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グルメ

板前は怖い???

  一昔前、職人といえば、”怖い” 存在というイメージがあったのではないでしょうか。

 仕事は教えてもらうものではない、盗むもの、自分で覚えろ・・・何度も同じことを言わせるな・・・・などなど。

 手取り足取り教えてくれる、なんてありえない世界でした。

 

 わたしが寿司の世界に入ったのは 2?年前のこと、当然そんな世界でした。

 それはそれは、愛情たっぷりのしごきを受けました。お客様のいないところで・・・・。

 宮島(舎利・・・シャリを切る、大きなしゃもじ)で、魚がうまくおろせないからと、ケツを(いや、すみません、でん部を)

 ぶったたかれたことは何度もあります。

  

 今そんなことをしようものなら、その瞬間後輩はやめてゆくか、暴力だと、訴えられてしまうのか・・。

 昔ながらの日本の厳しい世界が、よかったのか、悪かったのかはわかりません。

 わかりませんが、わたしの先輩たちは、プライベートの時間になれば、本当にかわいがってくれました。

 たまに日本へ帰ると、そのすし屋や、独立した先輩の店などへ食事にいきますが、知っている板前に出会えると、

 昔話で盛り上がります。

 わたしにはかけがえのない、いい時間を、いい先輩たちと過ごせたと、自信を持っていえる修行の場でした。

 わたしですか、後輩が入ってきて、どんな先輩だったか・?それはまた今度。

 

 きょうも、お客様、スタッフに感謝、です。

 たか

 

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