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オーストラリア 就労ビザ・永住権への具体的なプロセス

ポイント制・雇用主スポンサー・職業リスト・スキルアセスメントを知って、学生ビザのその先を考える

前回の記事では、オーストラリアで就労ビザや永住権を目指す場合、

仕事 → 資格・スキル → 学校・コース → 卒業後の仕事 → 就労経験 → 就労ビザ・永住権の可能性

という流れで考えることが大切だとご紹介しました。

今回は、その中でも特に知っておきたい、ポイント制、雇用主スポンサー、SOL・CSOL、スキルアセスメントについて、整理していきます。

※ビザ制度や職業リストは変更されることがあります。実際に申請する際は、必ず最新の移民局情報をご確認ください。

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永住権には主に2つの進む選択肢がある

オーストラリアの永住権を目指す方法には、さまざまな種類がありますが、大きく考えると、

① ポイント制の永住権を目指すルート

と

② 雇用主からスポンサー指名(就労ビザ・永住権)を受けるルート

があります。

学生ビザで留学し、その後オーストラリアで仕事をして永住権を目指す場合には、卒業後に仕事を見つけ、雇用主スポンサーにつなげていくルートも重要な選択肢の一つです。

ここから、それぞれの仕組みを見ていきましょう。

① ポイント制の永住権を目指すルート

代表的なものが189・190です。

Subclass 189:Skilled Independent visa (技術独立永住ビザ)

Subclass 190:Skilled Nominated visa  (州スポンサー技術独立永住ビザ)

年齢、英語力、学歴、職歴などによってポイントが計算され、まずEOI(Expression of Interest)を提出します。

その後、Invitation(招待)を受けることで、正式なビザ申請へ進みます。

大まかな流れは、

必要な条件を確認
↓
ポイントを計算
↓
EOIを提出
↓
Invitationを受ける
↓
ビザ申請

となります。

EOIとは?

EOIはExpression of Interestの略で、

簡単にいうと、

「このビザを申請したいです。私はこの年齢・学歴・職歴・英語力があります」

という情報を事前に登録するものです。

ここで大切なのは、EOIはビザ申請そのものではないということです。

EOIを提出した後、Invitationを受けることで正式なビザ申請へ進みます。

Invitationとは?

Invitationは、EOIを提出した人に対して、

「正式にビザ申請を進めてください」

という段階です。

つまり、

EOIを提出
↓
Invitationを受ける
↓
正式にビザ申請

という流れです。

「65ポイントあれば大丈夫」ではありません

そして、Subclass 189・190では、Invitationを受けるために少なくとも65ポイントを満たす必要があります。

ただし、

65ポイント=Invitationが必ずもらえる

という意味ではありません。

そのため、

「65ポイント取れるか?」

だけではなく、

「自分の場合、何ポイントまで上げられるのか?」

という視点で考えることも重要です。

ポイントには、年齢、英語力、学歴、職歴などが関係します。

② 雇用主からスポンサー指名(就労ビザ・永住権)を受けるルート

ポイント制とは別に、雇用主からスポンサー・指名を受けるルートがあります。

留学を経由して(特に専門学校経由)就労ビザ・永住権を目指す場合には、多くの留学生にとってより現実的なルートと考えられています。

現在の代表的な就労ビザの一つが、Skills in Demand visa(Subclass 482)です。

Subclass 482は、オーストラリアの雇用主が、必要なスキルを持つ海外人材を雇用するための一時的な就労ビザです。

例えば、留学生の場合、

学生ビザ
↓
学校で必要な資格・スキルを身につける
↓
卒業後に関連する仕事を探す
↓
雇用主からスポンサーを受ける
↓
482などの就労ビザ
↓
必要な条件・就労経験を満たす
↓
186(Employer Nomination Scheme:ENS)などの雇用主指名永住権を目指す

という流れが考えられます。

もちろん、すべての人がこのルートを進めるわけではなく、職業、資格、経験、雇用主、ビザの条件などによって異なります。

ただ、学生ビザからオーストラリアでのキャリアを考える場合には、

Success

「卒業後にどんな仕事に就き、そこからどのような就労ビザにつなげられる可能性があるか」

という視点が重要になります。

SOLとは?

ここで出てくるのが、SOL(Skilled Occupation List)です。

簡単にいうと、SOLは、オーストラリアの技能・就労系ビザについて、どのような職業が対象となるのかを確認するための職業リストです。

ただし、すべてのビザで同じ職業リストを使うわけではありません。

現在は、ビザによって以下のようなリストを確認します。

  • CSOL(Core Skills Occupation List)
  • MLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List)
  • STSOL(Short-term Skilled Occupation List)
  • ROL(Regional Occupation List)

つまり、

SOL=ビザに応じて確認する職業リストの大きな枠組み
CSOL・MLTSSL・STSOL・ROL=それぞれのビザに応じて確認する具体的な職業リスト

と考えると分かりやすいでしょう。

そのため、就労ビザや永住権を考える際には、

「自分が目指す職業は、どのリストに掲載されているのか?」

そして、

「その職業から、どのようなビザを検討できるのか?」

を確認することが重要です。

CSOLとは?

現在のSkills in Demand visa(Subclass 482)には、主に以下の3つのストリームがあります。

  • Core Skills Stream
  • Specialist Skills Stream
  • Labour Agreement Stream

このうち、Core Skills Streamは、オーストラリアで人材不足がある職業について、雇用主が海外・国内の適切なスキルを持つ人材をスポンサーするためのストリームです。

そして、CSOL(Core Skills Occupation List)は、現在のCore Skills Streamで使われる職業リストです。

例えば日本人にも人気の職種である、Chefなどの職業も掲載されています。

ただし、CSOLに職業が載っているだけで482を取得できるわけではありません。

資格や職歴、英語力、給与など、その他の条件も確認する必要があります。

スキルアセスメントとは?

職業リストを確認したら、次に考えたいのがスキルアセスメントです。

スキルアセスメントとは、簡単にいうと、

「あなたの資格・学歴・職歴などが、その職業に必要な基準を満たしているか」

を、指定された審査機関に確認してもらう仕組みです。

例えば、日本でその仕事をしていたからといって、必ずしもオーストラリアの職業基準を満たしているとは限りません。

そのため、

目指す職業
↓
必要な資格・学歴・職歴
↓
審査機関・スキルアセスメントの条件

を確認する必要があります。

なお、スキルアセスメントの要否はビザや職業によって異なります。例えば189・190では、EOI提出前に、原則として nominated occupation のスキルアセスメントが必要です。

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482の就労ビザから186の永住権へは、どのようにつながる?

ここは、就労ビザ(482)を経て、永住権を考える方にとって、特に知っておきたい部分です。

現在の186(Employer Nomination Scheme:ENS)雇用主指名永住権には、複数のストリームがあります。

その一つが、Temporary Residence Transition(TRT)Streamです。

このルートでは、就労ビザ(482)保有者が、雇用主から186(永住権)への指名を受けて、永住権を目指すことができます。

イメージすると、

学校を卒業
↓
関連する仕事に就く
↓
就労ビザ(482)を取得
↓
482(就労ビザ)で必要な就労・その他の条件を満たす
↓
雇用主から永住権(186)への指名
↓
永住権(186)を申請

という流れです。

ただし、「482(就労ビザ)を取得すれば、そのまま186(永住権)を取得できる」という意味ではありません。

186(永住権)申請には引き続き年齢、英語、雇用、職業、就労期間など、ストリームごとの条件があります。

また、雇用主が引き続きその人を雇用する意思があって、186(永住権)の指名を行うことも重要になります。

そのため、482(就労ビザ)を目指す段階から、

「この仕事で482(就労ビザ)を取れるか?」

だけでなく、

「その後、186(永住権)につながる可能性があるのか?」

まで考えておくことが大切です。

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まとめ|「学校の卒業後」まで考えておこう

ここまで見てきたように、オーストラリアで就労ビザや永住権を目指す場合、当然ながら学校を選んで卒業することだけがゴールではありません。

大切なのは、

目指す仕事
↓
必要な資格・スキル
↓
学校・コース選び
↓
卒業後の仕事
↓
就労経験
↓
就労ビザ(482)
↓
永住権(186)の可能性

というように、「卒業した後にどうつなげていくのか」まで考えておくことです。

もちろん、実際にどのビザを取得できるか、永住権につながるかどうかは、職業や資格、英語力、就労経験、雇用主、そしてその時点でのビザ制度などによって変わります。

そのため、「このコースを卒業すれば永住権が取れる」と考えるだけではなく、「この仕事を目指すなら、今の制度ではどのような道筋を考えられるのか」という視点で学校やコースを選ぶことも大切になります。

ジャパンセンターでは、学校名やコース内容だけを見るのではなく、その先にどのような仕事やビザの可能性があるのかも含めて、学校・コース選びを考えるお手伝いをしています。

そして、学校を卒業した後に、仕事や就労ビザへつなげていくうえで、もう一つ知っておきたいのが卒業生ビザ(Temporary Graduate visa: Subclass485)です。

また別のブログにて、この卒業生ビザとはどのようなビザなのか、そしてなぜ学校・コースを選ぶ段階から「卒業後のビザ」を考えておくことが重要なのかについて紹介します。

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ジャパセンは、語学・専門学校紹介・将来のプランニングを得意とする留学エージェント

ジャパセン(弊社)は、長年、留学エージェントとして運営してきています。上記の様な必要な情報を多く兼ね備えていますし、その情報を基に皆さんのご希望に沿った適切な学校ならびにインターンシップ・ボランティアの案内も得意としています。

オーストラリアには、数多くの学校がありますので、「現地での自分の生活スタイルに合う学校どこなのか?」、「どのレベルの英語を目指しているのか?」、「どういった職種を目指しているのか?」ということをポイントに沿った学校/プログラム選びをしていく事も時として重要であると考えます。皆さんのご希望などをお伺いしながら、そのご希望に沿ったプロセスやそれに関連する学校のコースやインターンシップ・ボランティアなどを紹介していければと思いますので、何かあればお気軽にお問い合わせください。

まずは、上記の事をしっかり読んで参考とされるところからスタートすると思います。是非いいオーストラリアでの生活が送れるように目的をしっかりと持って、計画的に進めて下さい。

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