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社員の能力向上に万歩計?

 

最近、ジョギングしたり、ジムに通ったり、歩いて出勤したりと、健康志向なのか運動に精出す人を多く見かけますね。これはオーストラリアでも日本でも同じように見受けられますので、先進諸国共通の健康ブームなのでしょうか。

 

シドニーの街でも、お昼休みに公園で運動したりジョギングしたり、会社帰りにジムに寄ったり、公園でボクササイズに励んだりと、みなさん汗を流しています。

 

ところで、一日に1万歩歩いて、週に3回ジムに通えば、社員の能力が上がって仕事の効率が高まるという調査結果が報告されました。それにより会社にとっては社員一人当たり、年間2500ドルの生産性の向上になるのだとか。

 

会社にとっては嬉しいニュースですし、社員にとっても、しっかり運動することにより寿命が5年延びるということで、良いこと尽くめのこのアイデア、果たしてどれだけ企業が導入するのか注目されています。

 

メルボルンの大学の脳科学研究所が企業と提携して、社員に万歩計を配り、平均一日2000〜3000歩しか歩いていない社員に1万歩歩くようにし、さらに週に3回ジムに行くようにしたところ、実験開始から8週間後の各社員の脳の機能、企画能力、予測性、決断力などを測定したところ、いずれも向上していることが明らかとなりました。

 

1万歩を達成しているグループでは脳機能に約2%の向上が見られ、さらに週3回のジムを行なったグループでは4%向上し、そのうえ寿命が5年延びる可能性も指摘されました。

 

これにより、激しい運動が脳機能の活性化をはかり、さらにストレス減少に関係していることがはっきりと示されたわけです。やはり運動は身体によいばかりではなく、脳にも効果があるんですね。

 

もちろんこうなると、企業はオフィスにシャワー室を備えたり、ジム費用を補助したり、トレーナーを雇ったり、できるだけ歩いて出勤しろと命令して、社員の能力向上を促進しようとします。なんだか、仕事をしているのか運動しているのか分からなくなりますが、年間一人当たり2500ドルの生産性向上ですから、とにかくエクササイズの推進です。

 

そのうち全社員のコンピュータにWiiを導入して、身体を動かしながら事務をするようになるのかしらん。もちろん営業は、スニーカーにトレーニングウェアで外回りです。

 

(水越)

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