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チャイルドケアコースからのキャリア構築ガイド

オーストラリアのチャイルドケア分野は、深刻な人材不足を背景に、世界的にもキャリアチャンスの大きい業界として注目されています。また、オーストラリア留学生にとっては、学びながら将来のキャリアを築き、永住権も視野に入れられる魅力的な分野。

しかし、「チャイルドケアコース卒業後にどんなキャリアがあるの?」「オーストラリアのどのビザを目指せばいい?」など調べるべきことも多く、どれが自分に合っているのか迷ってしまう方も多いはず。

そこで今回は、シドニー市内にオフィスを構える日系留学エージェント「アイエス留学ネットワーク」が、オーストラリアにおけるチャイルドケア分野の進学ルートやビザ要件を分かりやすく整理し、代表的なキャリアパスを年代・経験別に紹介します。

「どうすればオーストラリアでチャイルドケアの仕事を続けられるの?」「永住につながるルートはどれ?」といった疑問をお持ちの方に、最適なスタートを切るためのロードマップをお届けします。

また、ここオーストラリアで30年以上、日系留学エージェントとしてサポートを続けてきた「アイエス留学ネットワーク」では、オーストラリアの永住権・長期滞在を目指す方に向けた日本語での相談窓口を受付中。スタッフ自身がオーストラリア政府登録の移民代理人(MARN)の資格を持っています。

オーストラリア政府登録の移民代理人(MARN)資格を持つ日本人スタッフによる、日本語でのビザ相談サービスは、オーストラリアの永住権取得を目指している方をはじめ、オーストラリアでの学生ビザ・ワーキングホリデービザのその後の選択肢に悩んでいる方、オーストラリアに住むパートナーとの将来を見据えてビザの可能性を探っている方、オーストラリアで腰を据えて働くための就労ビザやスポンサー制度について詳しく知りたい方など、多様なニーズに対応。留学からビザまで、登録移民代理人と連携しながらサポートを行い、複雑なビザ制度についても丁寧にわかりやすくご案内します。

チャイルドケア分野の代表的なキャリアパス

1. 35歳以下・職歴が少ない方におすすめのルート

卒業生ビザ(SC 485)→ 就労ビザ(SC 482)→ 永住権(SC 186)

最も留学生に人気のある、王道ともいえるルートです。

  • Step 1:卒業生ビザ(Subclass 485)を取得
    Diploma 以上の資格を取得し、2年以上の就学条件を満たすことで申請が可能。最大18か月間の滞在が許可され、就労・就学の制限もありません。この期間に現場でフルタイム経験を積むことで、次のビザへのステップが開けます。
  • Step 2:就労ビザ(Subclass 482)へ移行
    職場からスポンサーが得られれば、482ビザへの申請が可能。ここでは 12か月以上のフルタイム職歴が求められます。
  • Step 3:雇用主ノミネート(Subclass 186)で永住へ
    482ビザで2年以上勤務すると、186ビザで永住申請が可能です。

この流れでオーストラリア永住を目指す留学生が最も多いのが現状です。

※ただし 485ビザは36歳未満の年齢制限あり。早い段階での計画的な行動がポイントとなります。

2. 職歴がある程度ある方におすすめのルート

就労ビザ(SC 482)→ 永住権(SC 186)

すでに一定の経験を持つ方は、よりスムーズなルートも選択できます。

  • 12か月以上のフルタイム職歴があれば直接、就労ビザ(Subclass 482)を取得
    卒業生ビザを経由する必要がなく、すぐに就労ビザ申請が可能。特に日本国籍の方は、482ビザの申請時にスキルアセスメントが不要という大きな利点があります。
  • 就労後2年以上で雇用主ノミネート(Subclass 186)申請へ
    482ビザでの勤務が2年以上あると、186ビザで永住申請ができます。

今あるキャリアを中断したくない方に特におすすめです。

3. 教育者として永住を目指したい方におすすめのルート

Bachelor進学 → スキルビザ(SC 189 / 190 / 491)

より専門性を高め、教育者としてキャリアを築きたい方に適したルートです。

  • Bachelor取得で、オーストラリアでのTeacher登録が可能に
    Early Childhood(Pre-primary School)Teacher として登録することで、幅広い職業オプションが開けます。給与水準もチャイルドケアのEducatorより高めです。
  • スキルビザ(Suclass 189 / 190 / 491)へ申請可能
    英語力要件は高くなりますが、雇用主に依存しない独立系ビザを狙えるのが最大のメリット。
    189ビザ:永住権(ポイント制・スポンサー不要)
    190ビザ:州ノミネーション永住権
    491ビザ:地方州ノミネーション(最長5年・永住への道あり)

「将来は先生として国際的に長く働きたい」「雇用主スポンサーに依存せず、自分の力でオーストラリアの永住を目指したい」という方に最適です。

オーストラリアの主要ビザの比較一覧

ビザ種類 滞在期間 年齢 英語力 職歴
卒業生ビザ
(SC 485)
最大18ヶ月 36歳未満 IELTS 6.5(各5.5以上)PTE 55(L40/R42/W41/S39) 不要
就労ビザ
(SC 482)
1〜4年 制限なし IELTS 5.0(各5.0以上)PTE L33/R36/W29/S24 12ヶ月以上
永住権
(SC 186)
永住 45歳未満 IELTS 6.0(各6.0以上)PTE L47/R48/W51/S54 2年以上(TRT)または 3年以上(DE)

チャイルドケアコース卒業者の声

チャイルドケアを学び、現場で活躍する卒業生2名のリアルな声をご紹介! 学校選び、授業の雰囲気、課題の量、実習、就職の流れまで、これから学ぶ方が気になるポイントが満載です。

TAFE Bachelorコース卒業:Fさん

「ワーホリの延長で、もう少しオーストラリアにいたい。そう思ったのが進学のきっかけでした。TAFEを選んだ理由は、大学より費用が抑えられていたからです。TAFE卒だと仕事が見つかりやすいと聞いたこともあり、結果的にスムーズに仕事が見つかりました。

英語に自信がなくて本当に不安で、最初の課題は正直キツかったです。入学当初はついていけるかなと毎日思っていました。でも、TAFEには英語サポートがあって、授業後に毎回相談できました。おかげで課題の書き方も理解でき、卒業する頃にはライティング力が確実に伸びたと感じます。

実習はとにかく忙しい。課題も多いし、タイムマネジメントが求められます。でも、学校が希望する園を交渉してくれたおかげで、やりたい園で実習することができました。しかも、実習中に2つの園から『うちで働かない?』と声をかけてもらったんです。これが本当に嬉しくて、頑張ってよかったと思えました。

何より、子どもたちの笑顔がすべてのご褒美です。出勤すると、子どもたちが駆け寄ってきてくれて、あの笑顔のパワーが、本当にすごい。保護者の方からの信頼を感じる瞬間も、この仕事を選んでよかったと心から思えます。

今はインクルーシブ教育に興味があり、もっと勉強を続けたいと思っています。卒業後はEarly Childhood Teacherとしてフルタイム勤務中です。実習の時期に苦労したプログラミング(カリキュラム作成)も、今ではスラスラできるようになりました。次はinclusive / special needsの分野に進んで、子どもたちの多様なニーズにもっと寄り添える存在になりたいと思っています」

KCA卒業:Tさん(Diploma→卒業生ビザ→フルタイム勤務)

「もともと多文化な環境に憧れがあり、ここで幼児教育を学んでみたいと思ったのがきっかけでした。KCAはチャイルドケアに強い学校だと聞いていて、実際に授業トライアルを受けた際に雰囲気がとても良かったことから、ここならやっていけると感じました。

日本では保育の経験はありませんでしたが、KCAではチャイルドケアだけでなくオーストラリアの歴史やファーストエイドなど、思った以上に幅広い内容を学べました。こんなに多くの知識が必要なんだと驚いたのを覚えています。

クラスは少人数で、先生がとても協力的。はっきり説明してくれるので理解しやすく、困ったときは気軽に質問できる雰囲気です。クラスメイトは韓国・インドネシア・中南米など本当に多国籍で年齢も20〜30代と幅広いですが、みんなでコーヒー休憩をしたりして、すぐに距離が縮まりました。

実習は正直大変でした。働いていた園で実習する日もあり、ratioに入るとやらなければいけない実習タスクが進まなくて焦ることもありました。課題が重なる時期は、毎週末ほぼ図書館で過ごしていましたが、現場で学んだことが課題とつながった瞬間は、わかってきたかもと手応えを感じられました。

卒業後は、そのまま実習先だった園でフルタイムとして働きました。学校で学んだEYLFは、想像以上に毎日使う知識で、授業で学んだことが本当に役立っています。子どもたちが笑ってくれる瞬間や、昨日できなかったことが今日できるようになった時は、この仕事を選んでよかったと自然に思えます。

今はチャイルドケアワーカーとしてもっと経験を積みながら、オーストラリアの永住権取得を目指しています。これからも子どもたちの成長を支えられる存在になれるよう、しっかりステップアップしていきたいと思っています」

メルボルン:Sさん

「もともとはワーホリで1年だけ滞在する予定でしたが、オーペア先の家族との良い出会いとコロナ禍の影響でセカンドビザを取得し、引き続き滞在することにしました。学校選びでは立地と学費を重視し、最も費用が抑えられる学校を選びました。

語学学校は初めてで英語力にも不安がありましたが、日本での3年間の中高教員経験と、オーストラリアでの2年間のオーペア経験から、幼児教育への興味が強まり学びを始めました。5〜7歳の子どもと関わる中で幼児教育や日本との教育の違いに関心が深まり、互いのメリット・デメリットを考えられるようになったと思います。

学習中はコロナ禍で先生の入れ替わりやロックダウンによるZoom授業も経験し、多国籍のクラスメイトとロールプレイやグループ作業に取り組みました。プレイスメントではeducatorと同様の業務を担当し、子どもごとに異なるルーティーンに対応しながら実践を積みました。アセスメント提出前は深夜まで作業し、バイトの休憩時間も勉強していたほどです。

Cert3のプレイスメント後、そのままデイケアに採用され、現在もフルタイムで勤務しています。授業で練習した保護者対応や声掛けが実務でそのまま活かされ、0〜5歳の子どもの成長を見守り、保護者と共有する喜びや人との繋がりを実感しています。

今後はオーストラリアの永住権取得を目指しており、取得後はECT資格にも挑戦したいと考えています」

一人ひとり異なる将来のキャリア像を見極めよう

年齢・学歴・職歴・英語力・将来のキャリア像によって、最適なルートは大きく異なります。特にオーストラリアの移民制度は頻繁に変更されるため、早めの情報収集と計画的な準備が成功のカギ。

「アイエス留学ネットワーク」では、登録移民エージェントがあなたの状況を詳しくヒアリングし、最短ルート・最適ルートをご提案します。気軽に相談窓口を訪ねてみましょう!

あなたのオーストラリアでのキャリアが、確実に前に進むお手伝いをしてくれますよ。

オーストラリア永住権・長期滞在ビザに関する日本語相談サービス

「アイエス留学ネットワーク」の窓口で、オーストラリア政府に登録された移民代理人(MARN)の資格を持つ日本人スタッフによる、日本語でのビザ相談サービスがスタートしました!

ビザ相談サービスの担当者は、以下の日本人の移民代理人2名。

  • Hiromu MAEDA(MARN 2518839)
  • Maki MUTO(MARN 2518908)

「オーストラリアのビザのこと、聞きたいけど英語での相談はちょっと不安…」という方も、すべて日本語で相談できるから安心。また、「アイエス留学ネットワーク」のビザ相談サービスは、オーストラリアのビザ申請をすぐに考えている方はもちろん、「まだ先の話だけど、ちょっと話を聞いてみたい」「自分に合ったビザの選択肢を知りたい」という方にもおすすめです。

よく相談のあるオーストラリアのビザ

  • オーストラリアの永住権(Permanent Residency)
  • 雇用主スポンサー・ビジネススポンサー(例:Subclass 482、Subclass 186、Subclass 494など)
  • スキルビザ(例:Subclass 189、Subclass 190、Subclass 491など)
  • パートナービザ(Subclass 820/801、Subclass 309/100など)
  • 卒業生ビザ(Subclass 485)など

オーストラリアのビザ相談サービス 3つの特徴

  1. 日本語で相談OK
    英語に自信がない方も、日本語で安心してプロに相談できます。
  2. 信頼のプロフェッショナルが丁寧に対応
    オーストラリア政府登録の移民代理人(MARN)資格を保有するスタッフが、正確で最新の情報をもとにサポートします。
  3. 留学サポート経験を活かしたアドバイス
    これまで多くの日本人留学生をサポートしてきた「アイエス留学ネットワーク」が、あなたのバックグラウンドに合った現実的なビザプランを一緒に考えてくれます。

「まだ申請する段階ではない」「何から始めればいいかわからない」といった方も、大歓迎!

ビザに関する不安や疑問が少しでもある方は、将来の選択肢を整理したり、今後のライフプランやキャリア形成に向けた第一歩として、まずは気軽に相談してみませんか?

オーストラリア留学のことなら「アイエス留学ネットワーク」へ


「アイエス留学ネットワーク」のカウンセラーのChikaさん

オーストラリアのビザ相談窓口を新たに設け、オーストラリアで生活する日本人を万全の体制でサポートする「アイエス留学ネットワーク」。

カウンセラーは全員、留学生一人一人にマッチするオーストラリアの学校を紹介してくれるベテラン揃いで、ビザのことはもちろん、さらに英語力を伸ばしたい方、現地企業での就労経験を積みたい方、留学を帰国後の就活を活かしたい方、オーストラリア永住権を取りたい方など、やりたいことや目標に合わせて、留学プランの見直しから学校コースの紹介、インターンの手配など、親身になって相談に乗ってくれます。

オーストラリアで自分に合った学校やコースを探すなら、アイエス留学ネットワークにお任せ!

担当:Chika
電話:(02) 9268 0933
SMS:0403 570 132
問い合わせフォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S57734701/

経験豊富なカウンセラーが揃う「アイエス留学ネットワーク」

「アイエス留学ネットワーク」は、オーストラリア留学の手配は約3万人、オーストラリア全土にある100校以上の学校関係者とのネットワークによる最新情報や、カウンセラーが直接ミーティングした内容で、その人にマッチした学校を紹介しています。

利用者の75%はリピートや紹介というほど、スタッフのカウンセリングとサポートが手厚いと人気。

日本人学生のキャリアアップに繋がるオーストラリア留学、彼らの人生に影響を与えられるような留学を用意することを使命に、細く長く質を重視して、学生一人ひとりに時間をかけ真摯に向き合っていくことを至上としている、ファミリーのような留学エージェントです。

視察で選り抜きの学校だけを紹介

「アイエス留学ネットワーク」が紹介するオーストラリアの学校は、毎年定期的に学校の環境や状況、担当者の人柄などを視察した上で選び抜いた学校ばかり。訪問数は1年で100回以上。既存の学校だけでなく、新規開拓のため新しい学校も見に行きます。

学校選びのポイントは、問い合わせからお客さまが求めているものを知り、「希望にぴったりと合った学校なのか」「きちんとした教育を施しているか」などをじっくり検討すること。「儲け」に走っておらず本来の教育の場として信頼に足る学校を、留学エージェントとして責任を持って紹介します。

アットホーム度No.1の留学カウンセラーたち

「アイエス留学ネットワーク」ではフルタイムのカウンセラー4名が、オーストラリア留学を希望する全ての年齢層に対応しています。利用者の年齢は幅広く、18歳~60歳まで誰でも気軽に相談できるのが魅力です。

学校相談だけでなく、人生相談に乗ってくれるほど人情味のあるカウンセラー陣。無料のカウンセリングを通して相談者のやりたいことや希望、将来の夢、リクエストなどを聞き、その人だけに向けたプランをカスタマイズしていきます。

目指す将来のためのプラン作成はオーストラリア留学において最も大事なことの一つ。だからこそ「アイエス留学ネットワーク」のカウンセラーは、ありきたりの学校や大学を紹介するのではなく、すべての希望を聞いた上で「あなただからこそマッチする学校」のために手段を尽くして探してくれるんです。

さまざまなキャリアと経験を持つ個性豊かなスタッフ。数あるオーストラリアの学校の中からとことん選び抜き、勉強方法からメンタルのサポートまでとことん付き合ってくれたり、人生相談にも乗ってくれる親しみやすいカウンセラーたちに、いつでもご相談くださいね!

「アイエス留学ネットワーク」の魅力・おすすめコースなど

留学プランや各学校に関するご相談・お問い合わせ

担当:Chika
電話:(02) 9268 0933
SMS:0403 570 132
問い合わせフォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S57734701/

アイエス留学ネットワーク


所在地:Suite 103, Level 1, 379-383 Pitt Street, Sydney NSW 2000
電話番号:(02) 9268-0933 (日本語対応)※日本からは0120-974-933
E-Mail:chika@study-au.com

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