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【クラファンあり】シドニーで終戦80周年記念イベント開催

イベント情報

日付 2025.08.16
時間 13.00 〜 16.00
料金 無料(寄付制)要事前予約
エリア Sydney
開催地 The Audotorium, NSW Teachers Federation Conference Centre, 37 Reservoir Street, Surry Hills NSW
ウェブサイト https://www.passthebaton.au
主催 シドニー日本クラブ(JCS)

アジア太平洋戦争終結から80年を記念する、戦後80周年記念イベント「Pass the Baton」が、8月16日(土)、シドニーのNSW Teachers Federation Conference Centreで開催!

第二次世界大戦の終結から2025年で80年を迎えるにあたり、広島在住の被爆者・小倉桂子氏(88歳)をスピーカーに招き、英語による被爆体験の対面講演を実施します。小倉氏は、英語で被爆体験を語ることができる数少ない被爆者のひとり。2011年からは広島平和文化センターの公式語り部として、G7広島サミットやノーベル平和フォーラムを含む世界の指導者たちや50カ国以上の聴衆に証言を届けるなど、国際的にも重要な人物として活躍してきました。スピーチ後には、小倉氏との質疑応答も予定されています。

原爆投下の影響について学ぶ機会が限られているオーストラリアでは、被爆者の生の声を聞けることは、平和教育の貴重な機会。小倉氏が語るような力強い体験談に触れることで、核兵器廃絶に向けた世界的な取り組みを支援し、過去を現在まで続く世界の課題として考えることができます。世界的な緊張が高まり核の脅威が高まっている今、原爆投下の真実を直視することはこれまで以上に重要となるでしょう。

また、講演後には、原爆の惨状と被爆者の心の重荷を描いた朗読『父と暮せば』の映像上映や、健康、社会、被爆者の生活への影響など原爆投下の実相を探るパネル展示、原爆投下直後の映像を収めた30分のドキュメンタリー『Mother’s Prayer』の上映、平和と希望の象徴である折り鶴を折るアクティビティも、オプションとして設けられています。折った鶴は、広島平和記念公園の「子ども平和モニュメント」に供えられ、平和な未来への世界中の人々の願いの一つになります。

イベントの参加予約はこちらから。
※入場は無料ですが、事前予約が必要です。

「Pass the Baton」のクラウドファンディング

本イベントの支援資金をクラウドファンディングで募っています。

「Pass the Baton」は、被爆者の生の声を直接シドニーに届けられる貴重な機会です。当事者の体験談は、苦しみだけでなく回復力、許し、希望の力強い証しでもあり、報復は平和をもたらさないという、今日の世界にとって重要なメッセージを伝えています。

被爆者の多くは高齢になり、彼らの生の証言が永遠に失われる危険性が高まってきました。一方で、紛争や分断、核兵器の脅威が常に存在する世界において、彼らのメッセージはかつてないほど緊急性を帯びています。平和が単なる夢物語ではなく、私たちが日々選択しなければならないものであることを思い出させてくれる、平和の鶴の一声を、オーストラリアにぜひ届けさせてください。

「平和のバトンを渡そう(Let’s pass the baton of peace)。未来は今日の私たちの行動にかかっているのだから」

皆さまからのご支援により、被爆者の声をさらに多くの人々へ届けることが可能になり、その意義ある遺産を守り、核兵器のない平和な未来に向けた行動を喚起することができます。

  1. シドニーに被爆者の声を届け、オーストラリア国民に歴史と人間性に触れる忘れられない機会を提供する。
  2. 人々の対話と行動を喚起するために、当事者の語り部、質疑応答、教育的リソースを用いて理解を促進する。
  3. 当事者の証言と歴史の教訓を後世に伝えるため、彼らの遺産を保存する。

これらの目的を達成するために、クラウドファンディングへのご協力をお願いしております。皆さまのご支援に感謝するとともに、会場でお会いできることを楽しみにしています。

クラウドファンディングの詳細はこちらから。

イベント主催者:シドニー日本クラブ(JCS)
1983年に設立された約350世帯の会員を擁する非営利団体。ボランティアによって運営され、日本文化の保護、地域の絆の強化、多文化共生の促進、オーストラリア社会への貢献を使命としている。

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