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今日は定時に家に帰るぞ!

11月30日は「Go Home On Time Day」なんですって。今日ばかりは定時にお家に帰りましょう。でも、なんで11月30日が“定時帰宅デー”なんでしょうね。

とにかくオーストラリア人は働き過ぎなんですって。信じられないって? そりゃ、そうでしょう。私も信じられません。

でも、The Australian Instituteの調べによると、毎年、オーストラリア人は20億時間!もサービス残業をしているのだとか。その残業をお金に換算すると、720億ドルに達するんですと。これはオーストラリア経済の6%に匹敵する金額です。

それにふたりに一人は、家族と一緒に過ごす時間を作ろうと思っていても、仕事のためにそうすることができないようです。だからこそ、年に一度、11月30日は「Go Home On Time Day」なんです。

オーストラリア人の5人に3人は通常の勤務時間外も働き、4人に一人は家でも仕事をするように会社が期待していると答えています。こうしてオーストラリア人は毎年、自分の有給休暇以上の日数をサービス残業という形で会社に返上しているわけです。典型的な労働者の平均では、毎日約70分を無給で残業していて、これは一日8時間労働として、年間33日に相当します。

スマートフォンやラップトップ、iPadなどの携帯端末の普及で、いつどこにいても電話やメールがきて、すぐに返答することを求められているのが現実です。ズルズルと仕事を引きずっているわけです。こうなると家族関係にまで影響を与えてしまいます。

こんな現状を受けて、会社によってはメールの受信を朝7時から夜7時までに限定したり、たとえ週末にメールを見たとしてもけして返信するな、よく考えてから月曜日にするようにとしたり、対応策を講じているところもあります。「すぐメールに返信するのは誤った決定や指示につながる」というわけです。

まあ、確かに、毎日元気よく効率的に働くためには、時間を有効に使って、自身の健康を維持し、運動をして、リラックスし、快適な睡眠をとり、良好な人間関係を形成する…というように、仕事だけではなく大切なことは他にもあるわけです。

仕事以外の時間を有効に使うことで、仕事にも集中して効率よく働くことができるわけですから、確かに定時退社で毎日活力ある生活を継続するのは大事ですね。

バランスのとれた生活ということですが、いつしか偏った生活になり、特定の活動が過度に時間を消費するようになり、いつも「時間がない」とイライラするようになり…、思い当たるふしがありますね。

そうならないためにも、せめて今日くらいは、定時にお家に帰りましょうか。

(水越)

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