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Olive Groves in Australia つるつるの美肌、からだに優しいちょっとした贅沢Vol.4

 

今日こそはPRICELESS~お金で買えない旅の価値、人はなぜ旅をするのでしょう?に話をもどしちゃいますから。でも、書き出すとあれこれ説明不足が気になるこの性格。絶対に、たぶん、もしかしたら、でもまあいっか、という具合に意志薄弱なボクを許してくださいね。(言い訳がましいところもごめんなさい!) 

 

Bethany Wines, Bethany, Barossa, South Australia 

This image is protected by copyright to the South Australian Tourism Commission

 

 

 

 

オリーブ栽培の歴史 

 

オーストラリアのオリーブ栽培の歴史はまだ日が浅く、各地で本格的に栽培がはじまったのは1990年代の後半からです。オーストラリアは南半球に位置しますが、北半球のオリーブの主要な産地とは赤道を挟んでちょうど同じくらいの緯度。オリーブの栽培には最適とされる地中海性気候の大地がひろがります。そのため、大陸の南半分のエリアでは各地でオリーブの栽培が可能とされ、非常に上質なオリーブの栽培農家が急速に増えつつあります。さらに(以前、WINE & DINEでとりあげたCORIOLEもそうですが、)オリーブオイルの産地は、同時に美味しいワインの産地ということも相まって、国内消費を促す結果となっています。

   

【Olive Grove in Victoria】

 

オリーブオイルの輸入量と輸出量 

 

オリーブオイルの輸入量に関しては2003/4年度が28,447t2004/5年度が32,629t、主な輸入元はスペイン、イタリア、ギリシャとなっています。一方、輸出量に関しては、2003/4年度が278t2004/5年度が501t。主な輸出先は、ニュージーランド、中国、アメリカですが、2004年から主要輸出先にイタリアが登場し、一気に35.5%のトップシェアとなりました。(オーストラリア統計局のデータより)このことから判るように、国内の需要が急速に拡大しているけれど、国内生産が追いついていない。そうこうしているうちに、本場イタリアから太鼓判を押されてしまい国外での需要も増えている、というのが現状のようです。 

 

【Olivers Whitehill, McLaren Vale, Fleurieu Peninsula, South Australia】

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季節が反対という強み

 

オリーブオイルはワインと違い、熟成させるということはしません。新米、新茶、新蕎麦のように、オリーブオイルも摘んだばかりの搾りたてが良いとされています。地中海地域で生産されるオリーブオイルのストックがなくなる頃、オーストラリア産の新鮮なオリーブオイルを出荷できるので、イタリアなどの大量消費国、さらに中国、アメリカ、そして韓国や日本でも、通年で安定した供給を確保できるようになるのです。

 

(つづく)

 

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