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アニメ・マンガフェス「SMASH!(スマッシュ)2018」を徹底予習!

アニメ、マンガ、ゲーム、コスプレなど、オーストラリアにもファンが多い日本発のポップカルチャーの祭典「SMASH!(スマッシュ)2018」が、7月14日(土)と15日(日)の2日間、シドニーのICC(インターナショナル・コンベンション・センター)で開催される。

オーストラリア最大級のアニメ・マンガフェスティバルとして、2007年にシドニーで開催されて以来飛躍的に成長してきたシドニーの大人気イベント、「SMASH!(スマッシュ)」。10周年を迎えた昨年の「SMASH!(スマッシュ)」の来場者数は、初年度から10倍となる約2万人に拡大し、2018年となる今年は場所をシドニーのシティ中心部にあるICCに移して、オーストラリアのマンガ・アニメ・コスプレ関連イベントとしては史上最大規模になる。

この2018年、国境や業界の枠を飛び越えパワーアップする「SMASH!(スマッシュ)」は、毎年恒例のスペシャルゲストが登壇するステージのほか、日本で開催されるコスプレ世界一決定戦への切符をかけたコスプレコンペティションなど、マンガ・アニメ・コスプレマニアも観客も大興奮の内容が目白押し。週末はシドニーで、一味違う日本のポップカルチャーイベントに浸ってみよう!

「SMASH!(スマッシュ)2018」のスペシャルゲスト

毎年日本を中心にマンガ・アニメ・コスプレ業界の豪華なゲストが世界中から集まるゲストイベントは、「SMASH!(スマッシュ)2018」の目玉プログラムのひとつ。今年もアニメ声優、コスプレイヤー、ゲームディレクターなど、マンガ・アニメ・コスプレ業界を引っ張る大人気の6名のゲストが、シドニーのICCに招致されている。

2日間を通して予定されているプログラムは、直接ゲストに質問ができるQ&A、現役アニメ声優の生の声が聴けるワークショップ、SNSで話題のコスプレイヤーによるセルフィ―セッション、有名アニメ声優たちによる歌のステージと、ICCのメインステージで盛りだくさんの内容が楽しめる。憧れのマンガ・アニメ・コスプレ業界のスペシャルゲストが見られるのは、シドニーで「SMASH!(スマッシュ)」だけ!

SMASH!(スマッシュ)2018 ゲスト①
横尾太郎(ヨコオタロウ)

日本のゲームディレクター、シナリオライター。代表作に、「NieR」シリーズ、「ドラッグオンドラグーン」シリーズなどがあり、その独特な世界観や物語性はゲームファンやメディアから「ヨコオワールド」と呼ばれている。メディア露出が少ない彼の「SMASH!(スマッシュ)2018」登壇は、見逃せない。

日付:2018年7月14日(土)/ 15日(日)
出演:Q&A(12.30~13.30)歌(14.30~16.30)/Q&A(13.00~14.00)歌(14.30~16.30)

SMASH!(スマッシュ)2018 ゲスト②
Spike Spencer(スパイク・スペンサー)

アメリカのアニメ声優。アメリカ、イギリスなどで放映される日本のアニメに英語でアフレコをしており、山田花太郎(BLEACH)、碇シンジ(新世紀エヴァンゲリオン)、天河明人(機動戦艦ナデシコ)、一条拓麻(ヴァンパイア騎士)などの人気アニメキャラクターを演じている。

日付:2018年7月14日(土)/ 15日(日)
出演:ワークショップ(13.00~14.00)歌(11.30~12.30)/ワークショップ(13.00~14.00)歌(11.30~12.30)

SMASH!(スマッシュ)2018 ゲスト③
代氷翼

日本のアニメを中心としたマルチ声優。2008年には「第2回声優アワード」で新人男優賞を受賞するせい実力派。葉月渚(Free!)、瀬名泉水(LOVE STAGE!!)、真波山岳(弱虫ペダル)、先導アイチ(カードファイト!!ヴァンガード)といった人気アニメの声優を務めるかたわら、ラジオやゲーム、音楽の舞台でも精力的に活動している。

日付:2018年7月14日(土)/ 15日(日)
出演:Q&A(11.30~12.30)歌(13.00~15.00)/Q&A(12.00~13.00)歌(13.30~15.30)

SMASH!(スマッシュ)2018 ゲスト④
大森貴弘

日本のアニメーター、アニメーション監督。主な監督作に「地獄少女」「バッカーノ!」「夏目友人帳」「デュラララ!!」がある。大ヒット作を送り出し続けるアニメ監督が、「SMASH!(スマッシュ)2018」の舞台ではパネラーとして登壇。貴重な意見が聞けるほか、歌のステージにも登場予定。

日付:2018年7月14日(土)/ 15日(日)
出演:パネル(11.30~12.30)歌(14.30~16.00)/パネル(13.00~14.00)歌(14.30~16.00)

SMASH!(スマッシュ)2018 ゲスト⑤
置鮎龍太郎

日本のアニメ声優、ナレーター。スカー(鋼の錬金術師)、朽木白哉(BLEACH)、古河秋生(CLANNAD)、手塚国光(テニスの王子様)など有名アニメ作品のメインキャラクター、美形キャラクターを多く演じているベテラン。

日付:2018年7月14日(土)
出演:Q&A(10.30~11.30)

SMASH!(スマッシュ)2018 ゲスト⑥
MON

台湾の美女コスプレイヤー。SNSやメディアでも注目されている彼女のオーストラリア・シドニー初露出が、「SMASH!(スマッシュ)2018」の舞台となる。初音ミク(ボーカロイド)、アニー・レオンハート(進撃の巨人)、鹿目まどか(魔法少女まどか☆マギカ)といった女性キャラクターに加え、男性キャラクターにも扮し、その挑戦的で完成度の高いコスプレがネット上で話題になっている。

日付:2018年7月14日(土)/ 15日(日)
出演:Q&A(10.30~11.30、14.30~15.00)歌(11.30~12.30)セルフィ―(13.30~14.30)/歌(11.30~12.30)セルフィ―(13.30~14.30)

SMASH!(スマッシュ)2018 AMV

AMVとはアニメミュージックビデオのこと。アニメファンによる自作のミュージックビデオをカテゴリー別に競う「AMVコンペティション」部門と、単純に上映を楽しむ「AMVショーケース」部門に分かれている。

題材となるのは日本のアニメ。オーストラリア国内と世界中から「SMASH!(スマッシュ)2018」に集まるアニメソングファンが、ミュージックビデオのコンセプト、創造性、オリジナリティと技術を競う。スクリーンイベントでは、お気に入りのアニメソングが見つけられるかも。

日付:2018年7月14日(土)
場所:ICCミニステージ/AnimeLabシアター
場所:15.00~16.00、17.00~18.00/ 11.00~12.00

日付:2018年7月15日(日)
場所:ICCミニステージ
時間:10.00~11.00、11.30~12.30、16.00~17.00

SMASH!(スマッシュ)コスプレ

「SMASH!(スマッシュ)2018」では、アニメ・マンガ・ゲームのキャラクターのコスチュームを個性豊かに表現するコスプレイヤーたちのためのイベントが、ICCのメインステージやパフォーマンスステージで企画されている。

オーストラリア人が扮するキャラクターの完成度は期待以上!日本では見られない、大胆でポップなマンガ・アニメ・ゲームのコスプレが会場中で見られるはず。ICCにコスプレイヤーと写真を撮りに出かけてみるだけでも、十分に楽しめること間違いなし。

コスプレ展示

オーストラリアのコスプレイヤーたちによる細部まで作り込まれたコスプレ衣装が、「SMASH!(スマッシュ)2018」の期間中に展示される。

コスプレ・バトルロワイアル

マンガ・アニメ・ゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤーによるカードゲーム対決。ICCのパフォーマンスステージで行われ、エンターテインメント性にあふれた演出で観客も楽しめる。

日時:2018年7月14日(土)12.00~13.00/ 15日(日)16.00~16.30
会場:ICCパフォーマンスステージ

コスプレ・キャットウォーク

こだわりの衣装を身にまとったコスプレイヤーたちがランウェイを歩く人気プログラム。ICCのメインステージ上では、Q&Aもあり。

日時:2018年7月14日(土)16.00~16.30/ 15日(日)16.00~16.30
会場:ICCメインステージ

コスプレ・マスカレードアワード

ベストキット部門以外は、ハンドメイドのみで挑まれるコスプレコンペティション。ほかにもベストデュオ部門やベスト小道具部門などがあり、コスプレイヤーの創意工夫が試される!

日時:2018年7月14日(土)15.00~16.00、17.30~18.00
会場:ICCメインステージ

ワールド・コスプレサミット・コンペティション

優勝者は2018年度オーストラリア代表として、 2019年に名古屋で開催される「コスプレ世界一決定戦」への参加資格が与えられるコスプレコンペティション。アニメやマンガの世界から飛び出てきたようなコスプレイヤーたちのペアによるパフォーマンスとコスチュームがみどころ。

日時:2018年7月15日(日)14.00~15.00
会場:ICCメインステージ

SMASH!(スマッシュ)2018 メイドカフェ

ユニフォームに身を包んだメイドと執事がもてなす「SMASH!(スマッシュ)2018 メイドカフェ」はイベント期間中、終日でオープンしている。食事ができるのはもちろん、メイドまたは執事と一緒にゲームができたり、アイドルによるダンスパフォーマンス、写真撮影の機会もある。「SMASH!(スマッシュ)2018」の大きな会場内を歩き回って疲れたら、シドニーでしか体験できない「SMASH!(スマッシュ)メイドカフェ」に立ち寄ってみよう。

SMASH!(スマッシュ)2018 パフォーマンス

シドニーのタウンホールに店を構える「Uncle Tetsu」で活動する、オーストラリア発のアイドルグループ「AGS102」が、日本のアイドルやアニメ・マンガ・コスプレ文化を歌とダンスを通して伝える。

シドニーを中心にオーストラリア国内でますますファンが増えているAGS102。JAMSの連載企画「ワーホリお仕事図鑑」で、当時リーダーを務めていた跡部春紗さんが、昨年の「SMASH!(スマッシュ)」イベントで大盛況だったステージの感想を語ってくれている。

 

日時:2018年7月14日(土)16.00~17.00
会場:ICCミニステージ

トレーディングカードゲーム(TCG)

カードゲーム好きが集まるICCのプレイエリアでは、レッスンやトーナメントなどが終日開催されるほか、シドニーのベストプレイヤーたちのゲームも大きなスクリーンで見られる。

オーストラリアにもファンが多い、日本のトレーディングカードゲーム。「SMASH!(スマッシュ)」イベントは、カードゲームファンの情報共有やコミュニティ発見の場にもなっている。日本語のカードでプレイできるものもあり、初心者にも優しく教えてくれるスタッフがいるので、ぜひプレイエリアに足を運んでみよう。

カードファイト!! ヴァンガード

TVアニメ「カードファイト!!ヴァンガード」で、主人公・先導アイチの声優を務める代永翼氏、TCGオープニングセレモニーに参加する。「SMASH!(スマッシュ)2018 チャンピオンシップ・ファイナル」では、TCGのスクリーンイベントや無料プレーイベントが開催される。

日時:2018年7月14日(土)10.30~17.30
会場:ゲームステージ(オープニングセレモニー)/ TCGエリア(チャンピオンシップ・シリーズ)

ドラゴンボール超 TCG

日本が誇るアニメ、ドラゴンボール好きが集まる豪華賞品をかけたドラゴンボール超のカードゲームトーナメント。ICCのゲームエリアは入場無料なので、誰でも参加できる。

日時:2018年7月15日(日)10.30~15.00
会場:TCGエリア

ヴァイスシュヴァルツ

ヴァイスシュヴァルツ・トーナメントでは、英語と日本語両方のデッキが使える。ゲームを知らない人も、SMASH!(スマッシュ)チームが教えてくれるので、興味があれば参加してみよう。

日時:2018年7月15日(日)10.30~15.00
会場:TCGエリア

ゲーム

ICCの無料プレーエリアでは、多種多様なPCゲームやダンス・ミュージックゲームが楽しめるほか、日本のゲーム業界から最新のゲームが展示されたり、ゲーム開発者の最新ゲームを体験してフィードバックできる機会もある。

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE

「ブレイブルー クロスタッグバトル」ゲームのトーナメント対決。登録は14時半から15時半に行われ、15時半にゲームスタート。上限は64名なので、登録はお早めに。

日時:2018年7月14日(土)14.30~17.30
会場:OzHadou Consoleゲームエリア

ドラゴンボールファイターズ・トーナメント

1対1のドラゴンボールファイターズで、自分のスキルを見せつけよう。登録は11時から12時まで、ゲームは12時から始まる。同じく上限参加人数は64名なので、余裕をもって戸上奥に向かおう。

日時:2018年7月15日(日)11.00~14.30
会場:OzHadou Consoleゲームエリア

ガンダムVS トーナメント

2対2のガンダムVSコンペティション。コントローラーは配布されるので、まずは11時からの受付登録に行ってみよう。32チーム(1チーム2名)が参加人数上限。

日時:2018年7月15日(日)7月15日(日)11.00~14.30
会場:OzHadou Consoleゲームエリア

「SMASH!(スマッシュ)2018」各種プログラム

ほかにもICCでは、大きな出展ホール、アーティストマーケットでのプレミアグッズの販売、アニメデザイン、イラストのコンペティションや展示など、来場者を飽きさせない多種多様なブースが用意されている。

「SMASH!(スマッシュ)2018」はもうすぐ!

日豪の文化交流の場になる「SMASH!(スマッシュ)2018」イベントは、シドニー現地のアニメ・マンガ・コスプレファンと触れ合えるチャンス。2018年は規模を拡大してシティ中心部のICCでの開催となるので、さらに多くの来場者が日本のポップカルチャーを楽しみにやってくるはず。日本人としてうれしいオーストラリアでの日本文化の盛り上がりを、ICCに覗きに行ってみよう!

「SMASH!(スマッシュ)2018」チケットはこちら
プレセールチケットは売り切れ。1日のみ入場できるデイパスチケット($41)と、両日十条できるウィークエンドチケット($56)は購入可能。


JAMSでは、過去に「SMASH!(スマッシュ)」現会長アンドリュー・キゥ氏に迫ったインタビューも掲載中。イベントの構想やポリシーまで、「SMASH!(スマッシュ)2018」の裏側を知りたい方はこちらもチェック。

JAMS.TV公式ブロガー:村上紗英
東京都出身。高校卒業後、来豪。現在はUTS(シドニー工科大学)でメディア学を専攻し、文化や音声・映像技術を学ぶ。自他共に認める文学フェチで、文芸誌・小説・雑誌など、ジャンルを問わずボーダレスに書誌を読み漁るのが日課。現役大学生ならではの視点で、シドニーの現在(いま)を伝えるライターとして活動中。

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