以前はよく見かけた、「$5ステーキ」。ただ寂しい事に、物価上昇の影響からか年々少なくなる一方。

しかし完全に無くなった訳ではありません。City内で今でも目にする「$5ステーキ」という看板。

今後いつ完全に消えてしまうかわからない。

オーストラリアの思い出として今のうちに体験しようと思い、絶滅寸前？の貴重な＄５ステーキに行ってきました！

今回取材したレストランはワールドスクウェアのすぐ隣。

ナイトクラブとしても有名なアイリッシュ・パブ Scruffy Murphysです。

ただ値段をよくみてみると・・・、$5ではなく、$5.95ではありませんか！

さらにドリンクも一緒にオーダーしなければならないため、$5.95ではおさまりません（普通に$10前後となる）。

“とんだボッタクリ、せめて$6ステーキと書いて！” 

この看板を見るたびにツッコミを入れたい気持ちになりますが、安さとおいしさには定評があるようで$5ステーキメニューは健在。ローカルの人をはじめ観光客や学生にも人気があり、雑誌やインターネットにも根強く掲載されています。

小さく95と書かれてます。そこまで$5にこだわるか！

■いざレストランへ！入り口はこちら

入ってすぐ右の階段を上がり2階のレストランへ。ちなみにレストランの営業時間は8am-10pm。1階にあるメインバーは7days 24hours。

2階にあるグースガーデンはレストランとバーが併設されています。

Webサイト：http://www.scruffymurphys.com.au

■＄５ステーキの注文方法

さて、まずはカウンターで注文をしましょう。

カウンターのお姉さんがオーダーを聞いてくれるので初めてでも大丈夫です。

質問された内容は次の通り。

①メインディッシュ

今回はステーキ目的だったので、ランプステーキ（300グラム）をオーダー。（他、チキン、フィッシュ、ベジタリアンパスタも同料金）

②付け合せ

チップス（フライドポテト） or マッシュポテトのどちらか。

③ステーキソース

グレイビー、 マッシュルーム、ダイアナ、ペッパーから選びます。お勧めはグレイビーまたはマッシュルームソース。

④ステーキの焼き加減

rare（レア）、medium rare（ミディアムレア）、medium（ミディアム）、well-done（ウェルダン）から選びます。

オージービーフは固めなので、ミディアムレアがお勧めです。

⑤ドリンク

近くにいたオージーを真似て、ビールを注文しました。

ビール$4.50～、ワイン$4.50～、ソフトドリンク$3.50～

会計をすませ、ドリンクと番号札を持ち空いているテーブルへ。

ステーキを待っている間に自分でナイフ・フォーク、お好みで付け放題のソースを用意します。

（ソースはマスタード、スイートチリ、トマトソース、BBQソース、バターがそろっています）

■店内の様子

ここでも気になるのがやたら大きな$5の文字。店内のいたるところに表示してあります。

お昼を過ぎていたので、お客さんは少なかったですが、落ち着いた雰囲気で皆さんリラックスしていました。

5分も経たないうちに、ウエイトレスがステーキを運んできてくれました。

■噂の＄５ステーキはどうだった？？

ステーキ&マッシュルームソース、マッシュポテト、焼き加減はミディアムレア。

お友達のオーダー。ステーキ&グレイビーソース、チップス、焼き加減はミディアムレア

ステーキとビールを片手に、かなり陽気なオージー気分を満喫してきました。（お店はアイリッシュパブなんですけどね）

正直お肉は少々かためですが、味、ボリューム、値段、お店の雰囲気すべてがオーストラリアの良き思い出のひとつになること間違いありません。

街中から「$5ステーキ」 が消えてしまう日が来る前に、ぜひ体験してみてはいかがでしょう。