医療/保険

イギリス政府が助成金を提供!新たな癌治療の発展へ

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My Personal Therapeutics (MPT)社とは、ニューヨーク州マウントサイナイ医学部で開発された技術に基づいて、世界中のがん患者に最も先進的で最適化された癌治療薬へと導くサービスを提供している、ロンドンに拠点を置くバイオテクノロジー企業です。My Personal Therapeutics (MPT)社パーソナル・ディスカバリー・プロセス(PDP)法は、世界中の癌患者の癌腫瘍が、それぞれ単一治療への耐性を持ちあわせているという観点から、個人個人の癌腫瘍に効果的に対処するために開発されました。

癌治療の効果には個人差がある。治療の最適化で効率化を図る

癌の治療には個人個人に合った治療法の選択が必要です。癌の治療は、人によって効果を発揮したり、逆に効果が見られずに更に副作用を引き起こしたり、また一部効果の見られた場合でも、腫瘍全体への効果には及ばず、更なる拡大と転移に繋がってしまうなど、人によって効果は様々です。そこでひとりひとりの癌腫瘍への最適な治療法の選択が重要となっていきます。壮絶な癌との闘いには、体力、精神力を消耗し、時間や費用も無駄にはできません。そこで個人の癌治療の効率化を上げることは最も重要といえるでしょう。

パーソナル・ディスカバリー・プロセス(PDP)

パーソナル・ディスカバリー・プロセス(PDP)法はニューヨークのマウントサイナイ医科大学の研究社ロス・ケーガン氏によって開発され、2019年に特許が認められた先進医療法です。以下PDP法と称します。PDP法では、患者のがんに合わせた最適な組み合わせによる治療薬を選択します。PDP法は、ハエを使用した実際の患者のアバターを医薬品スクリーニングに使用する世界で唯一の治療法です。
これは、患者の特定の腫瘍に最適に作用する FDA 承認薬(非がん治療薬を含む)の詳細な組み合わせを特定し、その遺伝的複雑性を反映して、毒性や副作用を軽減しながら、効率的な治療可能性を高めます。

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1.癌患者から生きた癌腫瘍の検体を取り出す

2.検体の分析から癌腫瘍のネットワークを確認

3.変異を含めた実際の患者の癌腫瘍細胞ネットワークをハエに設置しアバターを作成

4.すべての認可治療薬を患者のアバターとなったハエで治験を行う

5.審査結果に基づいた最適な治療の組み合わせを推奨したレポートの完成

 

My Personal Therapeutics (MPT)社の公式サイト
My Personal Therapeutics

PDP法の活用目的

  • これまでは難しかった個人への治療薬の効果、副作用の可能性を治療開始前に予見
  • 最適な治療法の提案から患者の心の負担を減らす
  • 治療の効率化から時間、費用、体力の消耗を最低限に抑える

ハエを使い最も適切な治療法を見つける根拠は何か?

ショウジョウバエ(フルーツフライ)は最も柔軟性の高い遺伝子モデル生物です。ハエで利用可能な独自の遺伝的ツールキットにより、患者の腫瘍で見つかった最大20の遺伝子変異を導入でき、腫瘍を「アラカルト」で運ぶ完全にパーソナライズされたアバターを作成できます。これらの動物はサイズが小さく、ライフサイクルが短いため、アバターを迅速に増やすことができます。このようにして、私たちは40万匹のハエ(他の動物モデルでは不可能な数)を作成して利用し、ハイスループットの薬物スクリーニングを実施しています。

人間の病気を引き起こす遺伝子のおよそ75%は、ハエの中に機能的に相当するものを持っています。ショウジョウバエは、1900年代初頭から癌を含む人間の病気の研究に使用されてきました。癌のシグナル伝達経路はフルーツフライで保存され、これらのシグナル伝達経路の多くの経路がハエで最初に発見されました。

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癌の中でも特に難しいとされるG.I cancer(消化器系の癌)治療の発展が期待され、イギリス政府が資金を提供!

癌のなかでも、G.I cancer(消化器系癌)、特に食道がんは、最新医学の免疫治療でも効果を得ることが難しいといわれており、特にPDP法の実用化が期待されています。実際に、このPDP法のG.I cancer(消化器系癌)患者へ用いられた際のデータ照合と評価を行う為に、イギリス政府から£476,791 の資金提供がありました。

PDP法G.I cancer(消化器系癌)患者、ならびに肺癌の患者に適用することができます。また、標準的なプロトコールが確立されていない希少癌や原因不明の腫瘍の患者さんも、PDP法の恩恵を受けることができます。あなたの癌にPDP法が適しているかどうかについては、Medicisonにお問い合わせください。enquiries@medicision.com.au

PDP法は、早期がんの患者さんだけでなく、従来のアプローチでは治療の選択肢がなくなった進行がんの治療が困難な患者さんにも、最適な治療法を特定するのに役立ちます。最後に、悪性化していない消化管病変を持つ人もPDP法の恩恵を受けることができます。消化管内に腺腫があることは、その後の大腸がんの発生と関連しています。この機能を備えた非がん患者は、アバター前のモデルがすでに構築されており、必要に応じて推奨される治療を受ける準備ができますので、万が一の悪性化に備えることもできます。

現時点では、PDP法は、イギリス国内の研究所にて行われていますが、My Personal Therapeutics (MPT)社が窓口となり、世界中の人々に、PDP法サービスの提案を行っております。

世界中の癌患者にPDP法の実用化へ

このサービスを受けられるには、主治医から、Medicisonへ直接お問い合わせくださるようにリクエストをしてください。また、Medicisionは、日本の順天堂大学病院と提携していますので、日本でもこのサービスを受ける事ができます。現在日本語でのお問い合わせは、メールのみにて受け付けておりますが、お気軽にご相談ください。enquiries@medicision.com.au

「Medicision」はオーストラリアにおける個人向けヘルスケアサービス業界のリーディングカンパニー。大手プライベート保険会社の「Ramsay Healthcare」と独占パートナーシップ契約を締結することで、オーストラリア全土に医療・ヘルスケアサービスを提供しています。

医療・ヘルスケア分野でも人間ドックや遺伝子連鎖、がんセラピーなどに特化c。個人や家庭への最適な運動プログラムの構成から、パートナー企業の「Mt. Sinnai」と共同の世界最先端のがんセラピーの提供など、その活動は多岐に渡ります。

John Hopkins、Harvard Medical School、東京医科歯科大学、NSW Healthなど世界中の権威ある医療機関の人材から構成されたチームは、個人や家族へ効果的な治療と健康プログラムを的確にアドバイスし、その経過を観察しながら生活をサポートすることで、オーストラリア国内外のすべての人々が健康で豊かな生活を送ることを目標に掲げています。

 

所在地:P.O. Box 385 Broadway, Ultimo NSW 2007
電話:1800 634 007+61 459 100 337
メール:enquiries@medicision.com.au

ウェブ:www.medicision.com.au

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