「海外の大学って、学費が高いんじゃない？」

そう思っている方にこそ知ってほしいこと。じつは、世界的に高い評価を受けながらも学費が比較的手頃で、実践的な教育が受けられる大学群がオーストラリアにあります。

それが、いま世界で注目を集める「THE ヤングユニバーシティランキング上位校」にランクインしている大学。日本ではまだあまり知られていませんが、世界の教育シーンでは「次世代の名門」として急速に存在感を高めている大学群です。

【THE ヤングユニバーシティランキングとは？】
Times Higher Education（THE）が、設立50年以下の「若い大学」を対象に発表する世界的権威のあるランキング。若いからこそ実現できる柔軟な教育モデル・最新設備への投資・産業界との連携が評価のポイントです。

今回は、オーストラリアにある「THE ヤングユニバーシティランキング上位校」について「iae留学ネット」がご紹介します。

目次

1. THEヤングユニバーシティランキング上位の注目校
2. ① UTS（シドニー工科大学）
3. ② University of Wollongong（ウーロンゴン大学）
4. ③ Queensland University of Technology（クイーンズランド工科大学）
5. ④ RMIT University（RMIT大学）
6. ⑤ Curtin University（カーティン大学）
7. まとめ
8. 「iae留学ネット」とは

THEヤングユニバーシティランキング上位の注目校

Times Higher Education（THE）が、設立50年以下の「若い大学」を対象に発表する世界的権威のあるランキング「THE ヤングユニバーシティランキング」。その上位にランクインする大学は「高ランキング ✕ 低学費 ✕ 実践的教育」が揃っています。

• 伝統校と同等以上の教育品質なのに学費が大幅に安い
• 最先端設備と現場直結のカリキュラムで実践力が確実につく
• 企業連携・インターンが豊富で、就職に圧倒的に強い
• 急成長中の大学だから、卒業時のブランド価値がさらに上がる

世界ランキング上位の大学で学びたい方はもちろん、オーストラリアのG8に匹敵する教育を低コストで受けたい方も満足できる教育の質が大きな魅力。実践力をつけて就職で差をつけたい、就職実績が確実な大学を選びたいという方も、THE ヤングユニバーシティランキングの注目校なら充実したキャンパスライフを送れるはず。

そんな「THE ヤングユニバーシティランキング」のオーストラリア国内のランキング注目校はこちら！

① UTS（シドニー工科大学）｜世界11位

• シドニー中心部に位置し、1,000社以上の業界パートナーによる実践教育を取り入れている
• 卒業生就職率は95％以上
• 人気コース：IT、ビジネス、看護、エンジニアリング、会計、マーケティング

ニューサウスウェールズ州のシドニーにキャンパスを構えるシドニー工科大学（通称：UTS）。世界大学ランキングの「50年以内に設立された学校部門」にてトップ10にランクインし、特にIT、コンピューターサイエンスやエンジニアリングはオーストラリアトップクラス。シドニー中心部にメインキャンパスが存在する唯一の大学としてロケーションも抜群に良く、国際的なビジネスシーンで即戦力になれる教育を実施。

定評のあるビジネス学部のみならず、建築学や工学部、看護・医療系のプログラム、コミュニケーション、コンピューターサイエンスはオーストラリアトップクラスの高評価。オーストラリア工科大学ネットワークに加盟する大学の一つでもあり、オーストラリアの他州の工科大学と提携してオーストラリア国内の工業系発展に尽力しています。

どの学部も、卒業後に即戦力として使えるスキル習得重視のカリキュラムが組まれた授業を進め、卒業後の雇用率で高い評価を受けているのも大きな特徴。そのため、留学生だけでなく地元オーストラリアの学生も数多く進学します。

「主要企業との共同研究実績」に加えて「雇用者の評価」「卒業生の活躍」「企業などの学内採用活動」「卒業生の就職率」の5つの評価項目を基にした「QS Graduate Employability（雇用可能性）」世界ランキング2020年度に69位、オーストラリア国内では7位にランクインしていることからも、オーストラリア国内外の雇用面で非常に高い評価を得ていることが伺えます。

② University of Wollongong（ウーロンゴン大学）｜世界16位

• 世界的にも評価される研究力を持つ若手総合大学
• 海沿いの落ち着いたキャンパスで、留学生サポート満足度が高い
• 人気コース：看護、IT、ビジネス、会計

太平洋が一望できるビーチと緑豊かな山岳地帯の中間に位置するのが、ウーロンゴン大学（University of Wollongong）。ウーロンゴンは閑静な環境ながら、シドニーへの直通電車もある便利な都市。オーストラリアならではの自然と都市部が融合した学校で、ノースウーロンゴン駅と大学の間は無料シャトルバスも運行し、専門的な勉強はもちろん、マリンスポーツなども楽しめるキャンパスライフを送ることができます。

ウーロンゴン大学の教育の質の高さは、教育水準の高さで知られるオーストラリアの中でもトップレベル。世界ランキングは162位＆オーストラリア国内で12位（QS世界大学ランキング2024）と、じつは日本の慶應大学や早稲田大学よりも上位にランクインしています。その教授法と学生の満足度、研究実績などでも、世界的に高く評価される名門大学です。

オーストラリア政府が実施するLearning and Teaching Performance Fundにおいても最高評価を受け、IT、ビジネス、法律、教育学、工学、医学など需要の高い学科はほとんど網羅。他にもオーストラリアにまつわる学問、ジェンダー学、音楽パフォーマンス、グラフィックデザイン、栄養学など多種多様なコースから自分に合った学科を選ぶことができます。

また、複数の資格学科を同時に受けて卒業するデュアルディグリーのコースや、同一学科を2つ専攻するダブルメジャーも推奨され、より高い知識レベルの習得を目指すことも可能。特にビジネス、医療関連、教育関連コースの質の高さには定評がありながら、必要な英語力の基準がオーストラリアの他の大学より比較的低く設定されています。

国外からの留学生の受け入れにも積極的で、70カ国以上から入学する留学生をしっかりとサポートする体制が整い、多国籍のフレンドリーな学習環境が整っています。海外留学が初めてという方でも、留学生サービスを利用することで勉強のモチベーションを維持することができるでしょう。

③ Queensland University of Technology（クイーンズランド工科大学）｜世界17位

• 2032年ブリスベン五輪プロジェクトへの参加機会もある大学
• 実践型・産業直結のイノベーティブな教育を実施
• 人気コース：ビジネス、IT、看護、クリエイティブ産業

クイーンズランド州のブリスベンにキャンパスを構えるクイーンズランド工科大学（通称：QUT）。ビジネススクール（大学院）で世界上位1％のみの選ばれた学校に与えられるトリプルクラウンに輝き、ビジネスはもちろん、看護学、教育学にも強く、各コースは理論と実践のバランスに優れています。クイーンズランド州の教員の7割が同大学の卒業生。

AIやサイバーセキュリティをはじめ、コンピューティング、情報システム、統計学、数学など幅広い高度知識を体系的に学べるため、デジタル領域を包括的に習得できるカリキュラムが整っています。キャンパスには高性能コンピューティング設備、ロボティクス研究センターなど最新の研究環境が整備されており、最先端領域に触れながら学べるのも大きな魅力。さらに、学生コミュニティ「QUT BANDS」を通じて、データサイエンスやビジネス分野の学生と業界が交流する機会も多く、キャンパス内外で実践的なネットワークづくりが可能。

学びの中心には、企業連携型プロジェクトとリサーチプロジェクトがあり、コースの一環として教員がマッチングした企業案件に参加できます。実際のクライアントとの打ち合わせやプロジェクトマネジメントを経験しながら、現場で即戦力となるスキルを養える点はQUTならでは。過去には40件以上の実在企業とのプロジェクトが実施され、希望専攻に応じて最適なテーマが割り当てられるため、キャリアに直結した実践経験を積むことができます。

また、キャリアサポートも非常に手厚く、Industry Projectをはじめとした企業連携プログラムに加え、キャリアフェアや学校主催の就職支援イベントも積極的に開催。学び・実践・就職支援が三位一体となった環境で、学生は確かなスキルとキャリアを築くことができます。

④ RMIT University（RMIT大学）｜世界28位

• デザイン・建築・テクノロジー分野で世界的評価されている
• メルボルン中心地で企業連携やインターン機会が豊富
• 人気コース：デザイン、建築、ビジネス

ビクトリア州のメルボルン中心地にキャンパスを構えるロイヤルメルボルン大学（通称：RMIT）。創立120年以上の伝統を誇り、オーストラリアを代表する大学。メルボルンにはシティ、ブランズウィック、バンドゥーラの3つの主要キャンパスを構え、さらにベトナムにもキャンパス、スペインには研究施設を持つなど、グローバルに展開する大学として存在感を示しています。

メルボルン市中心部に位置する国際色豊かな総合大学で、もともとは専門学校として設立。その後発展を続け、現在では通訳・翻訳、デザイン、建築、国際ビジネス、教育など多岐にわたる専門プログラムを提供しており、オーストラリア国内外から高く評価されています。前身は職業訓練校であったこともあり、ビジネス、建築、エンジニアのコースが特に強いとされている他、アート・デザイン、コミュニケーション＆メディアスタディも高い評価を受けています。

オーストラリア国内キャンパスでは約35,000人の学生が学士・修士・博士課程、各種サティフィケートプログラムで学んでおり、海外からの留学生も積極的に受け入れています。多様な学生が集う国際的な学習環境の中で、専門性と実践力を磨けることがRMIT大学の大きな魅力。

⑤ Curtin University（カーティン大学）｜世界33位

• 西オーストラリア最大規模、国際キャンパスを展開
• 資源・工学・ビジネスが特に強く、産業界との連携が活発
• 人気コース：ビジネス、看護、エンジニアリング

西オーストラリア州パースにメインキャンパスを構えるカーティン大学。アジア太平洋地域に11のキャンパスを展開し、全校で4万7,000人以上の学生が学ぶ国際的な総合大学です。西オーストラリア州最大規模の教育機関として知られ、メインキャンパスであるベントレーキャンパスはパース市内に位置し、約116ヘクタール（東京ドーム約25個分）の広大な敷地を誇ります。

「カーティン・イングリッシュ」という英語語学コースが併設されており、英語を母語としない学生へのサポート体制が充実しているため、英語力に自信のない方でも安心して学びをスタートできます。オーストラリアの技術系大学ネットワーク ATN（Australian Technology Network）のメンバーでもあり、産業界との強い連携を持つ応用志向の教育が特徴。

ビジネス、工学、自然科学、人文科学、健康科学、農学などさまざまな分野があり、特にビジネスはオーストラリア最大級の規模。もともと工科大学だった背景から工学分野に強みがありますが、今ではコマース、アーツはもちろん、法学部、医学部も新設。現在は800以上の学士・修士・博士プログラムを提供する総合大学へと発展。西オーストラリア州で唯一、アグリビジネスコースを開講。人気の学部にはエンジニアリング、IT、法学、教育学、薬学などがあり、幅広い分野で質の高い教育を受けることができます。

まとめ

このように、オーストラリアの「THE ヤングユニバーシティランキング」上位校は、高い教育品質・手頃な学費・実践重視のカリキュラムという魅力を兼ね備えた、“次世代の名門大学”として世界的に注目されています。

ご紹介したオーストラリアのUTS・ウーロンゴン大学・QUT・RMIT・カーティン大学はいずれも、最新設備と企業連携を強みに持ち、即戦力となるスキルを身につけられる環境が整っている大学。特にITやビジネス、看護、工学など需要の高い分野において高評価を獲得しており、就職率や卒業生の実績も確かなものです。

また、自然豊かな環境と都市の利便性が共存する立地、充実した留学生サポート、国際性あふれるキャンパスなど、学びやすさと挑戦しやすい環境が揃っているのもオーストラリアの大学の特徴。世界基準の教育をコストを抑えて受けたい方、グローバルに活躍する力を身につけたい方にとって、これらの大学は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

世界700の教育機関、1,500校の学校以上と提携するシドニーの留学エージェント「iae留学ネット」では、これらの大学はもちろん、他の大学進学に関するちょっとした相談から出願の手続きまで、すべて無料にてサポート！

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