オーストラリア留学生キャリア・エクスポ 2026開催!
オーストラリア留学中に、キャリアにつなげる機会! 2026年10月8日、シドニーのタウンホールでインターナショナル・スチューデ…

オーストラリアでは、2025年6月時点で総人口の約32%が海外生まれと推計されるなど、世界各地から多くの人々が移り住んでいます。多様性にあふれた文化を持ち、さまざまなバックグラウンドの人々が暮らす多民族国家として知られています。
オーストラリアに長期的に移住し、安定した生活を送りたいと考える方にとって、目標の一つとなるのが永住権の取得です。永住権を取得すると、オーストラリア国内に無期限で滞在でき、就労や就学の制限も大きく変わります。また、一定の条件のもとで、国民向けの公的医療保険制度「メディケア」に加入することもできます。
一方で、オーストラリアの永住権を取得するための条件は、ビザの種類や申請者の年齢、学歴、職歴、英語力、希望する職業などによって異なります。学校を卒業するだけで永住権を取得できるわけではなく、留学を始める前から卒業後の進路を考えておくことが大切です。
そこで今回は、経験豊富なビザコンサルタントが在籍し、学校選びから各種ビザ申請までサポートする留学情報センター「エミク」から、オーストラリアの永住権を目指すために知っておきたい条件やビザの種類、留学から永住権を取得した方の事例をご紹介します。
本気でオーストラリア永住権を取得するなら必読の内容です。将来オーストラリアで働き、長く暮らすことを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

オーストラリアに無期限で滞在できる永住権には、さまざまな取得方法があります。
留学生の場合、大学や専門学校などで資格や専門知識を身につけ、卒業後に就労経験を積みながら、技能系ビザや雇用主スポンサーによるビザなどを検討していく方法があります。
しかし、留学をすれば自動的に永住権につながるわけではなく、永住権の申請には、希望する職業に必要な資格や職歴、英語力、スキルアセスメント、ポイント、雇用主や州政府からの指名など、ビザごとに異なる条件があります。そのため、留学を検討する段階から、次のような流れを考えておくことが大切です。
| ステップ | 主な流れ |
|---|---|
| 1 | 留学・進学 |
| 2 | 資格取得 |
| 3 | 卒業生ビザなどでの滞在・就労 |
| 4 | 職歴やスキルの形成 |
| 5 | 就労・技能系ビザの申請 |
| 6 | 永住権の取得を目指す |
これは一例であり、すべての方が同じ順番で進めるわけではありません。年齢やこれまでの職歴、英語力、希望職種などによっては、別のビザを検討できる場合もあります。
永住権を目指すなら、まずは自分の経歴や希望する職業を整理し、どのような学校・コースが将来の選択肢につながるのかを確認しておきましょう。

オーストラリアで永住権を目指すために留学する場合、学校の知名度や学費だけで進学先を決めるのではなく、卒業後の進路を見据えてコースを選ぶことが重要です。学校を決める前に、以下のポイントを確認してみましょう。
まず考えたいのが、将来オーストラリアでどのような仕事に就きたいかということ。
例えば、看護師や教師、会計士、チャイルドケア関連職、調理師、大工など、職業によって必要な学歴や資格、実務経験が異なります。学校で取得する資格が、希望する職業の要件やスキルアセスメントに関係するかどうかも確認しておきましょう。
また、ビザの対象となる職業は制度や申請するビザによって異なります。希望する職業が現在どのビザの対象になっているか、将来の申請を見据えて調べることも大切です。
日本で取得した学位や資格、これまでの職務経験が、オーストラリアでの進学や就職、ビザ申請に活かせる場合があります。
例えば、日本で看護師として働いた経験がある方と、これから看護を学びたい方では、必要となる進学ルートや資格取得までの計画が異なります。
これまでの経験を活かせる分野があるか、追加でどのような資格や実務経験が必要になるかを確認しておきましょう。
卒業後に申請を検討するビザによっては、年齢制限が設けられています。
例えば、卒業生ビザ(サブクラス485)は、原則として申請時に35歳以下であることが条件。ただし、修士号(リサーチ)や博士号の取得者など、一部に例外があります。
入学時の年齢だけでなく、コースの修了時期やビザの申請時期も考慮して進学計画を立てることが大切です。
学校への入学には、コースごとに定められた英語力が必要になる場合があります。また、卒業後に申請するビザでも、別途英語力の条件が設けられていることがあります。
入学に必要な英語力と、将来のビザ申請に必要な英語力は必ずしも同じではありません。進学前から英語学習の計画を立て、必要なスコアを確認しておきましょう。
留学には、授業料だけでなく、生活費や教材費、保険料なども必要となります。コースの期間が長くなれば、その分の費用も考慮しなければなりません。
卒業後の就労やビザ申請まで見据え、どの程度の期間オーストラリアで生活することになるのか、無理のない予算を立てておきましょう。
オーストラリアでは、シドニーやメルボルンなどの都市部だけでなく、地方地域での就学や就労を検討する方法もあります。
地方地域での就学・居住経験が、卒業後のビザの選択肢に関係する場合もあります。例えば、対象となる地域の教育機関を卒業し、所定の条件を満たした方は、卒業生ビザのSecond Post-Higher Education Work streamを申請できる可能性があります。
ただし、地方で学べば自動的に永住権を取得しやすくなるわけではありません。学校の所在地や卒業後の居住地域、ビザの条件を個別に確認する必要があります。

オーストラリアの大学や専門学校などを卒業した留学生が、卒業後も一定期間オーストラリアに滞在して就労・就学できるビザが、卒業生ビザ(Temporary Graduate visa/サブクラス485)です。
卒業生ビザは、卒業後にオーストラリアで職業経験を積みたい方や、将来の技能系ビザ・雇用主スポンサーによるビザを検討している方にとって、重要な選択肢の一つ。現在の卒業生ビザには、主に以下の3つのストリームがあります。
Associate Degree、Diploma、Trade Qualificationなどの対象資格を取得した留学生向けのストリーム。
取得した資格が、申請時に指定する職業(nominated occupation)と密接に関連していることや、その職業がMLTSSL(中長期戦略技能リスト)に掲載されていることなどが条件となります。また、指定されたスキルアセスメント機関による審査を受ける必要があります。
滞在期間は原則として最長18カ月です。
オーストラリアの教育機関で学士号や修士号、博士号などの対象となる学位を取得した留学生向けのストリーム。
専攻分野にかかわらず、所定の学位やその他の申請条件を満たすことで申請を検討できます。滞在期間は取得した学位によって異なり、一般的には以下の通りです。
オーストラリアの対象となる地方地域の教育機関を卒業し、最初の卒業生ビザを取得した後も、所定の地域に居住している方が検討できるストリームです。
原則として、卒業生ビザのPost-Higher Education Work streamなどを保有し、指定された地方地域に少なくとも2年間居住していることなどが条件となります。
滞在期間は、卒業した教育機関の所在地や、その後居住した地域によって1~2年間です。
卒業生ビザを申請するには、ストリームごとの条件に加えて、共通する基本要件も確認する必要があります。
主な条件は以下のとおりです。
また、卒業生ビザの就学要件では、原則として2学年間に相当する92週間以上の学習量を満たす必要があります。さらに、オーストラリア国内で合計16カ月以上にわたって就学を修了していることなど、複数の条件があります。
そのため、単に「2年間のコースに申し込めば卒業生ビザを取得できる」というわけではありません。学校やコースの登録状況、取得できる資格、就学期間などを事前に確認しておきましょう。
卒業生ビザを申請する際には、所定の英語力を証明する必要があります。2025年8月7日以降に受験した英語テストについては、IELTSやPTE Academicのほか、複数のテストが認められています。
主な最低スコアは以下のとおりです。
| 英語テスト | 総合スコア | 各技能の最低スコア |
|---|---|---|
| IELTS Academic / General Training | 6.5 | 各5.5 |
| PTE Academic | 55 | Listening 40 / Reading 42 / Writing 41 / Speaking 39 |
英語テストの結果は、原則としてビザ申請日の直前12カ月以内に取得したものである必要があります。
なお、テストの種類や受験日によって適用されるスコア基準が異なるため、申請前にはオーストラリア内務省の最新情報を確認しましょう。詳しくは、オーストラリア内務省の卒業生ビザ公式ページをご確認ください。
卒業生ビザの具体的な条件や、学校・コース選びの注意点については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
卒業後の進路を見据えて学校・コースを選びませんか?
卒業生ビザの取得条件は、年齢や学歴、取得する資格などによって異なります。エミクでは、将来の就労やビザも考慮しながら、一人ひとりに合った留学プランをご案内しています。

卒業生ビザなどでオーストラリアに滞在している間に、就労経験や資格、英語力などを身につけることで、次のビザを検討できるようになります。永住権につながる主な選択肢としては、ポイント制の技能系ビザや、雇用主のスポンサーを受ける就労ビザなどがあります。
ここでは、留学後に検討されることの多い主なビザをご紹介します。
技能独立永住ビザ(Skilled Independent visa/サブクラス189)は、雇用主や州政府からのスポンサーを必要とせず、申請者自身の技能や経歴をもとに永住権を目指すビザです。
申請には、対象となる職業リストに掲載された職業を指定し、適切なスキルアセスメントを受けることなどが必要。また、年齢や英語力、学歴、職歴などに応じてポイントが計算されます。ポイント制のビザでは、EOI(Expression of Interest/関心表明)を登録し、招待を受けた後にビザを申請する流れとなります。
申請に必要な最低ポイントは65点です。また、招待を受ける時点で45歳未満であることも条件です。実際に招待されるために必要なポイントは、職業や招待状況などによって異なります。
技能指名永住ビザ(Skilled Nominated visa/サブクラス190)は、オーストラリアの州・準州政府から指名を受けて申請する永住ビザです。189と同様にポイント制で、対象職業やスキルアセスメント、英語力、年齢などの条件を満たす必要があります。州政府から指名されると、ポイントが5点加算されます。
ただし、州や準州によって対象職業や指名条件が異なり、居住・就労に関する条件が設けられる場合もあります。そのため、希望する職業だけでなく、どの州で就労したいかも含めて検討することが重要です。
技能地方就労暫定ビザ(Skilled Work Regional (Provisional) visa/サブクラス491)は、指定された地方地域で生活・就労することを前提とした、5年間有効の暫定ビザです。
州・準州政府からの指名、または対象となる親族からのスポンサーを受けることで申請を目指せます。対象職業、スキルアセスメント、英語力、ポイントなどの条件を満たす必要があります。ポイント制では、州・準州政府からの指名または対象となる親族のスポンサーによって15点が加算されます。
491ビザを取得すると、指定された地方地域で生活・就労・就学ができます。さらに、所定の条件を満たすことで、永住ビザである技能地方永住ビザ(サブクラス191)を申請できる可能性があります。
技能地方永住ビザ(Permanent Residence (Skilled Regional) visa/サブクラス191)は、対象となる地方地域の暫定ビザを保有していた方が、所定の条件を満たした場合に申請できる永住ビザです。
491ビザなどの対象ビザを少なくとも3年間保有し、ビザに付された条件を遵守していることなどが求められます。申請時には、対象期間の税務関連書類など、所定の証明書類を提出する必要があります。491ビザを取得しただけで自動的に永住権を得られるわけではなく、191ビザの申請条件を別途満たす必要があります。
技能需要ビザ(Skills in Demand visa/サブクラス482)は、オーストラリア国内の雇用主が、必要な技能を持つ人材を海外から採用するための一時就労ビザです。2024年12月に、従来のTemporary Skill Shortage visaからSkills in Demand visaへ制度が変更されました。
主な申請条件は以下の通りです。
Core Skills streamでは、原則としてCore Skills Occupation List(CSOL)に掲載された職業が対象となります。482ビザは一時的な就労ビザですが、条件を満たす場合には、雇用主指名永住ビザ(サブクラス186)などを通じて永住権を目指せる可能性があります。
雇用主指名永住ビザ(Employer Nomination Scheme visa/サブクラス186)は、オーストラリアの雇用主から指名を受けて申請する永住ビザです。
主な申請ルートには、Temporary Residence Transition streamとDirect Entry streamがあります。
Temporary Residence Transition streamでは、原則としてサブクラス457または482ビザなどの対象ビザを保有し、申請前3年間に合計2年以上、対象となる雇用主のもとでフルタイム就労していることなどが条件となります。さらに、雇用主からの指名や英語力など、所定の要件を満たす必要があります。
どちらのルートを検討できるかは、職歴や保有ビザ、職業、雇用主の状況などによって異なります。
パートナービザは、オーストラリア市民、永住権保持者、または対象となるニュージーランド市民の配偶者・事実婚パートナーが申請できるビザです。オーストラリア国内から申請する場合、一般的には一時パートナービザ【820】と永住パートナービザ【801】を同時に申請します。
主な申請条件は以下の通りです。
一時パートナービザ【820】は、永住パートナービザ【801】を取得するための最初の段階となります。通常、最初に申請してから2年が経過した後に、永住パートナービザの審査が行われます。ただし、関係の継続期間や申請者の状況によっては、異なる扱いとなる場合があります。
パートナービザは、学校で学んだ分野や就労経験とは別の要件に基づくビザ。パートナーとの関係や個別の事情に応じた確認が必要となります。
オーストラリアの技能系ビザでは、申請するビザの種類によって対象となる職業が異なります。オーストラリア内務省が公開する職業リストには、主に以下の4種類があります。
これらのリストがすべてのビザで共通して使用されるわけではありません。例えば、482のCore Skills streamや186のDirect Entry streamではCSOLが関係しますが、189・190・491などでは別の職業リストや制度上の指定が適用されます。また、186のTemporary Residence Transition streamには職業リストが適用されません。
職業リストに掲載されていることだけでビザ取得が認められるわけではなく、学歴や職歴、英語力、スキルアセスメント、雇用主や州政府からの指名など、ビザごとに定められた条件を満たす必要があります。
永住権を目指す留学生にとって、希望する職業と対象ビザの関係を早い段階で把握しておくことは、学校・コース選びにも関わる重要なポイントです。
詳しくはオーストラリア内務省の職業リストをご確認ください。

オーストラリアで永住権を取得するためには、ビザの条件を理解するだけでなく、希望する職業に必要な資格や経験を身につけ、計画的に進路を考えていくことが大切です。
ここでは、留学情報センター「エミク」を通して留学し、その後オーストラリアの永住権を取得された方の事例をご紹介します。
今回は、「エミク」を通してオーストラリアの看護の大学を卒業した方から、ついにオーストラリアの永住権を取得したとの嬉しいご報告を受けました!
もともと日本では看護師として従事していた彼女は、オーストラリアで語学学校に通うところからスタートし、英語スキルを学習した後、オーストラリアのネイティブも通う看護大学に見事入学を果たします。日本での経験を活かしながらも一から真摯に看護を学び、全ての課程を修了した後は卒業ビザを取得。心意気も新たに再び看護師として働き、オーストラリア国内での就労経験を積まれました。
そして、その卒業ビザ期間中に希望の会社からスポンサーを経て、見事オーストラリアの永住権を取得されたのです。
英語力アップからスタートし、たとえ遠方でも希望する専門大学に通うなど、最終目標に向かってひたむきに努力を続けられたことがオーストラリアの永住権取得につながったようです。
彼女の成功例のように、オーストラリアの永住権を取得するためには時間を無駄にせず、出発地点から計画的にオーストラリア生活を過ごすことが重要。留学生活の楽しさだけでなく、将来のビジョンを描いた上で入念にプランを練り、より充実した留学期間を過ごしましょう。
エミクでは、看護以外にも、教育、チャイルドケア、会計、調理、大工など、さまざまな分野で学んだ方の永住権取得をサポートしてきました。
これまでの事例には、以下のようなものがあります。
| 留学・進学内容 | 卒業後の主な流れ |
|---|---|
| 看護大学(3年) | 485 → 482 → 雇用主指名永住ビザ 186 |
| 高校教師の大学院(2年) | 485 → 州政府指名永住ビザ |
| チャイルドケア関連の大学院(2年) | 485 → 州政府指名永住ビザ |
| 会計大学院(2年) | 485 → 482 → 雇用主指名永住ビザ 186 |
| 調理専門学校(2年) | 485 → 482 → 雇用主指名永住ビザ 186 |
| 大工専門学校(2年) | 485 → 州政府指名永住ビザ |
また、チャイルドケアの専門学校を卒業後、卒業生ビザを経てパートナービザ(サブクラス820・801)を取得された方もいます。
このように、永住権に至るまでの道のりは一人ひとり異なるもの。取得した資格や職歴、年齢、英語力、卒業後の就労先などによって、検討できるビザも変わります。
個別の成功事例と同じ学校やコースを選べば、同じ結果になるわけではありません。しかし、留学前から将来の職業やビザを考え、必要な資格や経験を計画的に身につけていくことが大切だということが分かります。

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