「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)2...
2 February 2026 ◎<ポイント> ―ドル円は152円台前半→154円台後半までリバウンド― 今週の予想レンジ:153.50-15…
9 February 2026
◎<ポイント>
―自民単独で2/3(310議席)超え→高市トレード復活か?―
今週の予想レンジ:156.00-160.00
先週のレンジ 154.55-157.34
(先週の予想レンジ:153.50-156.50)
・週末の衆院選で自民党は単独で総定数の2/3に当たる310議席を上回る過去最多
の350議席以上を獲得する“歴史的勝利”を収めた。今週も高市トレード(株高・円安)の流れが主流となれば、金融当局も“流れに棹差す積極的に円安けん制”ができないのではないか?
・先週ドル円は週末の総選挙を控えて、自民党優勢の観測広がり週末に向けて157円台に急伸し(週中安値は週初の154円台半ば)、日経平均(オフショア)は56,000台に大幅続伸した。
・また前週末の衆院選応援演説で高市総裁は「円安は輸出産業にとっては大チャンス。外為特会の運用は今ほくほく状態だ」と発言。その後X(旧ツイッター)で「円安メリットを強調したわけではない」と弁明したが、市場では実質的な“円安容認”との見方が広がった。
・週初に発表された1月の米ISM製造業景気指数は予想を上回りドルを押し上げたが、求人件数やADP雇用者数の軟調に加えて、一部政府機関閉鎖の影響で米雇用統計の発表が今週水曜日に延期されたことも雇用悪化の憶測を呼び、ドルは堅調欧州通貨でやや反落して越週。
・週末の衆院選では予想通りに自民党が歴史的圧勝(自民単独で全議席数の2/3以上を確保)。Sell on factの調整も予想されるが、むしろ下げはBuy on dipsで対抗すべきと考える。
・最近のドル円の大幅下落(159円台→152円台)で市場ロングの調整は終了したと見ており、昨年のような140円台への続落が回避されて150円台が今回サポートされたとなれば、更なる新高値(160円越え)への上昇は時間の問題であると考える。
もちろん、自民党の財政拡大路線の背後には「経済・財政のファンダメンタルズの悪化に合致した円の下落」がある。
| ◎<豪ドル相場> 先週豪ドルは、米ドル堅調地合(米ドルインデックスは97台)の中一時69セント割れまで調整反落したが、週末に向けては調整一巡後の買戻しで70セント台に戻して引けた。対円では実に1990円以来、35円ぶりの110円台を示現した。 先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6896-0.7050 AUDYEN 106.85-110.38 (先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6750-0.7050 AUDYEN 105.50-108.50) 今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6750-0.7050 AUDYEN 109.00-114.00 |
・先週豪ドルは米ドル堅調地合でユーロが1.17台に下落するのを横目に、火曜日のRBA理事会で大方の予想通りに25bpの利上げが行われたこともサポート要因となり、70セント台で堅調推移した。
・一時ポジション調整で69セント割れまで反落したが、すかさずBuy on Dipsの新たな買いが入り70セント台を回復して越週した。
・対円では豪ドル堅調プラスドル円の大幅反発(157円台後半まで)の相乗効果で実に35年ぶりの高値110円台を示現した。
・Q3に続いて前週発表されたQ4のCPI(特にRBAの重視する刈込平均値が+3.4%に上昇)が上昇したことが先週のRBA利上げの背景となっており、先進国で金融緩和が継続される中、豪州は独自の引き締め路線に戻ったとの観測が広がっている。
・金利先物市場では今年末までに後2回程度の利上げを織り込みつつあるが、一方金利上昇の豪州経済への影響も徐々に経済の重荷となるだろう。最悪シナリオはインフレと景気後退の同居する“スタグフレーション”であるが、筆者もそれを懸念する。
・したがって依然として現時点での70セント台は過大評価の領域と考える。
一方対円では今後のドル円上昇シナリオが正しければ、更に高値を更新する可能性があり、結果的に昨年5月に始まった上昇トレンドを継続するものと考えるが、35年ぶりの高水準ということで利食い・調整の売り戻しも入るものと考えるべきであろう。
―読者各位―
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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
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☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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