Hayden Orpheum Picture Palace Cremorne
https://www.sff.org.au/program/strands/closing-night

コンペティション部門

「シドニー・フィルムフェスティバル」の中でも毎年注目を集める、オーストラリア国内外の12作品が選出されるオフィシャル・コンペティション部門。芸術を前進させる大胆で挑戦的な最優秀作品は閉幕日に発表される。

詳細はこちら

ÁGA
(ベルギー・ドイツ・フランス・2018年・オーストラリア初上映)

壮観な北極の地を舞台にしたラブストーリー。環境問題などが原因で日に日に厳しくなっていく状況下で、一組の夫婦が娘との再会を願って消えゆく日々を過ごす中、世代間の衝突と永遠の愛を描く。

日時:2018年6月13日(水)6:30pm|6月14日(木)11:40am|6月15日(金)6:30pm
場所:State Theatre|Hayden Orpheum Picture Palace Cremorne
https://www.sff.org.au/program/browse/aga

BlacKkKlansman
(アメリカ・2018年・オーストラリア初上映)

2018年のカンヌ国際映画祭のパルムドール賞レースに食い込んだ、スパイク・リー監督の最新作。1970年代の白人至上主義団体KKK(Ku Klux Klan)のメンバーになり、組織内で地位を確立しながら潜入捜査を進めた実在のアフリカ系アメリカ人刑事を描いたクライムスリラー。

日時:2018年6月16日(土)6:00pm|6月17日(日)12:15pm
場所:State Theatre
https://www.sff.org.au/program/browse/blackkklansman

Daughter of Mine
(イタリア・ドイツ・スイス・2018年・オーストラリア初上映)

イタリアのサルデニアを舞台に、生みの親と育ての親である2人の母親の間で苦悩する10歳の少女を描いたヒューマンドラマ。理想的な母親像に苦悩する女性に対して、現代の母親に対する新しいビジョンを提示する。

日時:2018年6月14日(木)6:15pm|6月15日(金)1:45pm
場所:State Theatre
https://www.sff.org.au/program/browse/daughter-of-mine

The Heiresses
(パラグアイ・ドイツ・ブラジル・ウルグアイ・ノルウェー・フランス・2018年・オーストラリア初上映)

2018年のベルリン国際映画祭で最優秀女優賞とアルフレッド・バウアー賞をダブル受賞した、パラグアイ出身の監督による風刺ドラマ。パラグアイの政情不安や地位、権力の不平等を下に、レズビアンカップルの心の葛藤や苦悩を浮き彫りにしている。

日時:2018年6月16日(土)1:30pm|6月17日(日)10:00am
場所:State Theatre
https://www.sff.org.au/program/browse/the-heiresses

Jirga
(オーストラリア・2017年・ワールドプレミア)

アフガニスタンの小さな村を襲撃し、誤って一般人を殺害してしまった元オーストラリア軍人が、その3年後に被害者の家族に許しを得るためにアフガニスタンを訪れる。彼は村の危険地帯を歩き回り、自らの人生を村の司法制度「Jirga」にゆだねる決意をする。

日時:2018年6月8日(金)6:45pm|6月9日(土)12:00pm|6月11日(月)6:15pm
場所:State Theatre|The Ritz Cinema
https://www.sff.org.au/program/browse/jirga

Leave No Trace
(アメリカ・2018年・オーストラリア初上映)

サンダンス映画祭受賞経験のあるアメリカ人映画監督のデブラ・グラニックによる最新作。アメリカ社会の公共サービスに一切頼らず、何年もの間山野で生活していた父と娘に迫るヒューマンドラマ。

日時:2018年6月15日(金)6:30pm|6月16日(土)11:05am|6月17日(日)6:20pm
場所:State Theatre|Hayden Orpheum Picture Palace Cremorne
https://www.sff.org.au/program/browse/leave-no-trace

Matangi / Maya / M.I.A.
(イギリス・アメリカ・スリランカ・2018年・オーストラリア初上映)

M.I.A.として知られるミュージシャン、マータンギ・アルルピラガーサムを、長年の友人であり映画監督のステファン・ラバリッジが追ったドキュメンタリー映画。「戦闘中行方不明」を表す“Missing In Action”を名に冠した、タミル系スリランカ人の孤高のミュージシャンにまつわる貴重な映像を、M.I.Aの音楽に乗せて映し出す。

日時:2018年6月11日(月)6:15pm|6月12日(火)4:00pm|6月15日(金)6:30pm
場所:State Theatre|Dendy Cinemas(ニュータウン)
https://www.sff.org.au/program/browse/matangi-maya-m-i-a

The Miseducation of Cameron Post
(アメリカ・2017年・オーストラリア初上映)

「ゲイ回心(gay conversion)キャンプ」を舞台に、性と自己肯定を描いたブラックコメディ。16歳のキャメロン・ポストが、同性愛者の若者を集めて彼らの性的指向を矯正する施設で、アダム、ジェインの2人と出会い、深い友情を築いていく。

日時:2018年6月9日(土)8:30pm|6月10日(日)11:30am|6月17日(日)4:00pm
場所:State Theatre|The Ritz Cinema
https://www.sff.org.au/program/browse/the-miseducation-of-cameron-post

One Day
(ハンガリー・2018年・オーストラリア初上映)

2018年カンヌ国際映画祭において、若手監督の登竜門である批評家週間部門にノミネートされた、ゾフィア・シラギ監督の長編初監督作品。仕事と子育てに忙殺される日々を過ごしているアナが、ある日夫の浮気にも気付き、さらに心の負担が増えていってしまう。日常の中に潜む不安や苦悩を繊細に描いた作品。

日時:2018年6月11日(月)3:45pm|6月12日(火)12:00pm
場所:State Theatre
https://www.sff.org.au/program/browse/one-day

The Seen and Unseen
(インドネシア・オランダ・オーストラリア・カタール・2017年・オーストラリア初上映)

本国で数々の映画賞に輝くインドネシアの女性監督カミラ・アンディニが、サイレント映画時代のテクニックを用いた最小限のセリフで双子の魔法の世界を紡ぐ。インドネシアはバリ島を舞台に、10歳の少女タントリが歌い踊る、脳の腫瘍に侵食されていく双子の片割れタントラのための祈りを美しく表現。日本人音楽プロデューサーの森永泰弘が、サウンドデザインを手がけている。

日時:2018年6月7日(木)6:30pm|6月8日(金)4:40pm|6月16日(土)12:00pm
場所:State Theatre|Event Cinemas(ジョージ・ストリート)
https://www.sff.org.au/program/strands/official-competition

Transit
(ドイツ・フランス・2018年・オーストラリア初上映)

ベルリン国際映画祭で銀熊賞(『東ベルリンの女』2012)を受賞したドイツ人監督のクリスティアン・ペツォールトが挑んだ、戦時中のラブストーリー。第二次世界大戦下、ワイデルという有名作家に人生を奪われて難民となったドイツ人の男が、自分を取り戻すために渡ったマルセイユでワイデルの妻と恋に落ちる。

日時:2018年6月10日(日)6::00pm|6月11日(月)11:30am|6月17日(日)2:00pm
場所:State Theatre|The Ritz Cinema
https://www.sff.org.au/program/browse/transit

Wajib
(パレスチナ・フランス・ドイツ・コロンビア・ノルウェー・カタール・アラブ首長国連邦・2017年・オーストラリア初上映)

数々の国際映画祭で高い評価を受けた、映画監督であり詩人のアンマリー・ジャーシルによる狂言ドラマ。故郷ナザレスの妹が結婚するので父親と招待状を配ることになったイタリア在住の主人公の目線から、イスラエルに住むパレスチナ人のリアルな生活をコミカルかつウィットに描き出す。

日時:2018年6月12日(火)6:15pm|6月13日(水)11:55am|6月16日(土)1:45pm|6月16日(土)7:30pm
場所:State Theatre|Event Cinemas(ジョージ・ストリート)|Powerhouse Arts Centre
https://www.sff.org.au/program/browse/wajib

日本関連作品

「シドニー・フィルムフェスティバル2018」でも数々の日本関連の映画がフューチャーされている。アーティストの密着ドキュメンタリーから見応え十分の人間ドラマ、家族で楽しめるアニメーションまで厳選のラインナップ。日本映画は日本語(英語字幕付き)上映

Kusama Infinity
(アメリカ・2018年・オーストラリア初上映)

“水玉プリンセス”として世界的に有名なアーティストの草間彌生の過去から現在を10年以上追ったドキュメンタリー。アメリカ人監督のヘザー・レンズの初長編作品で、草間の幼少時代から1960年代のニューヨークでの性差別、人種差別に対してのパフォーマンスなどにフォーカスし、89歳を迎えた現在までの人生に迫る。

日時:2018年6月16日(土)9:30am|6月17日(日)1:30pm
場所:State Theatre|Event Cinemas(ジョージ・ストリート)
https://www.sff.org.au/program/browse/kusama-infinity

The Blood of Wolves
(日本『孤狼の血』・2018年・オーストラリア初上映)

第69回日本推理作家協会賞に輝いた柚月裕子の同名小説を映画化したバイオレンス作。暴力団対策法成立直前の昭和63年の広島を舞台に、刑事とやくざたちの熱い生きざまが描かれる。マル暴のベテラン刑事・大上(役所広司)と新人刑事・日岡(松坂桃李)が事件解決に奔走する。

日時:2018年6月6日(水)8:00pm|6月17日(日)8:45pm
場所:Dendy Cinemas(ニュータウン)|Event Cinemas(ジョージ・ストリート)
https://www.sff.org.au/program/browse/the-blood-of-wolves

The Hungry Lion
(日本『飢えたライオン』・2017年・オーストラリア初上映)

児童ポルノ禁止法違反の容疑で警察に連行された担任の性的動画が流出し、デマを流された女子生徒が追い詰められた末に自殺する事態に。その後もマスコミの報道は過熱していき……。『子宮に沈める』や『体温』で知られる監督の緒方貴臣が、映像や情報の持つ可虐性を描き、それらを消費する人々の邪悪な欲望をあぶり出す。

日時:2018年6月9日(土)6:15pm|6月16日(土)8:45pm
場所:Dendy Cinemas(ニュータウン)|Dendy Cinemas(サーキュラーキー)
https://www.sff.org.au/program/browse/the-hungry-lion

Mirai
(日本『未来のミライ』・2017年・オーストラリア初上映)

『時をかける少女』や『サマーウォーズ』の人気監督・細田守の最新アニメーション。4歳の男の子・くんちゃんが、未来からやって来たという妹・ミライちゃんと時を超えた冒険に旅立つタイムスリップ作。くんちゃん役を上白石萌歌、くんちゃんの妹・ミライちゃん役を黒木華が務める。

日時:2018年6月16日(土)8:30pm|6月17日(日)4:30pm
場所:Event Cinemas(ジョージ・ストリート)|State Theatre
https://www.sff.org.au/program/browse/mirai

Island Sea
(日本『港町』・2018年・オーストラリア初上映)

ニューヨーク在住のドキュメンタリー映画監督・想田和弘の最新作。「事前にリサーチをしない」「台本は書かない」「カメラを自分で回す」「ナレーションや説明テロップは使用しない」などの10カ条を自らに課す「観察映画」という手法で製作し、町と人を愛と映像で伝える。

日時:2018年6月11日(月)12:00pm|6月16日(土)10:00am
場所:Event Cinemas(ジョージ・ストリート)
https://www.sff.org.au/program/browse/inland-sea

Ryuichi Sakamoto: Coda
(アメリカ・日本・2017年・オーストラリア初上映)

世界的音楽家・坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー映画。2012年から5年間、本人への密着取材によって実現。さらに充実したアーカイブ素材と、初公開のプライベート映像、坂本自身が語る貴重な過去のエピソードが映画を彩る。

日時:2018年6月10日(日)6:00pm|6月12日(火)6:00pm
場所:Event Cinemas(ジョージ・ストリート)|Dendy Cinemas(サーキュラーキー)
https://www.sff.org.au/program/browse/ryuichi-sakamoto-coda

バーチャルリアリティ体験ハブ

医療や看護の現場でも活用されているVR。「シドニー・フェスティバル2018」の期間中、このエンターテインメント以上の技術を誇るVR設備がタウンホールに設置され、まるで現実のようなVR体験ができる。なお、VRの各プログラムは期間中毎日開催している(要予約)

他にも映画監督のトークやQ&Aセッションや、併設バーでドリンクが楽しめる。

VRのプログラム

  • Asia Immersed(27分・オーストラリア初上映)
    中国・台湾・韓国の監督が魅せるアジアの風景。
  • Home Grown(43分)
    オーストラリアを舞台にしたアドベンチャー。
  • Unseen Worlds(45分・オーストラリア初上映)
    イタリア・イギリスのアートの旅とカナダ・アメリカの宇宙の旅。
  • Planet Immersive(15分・オーストラリア初上映)
    ワールドワイドな大自然のアドベンチャー。
  • Storm Riders(28分・ワールドプレミア)
    オーストラリア人アーティストと2人のムスリムスケートボーダーとの邂逅。
  • Lambchild Superstar(20分・オーストラリア初上映)
    ロボットと動物たちと巡るバーチャル世界。
  • Terrachi(20分・ワールドプレミア)
    シドニーのUTSの生徒制作の体験VR。鑑賞は無料で、6月8日〜12日まで毎日5セッションの体験プレイができる。

VRプログラムのチケット購入はこちら
$25/Planet Immersiveのみ$15

その他のハイライト

「Freak Me Out」

シドニー大学による、近年の選り抜きホラー&スリラーセレクション。『シャーロック』シリーズのマーティン・フリーマン主演の英国ホラー『Ghost Stories』をはじめとした8作品で背筋も凍る恐怖が体験できる。パニック注意! 全作品15歳以上が対象、ほとんどが18歳以上対象

詳細はこちら

「Documentary Australia Foundation Award」

非営利団体Documentary Australia Foundationが毎年主催しているオーストラリアのコンペティションで、「シドニー・フィルムフェスティバル2018」は10作品が上映される。ドキュメンタリー映画製作を支援し、作品を通して社会を変えていくことが目的であり、内容は社会に問題提起をするものや、オーストラリアに生きる人々の生活に迫ったものが多い。

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「Dandy Awards for Australian Short Films」

デンディシネマが毎年主催している短編映画コンペティション。3つの賞を巡ってオーストラリアの10作品がノミネート。各セッションで2作品ずつ上映され、それぞれ作品製作者が登壇する。

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「Screenability」

Create NSWと非営利団体のDepartment of Family and Community Service提供、障がいを抱えた人々が自身や家族の現状を伝えたい思いから映画を製作し、発表するためのプラットフォーム。オーストラリア国内外から作品が集められ、最終的に選ばれたオーストラリア・イスラエル・オーストリア・イギリスの作品が上映される。全作品15歳以上が対象

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「Special Presentations at The State」

シドニーのStaite Theatreから極上の映画旅行へ。オーストラリア初上映作品や国際映画祭受賞作品が続々15作品

中でもガス・ヴァン・サントの最新作『Don’t Worry, He Won’t Get Far On Foot』は、交通事故で四肢麻痺になりながらもブラックユーモアな漫画家として活躍したジョン・キャラハンの自叙伝を基にした伝記ドラマで、ホアキン・フェニックスが主演を務める意欲作。

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「FLUX: ART+FILM」

シネマとアートの境界に挑んだインターナショナル9作品が勢ぞろい。ラディカルで前衛的な映画を体感したいならオススメ!

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「Essential Kaurismäki: Selected by David Stratton」

ベネチア国際映画祭コンペティション部門の審査員を務めるなど、著名なオーストラリア人映画批評家のデヴィッド・ストラットンが選ぶ、フィンランド人風刺映画監督のアキ・カウリスマキのクラシック映画10作品。現代では稀有な人間賛歌をシドニーで楽しもう。

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「Sounds on Screen」

パンクのパイオニアのジョアン・ジェットの人生や、ボーイズバンドの女性ファン観察、アフガニスタン唯一のメタルバンドなど、音楽好きを熱狂させるオーストラリア国内外のドキュメンタリーが6作品

詳細はこちら

「Classics Restored」

デジタルリマスター版のクラシック映画をシドニーの大スクリーンで鑑賞

ドイツの名監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの『マリア・ブラウンの結婚』をはじめ、オーストラリアが誇る女性監督ジリアン・アームストロングの『わが青春の輝き』、台湾のニューウェイブ、エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』、オスカー女優のキャサリン・ビグローが監督を務めた『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』他、エニェディ・イルディコーやガストン・カボーレの監督作品も。

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「First Nations: A Celebration」

「シドニー・フィルムフェスティバル」におけるオーストラリア・インディジネス(アボリジニ民族とトレス諸島民族を含むオーストラリア先住民)部門の設立25周年を記念し、オーストラリア国内外のファーストネイションの映画監督らによる9作品と、これまでにイベントで上映された160作品以上の中から選り抜きの短編映画集の4作品を一挙上映。

詳細はこちら

その他のお楽しみ

「シドニー・フィルムフェスティバル2018」の期間中、シドニーのピット・ストリート・モールに特設スクリーンが設置。2018年の上映作品の予告編や、レッドカーペットの再録映像、ショートショートアニメーションなどが上映される。

上映時間は期間中毎日午前8時から午後10時まで

また、シドニーの各劇場近くのレストラン13カ所で「シドニー・フィルムフェスティバル2018」のチケットを提示するとディスカウント価格で料理やワイン、チーズなどを味わえる。

詳細はシドニー各店舗の公式サイトをチェックしよう。

 

「シドニー・フィルムフェスティバル2018」イベント情報詳細

画像掲載元:Sydney Film Festival 2018

AMS.TV公式ブロガー:村上紗英
東京都出身。高校卒業後、来豪。現在はUTS(シドニー工科大学)でメディア学を専攻し、文化や音声・映像技術を学ぶ。自他共に認める文学フェチで、文芸誌・小説・雑誌など、ジャンルを問わずボーダレスに書誌を読み漁るのが日課。現役大学生ならではの視点で、シドニーの現在(いま)を伝えるライターとして活動中。

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