未分類

障害者の方々のダンスレッスンから学んだこと

今日は、夕方から前述の高木先生と待ち合わせして、障害者たちのダンスレッスンを見学に行きました。

もし、皆さんの記憶に残っているのであれば、24時間テレビに出演したダウン症の子たちのダンスショーと言えばイメージがつくでしょうか?(V6と一緒に2001年出演)

今日のスタジオでは、その出演メンバーの子たちのレッスンを拝見させてもらいました。

そして思った事は、そこに辿り着くまでには、壮大な時間と努力が含まれているだな、と。。

例えば、インストラクターの立場として考えて欲しい。

1曲を振り付けるとするとして、先生が1~10までを教える。一般の生徒であれば、それで充分であり、1~10で覚えられないのであれば、生徒は自分で努 力をしなければならない。親切な先生であれば、それを1~15まで分解して教えてくれるかもしれない。すごく丁寧な先生だと評判になるだろう。その分、生 徒は頑張り、次回からは1~10で出来るようになる。また、上級者にもなってくれば、1~5で充分。6~10は自然と出来てしまう実力を持っているだろ う。

それが、障害者の子に対してであれば、1~10を1~100まで分解して教えなければならないという事。

その中には、様々な科学的、スポーツ学的知識と、一番大事な現場での経験が必要となる。それが分からなければ、とても1~10で終わる動きを、1~100まで分解し教えることは出来ないであろう。10倍の労力である。

現在、日本で活動されているほとんどのインストラクターの方が、ほぼ無理だろうと思います。知識を持った人間が見て、初めてその奥深さを感じ取ることが出来るレベルじゃないでしょうか。

また、障害には様々な種類があります。種類によって症状や対処法も違います。

このスタジオには、合併症も合わせ9種類もの違った障害を持つ子たちが集まってレッスンを受けているようです。(ホームページ参照)

年齢別に見ても(今日のグループは)、下が16歳、上が34歳と幅広い。

ダンス歴は、長い子で11年やっているそうです。

スタジオ主宰者曰く、「やっとここまで来たんですよ!」

その言葉には、深ーーーい重みがあります。

興味がある人は、ここのホームページを隅々まで読んで欲しい。ブログも書かれています。Jam world ——-> ここをクリック。

更に時間があるのであれば、是非勉強して、レッスンを見学し、ショーを見て肌で感じとって欲しいと思います。

このスタジオは、ストリートダンスの可能性をまた更に広げています。

主催者の福地リュウスケさんは、元々福祉職員でありながら、障害者たちにダンスを教えたいために30歳からHip Hopを始められました。RABC治療法(ラビック)を独自に開発された人であり、その概念のもと個人でも毎週20以上のレッスンを持ち毎日活動されてい ます。すごい人です。

今日は、本当に大変な経験が出来ました。自分の簡単な言葉では言い表せませんが、何か伝える事が出来ればと思い、ブログに書き記すことにします。

写真1:メンバー全員と一緒に。

with all members

写真2:すごく慕ってくれたマユミちゃんと。

with mayumi-chan

写真3:全員180cm以上、BIG 4~

big 4~

写真4:主宰者の福地さん

Fukuchi-san

3月2日には、このメンバーが出演するイベントが名古屋で行われます。時間がある人は是非足を運んで下さい。詳細は、ホームページにて。

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

その他の記事はこちら