at_money_service
マネー

今週の相場見通し

 

<主なイベント>
12/10(月)日本10月国際収支、日本Q3GDP改定値、米10月求人件数、マクロン政権新たな対策発表
11(火)独12月ZEW景況感指数、米11月PPI、英下院EU離脱合意案巡る採決
12(水)米11月CPI、ブラジル中銀政策会議
13(木)ECB理事会、米11月輸入物価指数、EU首脳会議
14(金)Q4日銀短観、中国11月小売売上高・鉱工業生産、米11月小売売上高・鉱工業生産

<言いたい放題> 先週はYモバイルの障害にひっかかってしまった。4時間余り全くの“陸の孤島”状態。携帯は仕事でも必要不可欠のトゥールであり、実際に仕事に支障をきたした。インターネットのヘルプデスクは10回以上アクセスしても「現在対応可能なスタッフはおりません」?!で取りつく島なし。そして障害情報も1時間に一回「現在一部の地域で障害」を繰り返すだけ??全国的な障害なのに、、、復旧後にヘルプデスクに確認したら「免責条項にあるように24時間(??)以上障害が続かない限り補償の対象にはなりません」。 孫さん、あまり金儲けばかり考えないで、もっと顧客の立場に立って社会的責任を全うしてください!!!

<マーケットの焦点>

先週はリスク回避の動きが強まり、株安、米債利回り低下、ドル安となった。
休戦か?と思われた米中摩擦は中国通信機器大手華為技術(ファーウエイ)のCFOである副社長のモー・バンシュウ氏がカナダ当局に“イラン制裁を巡る詐欺の疑い“で逮捕されたことから、再び米中間の緊張が高まっている。
またBrexitを巡る思惑やフランスにおける反マクロン運動が暴徒化し、欧州不安が改めてリスク要因となった。 米10年債利回りは2.85%台まで低下してイールドカーブのフラット化が顕著となり、11月上旬に一時26,000ドル台を回復したNYダウは24,000ドル台前半まで反落している。
今週も基本的に不安材料から目が離せない。 週末に発表された中国11月貿易収支では対米黒字が過去最大となった。
ファウエイ幹部逮捕事件は、米議会も徹底調査すべきとの強腰であり、引き渡しが長引く可能性がある。 一方中国は報復を示唆するなど、再び米中間の緊張が高まっている。
また火曜日には英下院でEU離脱合意案巡り採決が行われるが、可決される可能性はかなり低い見通しで”合意なき離脱の可能性“が浮上するが、その前にメイ政権の行方も不透明だ。
更にフランスでの反マクロン運動の暴徒化や、独におけるメルケル首相の求心力低下、もちろんイタリアの財政赤字問題もあり、再び欧州がきな臭い。
また来週18/19のFOMCでの利上げは確実視されるが、最近の米債イールドカーブのフラット化から米経済失速懸念が強まっており、最近のFRB当局者発言からも来年のFRBの利上げシナリオがかなりセットバックするとの見方が増えている。
またロシア疑惑を巡るモラー特別検察官の捜査も大詰めと言われ、今後民主党の追及が激化する見込みである。
係る不安要因渦巻く中、米国はじめとして主要国の株価が続落となればリスク回避が「負のスパイラル」となって活発化する可能性があるだろう。 今週も不安定な相場が予想される。

<豪ドル相場>

足元の豪ドル相場―上値重い展開か

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.7198-0.7393 AUDYEN 80.93-84.03 今週の予想レンジ―AUDUSD 0.7100-0.7300 AUDYEN 80.00-83.00

 

先週豪ドルは、米中一時休戦観測で74セント、84円近辺と豪ドルドルは8月上旬、豪ドル円は6月上旬以来の高値に反発したが、楽観的見方も長続きせず、ファウエイ幹部逮捕で状況は更に悪化し、72セント台割れ、81円割れまで反落した。

また主要国の株価ある下落や種々のリスク要因も豪ドルセンチメントを悪化させた。
更に発表された国内指標も11月住宅建設許可、Q3経常収支、Q3GDPと軒並み不調であった。
今年顕著となった住宅価格の大幅下落が消費者マインドにネガティブな影響を与えているとの分析だ。
今週も上記のように種々の懸念材料があり、リスク回避が活発化すれば、“リスク通貨”豪ドルもフォローせざるを得ない。
10月以降のコアレンジである70-73セント台、80-83円台の下限をテストする動きが予想される。

―お客様各位― 小職の為替メルマガ「侍ディーラーが相場を切る」(創刊以来10年)を人気メルマガサイトである「FOOMII社」からお届けしています。 当メルマガはFXトレーダーを対象としており、長年のディーラー職で培った為替トレードの“極意”を、ファンダメンタルズや市場センチメントやドレーダー心理に至るまで分析してお届けします。また過去のトラックレコードと共に日々の“実践トレーディングポジション”を開示し解説いたします。 ご興味のある方はメルマガサイトhttps://foomii.com/00130 をご覧ください。 宜しくお願いいたします。

この記事をシェアする

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax CAPITAL, AT Money Service, AT FUND、Sydney でファンドマネージャーを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆外為どっどコム社の動画担当(毎週金曜日)
http://www.gaitame.com/gaitame/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

この投稿者の記事一覧

概要・お問い合わせ

その他の記事はこちら